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おはようございます。こんにちは。こんばんは。
それでは、万人幸福の栞、17ヶ条、ラスト2ですね。いきます。
16 己を遠飛び、人に及ぼす
孫起旧人
人は案外浅知恵である。
世の中にたった一つしかない宝を一番粗末にしている。
その宝は己自身である。
昔、あるアフリカ人にカッパを与えた。
雨が降り出すと、それをたたんで脇下に抱え、雨に濡れながら歩いていったという。
着物や金などは大切にする。ケチケチする。
また、人から悪く言われたりすると腹を立てるが、その実、自分自身は一向大切にしておらぬ。
いわゆる保険衛生に注意せず、命を縮めていることについては、ここに記すまでもない。
人は働けば健康である。
怠ければ体は弱る。
それに、何とかして仕事を済まい、うまいものは食べたい、楽はしたいと願う。
これは命を縮めたいということになるのである。
とりわけて、恐れ、怒り、悲しみ、妬み、不足不満の心、それはただに一切の病気の原因になっているだけでない。
生活を不幸にし、事業を不審にするもとであり、己の不幸を招く根本原因であることを知らぬ。
もっとも、己を大切にすることは、自己の個性をできるだけ伸ばして、世のため、人のために働かすことである。
それには、仕事を怠け、研究を怠り、身を惜しんでいてはとてもできることではない。
己の一切を学問に捧げ、事業に傾け、仕事に没頭してこそ、初めて不思議の働きができる。
己の大きな向上、躍進、歓声は、己を虚しくすることである。身を捧げることである。
ここに必ず真の幸福が添うのである。
己を遠飛ぶ心、そのままを人に及ぼしてこそ、世界は尊敬の光に包まれ、愛の自由に潤されて、地上の楽土が出現する。
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己を遠飛ぶの曲は、捧げるにある。
ここに人を遠飛ぶと、己を遠飛ぶと、一助の絶対境地が現れる。
捧げ尽くして、己が亡くなったとき、一切が己となる。天地が己となる。
自大一如、釈迦の絶対境である。人の喜びが、誠の我が喜びである。
世と共に喜び、人の悲しみを我が悲しみとする。
小さい己は、消え失せて、天地と共に生きる、不死永遠の絶対境である。
人生は神の演劇、その主役は己自身である。
人生神劇、宇宙の生命、統一の中心、万象の根源、これを神あるいは仏という。
民族により、宗教により、色々と名称は異なり、見方は違っている。
ただ、一つの宇宙の統一をよく、支配者、主宰者というのである。
しかし、神は有なるもの、説明を超え、死位を絶する、感覚の外にある。
言いようもなく、考えようもない、絶対といい、無限というも、光明無量、また寿命無業、
そうした言葉の末で、その真を尽くし得るものではない。
言えばすでに違う、考えればもうこれと離れる。
万象は神の発見、世界は神の権限。
人は神のせいを受けて現れ、あたかも天界での星のごとく、
小宇宙を成し、小中心を成して、その各々の境において死にいる。
すでに有なる力が現れて万象となり、形を取った力は潜んで有界に統一する。
ゆえに有権一体であり、真実不二である。
この理を実にしたもの、これを真実合一、下脱、献身などと名付ける。
ここまで行き着いて人は初めて真の自由を得る。
自在奔放、心の欲するところに従ってノリを越えない。
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有権に出入し、信心に悠々して、自在ならざるを得ない。
人かと思えば神、神かと思えば人、真実一致である。
ここに人が、見解の主となる意味が成り立つ。
人は生命を神に受けているが、一度生まれれば、各々自生を受けて自由となる。
この自由は、舞台における俳優の自由である。
人生は演劇である。
劇作家、監督、演出、それはただ一人で兼ねて、絶好無比、周到無類。
至らなくもなく、及ばぬ辞書もない。
功も細かに行き届いたものかと恐れている。
その上、批評もし、報酬も与え、賞罰もあるが、公平無し、かつて一度の手落ちもなく、しすぎもない。
この演劇は、悠久の古から永遠の未来にまで踊り続けている。
大規模の幕切れなしの劇である。
全地上が舞台であり、能蘭の海と、緑の丘と、コバルトの空と、背景の美しさ。
花あり、紅葉あり、鳥鳴き、鵜を踊る。
周り舞台には、昼夜の別もない。
その大演劇の主役は、己自身である。
家にあっては父、会社に出ては社員、そして旅行もあり選挙もある。
その時その場をいかに真理の筋書きに合致するように演出しているか。
役者がこの頃怠けているぞ。
いや、得意になりすぎだぞ、名優は言った。
上手い!と拍手されるようなことではダメだ。
時には他人の演ずる舞台の感激の場面もある。
いずれを見ても悲劇、喜劇が演ぜられている。
小説や映画などは、この人生劇の一部を切り取って解説した説明書である。
これを手引きに、地球座人生劇場の真理の芸術を満喫してはいかがであろう。
無料、露天大活劇、心急、喜悲、男女老若、とりどりの大演劇である。
そしてその主役は己自身である。
演出の作法は絶対倫理であり万人幸福の道である。
以上、これで17箇条すべてを終わります。
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それではこれらを聞いて、なるほどと思ったり、わからない人は何回か聞くしかないですね。
あとまた、このから先の後書きもあるんですが、後書き的なのは知りたいという人はコメントやレターなど入れていただければ
また収録します。
それでは、いいねやフォローなどよろしくお願いします。
それではまたねー。