1. 神田大介の経験
  2. 教科書に頼らない
2024-09-18 10:13

教科書に頼らない

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で、そこはやっぱり私の、教科書嫌い。嫌いじゃないですけど、別に。教科書ペラペラめくったりすると発見があって面白いですよね。
何て言うんですか。そういう本当の教科書じゃなくて、強情というかな。強情主義みたいなのが嫌いで、世の中に決まり事っていっぱいあるじゃないですか。
あるいは名文化されていない決まり事を。世の中では空気とか言いますよね。空気っていう日本を覆っているのは空気だというふうに言ったのは山本七平という人ですね。
その山本七平という人がかつてイザヤベンダさんという名前で、日本人とユダヤ人という本を書いたのは山本七平じゃないかというふうに指摘していたのが本田克樹ですね。
本田克樹は面白いですよね。その辺真相は山本の中だったと思いますし、ついにイザヤベンダさんという人は姿を現すことはなかったと思いますけれども、
イザヤベンダさんっていうね。さあ、うんこしようぜみたいな。うんこするぜみたいな意味のそこから取ってんじゃないかと。こんな名前ユダヤ人にいねえよとか言ってて。
知りませんよ。その本田克樹さんの主張ですけれども、面白いなと思いましたね。山本七平さんもだからね、面白いですね。
まあまあともかく空気とかに従うのは私はすごい嫌ですね。大嫌いですね。それから書いてあることが正しいとは全く思ってないです。教科書的なことはね。
っていうかやっぱりその世の中の物事ってそういうふうに誰かがそういうふうに決めたから従うんだっていうふうに動く、理解するっていうことが多くて、私はそれに対して強い疑問を持ってるんですね。
だから例えばほらSDGsとかって馬鹿にされるでしょ。皆さんも鼻で笑ってる人も多いんじゃないですか。SDGsみたいな。
SDGs自体はSDGsを鼻で笑う行為自体が極めて凡庸なんでやめたほうがいいと思いますよ。これはアドバイスなんですけどSDGsってしかしなんでそういうふうに鼻で笑われちゃうかっていうとやっぱりそのあまりに正しすぎるからと思うんですね。
教科書的っていうことじゃないですか。それはやっぱり自分の体験とか自分の頭で考えたこととしてそれが大事なんだっていうふうに理解できないと難しいですね。鼻で笑っちゃうと思うんですよ。
例えば環境問題とか一つ取ったってもう一つ日本でピンとこられてないのってCO2が増えるのは良くないっていうのは理屈では理解されてるんだけれども、じゃあそれが具体的にどういう影響なのかみたいなところに自分の中で考えが至っていないからだと思いますね。
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そうするとそうやって言うと多分ね環境問題に関心が深い方とかはいやいやバカじゃねーのとこれだけ夏めちゃくちゃ暑くてすごい異常な気象とかあってねこれ収録してる時も台風10号が近づいてる時ですけど何言ってんのって話だと思うんですよ。
ただやっぱりそこを結びついてないとなんとかそういう話になれならない。
頭のいい人はそれを本とか読んだだけで自分の中で結びつけられるんですよ。そういう人もいます。
だけど多くの人っていうのはやっぱり自分の体験としてそういうことを理解しないといわゆる腹落ちってやつですよね。
そこには頭がいかないんですよね。
だってまあそれ正直ですよ35度だった気温が38度になったみたいなのってなんていうかあんまりこうねドラスティックな変化じゃないじゃないですかこういうことっていうのがしかし一番実は不に落ちにくいのかなと今本当に価値観がどんどん変わってて結構なことだなと思うことも多いですがねやっぱりその価値観のアップデートみたいなのもちょっとずつちょっとずつでしょ。
で多くの人がそれを教科書を読んでそういうふうに振る舞うっていうことによってなんか世に合わせようとするんですよそれは世の中の空気に合わせてるんですよね。
だから例えばジェンダーとか私はジェンダーの話はずっと好きでまあそもそも母子家庭ですし弁当におかず産品入れろって言ってたね中国の校長の顔とか今覚えてますけど僕はちなみにそれを発言した場所はいないですからね。
校長の顔を知ってるだけですけどそういうようなことっていうのはさすがに今言わないでしょね弁当にお母さん弁当に産品入れなさいまあね言い方を変えて言ってるケースはあると思いますよ職域みたいなことでね。
ただ問題視されるようになったと思いますそれはどんな場面局面であってもどんな集団であってもやっぱり義義は定されるような世の中にはなってきたと思うんですよ。
大変結構なことじゃないですか。
ただねそれをその真にその自分の中で理解できているのと世の中がそれを言うと怒られる風潮になってるからやめようっていうのは大きな隔たりがあると思ってましてでやっぱりそういう傾向が強いなそれ良くないなって思ってるんですよ。
じゃあどうしたらねみんな自分で理解するようになるのかなっていうのを私はずっと考えていてまたやらそうでね申し訳ないんですけどそのいわゆる啓蒙思想と啓蒙主義みたいなことって門を開くっていうねいうのって立派な考え方なんですけれども
学のない人に対してこういうことなんだよっていうことを教えることによってですねその人の知性が上がっていきやすくなるっていうのは大変立派なことだと思うんですがそっちだとちょっと教科書的になりやすいんだと思うんですよね。
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やっぱり自分の体験として自分が本当に考えを巡らせた結果としていろいろな問題を理解するっていうことが決定的に重要だと思っていて。
そこにどうやったら至るのかっていうね。
例えば私は家事を普通にしますけどそれはうちは母子家庭だから仕事をしている人が家事もやってるっていうのは当たり前だったんで別に仕事をしていたら賃金労働をしていたらですね会社員として家事が免責されるっていうことはないっていうことを普通に知ってるわけですよ。
だしそうやって頑張ってる母を見れば多少は協力しようと大したことは何もやってませんよ。
だけど思うのはこれ人間として当たり前じゃないですか。
普通に生きていたら大変ない人がいたら手助けしようとか手を差し伸べようと思うっていうね。
大事なのはこっちでしょ別に教科書にそうやってやることがいいですよって書いてあるから手を差し伸べるわけじゃないんですよ。
でもそうなってませんかね。
なんかその世の中の良いこととかやってはいけないことっていうのは書いてある決まりがあるそういう空気になっているからそれに従うっていう風になってません。
もうわかるんですよ。
だっていちいち世の中の神羅万象について根っこから考えたら疲れちゃいますからね。
そんな時間ないしね。
だけどね時間とった方がいいと思います。
時間あるよ作ればできます。
むしろ逆に考えた方がいい。
なぜそんな風に時間が奪われているのかっていうのをですね考えた方がいいですね。
働いてるよっていう人だとしたら本当にそんなに働かないと生きていけないのかっていうのを問い直した方がいいし。
YouTubeやチックトック見てるよっていう人であればですね。
それマジで必要っていうのはもうちょっと簡単に理解ができると思います。
見ていいんですよ。
見ていいんだけどそれを免罪符としてなんか自分の頭で考える機械とか自分の手を動かす機械とかっていうのを捨ててんじゃないのかっていうね。
捨てた方が楽だからね。
だけどねやっぱりそれは良くないですよ。
人の言っていることにそのまま従うっていうのは極めて良くない。
一番良くないと思います。
それを私はそれこそ小中学校で身をもって体験したのでこうやって話してるし子供にも伝えたいなぁと思ってますね。
世の中なんて本当にそんなもんですからね。
価値観なんてすぐ変わってしまいますし。
もしそこに変わらないものがあるんだとしたら私ダブルスタンダードは全然いいと思ってるんですよ。
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昔言ってたことと今の自分の考えが変わるなんて全く問題ないですよ。
それがアップデートってもんですよ。
ただその自分の根っこにやっぱりこうこれは私の核ですよみたいな価値観っていうのはあった方が良いと思っていて。
それは誰かに与えられるもんじゃないです。
自分の今まで歩んできた人生みたいなのの中から自分で考えるのでそこは人によって違うんですよ。
なんで価値観の衝突が生まれます。
衝突すればいいんですよ。
ただ対話すればいい。
衝突したとしてもこの人はこういう考えに基づいてこうなってるんだって理解できたら許せるんですよ。
許すって偉そうだけどでもそうでしょ。
世の中は許せない人が多いですね。
あいつのやってる価値観っていうのは私には本当に肌に合わないゾッとするような価値観だから叩き潰すっていう考えの人が多い。
それはよくありません。
明確に言う。
それはよくありません。
そんなことでは何も解決しません。
それが私が中学校の教室で学んだことですね。
先生が教えてくれたんじゃありません。
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