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2024-05-13 10:49

リモート収録はパソコンよりスマホです

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また何回かのポッドキャストの話をしていこうかなと思います。
今回はですね、私が仕事としてやっている方のポッドキャストでは、比較的リモート接続をすることがあります。多くありますね。
成り立ちからしてそうだったですね。特派員、各国、日本以外の国で取材をしている記者とつなぐというのが最初のコンセプトだったので、逆に全部リモートだったんですよね。対面でする収録っていうのはなかった。
番組を始めたのが2020年だったんで、コロナ禍だったっていうこともありましてね。
何本か撮ってから、最初はニューヨークとつないで、ニューヨーク、ローマ、モスクワ、シンガポールあたりとつないで、今度は国内でも撮ろうか、東京でも撮ろうかということになったんですけど、コロナ禍だったんで会議室を2つ取って、別々の部屋に話者が入って、対面で収録してないんですよね。
本当に緊急事態宣言が発令されたそんな間もない頃だったんで、人と人とが会ってですね、しかも狭い部屋の中で喋るってのが良くないとされていた時代だったんですよ。覚えてますよね、皆さんもね。
会社とか全然通勤できなかった時期あったでしょ。あの頃なんですよ。なので、基本リモートでしか収録してません。
リモートを何度もやって、我々なりに知見が重なってきたんですが、よく言われるのが、ZoomとかTeamsとか、他にもいっぱいありますよね、ビデオ会議システムね。
Googleのやつもありますし、WebXはAppleでしたっけ。本当は各社それぞれあると思いますが、Zoomが多分コロナ禍で一気に広まったアプリで、マイクロソフトが広げたのがTeams。
この辺がね、皆さんもよく使うビデオ動画システムなんじゃないかなと思いますけど、ビデオ会議システムかな。
音質良くないですね。これもね、慣れみたいなのもあって、テレビの報道番組なんかでも、例えばNHKのニュースなんかでもですね、識者がコメントをするのが本当にオンラインビデオシステムみたいなのが多くなっていて、
正直音質全然良くないんですよね。皆さんが聞いてもそうだと思いますし、私はなおさら気になるんですけど、仕事からね。
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でもそれに慣れたんですよね。慣れたら慣れたでそれでいいんじゃないかと思うので、あんまり音質にこだわりすぎるのは何かなと思いつつ、
ただNHKのニュースのコメントとか本当に長くても30秒とかですよね。1分とかね。短い場合だと10秒とかだってありますよね。
だからそういうのと、短くても30分、長ければ3時間みたいなポッドキャストでは聞きづらさのハードルが違うんですよね。
なるべくやっぱり音質は良いにこうしたことはありませんよね。
プラスですね、考えなきゃいけないことがあって、ビデオ会議みんな慣れましたよね。
コロナ禍で学生さんから社会人、しかもだいぶベテランの方に至るまで、必要に迫られてやむを得ずビデオ会議は必ずみんなやるようになった。
私、会社員ではございませんという方でも、全くやったことがないという人は本当に少ないと思いますし、
PDAなんかもね、会話、通話なんていうのはオンラインシステムでやりました、なんていうこともありますから、本当に広がったなと思います。
なので経験をお持ちなんですよね。
そこでね、ポッドキャストの収録もそれでいいんじゃないかっていうふうに言われがちなんですが、これ違うんですよね。
丸一、パソコンって元々通話用に作られていません。
パソコンはね、私も付き合い長いですよ。
最初に自分で買ったのは1994年。
これはエプソンのNEC互換機、PC486なんとかってやつ買いましたね。
もしMSXをパソコンと言って使えないんであれば、もう本当に10歳とかに差が上っちゃうんで、38年ですか。
MSXはやっぱり気が引けるな。
94年から考えても今が2020、ちょうど30周年じゃないですか。
神田大輔パソコン仕様30年おめでとうございます。
元々パソコンって音を出す装置ないんです。
PC98っていうNECの代表的なパソコン、昔みんなが使ってたパソコンはピポッって音がして、あれビープ音って言いますけど、
ビープ音、ピーとかプーとかっていう音しか鳴らないんです。
サウンドボードっていうのを増設することによってようやく音って出たんですよね。
サウンドブラスターとか使ってた人もいるんじゃないですか。懐かしいですね。
後ろの拡張ボードみたいなところに差し込むんですよね。
そうしないと音出ない。
なぜならパソコンって別に音を出す用途に使うもんじゃなかったからですね。
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今でもDTM、デスクトップミュージックとかっていうので音楽を作るのにパソコンを使うっていうのはよくあります。
Macなんかを使うっていうこともありますけれども、
基本それはパソコンから音を出すためじゃなくて、音を出す機械をコントロールするためにパソコンを使うっていうことであって、
パソコン自体が音を鳴らす必要ないんですよ。
だってあんな平べったいものにいいスピーカーはどうやったって乗りませんから、
最近のパソコンは音もそれなりにちゃんと出ますけどね。
無理がある。
スピーカーっていうのは雑な言い方をしますけど、でかきゃでかいほどいい音は出るわけですよね。
だからコンサートホールとかにあるスピーカーはでっかいでしょ。
なのでパソコンはもともといい音を出すために作られていません。
ただしもちろんさっき言った音楽を作るのにも使われるぐらいゴリゴリにチューンナップすればいい音は出るんですよね。
とりわけビデオ会議っていうのが普通になってからビデオ会議も良い音質でという需要が高まったので、
最近のパソコンだったりパソコンに手軽に付けられるヘッドセットはいい音が出るものもあります。
リモート収録をする場合、みんながそれを使っているとは限らないんですよね。
一般的なポッドキャスターさんでリモートで収録しているという方もたくさんいらっしゃいますね。
その人たちの場合は環境が整っているんですよ。
話者がだいたい固まっているからAさんとBさんとCさんぐらいの2人とか3人とか撮ってますよね。
そうすると、おおむねどういう場合でも基本的に編集や音質に関してのディレクションをするのはAさん。
1人である場合が多いんですけど、たまにありますけどね、両方とも編集をするというパターンもね。
音に詳しい人の方が指示をすれば機材を買い揃えたりとかもできますからいいんですけど、
私みたいに毎回つなぐ相手が違うというパターンだとそういうことはできないんですよ。
相手がどんな機材を持っているかわからないし、知識のレベルも全然違うし、
そもそもポッドキャストを作るということに対してそんなにモチベーションが高くないので、
そういう人たちにも均一にしゃべってもらうということになると、
ビデオ通話システムというかパソコンを介してしゃべるというやり方は全く意味をなさないということになる場合があるんですよね。
なので使いづらいです。
ちなみにスマホを使ってもらうことが多いんですけど、
スマホでiPhoneだったらFaceTime、AndroidだったらLINEでやることが多いんですが、
音質はアプリは音質が良いです。
それはなぜかというと、アプリ自体の性能はどれもそんなに変わらないんですよ。
Io2アプリっていっぱいありますよね。
WhatsAppもそうだし、Telegramもそうだし、SkypeとかViberとかいっぱいありますけれども、
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それは別に何使ったっていいんですけど、LINEは普及度が高い。
FaceTimeはAppleの製品だと必ず入っているので、これも普及度が高いのと、
iPhoneの良さは品質が一定であることです。
クオリティの高いものはAndroidにもありますが、
Androidはピンキーなんですよ。
高いのから安いのまですごい差が激しい。
iPhoneはですね、iPhoneにも廉価版のものSEとかありますけれども、
基本の性能が高いんですよね。
なので、だいたい同じくらいのクオリティでみんなしゃべれる録音ができるんですよ。
Androidはそうでもない。
ただ、LINEは比較的いい感じかなというふうには思っていますね。
WhatsAppとか環境にもよるんですけど、結構パケット詰まる時とかありますね。
なので、スマホを使っていますけど、アプリの問題というよりは、
パソコンと違ってスマホって電話なんですよ、もともとが。
なので、話すために作られた機械なんですよね。
故にマイクとかスピーカー、スピーカーあんまり使わないですけど、
マイクの品質がそれなりです。
だって電話できないと困るから。
パソコンは電話するために作られていないので、
音楽を鳴らすためにも作られていないので、
あんまり録音には向いてないですね。
これがZoomとかTeamsを使って収録しない理由の一つです。
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