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この時間は日替わりコメンテーター が独自の切り口で多様な視点を提案する
Catch Up。 火曜日はRKB神戸金文解説委員長
です。 白川先生が先週の土曜日に自分が
子供の頃に考えたことや学んだこと を語る機会があったんですね。その
対象はですね、小学校C5、6年生。 子供大学ガザイフ福岡という団体
があってですね、会場は葛ヶ市にある 九州大学の筑紫キャンパスでした。
各地の大学と協力しながら、第一線 で活躍する専門家や大学教授から
小学生が授業を受けるプロジェクト なんですね。参加費は無料で、2021
年に始まった。面白い取り組みを しています。今回はまさに第一線
で活躍する専門家として、ノーベル 賞受賞者の白川さんが来られた
ということです。すごくお元気で、 声も張りもあってすごいなと思いました。
子供たちを前に自分が中学から高校 にかけて熱中したのが昆虫採集
だったと。頭で考えている、図鑑を 見ている昆虫採集というよりは
完全なフィールドワークでした。
パワフルな昆虫機を読んで、昆虫 というのは検討もつかないほど
多種多様で変化に富んでいるということで、 身近にどれだけの種類がいるかを知りたく
なったということで昆虫採集を 始めました。今、全世界の生物の種類
の半分以上は昆虫だとされている のですが、100万種を超えると言われて
いますが、実際には何倍もの昆虫が 存在するのだと。つまり未発見の
昆虫がまだまだたくさんいると 言われているのです。
だいたい幼虫が食べるのは植物の 葉っぱですが、その植物を知ること
になる。その植物が生えている環境 も知るということになるわけですね。
植物にとってみると昆虫に食べられる だけかと言うと、そうではなくて
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生中に花粉を運んでもらって繁栄を 助けるという面もあるわけです。
自然のからくりが極めて成功に、 しかも公有に作られているということを
自然自然に学んでいたというわけです。 とにかく実物を見ることが大切である。
本物で学ぶということは結局自然に 学ぶということで、こういうことが
大切だということを実感をした というわけです。
よく見る、よく観察をする、よく記録 をする、調べる、考える。こういうことを
子供の頃に学校で習ったんじゃなくて 自然を歩き回る中で自分で見つけた
自然は解明しつくされたかという とほんの少しわかっただけで、まだ
まだ知らない宝の山というわけですね。 教科書に書いてあることや、学校で
先生から学ぶことというのは、 わかっているから先生が教えてくれる
わけで、教えてくれないことの方 がむしろ多いということを学んだ
というわけです。
あの白川先生の話は、すごく優しく 話してくれてますけど、結構すごい
こと言ってるなと思いましたね。 頑畜のある。
頑畜がありましたね。
知らないことがばかりなんだと、 それを昆虫から学んでいくわけですね。
そして自然に学ぶ、そして自然を 歩き回る中で自分で見つけたことがある。
自然は解明しつくされたかという とほんの少しわかっただけなんで、
まだ宝の山。
宝の山という表現が素敵でしたね。
この辺りすごいなと思いましたね。
あの子どもたちもキラキラ目を 輝かせながら話を聞いてたんですよ。
学校ではわかっていることしか教えて くれない、世の中にはわかっていない
ことの方が多い。
ここはやっぱり研究者としてね、 飛躍するステップに立っている感じが
すごく私はしました。
白川先生は、プラスチックは電気を通さない という従来の常識を覆して、
高分子化学に先例のない導電性高分子、 電気を導くですね、
導電性高分子という新しい領域を 開拓したことで、
ノーベル科学賞を受賞しているんです。
実はですね、ノーベル賞につながる研究は、 最初は実験のミスから始まった
というんですよ。
化学反応を起こす触媒を入れたときに、 単位を誤ってしまって、
桁違いに多い量を加えてしまったら、
見たことのないような黒い雑巾のような プヨプヨした塊、きれいじゃない
汚い塊ができちゃったと。
失敗なんですけどね。
これは一体なんでできたのか、こんなことが あって思って分析をしていって、
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それを薄いフィルム状に作ることまで できるようになってきたときに、
これは電気を通すということが分かってきて、
それで結果的に電気を通すプラスチックに つながっていったと。
失敗から始まり。
そうなんですよ。
さらにそれを調べていく。
知らないことばかりだから、
調べてみようという、昆虫採集の時から 考えていた姿勢なんですよね。
この言葉知ってます?
セレンディップの三人の王子たちという おとぎ話があるんだそうです。
セレンディップ。
セレンディップというのはスリランカの 昔の名前だそうで、
セレンディップ王国から旅に出た王子三人が、
優れた知恵や洞察力を発揮して、
幸運な偶然を手にしていくという物語。
セレンディピティという言葉がありますけど、 その語源?
そうです。セレンディップの王子たちから セレンディピティという言葉が生まれた。
セレンディピティというのは、
思いもよらなかった偶然がもたらす幸運とか、
幸運な偶然を引き寄せる能力みたいな 意味で使われることが多いんですけど、
ちょっと覚えにくい言葉だなと 僕は思っていたんですけど、
セレンディップというスリランカの 昔の名前に由来していると思ったら、
あ、そういうことか。
知らなかったんですけど、語源は。
セレンディピティというのは、
やっぱり非常に研究にとって重要だということを お話になられました。
偶然フィルムが見つかって、
それがドーピングでプラスチックでも 金属になるような物質が見つかった。
それでノーベル賞につながった というわけですけれども、
このセレンディピティというのは、
実際には偶然とか失敗がきっかけで、
当初目的は別にあったんだけども、
目的以上に素晴らしい発明や発表の進路を されているわけです。
例えばニュートンがリンゴの実が落ちるのを見て、
万有引力を発見したとか、
これはいろいろ異論がありますけれども、
それからレントゲンがエクセンを発見した、
フレミングがベンシンを発見していたとか、
それからワットニュアルジオ機関の発明、
それからコロンブスが逆回りで 新体力を発見したとか、
物理とか生物学とか、あるいは工学ですか、
それとか人文科学の領域でも
セレンディピティという言葉があるんだ というわけです。
ところがアメリカの物理学者の ジャスティフ・ヘンリーは
こんなことを言っています。
偉大な発見の種はいつでも 私たちの周りを漂っている。
ただそれが根を下ろすのは 待ちかまえている心にだけである。
フランスの科学者のルイ・パースチュールも こんなふうな言葉で言っています。
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チャンスは待ちかまえた知性の 持ち主だけに好意を示す。
いずれにしても好奇心が旺盛で 認知力が強いということは
まだ知らないこと、珍しいことについて
もっと知りたいと心を動かされる ということだというわけです。
どうすれば偶然に多く出会えるか ということを研究した人がいます。
彼は偶然には2種類ある。
1つはやってくる偶然。
やってくる偶然というのは 例えば棚からボタン持ちが落ちると。
偶然だ。まさに偶然だ。
もう1つは迎えに行く偶然というのがあって
常識とか決まりきった手順など
当たり前だと思っていることを 改めて疑ってみる。
そこから出てくるというわけです。
そのためには何事にも 積極的な行動をするということが必要だ。
というためにはできるだけ多くのことを学ぶ。
たくさんの経験をする。
何にでも興味を抱く。
こういうことを努力をするということだ。
興味があってそれに没入することによって 人手に分かってしまう。
迎えに行く偶然は周りに漂っているのである。
それを受け止めるのは興味を持っている 心を持った人が発見をしていくので
そこにセレネピティがあるということなんですよね。
とても分かりやすくて
子どもたちはですね
ノーベル科学賞なんて組むのが難しいんですよ。
その88歳のおじいさんが自分たちにも分かるような言葉で
科学への興味をどう持つのかということをしゃべった。
これ多分一生忘れないんじゃないかなと思いましたね。
非常に刺激的な講義だったなと思っています。
子ども大学ダダイフ福岡は福岡県内の小学4,5,6年生が対象となっています。
ご興味のある方はホームページで検索してみていただけたらと思います。
ここまでカンメカレグビーのキャッチアップでした。
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