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イリカミネ
毎週火曜日のこの時間は、 神戸金文のブラッシュアップをお送りしております。
数日前にネット上の投稿である大学の先生が書いていたのを見たんですよ。
大学に入っていた新入生たちに対して、 人権について法律を勉強する学生に説明をしなければならないと。
義務を果たしていない人に人権はないと思っちゃってる生徒が結構いるんだそうです。
人権というのは、もともと誰でも持っているもので、義務を果たしていないから人権がないとか、そういう考え方はないはずなんですが、
親や教員からそう言われてきたという子たちがあまりに多い。
ので、まず法律を学ぶにあたっては、そこを直すことから始めなければいけないと。
はぁ、と思ったんですよね。
これはかなり問題だなと。
基本的なことなので、それを一からやらないと法律の勉強に入れないという話が数日前に見たばかりなんですが、
今日お話ししようかと思ったのは、昨日と今日の長官に出ていた弁護士の徳田康幸さんへのインタビュー記事についてです。
毎日新聞の福岡版に出ていたんですけど、
語る弁護士徳田康幸と対して、
様々なハンセン病告白訴訟や薬害映像裁判など、
人権の問題に正面から取り組んできた大分の徳田康幸さんという弁護士さんにしっかり話を聞こうという企画で、
びっくりしたのは、1回目はこれを取り上げますという形で、上下、昨日と今日の長官に出ていたんですね。
ということはずっと続くということなんですね。
今回の問題については、2回だけですけどもね。
今回取り上げたのはこの話です。
旧郵政保護法下で障害者らに対し強制的に行われた不妊手術をめぐっては、
6月2日現在で38人が提訴し、6月16日までに地方あるいは高等裁判所で16件の判決が言い渡された。
旧郵政保護法、1948年から廃止になる96年まで、長い間障害者に対して強制的に不妊手術を行っていた。
国の法律としてですね。
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これまさに人権の問題で、子孫を残してはいけないと国が決めて、
その人たちに特に説明をしないケースもかなりあったとされていますけれども、
不妊手術を行ってしまうという法律があったんですよ。
信じられないですけどね。
96年?
96年ですよ。
もうちょっと前まであったんですよ。
この間までっていう感覚ですね。
それで被害者はですね、少なくとも2万5千人。
国はこのうち約1万2千人が生存していると推計しているんだそうですよ。
徳田さんはですね、この問題に正面から取り組んできまして、
県政史上最悪の人権侵害だというふうにこの連載では話しています。
この裁判と並行してですね、
国としてはですね、法律を廃止すると同時に、
一時金を支給する法律を制定しています。
2019年、被害者に一時金320万円を支給する法律が成立した。
徳田さんはこの法律自体に大きな意味があって、
法成立に尽力した国会議員の皆さんの努力は評価されるべきであることは、
まず指摘しておきたいと強くおっしゃっていますが、
その上で言えば、被った被害に比べ一時金の額は低すぎる。
実はですね、裁判では札幌公裁では1650万円、
東京公裁では1500万円の支払いを国に明示しているんですよね。
ところが、救済の320万円という一時金とはかなりの格差もあるということです。
それと裁判はですね、訴えてきた人が38人が低層しているだけでですね、
圧倒的多くの人はできてないんですね。
それは、障害になる方が多いということ。
そういう意味では、自分が何をされたのかもよくわかっていない方もいらっしゃる。
子供の頃に仕事をやってた人も多いですもんね。
最大の争点はですね、この裁判では不法行為から20年、
つまり手術から20年を経過すると請求できなくなるという民法の助積期間というのがあったんですね。
長い間続いてきたこと、それから大人になってからやっとわかったことなんていうのもあって、
裁判ではですね、助積期間の適用を認めることは著しく正義公平の理念に反するとして、
初めて国の賠償責任を公裁が認めているんだそうです。
この記事は有料記事なので全文を紹介することはできないんですけども、
ぜひ昨日と今日の長官なのでお買いになるか、
もしくはこの記事をネット上で購入されてみるかしていただけたらと思うんですが、
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一部だけ紹介しますと、徳田さんはですね、
一番感じるのは人間としての尊厳を奪われた怒りだと。
自分がそういう目に合わされたことを知らされないまま放置されてきたことの怒りでもあると。
この2つを強く感じるんだそうです。
そして、障害があるからこそ認識できない方もいらっしゃるし、
裁判になっても実名を明かしていない方が多いんだそうですね。
これ自体が深刻な偏見や差別が残っている証拠だと思うと、
徳田さんはこのインタビューに答えています。
大変なことだなと。
そして全面解決するにはこの優生保護法の根底にあった優生思想の根絶を進めるしかない。
優生思想ってね、優れて生まれると書きますけど、
有良な人間の遺伝子をきちんと残して、そうでない人の遺伝子を排除していく。
これはナチスのユダヤ人虐殺の論理なんですね。
それを優生思想と言いますが、日本ではですね。
優生保護法という法律の名前自体がとんでもない法律だったんだなということがよくわかります。
そして1948年から96年まで法律が生きていたわけですから、
日本の戦後はどれほどひどい状況だったかということ。
そしてせめて今生きていらっしゃると思われる3400人の被害者の方々には、
国がきちんと聞き取りをして調査すべきじゃないかと強く徳田さんが訴えてますね。
この記事をちょっと紹介したのは、取材した記者の小林忠さんという方がいらっしゃるんですけど、
この方の強い徳田さんへの共感、パッションのようなものを記事を読んでいて感じたからです。
実は小林君は僕はよく知ってる記者なんですけど、
記者としてのスタートは大分で徳田さんと出会っているんですね。
30年近くにわたって徳田さんとお付き合いする中で、
これをきちんと改めて取り上げていこうと、シリーズで。
記者のパッションが静かな原稿の中に感じられたので、
今日ご紹介いたしました。
次回以降も他のテーマで徳田さんのお話を小林記者が伝えていくということだそうです。
さて、8時40分過ぎのキャッチアップではどんなお話を?
話題の映画、ジブリについてちょっとお話したいなと思います。
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