1. 亀っちの部屋ラジオ
  2. #159 (週末版) 昼は一般会社員..

週末版ではゲストを招いて、脱力系ながらも本質をついた商売論・人生論を展開。NewsPicksではこのPodcastを元にした記事も配信しますので、ぜひそちらもご覧ください。聞き手は、音声プロデューサーの野村高文が務めます。

■NewsPicks掲載記事:

8/7公開

■ゲスト:

バーチャル美少女ねむ(VTuber)

■MC:

亀山 敬司(DMM.com 会長)

<SNS>
・Twitter:https://twitter.com/kameyama66
・Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100005127937437

<掲載メディア>
・NewsPicks記事 シーズン3(最新): https://newspicks.com/user/20009 /シーズン2:https://newspicks.com/user/9701 /シーズン1:https://newspicks.com/user/9314
・NewsPicks音声:シーズン2 https://newspicks.com/movie-series/30/
・NowVoice: https://voice.nowdo.net/
・Voicy: https://voicy.jp/channel/1616
・週刊文春オンライン: https://bunshun.jp/category/qa-kameyama

■サブMC:

野村 高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

・Twitter:https://twitter.com/nmrtkfm


#かめっち #かめっちの部屋

00:02
はいどうも、DMMの亀山です。亀っちの部屋ラジオ、週末版始まります。
音声プロデューサーの野村です。今週もどうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、今週のゲストをお呼びしたいと思います。
VTuberでバーチャル文化のエヴァンジリストとしても活動されている、バーチャル美少女ねむさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。お前は誰だ?VTuberバーチャル美少女ねむです。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日、たぶん最も未来感がある対談になりましたね。
ほんとだね。ほんとみんな見せてあげたいぐらいの、このVRで動いてる感じが。
はい。今、私、メタバース空間から繋いで亀山会長とお話させていただいてます。
いや、音声なのにちゃんとサービスしてもらったらありがたいですね。
あのー、私決して、今日は配信だからこの姿で生活してるわけでは全然なくて、
もう常日頃からこの姿で生活してるんですよ。別に配信とかしてない時も。
あ、そうか。確かに。これが自然な空間なんだね、わざわざ聞かれて。
私、お仕事もリモートなので、同じ部屋でやってるんですけど、
大体、お仕事終わって、お仕事用のパソコンパカンって閉じると、
ホームロンの横からVRゴーグルをかぶって、
あとはこの姿で、ボイスチェンジャー使って、この声で生活しているっていう感じ。
こっちの姿でいる時間の方が長いかもしれないですね。
なるほど。今、仕事は別の?
仕事は全然別の。普通の正体を隠して、
ごく普通の一般人として昼間は生活してるんですけど、
夜はタレント活動をしたりとか、音楽ライブをやったりだとか、
あとは本の執筆をしたりだとか、
夜は美少女、アイドル、昼はごく普通の会社員みたいな、
そういう二重生活を送っている感じですね。
はいはい。今、ボイスチェンジャーだから全く年齢も不詳だし、性別も不詳なんだけど、
はいはい。そうですね。
メタグラスの聞いちゃいけないのはお約束なの?
そんなことないですよ。答えたくないことは答えないかもしれないですけど、
何でも聞いていただいて大丈夫ですよ。
メタグラスの文化をいろいろ伝えるっていう活動をしているので、
割と私みたいな人って多いんですよね。統計を取ったところによると。
要するに現実と違う名前とアバターの姿と、あと声も現実とは変えて、
現実とは全然違う自分としてこのメタグラスの空間で生活している人を、
いわゆるメタグラス原住民とか呼んでるんですけど、
そういう人って結構増えているので、メタグラス時代の新しい当たり前のライフスタイルっていうか、
結構こういう人が増えてます、最近。
じゃあねむずさんにちょっと失礼だけど、年齢とか性別は聞いていいの?
03:00
はい、そうですね。年齢は内緒ですけど、
内緒、はい、内緒。
現実では男性会社員として働いてるんですけど、
夜中は美少女アイドルをやってるっていう感じですね。
すごいね。でも一緒に使うと分かんなくなるね、ほんとにね。
分かんなくなって、不思議だなって思うこと自体が、
もう私からすると懐かしい感覚なんですよ。
何でかっていうと、この世界で誰かと会って話してる時、
目の前にいる相手が一体年齢が自分より年上なのか年下なのか、
男なのか女なのか分かんないんですよね。
でももうざっくり生まれちゃったので、
それが当たり前っていうか気にしなくなっちゃった。
なるほど。じゃあリアルな世界の生活と、
このメタファーストって今どれくらいいるの?どれくらいの時間帯?
時間で言うと半々くらいかもしれないですね。
半分そっちの住人か。
こっちで生活している。
でも中にはこっちで生活している時間の方が長い人とかもいますよ。
何かと言うと、要は寝てる時VRしてるかどうかなんですよね。
寂しいことに寝てる時もずっとメタファーストの空間にいる人もいるんですよ。
そういうのをVR睡眠とかって私たち呼んでるんですよ。
なるほど。じゃあそれもそこでグーグーっていびきめいて寝てるってこと?
中学旅行みたいにみんなで雑魚寝で、
大きいお布団ずらっと並んでる中学旅行の部屋みたいなところに、
みんな美少女キャラクターとして集まって、
なんとかお休みみたいな感じで寝て、
朝起きてバイバイってログアウトして仕事に行って、
仕事してる時間以外の時間はずっとこっちにいるみたいな人もいますね。
確かにそうだね。ライブ配信とかでもそのまま寝落ちしてる人もあって、
そのまま寝てるもんね。つけたまま。
確かに確かに。つながってますよね、ずっと。
でもVRゴリラ被ってるのね、めちゃくちゃ眠るしいはずなんですよね。
そうですよね、普通は。
私はできないんですよ、それ。私靴下履いてても寝れない人なので、
夜中これ被って寝れるなって思うんですけど、
でも意外とそういう人結構多くて、体感ですけど、
1人割の人はやったことあるんじゃないかなっていう感じですね。
結構多いんですね。
結構多いんですよね。
ねむさんはそのあれなの?今はヘッドセットつけてやってるんですか?
ヘッドセット、はい。頭にはVRゴーグル被っていて、
手には、これ指とかも動いてるのがあると思うんですけど、
コントローラーを手にシャッターハメてて、
あと足とかも動かせるようになっています。
ほんとだ。
あと表情とかも。
結構細かく出るんですね。
はい。これも私操作してるわけじゃなくて、
センサーがVRゴーグルについていて、
全部自分の実際の肉体と同じようにこのアバターの姿を動かせる。
06:04
だからもうアバターを着てるっていう感じじゃないんですよね。
これが私の体っていう感じで過ごしてる感じですね。
そこまでやろうと思うとどうなる?
フルセットで言うと目にゴーグルつけて、
両手にコントローラー。
両手にコントローラー。
体にお腹と両足にセンサーをつけていますね。
結構仮面ライダーみたいになってますけど、
これも決して今配信だから特別にお見せしているわけでは全然なくて、
毎日この格好でこの世界で生活しているちょっとやわい人なんですね、私は。
でも亀山さんも昔VTuber亀っちになってたじゃないですか。
うん、なってたね。
俺もやってたんだけど、
俺はコントローラーと頭にセンサー1個つけて首振ったりとか、
周りにセンサー2つくらいつけてもらったのかな。
ゴーグルを被らずにモーションセンサーで動かしてっていう感じですよね。
そうそうそう。
俺は見ても普通の画面なんだけど、
向こうから見るとそういう風に見えるようにやってたって感じ。
わかります。いわゆる二次元VTuberっていうやつですね。
私も昔はそのスタイルで配信してたので、
ただ二次元だと鏡に映った自分が美少女になってるみたいな感じじゃないですか。
そうだね。
でもその時は指を動いたり、そんな自然な動きじゃなかったんでね、
ちょっと時々手が変な方向にいっちゃってましたね。
確かに、そういう動画もありましたね。
今はそういうの飛んじゃうって言うんですけど、手足が。
そういうのよくありますけどね。
私は結構いい環境を作っているので、あんまり飛ばないようになってますけど。
たくさんセンサー付いてたんだね。
めちゃくちゃ付いてますね。
部屋にも4個くらいセンサーが付いていて、すごいことになってますね。
でもやっぱりこのアバターの視点に入っているので、
自分の手とかも全部このアバターのキャラクターになっているので、
このキャラクターになってる感みたいなのが、
やっぱりこのオーグル被ってると全然違いますよね。
なるほど。はいはい。
ちょっとねむさんのせっかくなんで、
今のスタイルにいくまでっていうお話を伺いたいなと思ったんですけど、
もともと2017年からもうバーチャルの世界で活動されているってことなんですか?
そうでーす。
それはどういうことがきっかけでこういうことをやり始めたんですか?
はい。いわゆるVTuberとかが流行り始めたのって、
2017年の年末から2018年の前半にかけて一気にバーッと人気になったと思うんですけど、
私結構ずっと前から、まだ当時VTuberってことがなかったんですけど、
初めキズナアイちゃんを見たのがきっかけだったんですよね。
まだブレイクする前のキズナアイちゃんがほぼ唯一のVTuberとして活動していて、
それをちょっと見て触発されてじゃないんですけど、
ちょっと自分もやってみたいなーっていうので始めた感じですね。
09:04
もう最初の時から声は女性の声にしてやってたんですか?
そうですね。ボイスチェンジャーを始めからアバターを使って、
やりたいと思ったその日の夜には配信してましたね。
へー、すごい。
じゃあここ5年ぐらいの間に、その頃よりもボイスチェンジャーとか、
その画像っていうのはかなり進化してるな、この5年間。
演奏技術っていう意味だと、その時のパソコンのウェブカメラみたいなやつを使って、
表情だけ連動してやってたんですよね、当時は。
それぐらいしか方法がなかったんですけど、
今はVRとかも一般の人に手が届くようになったので、
完全にこっちの世界に入って暮らしてるようになったっていうのも結構あるし、
もう大きく変わりましたね、映像的な部分は。
ただ音声技術ってあんま進化してないですね、ぶっちゃけ。
今私が使ってるボイスチェンジャーだったりだとかっていうのはめちゃくちゃ高くて、
なかなか普通の人は手が届かないようになっていて、
今はネタバラスが広まることによってすごい需要が高まってるんですよ。
要するに今までボイスチェンジャーってカラオケぐらいでしか使い道なかったじゃないですか。
そうですね、はい。
なんですけど、VTuberって要するにアイドルとかタレントみたいな存在?
そういうのがバーチャルにできるっていうのもすごいことだったんですけど、
私が着目してるのはそういうことよりも、
やっぱり私みたいな一般人が、企業とかがバックについてない一般人が、
この世界で自分らとは違う姿になって活動できるっていうところが結構すごいと思っていて、
そういう意味でネタバラスって、私みたいなVTuberだけじゃなくて、
普通にただただキャラクターになってここで住んでる人みたいな人がいっぱいいるんですよね。
そういう、なりたい自分になって暮らしているネタバラス住民の文化とかを伝えたいなっていう活動をしています。
なるほど。
ねむさんにとってはどうだろう?
ネタバラスっていうのは、やっぱりゴングルをつける世界なのか、
それとも今みたいなこういった画像の中の世界でもいいわけじゃない?
ネタバラスって結構ふわふわした言葉なので、ぶっちゃけ。
その人ごとにいろんな定義があっていいのかなと思ってますけど、
私の本の中では一応没入性、要するにVRに対応して、
その中で生活できるっていうのは必須要件ということにしています。
それに一応理由があって、やっぱり実際に住民としてここで生活しているのは、
ネタバラスって果たして何なんだろう?何が新しいんだろう?っていうことなんですよね。
実はVRって別に新しい技術でも何でもないんですよ。
すごい昔からある技術だし、もちろん一般の人が手が届くようになったのは最近ですけど、
VR自体は別に何も新しくないんですよね。
何が新しいかっていうと、ネタバラスって今まで仮想空間っていろいろあったじゃないですか。
12:05
ゲームとかいろいろ。そういうのと違って、
ここで人生を送れるっていうことが、私にとっては一番メタマフトですごい革命なところだと思っているので、
そういう意味で言うと、現実と変わらないようなコミュニケーション、人との触れ合いだったりだとか、
っていうのができるレベルのものを実現しようとすると、やっぱりVRっていうのは必要なのかなって思っています。
その中で自分の方の、例えば声とかも、自分の中にはどっちの声で聞こえているの?
今、私の生声は一切自分には聞こえない状態になっています。
私の今、カメラマン会長が聞いていらっしゃる声が、私の目にドライブバックしてリアルタイムで戻ってくるように設定してあって、
声が変わった瞬間に自分が切り替わるっていう感じですね。
喋り方とかも全然違うんですよ。現実世界にいるときの私と。
たまに何かの表示でイヤホンが挟まれちゃって、自分の生声を聞いちゃうと、「え?」ってなるんですよね。
そんな体験になるんですね。
そうです、そうです。
やっぱり自分の生声が聞こえていない、自分の姿が見えていないからこそ、
ここまで完全にネムとして生活できるっていうか、違う自分を引き出せるみたいなところはありますね。
なるほど。完全に自分の中では性別もネムに変わってるわけですね。
どっちかというともはやこっちがメイン人格かもしれないですね。
そっか。じゃあ日中のお仕事をされている自分の方が逆に仮っていう感じがしてるんですか、今は。
そうですね。それを脱ぐとこっちが魂みたいな感じですね。
じゃあ仮の肉体にまた入っちゃったみたいな感じなんですか。
何だろう。要忍ぶ要アバターって呼んでますけど、私は。
要アバター?
そうですね。お仕事用アバター。
現実用アバターですね。
もう仮の姿。こっちが反対。
すごい。
ただ今の時代だとスマホネイティブみたいな子らが現れてるわけだから、
これから先今の子供たちが、まだ俺たちの世代とかネムの世代とかも、
もともとは10年くらい前まではリアルしか知らないわけじゃない。
でも子供の頃からこの世界を生き生きしてたらそうなるかもね、もっとさらに。
そうですね。実は若い人多いんですよ。結構お金かかるんですけど。
VR学生調査って言って、メタバーズに住んでる10人、1200人くらいに結構大規模にアンケートを取って、
私の本でもそのデータとか色々紹介してるんですけど、やっぱり圧倒的に20代が多いですね。
私びっくりしたんですよね。お金かかるから結構30〜40代が多いんじゃないかなっていう感覚を持ってたんですけど、
さっきも言ったように、私目の前でこのメタバーズで話してる相手が何体なのか分からないですからね。
そうですよね。
蓋開けてみたら半分以上20代、日本の場合はですけど、だったので、結構若い人多いんだなって結構びっくりしましたね。
15:06
なるほど。みんななけなしのお金を使うか、親のカードを使ってるかどっちかなって。
そうでしょうね。でも毎日使うものなので、そう考えると別に車とか家と比べたら安いなって、ここに住んでる人たちは思ってるでしょうけどね。
確かにそうかな。一回セットは全部用意してしまえば。
そうです、無理に使えますから。
今のNEMさんみたいなぐらいのことをやりたいと思ったら、どれくらいお金かかるもんな。
始めるだけだったら、今VRホークル安いんで、3、4万円で買えるやつでできると思いますけど、徐々に買い足していけばいいので。
私はゲーミングPCがやたら高いんですけど、3、40万円くらいですかね。
でもそれくらいなんだね。
安いんですよね。毎日使うことを考えたら。車とか家と比べたら全然安いと思うんですけど。
飲みに行くの無くなる分だけそれで安くつくよね。
そうです。
確かに確かに。
ヘッドヘッド品ってなった瞬間に安く感じるんですよ。
スマホがそうじゃないですか。昔今のiPhone12万とか13万とか出さなかったと思うんですよ。
でも生活ヘッドヘッド品になったのでお金結構かけるじゃないですか。
私たちここに住んでる人も、どっちかというと別に安くなんなくていいから、もっと性能良くなってほしいなってみんな思ってますね。
なるほど。それがでも100万とかになったとしても、ある意味それで2、3年使えるもんだら全然問題ないかもね。
2、3年だったらちょっと悲しいですけど。
そうですね。毎日使うものなので、ここでの体験が良くなるんだったら、ここに住んでる人全然払えるでしょうね。
リアルな世界って何十万も使っちゃうからね。何かとは。
確かに。
私このネームとして活動し始めるから、現実で全然お金使わなくなったので、むしろトータルだとお金浮いてるんでしょうね。
プラスになってるんですね。それは。
確かに旅行も結構好きだったので、海外旅行とか結構してたんですけど、瞬間移動でいろんな空間にパッパッと行けていろんな人に会えちゃうので、あまりそういう欲求がなくなっちゃったんですよね。
移動の時間とかお金もかかるので、結構大変だなっていう感覚があって。
メタバーサーとも、本当にお仕事終わった瞬間にこれ被るだけで違う空間に行っていろんな人と会えるので、安いものですよね。
なるほどね。さっきのデータを詳しいと思うんだけど、男女比ってどんなものなの?リアルな意味で。
中の人の性別で言うと、大体女性は日本の場合はすごく少なくて、1割いない残り男性っていう感じですね。
海外でも似たようなもんですけど、やっぱり男性はアーリーアダプターが圧倒的に多いっていう感じですね。
なるほどね。じゃあメタバーサーの空間の住人としたら、男性が女性、女性が男性、男性が男性、いろいろあると思うんだけど、
空間の中ではどれくらい女性がいる?
18:00
そこが面白いところなんですけど、中の人の男女に関係なく、メタバーサーの中では女性キャラクターになっている人が大体8割ぐらい。
ほとんど女性ですね。
そうですね。だから逆に言うと、中が女性だからといって別に男性になりたいっていうのもそんなになくて、中は男だろうが女だろうが、
割と女性キャラクターが人気。特に私みたいな美少女キャラクターみたいなやつが圧倒的に多いですね。
これは海外でも一緒です。
なるほどね。俺も空間に入ったことあるんだけど、いつもの親父キャラでね。
亀山さんとして入ったんですね。
そしたら周りが美少女とか子供っぽいのとか色々含めて、ほとんどが女の子しかいなかったんだよ。
わかります。
なんか俺が話しかけても話しかけてくれる人もいるんだけど、ほとんど無言で話しかけてくれないんだよね。
っていうのはアバター持ってるけどボースチェンジャー持ってないってことかな?
ボースチェンジャーは逆に使ってる人はそんなにいないですね。7割ぐらいの人が生声で喋っていて、
なんだかというとボースチェンジャーってアバターと違ってめちゃくちゃ難しい技術なんですよ。
さっきもちょっと言いましたけど、ここ何十年かで映像技術とかVRってすごい進歩して、一般の人にとどけが届くようになったんですけど、
まだ音声技術ってすごい難しくて、普通の人が自由自在に好きな声で喋れるようには全然なってない。
そうなんだ。そこはちょっと俺も知らなかったけど、じゃあマイクか何かボタン押せばすぐできるってことでもないんですか?
違いますね。調整とかも難しいし結構大変。
そうなんだ。
なのでその季節として、見た目は美少女なんだけどオッサンの声が出るっていうのが、お人を体感として多いかなっていう感じですね。
なるほど、そういうことか。実際問題は俺が話しかけても喋ってくれなかったし。
だから中々オッサンなのかなと思ったけど無言だから分かんなかった。
喋らずにジェスチャーだけでコミュニケーションをとるタイプの人ももちろんいるんですけど、生声の人が多いですかね。
でもそういう事情なので、俺と中、見た目とか合ってなくても別に良くない?みたいな、そういう文化になってきてますね。
そっか、もうそれはじゃあみんな自然なものとして許容してるってことなんですね。
別に美少女からオッサンの声出ても良くない?みたいな感じに。
で、面白いことにそれでも美少女として扱われたりするんですよね。
例えば、声はめっちゃオッサンなんですけど、動きがめちゃくちゃ可愛いみたいなことがいるんですよ。
動きとかって多分誰が言っても一緒だと思っちゃうと思うんですけど、全然オッサンなことなくて、それだけのオーションアクターがお仕事になるくらいで
本当に可愛い子なんも喋らなくても、動きだけでめちゃくちゃ可愛いからモテるんですよね。
はぁー、そうなんですね。
で、そこからオッサンの声を当てたりするとギャップでグザーって行っちゃったりするわけです。むしろそこが良い。
21:05
むしろそこが良いんだ。
めっちゃ面白い。
私はそこまでの領域に達してないので、普通に美少女から美少女ボイスが出て欲しいなぁと思ってるんですけど。
私たちの分野はまだまだこう、今更なんですよね。現実の価値観に引っ張らなきゃいけない。
今更なんですね。なるほど。
そうなんだね。そのうちでもボイスセンター自体も簡単に、例えば自分の好きなアイドルの声をちょっと録音したらその声になれるとか、なんかいろんな風にはなってくるんだよね。
今開発されている音響技術って本当に難しい世界なので、多分想像以上に時間はかかるかなと思いますね。
実際に今はボイスチェンジャーって言って元の声にエフェクトをかけてるだけなんですけど、機械学習とか使って本当に違う声に置換しちゃうタイプのやつも今開発されてて、もうちょっとで一般人にも手が届くかなっていう感じですね。
それ使うと声優さんの声でリアルタイムで喋れるようになるんですけど、見積もりにとったら200万ぐらいだったので、ちょっとまだかなっていう。
やっぱりその人の声を学習しないといけないので、めちゃくちゃ大変なんですよね。
なるほどね。じゃあその辺はまだ技術的にもうちょっと先なんだね。
そうですね。多分私みたいな人も3割ぐらいはいます。要するに現実と違う声で喋ってる人。
私みたいにボイスチェンジャーって使ってる人だけじゃなくて、両声類って言うんですけど、ボイストレーニングで女の子の声出せる人とかいるんですよね。
男女の両方の声を出し分けられるので、両声類って呼んでるんですけど。
両方の声の類ね。
結構ニコニコ動画だと歌ってみたとかで、おっさんだけどなんとかちゃんの歌歌ってみたみたいなので、結構日本だと昔からそういうカルチャーがあったんですけど、そういう人たちが今その声で生活してるんですよここで。
はー、そうなんですね。
っていうことも起こってて、なかなか面白いですね。
そういう意味でデュエットできるってやつだね。
同時に出すのは無理なんですけどね。
それは無理か。
でも確かに私ニコニコ動画世代なんですけど、アーティストで言うとヒャダインさんとかって。
ヒャダインさんは両声類の中でも伝説的な存在ですね。
そうですよね。女性の声も出せるし男性の声も出せるしっていう歌手の方ですよね。
そうそう、男女でデュエットして。まだ録音してるので同時に男女の声出してるわけじゃないんですけど。
ヒャダインさんは神様みたいな人ですからね、両声類界の。
ちなみに逆バージョンもいますよ。
女性なんだけど。
そうそう、びっくりしたんですよ。
普通にホストクラブとかあるんですよ、メタバスの中に。
すっごい渋い意気込みで喋ってるお兄ちゃんがいて、
24:02
普通にこの人、聞きはしないんですけど、なんとなく男性なんだろうなと思って喋ったら、
実は違うんだってことで告白されて。
今からボイステンション外すねって言って外したら、めちゃくちゃ可愛いアニメ声なんですよ。
へー、そんなことあるんですね。すごい世界ですね。
そのままで良くないって思ったんですけど、
やっぱり本人もそういうアニメっぽいキャラクターって女性でも現実とかでからかわれたりすることもあるじゃないですか。
なので現実だとかコンプレックスがあって、
その辺の男より私の方がイケメン、かっこよくできるみたいな、
そういう感じで男性として生活している方とかもいますね。
あー、わかりました。
じゃあ、俺とかは例えば10年くらい前から一応顔出しなしで、
一応バーチャル的なものを作ってやってるんだけど、
基本でも自分が顔を出してくれないだけだからって言うんで、
バーチャルカメッチみたいなものを作ったんだけど。
ツイッターのアイコンですよね。
アイコンとあとVRもやってみたんだけど、CGでね。
でもそれっていうのは基本は俺からすると、
あくまでキャラ変わらないままに顔を見せたくないっていうだけで変えてるわけなんだけど、
今みたいな感じで行ったり来たりするわけじゃない。
リアルと性別も含めてね。
そうなるときどうなるの?
リアルの方に対しての感覚的なもの?
魂というかなんとなく内面的な変化みたいなものはどうあるものなのかな?
つまりVRに長くいると副作用的にリアルの方にも変化が訪れることってある?
なんかよくあるのは動きが可愛くなっちゃって、
それを現実でやっちゃうとかは、
要するに可愛い動きをしてしまうとかはあるんですけど、
私に関していうのであればあんまりないですね。
こっちはこっち、あっちはあっちみたいな感じで切り替えられます。
リモコン持ってないと手はオーバーアクションにならなかったりするわけだね。
ならないですね。こんな感じの動きはしないですね、私は。
私はやっぱりボイキャンとかのアバタースイッチになってるので、
それでガラッと変わるんですよ。
でも別に当然ですけど右輪郭になってるわけでもないので、
普通の人でも、例えばカジュアルな格好してるときとフォーマルな格好してるときで、
やっぱり様子見とか喋り方が変わると思うんですよね。
手幅がめちゃくちゃ広くなったような感覚です。
初めにやった中で長くこの中にいるってことは、
多分魅力的なんだよね、その空間が。
そうですね。
でもその中でどう?やっぱりここがハマる壺みたいなもん。
俺もそこに入ったらもう病みつきになりますよみたいな、
そんなようなのっていうのは何かわかりやすく教えられる?
例えば、アニメの女の子がいっぱい出てくる、美少女がいっぱい出てくる日常系萌えアニメみたいなの見たことありますか?
27:07
日常系萌えアニメ?
何だろう。
えっとね、このまま見たら四つ葉とか。
ああ、四つ葉とも結構近いですかね。
なんか、違う自分になったとかVRの世界に来たっていうよりは、
妹としては、ああいうほんわかした美少女がいっぱいいるアニメの世界に入り込んできたような感じなんですね。
で、自分自身もすごい可愛い可愛い言われるのでめちゃくちゃ自信心が満たされるし、
周りの子たちもみんな可愛いので、やっぱ楽しいですよね。
なんかアニメが現実になったみたいな感じですかね。
そこだったら、俺だったら男性の先生として、軽音部の顧問とかになりたい感じがするけど、
今の話だったら、例えば俺が女性になったら軽音のメンバーの一人になるわけだよね。
私の場合はそういう感覚でやってますね。
でも多くの人が男性も女性になることが多いってことは、女友達っぽくなるってことだよね。
例えば美少女アニメって言ったら恋をするみたいな感じがあるじゃないですか。
恋というか、その中の少女との激恋愛じゃないかもしれないけど。
でも女の子になるって時はどっちかというと女友達みたいになるようなイメージなんだけど。
まさしくそんな感じです。
さっき軽音の会長もおっしゃってたみたいに、やっぱり不思議なんですけど、
男性キャラクターとかだと、ここでの距離感で開いちゃう感じがするんですよね。
ちょっとみんな意識してないんですけど、距離が空いちゃったりだとかっていうのがあって、
それって声はあんま関係なくて、やっぱりアバターの姿が大事なんですよね。
別におっさんの声がしてても、美少女キャラクターだったらわりと距離の近いコミュニケーション、
要するに現実の女の子同士みたいな、キャッキャキャッキャみたいなコミュニケーションが
わりと簡単にできる、心の距離が近づきやすくなるっていう風に言ってるんですけど、
そういう効果があるので、やっぱりみんな美少女キャラクターになりがちなのかなって思いますね。
でも今君と話してると、女子トークって女子と話してる気分になるけど、
例えば、おっさん同士だったらおっさんトークなのか、女子トークみたいな感じ、
なんていうのかな、恋バナとかもどっちの恋バナになるのかよくわかんない。
姿が美少女で声がおっさんの場合、どういう話になるかってことですね。
それは、両方の人がいますね。
なんか、見た目可愛いので美少女っぽく扱ってほしい人もいれば、
声がおっさんだとちょっとやっぱり美少女としては使えないなっていうタイプの人もいますし、
そこは結構人によって触れ幅が大きい世界かなって思いますね。
そうかそうか。とりあえず、でもこれは本当にやってみないとわからないもんだろうね。
30:01
SNSを説明しろって難しいもんね。やっぱりその辺。
そうですね。私がやったアンケートでも、やっぱり美少女キャラクターになってる理由として、
やっぱりコミュニケーションがしやすい。あと感情表現がしやすいみたいなのがすごいあるんですよね。
特に日本とかだとそうだと思うんですけど、やっぱり男は黙ってなんとかみたいなのがあるじゃないですか。
結構感情表現がやっぱりしやすいんですね。
怒って笑ったりの触れ幅が激しくても許される姿なので、
そういうのが現実、昼間、私も多分そうかもしれないんですけど、昼間あんまり出せない自分のそういう面を出して、
心のバランスをとってるじゃないですけど、いろんな自分の形を楽しんでるっていうところは
あるかもしれないですね。
確かに。戦ったり殺し合うなら男性キャラなのがわかるし、
みんなでお話しするなら女性キャラっていうことがわかりやすいかもね、確かに。
抵抗ないのかもね。
あとさっきあるっていう話をちょっとされてましたけど、
普通にこのメタバンスの世界でこっちの姿の存在として、恋愛関係になったりとかしてる人とかもたくさんいます。
恋愛関係っていうのも中で起きるもんね。
起こりますね。私の調査だと大体4割ぐらいの方がメタバンスの中で人を好きになったことがあるっていうふうに回答して。
結構多いですよね、4割って。
それはメタバンスの世界からずっと出ないと恋をずっと続けるってことかな。
そうでもないですね。やっぱり入っていてこっちの姿になってる人はその人が好きみたいな感じですね。
面白いのは、実際に付き合ってカップルになってる人とかもいるんですけど、
結構ほとんどの人がこのメタバンスの世界での恋人って、
あなたにとって現実でも恋人ですか?みたいなことを聞くとほとんどの人は違うっていうふうに答えるんですよね。
だからやっぱり性別が変わってたりとかするっていうのもあると思うんですけど、
ここでの自分ってちょっと現実の自分とちょっと違う存在だっていうふうにみんな認識してるのかもしれない。
ということはリアルの中で女性の恋人がいて、バーチャルの中に男性の恋人がいたりすることもある。
そういう人もいますね。
別の人とそれぞれで付き合ってる人もいるってことなんですね。
人もいます。
逆にここで出会って現実でも結婚しちゃったっていう人もいますし、結構ケースバイケースですね。
結構じゃあもう本当多様な形があるわけですね。
多様な形がありますね。
一番極端なパターンで言うと、やっぱり人数比で言うと私みたいな、中に男性なんだけど美少女キャラクターになってるみたいな人が多いので、
当然そのタイプの人同士のカップルが多いわけじゃないですか。
そうですね、はい。
で、その2人は現実であったらどうなるっていう話で、ちょっとなんかおかしくなるじゃないですか、いろいろと。
33:03
生身の男の人同士ってことですよね、現実で会うと。
別にほとんどの人はヘテロセクシャルなので、別にそういう同性愛的な傾向がある人ばっかりってわけでも全然ないんですよね。
やっぱりこの世界にいて性別がちょっと脳みそがゴニャっとしてしまって、なんかこの世界が美少女なので美少女同士でカップルになってっていうケースがあるので。
結構面白くて、現実で会った時に、現実はやっぱり男同士だからただの友達同士だよっていう人もいるのは、なんか付き合っちゃった人とかもいて、現実でも。
男性同士ってことですか、現実で。
はい、でももともと同性愛とかではなかったんだけど、このエタバーサの世界でアイデンティティが変化したことによって、性別を超えた関係が現実側でも生まれてしまったっていうケースもありますし、結構本当にいろいろですよね。
これ深い話ですね。
もう人の中まで変えていく形が全然あるもんね。
そうですね、それぐらいちょっと精神に影響があることなんだよっていうのはわかってきました。
いやいや、なかなか面白いね。でも役者さんぐらいだもんね、いろんな他の人生を送れるのっていうのは。
それでいうと、違う人生をいくつか2本3本4本と走れたら面白いよね。
そうですね。
次回は、実際どういった空間にいろんなメタバーサの世界があるのかとか、あとなんとなくその中で経済やビジネスみたいな話も次回聞かせてもらえたら嬉しいかなと思います。
ぜひぜひよろしくお願いします。いっぱいお話させてください。
ということで、バーチャル美少女ねむさん、今回はありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
34:48

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