2024-10-04 17:41

自白偏重の背景と問題点~袴田事件から考える~

毎日新聞出版社社長 山本修司
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
ニュースや世間の気になる話題を、さまざまな角度から読み解いていきます。
今日は、1966年に静岡県でミソ製造会社の専務一家4人が殺害された事件。
一旦は死刑が確定していた袴田祐夫さんの最新で、静岡地裁が無罪判決を言い渡しました。
死刑確定後に最新で無罪とされるのは、戦後5人目です。
判決は、警察や検察による証拠の捏造にまで言及して、当時の捜査を通列に批判していて、
中でも自白偏重、自白を得ることに偏った捜査を改めることが求められているということです。
長年捜査機関、特に検察を取材してきた山本さんから、自白偏重の捜査が抱える問題点について、
今日は解説して教えていただきたいと思います。
毎日新聞出版社長の山本修司さんです。
山本さん、おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回の判決、警察だけでなく、検察の取り調べまでも厳しく批判されているということなんですが、
その判決の部分をちょっと引用してみます。
検察も、逮捕翌々日から警察官と入れ替わり立ち替わり、虚偽の事実を交えるなどして、
被告を犯人と決めつける追求的な取り調べを繰り返した。
被告が自白したとする検察官聴証は目的権を侵害し、
警察官と検察官の連携により肉体的精神的苦痛を与えて供述を強制する非人道的な取り調べで作成された。
こう述べてるんですね。
すごく厳しい批判ということです。
通常の犯罪がありますと、一義的には検察が捜査して、
その事件の装置を受けて検察が捜査をするという形になるんですけれども、
独自捜査といって、東京地検特捜部をはじめとして、
検察が最初から事件を捜査する場合もあるんですね。
いずれにしても、検察は自ら捜査して訴追する強大な権限を持っているので、
独善に陥ることなく抑制的に捜査権を行使して、
容疑者の権利にも十分に配慮しなければならない。
今回、袴田事件の判決で厳しくこのように指摘された以上、
捜査特許法が自白、返帳の捜査というのを真摯に反省して、
組織として再発防止に取り組まなければならないということなんですね。
新聞の挿説とかテレビの解説はこれで以上、終わりということになるんですが、
それではこのコーナーは成り立ちませんので、
私は今回袴田事件を直接取材していませんので、
03:00
長年にわたって取材してきた東京地検特捜部なども、
検察の捜査を取材してきた中で、
実際に私が経験したことや取材したことから、
自白に返帳した捜査の問題点について述べてみたいと思います。
お願いします。
袴田事件は強盗殺人事件、放火なども含まれるんですが、
私が経験したのは主に政治家などの汚職事件ですね。
汚職というのは賛罪がつくんで、
因果では賛罪と言われるんですが、
ちなみに詐欺は言弁とか、
窃盗は浮かん無理なんて言われるんですけども、
ちょっと余談ですが、
端的な言い方をすると、
特捜部のこういった汚職事件の捜査には、
自白というのは必ずしもいらなかったということなんですね。
なぜかというと、
仮に容疑を否認したり目視したりしても、
したとしても十分にユーザーを得られるだけの捜査をしてたという背景があるんですね。
私、特捜部の捜査を担当しているときに、
着手報告書というですね、
強制捜査に着手する前に作る報告書を入手してみたことがあるんですけれども、
ここに容疑者の住所とか本席とか経歴、
容疑率もちろん書かれてますけど、
いろんな関係者の供述とかに提出された書類とかメモとか、
こういった証拠類、それから評価などが詳細に記されているんですね。
これはですね、
事件は起訴されて裁判になると第一回目の公判ですね。
これ初公判というんですが、
ここで被告が本人であることの確認、
それから目非権がありますよという告知、
起訴事実認めますかという認否ですね。
それから警察がそれまでの捜査で判明したことを述べる冒頭陳述というのがあるんですね。
これも一定の捜査を終えた後に述べるものなんですが、
この着手報告書がですね、
さながらその検察官の冒頭陳述に等しいぐらい、
そういった事件もあったんですね。
そこまで徹底した捜査が行われるわけなんです。
それでもですね、
自白を取るということにも強いこだわりがあるんですね。
これがその自白返帳の一つの構造になるんではないかと思うんですが、
検察ではですね、自白させることは割ると言うんですね。
くるみを割るとか言われますよね。
で、自白を取ったときには容疑者が割れたとか言うんですね。
で、非常に割るのがうまい検事のことを割り屋なんて言うんですね。
ゴルフで飛ばし屋とか、あなた照れ屋ですねとかですね、恥ずかしがり屋とか言いますが、
これと同じようなニュアンスで割り屋なんて言うんですが、
そういったことで、結局供述せることの得意な人はそういう評価をされるというか。
06:06
私が担当したずいぶん昔はですね、結構ほのもとをしててですね、
事件が集結して、特措部長の部屋で打ち上げというわけじゃないんですが、
飲み会みたいなのがあってですね、そこに何か記者も入れたりもしたんです。
そうなんですか。
そうなんですね。
これ別に議着じゃなくて、そういったことがあったんですね。
そのときに取り調べに当たった検事がですね、複数容疑者いますんで、
5人とか6人とか、同席することもあるんですけど、
そのある検事が入ってきたときにですね、入ろうとしたときに特措部長は、
君はもう割れてないからダメだ、入れないとか言って。
へー。
してたんですね。
あら。
非常に厳しい。割れない奴はダメな検事だみたいなですね。
へー。
非常に厳しい。
そうなんですか。証拠を揃えても、
自白が取れないとダメというか認められないところがあるんですね。
そういうことなんですね。先ほど言った通り、
供述なくてもですね、できるだけの証拠があったのにやはり、
いろんな固い証拠とかあってもですね、
やはり自分に不利なことをあえて自ら認めるという自白ですね。
これが一番固いと、これがあればもう万弱だというですね、
考え方が非常に強かったんですね。
なるほど。
先ほど言った通り、やっぱり自白を取れる手腕というのは非常に高く評価されている。
ですから検事も割ろうと努力をすると。
自分の評価につながる。
その努力の過程でいろんな無理が生じる可能性があるのではないかということですね。
ですから自白を強要するということは絶対許されないんですけども、
ただその容疑者ってだいたいまず絶対やってませんと否認をすることが多いですし、
目撃する人もやってない人は何でわざわざ目撃するのなんて言われることはよくあるわけですね。
もちろん権利ですから、十分やっていいことなんですが、
そういう見方があるっていうのは事実なんですね。
政治家はよく記憶にないとか言いますが、
これはやってないとか言うと嘘になるんで、
記憶にあるかないかっていうのは立証がなかなか不能なのでですね、
そういう言葉を使うんじゃないかという印象を受けることも事実ですし、
多くの場合は口らわせとかですね、証拠隠滅とかですね、
場合にあったらその証人になるような人の弱みを握ってですね、
お前喋ったらただじゃすまねえぞみたいなですね、
そういう脅しがあることもあると。
犯罪することがプロみたいな人たちっていうのは、
早々、証拠も残さないという、
非常にそういう中で捜査をしなければならないということになるとですね、
私はやってませんって言って、ああまあはい、そうですかと。
どうぞ黙っててくださいというわけにはいかないという側面は当然ありますし、
09:02
物証が乏しければですね、より一層供述が欲しくなるっていうのはある意味、
当然のことというかですね。
まあそうですね。
その中でちょっとやや強い言い方になったりとかいうことはあるんでしょうが、
やはりその暴言とか暴力とかですね、これはもう絶対に許されないと。
こういう構図なわけですね。
で、福祉局ではよくですね、頭を下げさせるという言い方をしてるんですね。
ちょっと上から目線であんまり感じよくないんですが、
これは様々な証拠を突きつけてですね、
もうこれは認めざるを得ないなと。
もしくはこの組織ちょっと逆らっても無理だと。
ここはもう協力してですね、少しでも罪が軽くなるように捜査に協力した方が得策だなと、
思わせるというようなことですね。
それからそれぞれの人間性がこうしてですね、
信頼関係ができることさえあるんですね。
その有罪を受けて、懲役刑を受けて出てきたときにですね、
先日は大変お世話になりましたなんていうことさえあると。
私はこれ一つの捜査の理想なのかなと当時は思ってましたし、
そういう感じはしてるんですね。
ただやっぱりそういう中でも六方全書でバンと叩くとかですね、
机持ち上げてガンと下げたら足に当たって怪我させたとか、
こういう感情になってしまうケースはありました。
これはもう完全にアウトだと。
いうことはもちろん指摘させるはいないんですね。
こうして考えてみますとですね、
罪を犯した人というのを一人たりでも逃してはならないのか。
そういうのは大事かなと思いますけど、
一方で罪を犯してない人をですね、
一人たりでも罰してはいけないだろうと。
冤罪は絶対許されないと。
じゃあどっちが重要なんでしょうかと。
いうことをどう思われますか。
これはどっちかというか、どっちも大事なことだと僕は思う。
どっちもですよね。冤罪も絶対にダメですし。
でも罪を犯した人を野放ししとくのもダメだし。
それも絶対にダメだし。
許されないですよね。本当にそうなんですね。
今回、袴田事件を見ますとですね、
今回おそらくこの冤罪というのは動かないでしょうから、
そうするとですね、この事件の犯人というのは逃してしまったということになるんですね。
4人もの人が殺害された事件でですね、
犯人が逃げたままなってるっていうのはとても許されませんし、
特に私たちも被害者取材するとですね、
これはもう絶対に犯人は逮捕されなければならない。
これはもう警察も検察もですね、
12:00
これはもう絶対に犯人を逮捕しないと、
もうこの被害者に顔向けできないという素朴な正義感があるわけですね。
これはまあそうだろうと思うんです。
ただやはり、誰かを無理やり犯人にすること、
今回赤村さんそういう目にあったわけですが、
これもう絶対に許されないということなんですね。
結局先ほど言った素朴な正義感と、
この中でですね、そういう過程の中でですね、
自白を強要するとかいう自白返帳の捜査が行われてですね、
冤罪につながっていくことがあるんだということは忘れてはならないということです。
犯人は逃してはならないんだけれども、
結局それの思いが強くてですね、
無理やり容疑者として捕まえた人間をですね、
罪に罰を与えてしまうというようなことはあってはならない。
そうですね。
赤村さんの人生はどうなるんだって感じですね。
48年、58年、そうやって無駄に過ごさせられたわけですからね。
そうですよね。
検察とかね、その取り調べを行った取り調べ官は、
罪は問われないんでしょうけど、でも責任はどうなるんですか。
裁判のあれを見るとその未曽の中に、
当時着ていたとされるシャツやステテコみたいなもの、
そこに血が付いていた。
それだけ着けたら赤くはないとかっていう、
そういうところまで言ったわけじゃないですか。
今回ね、ちゃんと証拠を。
未曽に着けた人がいるってことじゃないですか。
赤玉さんを犯人にするためにね。
そうですよね。
自白強要だけじゃなくて、証拠まで捏造っていう。
捏造してるということですね。
警察権力がそんなことして、
ねえ、何になるのっていうことですよね。
捏造も罪でしょう。
そうですよね。
これは罪にならないですか、調べた警察官は。
これが結局、判決では認定されたんですが、
本当に警察もしくは検察がやったんだという、
明確な証拠もないっていうのが実態なんですね。
それ誰が理するんですか。
そうなんです。
理するのは誰?それは警察じゃないですか。
そこをやっぱりね、
そこはやっぱり調べて。
改善性が高いですよね。
というのが今回の判決なんですが。
いくら自白っていうことで言うと、
今言われてる可視化ですよね、取り調べの。
そこもきちっと可視化していかないと、
お前やったんだろっていう刑事ドラマじゃないですけど、
そこで乱暴な言葉を使ったり、机叩いたりとかね。
それこそ京都警の本部長が殺すぞって言って、
鋼鉄されてますけど。
15:02
そういうところは悪い人は捕まえて、
ちゃんと罪を償わさなければいけないんだけど、
無実の一般市民をそういうところに、
人生を踏みにじるようなことはないように、
この判決がそれを示唆して、
これからそういうふうにやっていきなさいっていうことだということですね。
非常によくまとめていただいてありがとうございます。
その通りだと思います。
ありがとうございました。
またやっぱり東京知見特措部とか、
名前しか聞かないけど、
実際に山尾さんはそこで取材してたし、
そういう人たちとお会いしてるから、
こういうリアルなお話が聞けまして、
今日もありがとうございました。
貴重なお話でした。ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ということで、毎日新聞出版社長の山本修司さんに、
袴田事件、そして自白の教養、あるいは返帳した取り調べは危険だということについて教えていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お問い合わせご予約は、スタービル博多祇園のホームページからどうぞ。
17:41

コメント

スクロール