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ニュースや世間の気になる話題を様々な角度から読み解いていきますが、自民党の丸川珠代参院議員が旧民主党政権当時にですね、所得制限のない子ども手当の導入が決まったときに、この愚か者めがー!とやじを飛ばしたことが、自民党が同じことをしようとしている今、ブーメラになってその、あの発言がね、また結構話題になっているんですけれども、
今日はこの話題からということですね。
片中さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
どうやら自民党は所得制限撤廃の方針を固めたみたいなんですけども、
ただ、先々週のこのコーナーで少子化対策のお話をさせていただいたときも指摘したんですが、
丸川議員だけではなくて、自民党全体で当時ね、所得制限のない子ども手当をスターリンカートまで批判をしてですね、
政権に復帰した後、所得制限ありで金額も減らして元の児童手当に戻した経緯があります。
当時政調会長だった石橋茂さんは、民主党の子どもは境で育てるというイデオロギーを撤回させ、
第一義的に子どもは家庭が育て、だらざる部分を社会がサポートするという、
我が党のかねてからの主張が実現したって、当時話してですね。
今回衆議院の代表質問で、児童手当の所得制限撤廃に踏み込んだ茂木幹事長も当時、
子ども手当はばらまき政策そのもの、かなりのレベルの所得制限が必要だって言ってたんですね。
だからまあよく言うよと思うんですが。
岸田さんも、反省すべきものは反省しなければいけないと答えざるを得ないわけで、
丸川議員もそうでしたね。
誤解のないように言いたいのはですね、
これ取り上げるのは決してあげやしとりで言ってるのではなくてですね、
茂木氏は党の会合で、過去にとらわれず必要なことはやっていくというふうに話して、
首相も10年たって少子化をめぐる社会経済の環境が変化していると釈明しましたけれども、
それはその通りで、いこじになって方針を変えないようにですね、
改めるべきは改める方が遥かにまっとうだと思います。
でもそれは過去の判断をなかったことにするんじゃなくて、
その後の少子化の加速にどう影響したのかをきちんと検証しないと、
それこそこれから何をすべきかを見誤ります。
児童手当に関して言えば、子どもは社会で育てるという考え方も含めて受け入れたのか、
それとも単に所得制限を外すという制度設計の話なのか、
そこをはっきりしないと、若い世代が将来を見通せないと思うんですね。
というのも、そもそも日本では出生率以前に婚姻数が激減していてですね、
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仮に10年前、児童手当の不十分さが出生率、出生数に影響したとしても、
婚姻数に影響したとは考えにくいからです。
児童手当の問題がですね。
愚か者発言があった2010年当時、年間70万組あった婚姻数は、
その後の10年で52万組まで25%も減りました。
この間日本は伝統的家族間を重視する政権が続いて、
例えば多くの世論調査でも賛成が過半数になっている選択的夫婦別姓制度、
この導入の検討も全く進んでません。
そうしたことが今の若い人たちの結婚感に影響していないのか、
特に女性を縛っていないか、少子化問題を考えるとき大事な視点だと思いますけどね。
そうですよね。
今回の国会でもやっぱり同性婚も含めて、
岸田総理は社会が変化するからとか言って、
社会は変化するもんだし、世界的に見たら、
もうそういうことは当たり前になっている中。
だからこれ、がたなさん、
旧統一協会の教えと自民党の10年前に言ってたことって結構同じじゃないの?
っていう考え方もありますよね。
実際ほとんど一緒なんですけどね。
それが影響してたかどうかっていうのは、これはもうわからない話ですけども、
そう見えるということもあってですね。
やっぱりじゃあここはどうなのっていうのは大事な視点だと思うんですね。
変えないのと。
私も別に同性婚を認めたからといって、
あるいは天性選択的夫婦別姓を認めたからといって、
日本の家族が壊れるとは全く思わないんですけどね。
そんなことないですよね。私もそう思います。
そうした人がそうすればいいという話だと思うんですけどね。
ということで、
またそもそも80年代から実は婚姻数って増えてたんですよ。
それが減少に転じたのは2000年代に入ってからで、
じゃあこのタイミングで何があったかというと、
派遣労働の自由化とか原則自由化とか、非正規労働の急増なんですね。
雇用が不安定化して格差が拡大する状況で、
過労死自殺の問題が相次ぎましたよね。
2016年ですけれども、保育園落ちた日本死ねと。
ありましたね。
はい。あれで待機児童の問題が改めてクローズアップされて、
これは今もですけれども、
主直率が1割台にとどまる男性の育児休業の問題とかですね。
ここ3年間におよぶコロナ禍とかですね。
若い人が結婚や出産をためらう逆風が吹き続けたこの間、
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まさに少子化対策の失われた20年だったわけですよ。
つまり少子化の背景にはいろんな社会問題があって、
児童手当の問題はその一つに過ぎません。
実際安倍政権下でも3歳から5歳の養母無償化とか、
保育園の定員増とかは実現されたわけですけども、
少子化は加速しました。
むしろ岸田首相が予算委員会で言ったようにですね、
子育てに関与が薄いとされてきた男性や企業、
高齢者なども巻き込み、社会の雰囲気を変える。
雰囲気を変えるっていうことが本当に大事だと思いますし、
それはさっき言ったことなんかも繋がるんですよね。
だからあまり児童手当に焦点を当てすぎると、
それこそ全体像を見えにくくする目くだまし達になりかねないとは思うんですね。
実は私、茂木幹事長が過去の発言の怪力を浴びる覚悟でですね、
所得制限の撤廃に踏み込んだのは、
計算案じゃないのかなと思っててですね。
もちろん岸田さんが異次元といったそのことを
バックアップしたいという思いもあるのかもしれませんが、
児童手当の拡充メニューの中で言うとですね、
一番安上がりなのがこの所得制限の撤廃なんですね。
所得制限撤廃するのに要する費用はおよそ1500億円なのに対して、
対象を高校生まで拡大したらおよそ4000億円。
で、2番目のお子さん、第2子以降の増額だとですね、
2、3兆円かかりますから、
まあ何でもあるのは記者に住み着いた悪い習性ではあるんですけれども。
それからもう一つあの子育て支援策を巡って炎上したというか、
批判を招いたのが岸田首相の育休中の学び直し支援発言ですね。
リスキリングですね、リスキリングですね。
でもこれ正確には育休中のリスキリング、
リスキング、学び直しでスキルを身につけたり、
学位を取ったりする方々を支援できれば、
子育てをしながら逆にキャリアアップができますよって言ったのは、
代表質問に立った自民党の議員で、
首相は育児中など様々な状況にあっても、
主体的に学び直しに取り組む方々を後押ししますと答弁していてですね、
何も育休中の人に限った発言をしたわけではないんですけれども、
ネット上では、育児しながら勉強する暇があると思ってるのとか、
育長したことがない人の発想だって言ったね。
かなり荒れてましたね。
こうした女性たちの思いについては、
毎日新聞の小国彩子記者が、
岸田首相に知ってほしいことというコラムを書いていますので、
一部をご紹介します。
こうあります。
どうか子育てに疲れ、
焦燥感の活用にある親たちを、
リスキリングなんて言葉でこれ以上追い詰めないでほしい。
社会人の学び直しの支援は大歓迎だ。
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でも、それは産休育休と結びつけないでほしい。
産休育休中の人に対して、
学び直しで昇進やキャリアアップをと、
政治家が言わないでほしい。
なぜなら、出産子育てによるキャリアの停滞をなくすのは、
企業や政治の役目であって、
産休育休中の個人の自助努力ではないはずだからと。
私もおっしゃるとおりだと思いました。
そして、自分が社会学者の富永京子さんと、
サイボーズの社長である青野さんと3人で対談した記事を、
岸田首相にぜひ読んでほしいと、
このコラボの中で呼びかけてるんですが、
青野さんと富永さんは、
出産育児で社会から置いていかれる不安に苛まれた経験があって、
青野さんは社長自ら育休をとって話題になりましたよね。
この対談の中で青野社長は、
企業の経営者や管理職はみんな出産に立ち会い、
育児休業をとるべきだと思います。
どんなに大変かが実感できますかって話していて、
とっていない私も胸が痛かったんですが。
これ毎日新聞デジタルでこの対談、
前編後編あって全部読みますので、
ぜひ今の管理職や経営者の皆さん、
とりわけ政治家には読んでほしいと私も思います。
ネットで毎日新聞、母親になると検索すると出てきます。
思えばですね、
もうちゃんと反省しておかなきゃいけないんですが、
私は典型的な昭和のダメ親父でして、
長男が生まれたとき、
里ヶ里出産してた妻の入院先に行ったのは生まれて5日後で、
それも事件取材の徹夜明けだったんで、
子供を見た後、私が妻のベッドで寝てしまって、
看護師さんに呆れられました。
この人何しに来たんですかって。
昭和の新聞記者ですね。
家は下がってるの。
2つ違いで次男が生まれた後も帰宅は連日深夜で、
たまの休みは寝てばかりでしたし、
今となっては反省しかないんですが、
ただ当時、言い訳じゃないんですけどね、
ドリンク剤のCMで24時間働けますかと言ってた時代でしたけども、
だから私と同世代とかですね、
それはそういうふうに働くのが美徳なんだと教えていた世代がですね、
実はまだ政治家の多くを占めているから、
社会は変わらないんだなとこの対談を読むと本当胸に刺さります。
今このラジオを聴いているかもしれない、
当時の先輩たちにもぜひ読んでほしいと思っているんですけれども、
最後に、そんなダメ親父だった私がですね、
40代の時にAmazonのレビューで、
最高の育児本と言っていただくような本を出したので、
世の中は皮肉なんですけれども、
今日はもう時間なので、
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この話はまた来週、もしくはその後。
ツイビーコンチニューですか、これ。
ツイビーコンチニュー。
わかりました。楽しみにしております。
はい、ということで、
今日はですね、いろいろと少子化対策について、
いろいろ話を、この後もまたいろいろとね、
来週か再来週かお話をしていただきたいと思います。
元サンデー毎日編集長、片中修一郎さんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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