2024-09-20 15:17

本を読む人が激減。月にゼロ冊の人が6割越え。

毎日新聞出版社長 山本修司
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感想

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ニュースや世間の気になる話題を、様々な角度から読み解いていきますが、3日前の17日に文化庁が公表しました、2023年度の国語に関する世論調査で、月に1冊も本を読まない。つまり、ゼロ冊ってことですね。
人が6割を超えているということが分かったということで、5割を超えたのは初めてということなんですね。僕も今ね、ちょっと目が悪くなって読まなくなってるんだけど、スマートフォンやSNSの普及が原因という分析がされているということなんですが、しかし6割っていうのはかなりの読書離れということになると思いますけども、
何かこれね、やっぱり対策が必要になるんじゃないかなということで、今日は毎日新聞出版社社長でもあります。山本さんにとっても結構大事なテーマだと思いますが、山本主事さんにいろいろとお話を伺いたいと思います。山本さん、おはようございます。
おはようございます。
本当に衝撃の数字で、出版社社長としては深刻なんですが、まずじゃあなぜこうなったのかという分析が必要だと思いますので、これをやりたいと思います。
まず国語に関する世論調査というものですね。毎年行っているんですけど、よく知られているのは、今年出てますが、例えば穿った見方をするという言葉がありますが、これは本来は物事の本質を捉えた見方をするという意味ですけども、実は6割の人が疑ってかかるような見方をするという理解をしているというようなことを取り上げられています。
こういうことで大変有名でしたですね。今年は擬態語などがっつりとか、がっつり食べるとかですね。犬の毛がモフモフしてるとかですね。まったりした時間などという、こういうのが定着してきたということも取り上げられていましたけど、この辺大変あれですよね、アナウンサーの水木さん、気になりますよね。
そうですね。でも正直言うとニュースではね、こういう表現は使えないと思うんですが、友人同士の会話などでは、そのモフモフとかっていうその互換がすごく面白いなと思いますし、よく伝わる。やっぱり言葉ってどんどん変わっていくんだよねって私は思うので、そういう表現を新しく、新しいものとして取り入れていきたいなっていう気持ちは正直あるんですよね。
その通りですね。本題に戻ります。2008年からはですね、1ヶ月に読む本の冊数を尋ねる質問が多かったですね。5年ごとに実施しまして、前回の2018年ではですね、1冊も読まないとしたら47.3%で、初回は46%台ということですから、この5年でですね、これ横ばいだったんで、この5年で15.3%も急に増えた。
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これをちょっと覚えておいていただきたいと思うんですね。
調査ではですね、読書量が減ったかどうかにも聞いてるんですが、今回は69.1%。
前回調査から1.8ポイント増加っていうんですから、横ばいなんですが7割ぐらいの人の読書量が減ってると。
その理由も聞いていまして、これまでの調査では仕事や勉強が多忙だというのがトップだったんですが、
今回はスマホ、タブレットなどに時間が取られるというのがですね、その減少した要因だというのが初めてトップになったわけですね。
これが全体の43.6%ですから、半分の人がスマホやタブレットやってるので本読めないよと。
あと仕事や勉強忙しいからという人が4割ぐらいいるということですね。
これを年代別に言いますと、10代20代スマホタブレットという人が多い。
30代40代になると仕事や勉強が忙しいかなと。
50代以上になると、先ほど少子さんも言われてましたが目が痛いとかですね。
字がもう見えない。
読みたいのに。
見えにくいとかですね。
70歳以上になるとこれがトップになるということですが、全体的に言いますと、
どの年代でもまんべんなく読書離れは進んでいて、
若い世代はスマホタブレットのおかげで読む時間がないと。
中古年は仕事が忙しいとか視力低下、健康問題で本読まないと。
いうことが言えるわけですね。
その後先ほどちょっと指摘した、この5年間で18ポイント以上増えたというこの要因はですね、
やはりスマホやタブレットに時間を取られて本読む時間がないという人が急増したと。
新聞なんかもそうですけど、これがスマホタブレットにとって変わられたということは明白なわけですね。
ただ一方でこの調査は16歳以上を対象にしてますので、
小中学生が入ってないんですけど、
実は小中学生はちょっと興味深いものがありまして、
毎日新聞が毎年青少年読書感想文全国コンクールをやってるんですね。
これで一番新しいところでは小中学生で265万点の応募があったと。
小中高生ですね。
小中高生ってのは1200万人ぐらいいるんですが、4人に1人ぐらいは応募していると。
実際は高校生の応募ってのはちょっと少なくてですね。
ですから小中学生は結構3人、2人、1人ぐらいの応募があったということになるんですけども、
要は小中学生よく本読んでますよということなんですね。
しかし読書感想文を書いてるということですけど、
これ皆さんも思い出ありますよね、夏休み前に書いた。
ありますよ。
読書感想文で症状とかもらったことはありますんで、
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結構好きでしたよ、そういうの。
そうですか。
私は書くのは苦手ではありませんけど、
確かに子供の頃の方が本は読んでたなっていう。
そうですよね。そこがやっぱりポイントで、
これだけ応募があるっていうのはやっぱり学校の先生とか親御さんが非常に熱心で、
学校でいい本を選んでですね、読書の楽しみなどを教えて、感想文を書くことによって、
本を深く読む、深い理解を促すということを一生懸命やってるんだということですね。
ですから本に接する機会を増やすということは大変重要だということが一つ言えると思うんですね。
それから先ほどスマホタブレットに時間が取られてるんだって言われましたけども、
数日前ニュース出てましたけど、インスタグラムやってるアメリカのメタがですね、
10代の利用者対象にいろんな制限をかけるサービスをするんですが、
その一つに1日あたりの利用時間が1時間を超えると、
アプリを閉じるように求める通知が届くと、
ちょっと1時間経ったんで閉じてくださいね、みたいな。
こういう機能が入ったサービスを始めるんですね。
日本でも来年1月ぐらいから使えるということが報じられてましたが、
本読む時間がスマホやタブレットに取られてるっていうことであれば、
こういったプラットフォームの取り組みは一つ有効なのかなというところもあると思います。
そうですね。
ここでちょっと触れとかなきゃいけないんですけど、
じゃあなんで本読まなきゃいけないんですかっていうことですね。
本を読まなかったらどうなっちゃうんだろう。
もちろん本、知識は痛いからということですね。
教科書的にも本を読むということはもちろんあると思うんですが、
やはり小説の主人公なんかにですね、
感情移入して、その人の気持ちになって考えていくという、
感情を共有していくことでですね、
自分だったらどうするだろうかみたいな、置き換えていくことでですね、
人間形成といいますか、人格形成といいますかですね、
こういったことに大変重要なんじゃないかと思うんですね。
そうですね。
一冊の本が人生を変えたなんていうこともありますので、
大変本を読むことはいいことなんだということは間違いないわけですね。
その他に教育現場からSNSの普及によって、
長い文章を読む能力が著しく落ちているということをよく聞くんですね。
今回の調査ではインターネットの記事を読みますかという質問もあるんですけど、
これは毎日読むという人が75%いるということですので、
必ずしも活字離れとは言えないんですけども、
ただやっぱりSNSの文章ってのは非常に細切れといいますかですね、
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文脈がない文章になってますので、
やはり長文を読む理解力というのは、
なかなかつきにくいという面があるんではないかと。
ここで質問問題とりあえず置いておきますが、量の問題でもですね、
例えば本一冊とか新聞一部というような、
ある程度まとまったところを読んでいくことで、
長文の理解力というのはついていくんじゃないかと。
こういった点について、三宅花穂さんという方いらっしゃるんですが、
なぜ働いていると本が読めなくなるのかという、
先ほど仕事が忙しいからというのはありましたけども、
この中でですね、読書離れの原因、
卵が先か鶏が先かなんですが、
その読書離れの原因は、日本人が長文離れをしてるんだと。
つまり長文を読めなくなってるんで、本を読まないんだと。
それでその原因はやっぱりSNS特有の文脈のない、
細切れの短文に慣れてしまったんじゃないのか、
という分析をしているわけですね。
ですからやはりこういった本を読んだり、
私、出版社社長としましては、
実は若干の光を今回見てましてですね。
今、三笠宮明子様がですね、
京都物語の道という本を出しておりまして、
実はちょっとブームになってましてですね。
この間、明子様はテレビ出演されまして、
自らの体験であるとか、この本の内容をですね、
自然な語り口で語ったんですが、
これが非常に視聴者の心に届いたのかですね。
この日、1時から2時前ぐらいまでの放送だったんですが、
どっとこの日にですね、この本が売れたんですね。
この売れ方を見るとですね、
これまで本をあんまり読んでこなかった人が
買ってるんじゃないかなと思えるのですが、
やはり魅力ある著者がですね、
その本について説得力のある言葉で語りかければ、
本を取ってくれるんじゃないのかということが、
今回改めて感じたわけですね。
これはもう宣伝ではなくですね、
そういった現象、他社の本にもやっぱりあるわけでですね。
なかなか本読むということへの特効薬はないんですが、
やはり読者が手に取ってくれるような魅力のある本を出してですね、
届けていって、その本と人をつなげるためのですね、
取り組みをやっぱり進めていく必要があるだろうと。
私たちは特にですね。
5年後の調査で、月に本を1冊も読まない人っていう人の比率がですね、
低くなるような状況を作っていくように、
この出版業界もですが、他の皆さんとも協力して、
努力していければと思っているところです。
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ただそのタブレットとかSNSもあれですけど、
本をタブレットで読むっていうのもありますよね。
字が拡大できるので楽なんですよね。
背景も変えられたりしますから、色合いが読みやすく。
ただそう言いながら、昔から本を読んでいるとやっぱり、
書棚に本を、この本を入れとくとか、あるいは紙の匂いとかね。
手触りとか。
あと何、ちょっと線を引いたりとかね、捨てるとかっていう、
やっぱりあれは本の存在感みたいなのがね、あるじゃないですかね。
それをタブレットで読むだけじゃ、
頭に入ってこない。
物足りないところがあるんだけど、
それを今の、特に若い人たちにね、どう感じてもらえるかということをね。
社長会議で、社員の皆さんと、
しっかり議論をして。
はい、議論をして。
僕も前、本出してるんで、ぜひ毎日新聞出版社から再販お願いしたいと思います。
交渉はこれからということで、よろしくお願いいたします。
はい、ということで今日はね、その読書離れについて、
またあるいはこれからね、
でも秋子様の本って面白そうですよね。
そうですね。
私も読んでみたい。
と思った。
広告をどこかで見た時に、これちょっと読みたいなと思いました。
京都に行きたくなるような本にもなってますね。
いろんな京都の道のことが書かれていて、
とても魅力的な本になってますね。
ということで、今日はその読書離れについてお話を伺いました。
毎日新聞出版社社長山本秋司さんでした。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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