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ニュースや世間の気になる話題を、様々な角度から読み解いていきます。
さて、今日はですね、子育てと介護に関わる話題ということで、
2月がその月間ということになっているそうなんですが、どんなお話なんでしょうか。
潟永さん、おはようございます。
おはようございます。
はい、どうもおはようございます。
お二人はですね、ダブルケアっていう言葉を気になったことがありますか?
ダブルケア?
いや、ダブルケア。
これね、子育てと介護のダブルでして、
育児と親の介護の2つがですね、同時期に重なることを言います。
それは大変だね。
そうなんですよ。担い手の負担は大変なのに、社会的な認知度がまだ低いのが現実で、
全国の支援団体は、ダブルにちなんで2月をダブルケア月間としてですね、
啓発とか相談などのイベントを開いているそうです。
正直に言いますと、実は私も知らなくてですね。
毎日新聞の記事で学びました。
少し前なんですが、1月22日、これ特報スクープでして、
ダブルケア29万人、9割が働く世代とその後の連載記事です。
井出千夏さんと斉藤智恵さんという入社5年目と4年目の若手の女性記者が中心になって取り組んでいるキャンペーン報道でして、
声なき声を届けて社会を変えるという毎日新聞の取り組みの一つで、
以前このコーナーでも話したヤングケアラーなどに続くですね、今年年明けからのテーマなんですね。
今日はこの一連の記事に基づいてお話をさせていただきます。
まずその実態なんですが、取材班はですね、国が5年に一度行っている就業構造基本調査、
この最新データを基に未就学、つまり小学校に上がる前の入業時を子育て中の人から家族を介護している人、
この重なりを独立行政法人統計センターに委託して分析しました。
その結果ですね、少なくとも29万3700人、およそ30万人ぐらいの人がですね、
子育てをしながら介護も担うダブルケアの状態だとわかったんですね。
その9割は30代から40代の働く世代で、20代も7%いたんですね。
しかも2012年から17年の5年間だけでおよそ4万人も増えていますから、
今は優に30万人を超えているとみられます。
考えてもみてください、小さい子の世話をしながらですね、親御さんの介護も担うことがどんなに大変かですね。
大変ですよ、ほら。
記事の中でそんなお一人、お子さんが3歳と5歳だった7年前からダブルケアが始まった
広島県の48歳の女性、大谷さんの体験が紹介されています。
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タイトルは、私逃げられん。ひとりっ子ママが背負う家族の十字架です。
最初に介護状態になったのは大谷さんのお母さんでした。
難病で足が不自由になって、2年後にはお父さんも肺癌を患って、
回復されたんですが物忘れが激しくなりました。
今お父さんは81歳、お母さん80歳。お母さんは寝たきりの妖怪語4です。
大谷さんは介護のために仕事を辞めてですね、ご主人にも転職してもらって、
住んでいた東京から実家近くの借家に家族で引っ越しています。
暮らしは一変しました。毎朝5時に起きて、ちょっと遠くまで通勤するご主人を送り出した後ですね、
家事を済ませて子供を登校させるとですね、その後実家の家事なんですね。
寝たきりのお母さんのトイレの世話をしながら朝食を用意して家事を済ませて、
その後休む間もなくパートに向かうんですね。
ご両親の年金を合わせて月十数万円。介護サービスの費用もバカになりませんので、
今3つの仕事を駆け持ちされているそうです。
パートから帰ると夕食の準備をしながら子供たちの宿題を見てですね、
出来上がった夕食をご両親に運んでお世話をして、
子供を寝かしつけた後でまた家でウェブ編集の仕事をされているそうです。
寝る暇もないですね。
3年前にはこんなこともありました。新型コロナです。
大谷さんと子供たちが感染したのでですね、ご両親もデイサービスもショートサービスも受けられなくなって、
1ヶ月近く全ての介護が彼女にのしかかりました。
ご両親に移さないように体に消毒液を塗ってゴミ袋を全身にまとって、
マスクとゴム手袋で世話をしたそうです。
39度の熱があった日もですね。
で、なぜか私だけこんな目に合うんって涙がよく出ちゃいますと取材に話されましたけれども、
そりゃそうですよね。
そして育児は卒業があるけど介護にはないと。
介護が残酷なのは終わりを望むことは家族の死を期待することになってしまうんです。
そんなこと思いたくないじゃないですかとも話されてるんですね。
これダブルケアじゃなくても親御さんを介護中の方とか、
介護を経験された方はこれ身につまされる言葉じゃないかと思います。
そうでしょうね。
大谷さんは東京で暮らした頃、出産後も正社員としてキャリアを積む将来をあがいてたんですけれども、
その夢もついえてですね。
日本では今、介護のために仕事を辞めざるを得ない介護離職が社会問題になってますけれども、
ダブルケアで県庁でして、統計で明らかになったおよそ30万人のうちですね、
無職になっている人は3割近い84,000人。
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うち7割近い55,000人ぐらいは就職を希望しながらかなわないでいます。
働いている方でも大谷さんのようにパートなどの非正規労働が3分の1を占めてですね、経済的にも厳しいと。
また統計上子育て中とされるのは未就学児がいる方ですけれども、
子育てって子供が小学校に上がったら終わるってわけじゃないですよね。
ですので今の大谷さんのような方を入れればですね、
30万人どころか40万50万の人がダブルケアに直面している可能性があります。
そしてですね、その担い手の多くは女性です。
こうした実態について、これ毎日新聞が取り上げてるんですが、
ダブルケアの名付け親で研究の第一人者でもあるイギリスのブリストル大学というところの山下潤子上級講師は
取材に対してダブルケアに伴う経済的な負担や仕事につけないことで
貧困に陥っている家庭も少なくないんじゃないかと指摘をしてですね。
またダブルケアの負担が女性に偏っていることについては、
労働時間の長さや育児休暇が取りづらい職場の雰囲気
あるいは育児や介護を主に担うのは女性という考え方が
男性をダブルケアの現場から遠ざけていると。
だからこれ男性の責任というよりも男性がケアに関わりにくい社会制度
これ自体を問い直す必要があると指摘されています。
今夜10時からのドラマーの不適切にも程があるじゃありませんけれども
そんな社会を作った昭和世代の一人として私も胸が痛いんですけどね。
ではここからはですね今なぜダブルケアが社会問題化しつつあるのかについてお話しします。
端的に言うと要因は2つ。晩婚化と少子化です。
まずは晩婚化です。こちらが大きいんですけれども
厚労省によると今からおよそ半世紀前の1975年昭和50年ですね。
女性の初婚年齢は24.7歳で
第一子出産年齢の平均も25.7歳だったんです。
それが一昨年2022年は29.7歳と30.9歳
どちらも5歳以上上がっている。
これあくまで平均値ですから実年齢で見ると
35歳から39歳で第一子を産んだ方が全体のおよそ17%
40歳から44歳も5%弱いて
これが第二子となるとですね
それぞれおよそ27%と6%に増えます。
つまり第一子が小学校に上がる頃
お母さんは40代という方が全体の2割以上
第二子では3割以上いらっしゃるということですね。
その時親御さんは若くて60代
多くは70代ともいられますんで
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日常生活に支障がない健康寿命
男性で平均およそ72歳
女性で75歳ですから
子育て中に介護が重なる人が出るというのは
ある意味必然なんです。
次に少子化ですけれども
同じく1975年当時の合計特殊出生率
女性が生涯に産む子供の数ですけれども
これ1.91
ほぼ2でですね
子供は2人以上が一般的でしたけれども
ご存知の通りほぼ年々減り続けてですね
最新の2022年は過去最低の1.26です。
つまり第一子出産年齢に達し始めて
世代で一人っ子が増えて
親の介護の担い手は
自分しかいないというケースも増えてるんですね。
先ほどご紹介した大谷さんもそうで
記事のタイトルが
私逃げられん一人っ子ママが背負う家族の十字架
だったのはそういう意味なんですね。
じゃあこれって今顕在化した問題かというとですね
そんなことないんです。
実は安倍政権当時の2016年
国は今回と同じような手法で
ダブルケアの推計人口を初めて調査して
重要な施策課題の一つに位置付けたんです。
けれども支援メニューが不十分なままですね
国の調査もこの1回きりで終わってるんですね。
背景にはですね
育児と介護の福祉サービス
このメニューが別々に考えられている
縦割り行政の弊害があって
それは去年4月に子ども家庭庁が創設されて
育児部門が厚生労働省から切り離されたことで
さらに済むんじゃないかという懸念すら言われてるんですね。
同じ方が介護と育児と抱えてても
全く違うんですね。
一方で今30代40代のお母さんが産んだお子さんが
また30代40代でお子さんを産まれるとですね
今度はお子さんが小学校に上がる前に
親御さんの多くは70代から80代になって
ダブルケアが一般化する社会ってのは
もはや目に見える未来なんです。
30年以上前1990年に合計特殊収率が1.57になったとき
あれ1.57ショックって言われて
これ少子化対策急がなきゃって言われましたよね
でも結果を見ると国の大規模な対策が動き始めたのは去年
二次元というものはですね
だから政府の対応って大体後手に回ってですね
この間は労働者の賃金は上がらずに経済も衰退して
昨日発表された通りGDP国内総生産は
日本より人口が少ないドイツに
抜かれて4位になりましたよね
目に見える未来この課題に有効な手立てを打たず
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それどころかせっせとパーティー権を打って裏金づくりをしている政治家が
幅を利かしていた結果じゃないですかね
大半が昭和世代ですが
それこそ不適切にも程があるでしょうか
不適切だらけですよね
ですからその未来の当事者である斉藤さんと井出さんという
2人の若い女性記者は今有効な手立てを打たなきゃ
ダブルケアの問題はさらに深刻さを増しますよっていう危機感から
このキャンペーン報道に取り組んでいます
育児と介護2つの問題を抱える人への行政の対応
この窓口を一本化して
共に解決できる体制や制度づくりを求めているんですね
そうですね
皆さんもどうかこの機会に
ダブルケアという言葉と課題を覚えておいていただければと思います
そしてもし身近にそういう方がいらっしゃったら
心を寄せてあげてください
一例の記事はネットでダブルケア毎日新聞と検索すれば読めますので
本当にいい記事ですのでぜひ読んでいただければと思います
ダブルケアおかげで覚えましたし
やっぱりそういう社会問題
そして社会制度をやっぱり変えていかなきゃ
子ども調っていらねえんじゃないかって俺は思ってるんだよね
結局切り離してね
ただ役数を増やして
なんか予算取りして
そんなことじゃなくて
一体化してその
厚労省なら厚労省
文科省なら文科省の中で
専門部署を作って協力しながらやればいいんじゃないかなっていうのは
実態に沿ってないですよね
なんかねベビーシッター券割引券配るとか
何言ってんだろうって思いますからね
はいステージカーが若い人を増やさないとやっぱダメですね
ダメですね
はいということで
ダブルケアについて今日お話を伺いました
元三田万一編集長
渡永修一郎さんでした
どうもありがとうございました
ありがとうございました