1. 気になる特殊職業の世界
  2. 大学講師もするWEB漫画家カメ..
ゲストは先週に引き続きWEB漫画家カメントツ先生。現在大学の講師として漫画家や編集者を目指す若者に接する機会も多く変化が起きてるそうです。

漫画を読まない若者が増えている!?/ONE PIECEは少年漫画の常識を超えた作品/週刊少年ジャンプの偉大さ/WEB漫画家って儲かるの?/WEB漫画は無料の実験室/WEB漫画を描く上での鉄則/身近な人の為に描いた作品は強い/ カメントツ先生のTwitter
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こぐまのケーキ屋さん①〜⑤巻絶賛発売中
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誰かわからない人に入らせたい、みたいな気持ちでやると、本当に何にも当たらないっていうことが多くにして、
僕はまだ全然あるので、そういう意味では自分の身近な人、お母さんが自分の子供を見る目線で描いている漫画とかがよく流れてくるんですけど、
そういう漫画って本当にあったかいし、すごく読んでて楽しい気持ちになるので、いつかはそういうテンションで僕も漫画を描いてみたいなというか、
気になる特殊職業の世界。パーソナリティーでインタビュアーのアリュー・ウララです。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々にインタビューをしていく番組です。
ゲストは先週に引き続き、WEB漫画家のカメントツ先生です。まだまだ私たちが知らないWEB漫画家という職業、今週も深く掘り下げていきます。
気になる特殊職業の世界。
先週に引き続き、カメントツさんよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。漫画家のカメントツです。
カメントツ先生は大学の講師としても、大学で教えてらっしゃるということなんですけれども、それは漫画の授業ですか?
そうですね。ちょっと難しい話になってしまうんですけど、現代漫画史とマーケティングみたいなものを同時にやっているというか、
今の漫画を作っていく上で、絶対にその漫画というものがどういうふうにできてきたのかとか、漫画の成り立ちみたいなものを教えないとしょうがないよねっていうところで、
そういうあたりを教えているというか、担当しております。
面白そう。超高生になりたい。
ぜひぜひ遊びに来てください。
どうですか?これからの若者、これからの漫画界とか、漫画家さん志望の方に教えてもらえるとか?
割合で言うと7割漫画家志望、2割編集者、1割その他って感じですかね。大体の割合はそんな感じですかね。
これからの漫画界を作っていく方だったり若い方と触れ合っていて感じることとかありますか?
そうですね。そんなに自分の時と変わらないんですけれども、一番ギャップがあるのはやっぱり漫画を読まなくなってきた世代なので、
びっくりしたのはやっぱり漫画に携わる学校の子たちって一番漫画を読んでないといけないじゃないですか。
それでも週刊少年ジャンプを読んでいる子って結構少なかったりとかするので、
本当に漫画って読まれなくなってるんだっていうのはちょっとショックとしてあるというか。
じゃあ何を読んでらっしゃる?
多分少しマニアックな雑誌を読んでたりとか、漫画家さんでもたまにいるんですよ。漫画全然読まないで漫画を書く人とか。
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でも傾向としてはむさぶるように読んでいた人間からするとちょっと意外というか。
あとは、これはそんなに変わらないのかもしれないんですけれども、
作家なりアーティストなりを目指す人たちってそれなりにパンクだったり、ムライ派の子が多いのかなと思ったら、
結構世間体とか親の対面とかを気にする子が多くて。
世代ですかね。
そういう子たちが、例えば学生にウェブと雑誌どっちでデビューしたいの?って聞くとやっぱり雑誌でっていう子が多いんですよ。
今の子、大人たち世代からすると今の子ってウェブでしょ?みたいな感じの目線あるけど全然雑誌の方が強くて、
その中でほとんどの子たちがなんで雑誌でデビューしたいの?って言うと、親に言いたいからとか。
親がそれだと許してくれるからみたいなことを言う子が結構多くて、3割ぐらいはそういう子が多いんじゃないかな。
結構保守的。
そう、保守的。なので、なんかびっくりするところはありますね。
なんか親なんて知らねえって思いながら作家になってきたので、びっくりですね。
確かに作家さんもですし、アーティストもですし、親に会えないぐらいの気持ちで家を飛び出して、
俺はこれを表現するんだみたいなのかなと思いきや、うちの時代は違うので。
芸大っぽくないなあっていうのは思ったりはしますね。
他はWEB漫画について聞いてきたり、WEB漫画のカルチャーをもっと教えてくれみたいな方はいますか?生徒さんとか。
そうですね、なんかあり程にこう、どうやったらバズるんですか?みたいなのを授業後に聞いてくる子はいるんですけど、
なんかそういう子に限って、じゃあどういう風なところで漫画を公開してるの?って聞くと、
いやまだやってないんですけど、みたいな。やろうよみたいな感じはありますね。
なのでそういう近道を探すみたいな意味で聞いてくる子はたまにいますけどね。
なのでまずは上げてからでしょっていうのはよくはいますよね。
情報を入れたり勉強するのって人それぞれですけど、でもジャンプ読んでほしいですよね。
ジャンプはね、読んでほしいですね。
本当に多分漫画をそんなに読んでない人とかライトユーザーの人たちって、
ワンピースのことをすごく大衆受けを狙った、ゲイゴーした作品だと思っている人多いと思うんですけど、
ワンピースってすっごい尖った作品なんですよ。
あれ、作家からすると極童物をなんでこんなにポップで描けるんだろうというか、あれヤクザ映画なんですよ。
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ワンピースはヤクザ映画?
ヤクザ映画なんですよ。
あれを少年漫画にした作品なんですよ。
なので日本人の心に刺さりまくるし、めちゃめちゃイリーガルだしっていうので、
しかもワンピース読んでますって言うと、ライトユーザーなんだねとか思われるじゃないですか。
ワンピースって100巻近く出てるので、あんな長い作品を100冊以上読めるだけで本当漫画好きな人なので。
そうですよね。
なのでジャンプは馬鹿にできないというか、本当にジャンプを追ってほしいというか、
あんなに一番尖ってて一番売れてる雑誌ってないので、困ってるんですよ本当に。
僕としてはマニアックでアンダーグラウンドっていうところで頑張ってやってきたのに、
もう大手が裏口から入ってくるんですよ。
なので頑張ってコグマのケーキ屋さんであえて光の当たるところを一生懸命守ってるみたいな状況。
裏返っちゃってるので。
そうなんですよ。
そういう視点でちょっと読んでみます。
そうか。
そうなんですよ。
なのでそれこそ鬼滅だったりとか、ダークな作品が今ジャンプに多いじゃないですか。
なので漫画の入り口として、低学年の子たちが漫画って何?と思って一番最初に読む漫画が鬼滅なわけないじゃないですか。
それこそ僕らの時代にドラえもんってあったんですけど、
ドラえもんってスマホないし、お母さんが原骨してくるし、
結構やっぱり僕は大好きですけど時代にそぐわないところが結構あるので、
そういう意味では入り口が本当にないので、そこをちょっと頑張って守ってるみたいなところがありますね。
で、そこで掴んで鬼滅に流すっていうわけのわからない、鬼滅で膨らむというか、
本当に入り口で僕今漫画世界のチケット切る人になってるんで、
そうなんですよ。そっから向こう、遠くの方で盛り上がってる、ステージが盛り上がってる音がするっていう寂しい職業をしているので、
そういう意味ではいつか鬼滅のステージに行きたいなと思ってはいるんですけれども、
でもそういう裏方作業というか、本当ジャンプはすげーんですよ。
ウェブ漫画家さんについてもちょっと詳しく伺いたいんですけど、紙面だと原稿量のイメージなんですけど、
ウェブ漫画は正直どういう価格設定なのかとか、あと実際に儲かるんですか?
バズったら儲かるのかなっていうイメージがあるんですけど。
そうですね。ピンから霧まであるんですけれども、ウェブ漫画ってそもそも、
僕の場合、例えばTwitterで漫画を公開して、それを書籍か単行本化していくっていうビジネスモデルなんですけれども、
いわゆるTwitterを運営している段階ではお金にほとんどならないです。
というかTwitterってマネタイズができないようにそもそもなっているというか、
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YouTubeみたいに再生数でお金がもらえるシステムではないので、本当にそこまでは持ち出すというか。
で、そこから個書籍が決まっていくと印税がもらえたりとか、
あとは僕は今出版社さんに書いた文の原稿量っていう形でまとめてもらったりとかは後追いでしているんですけど、
本来原稿量って雑誌に掲載したお金っていう意味なので、
なのでそういう意味では原稿量って発生しないパターンっていうのは多いんですね。
そうなんですね。
だんだんやっぱり雑誌と違って、それこそ雑誌って大きく開きがあって、
めちゃめちゃ読んでもらえる雑誌があれば全然読んでもらえない雑誌があって、
手にすら取ってもらえないという段階にはなりにくいというか。
まずは口に入れて見てもらえるというか。
それはやっぱりウェブの強みなので、見つかりにくいってことはあんまりないのかなというか。
あとはやっぱり書籍になってくるとお試しっていうのができないので、
ある程度雑誌に掲載しちゃったら最終回まで書くしかないじゃないですか。
でも1話だけとりあえず上げてみるっていうことがウェブは無料でできるので、
なので無料の実験室だなと思ってやってますね。
そういうメリットも。
例えばの話をしちゃうと、
僕が前書いていた猫のぐるぐるっていう猫が主人公の漫画があって、
それはそれなりにすごく反響があったんですけれども、
何かちょっと続きがかけないテンションになっちゃって、
その猫のかわいいぐるぐるっていうのを今連載しているのの悪役にしたりしてるんですよね。
なのでそういうつながりみたいなのもすごく面白いかなっていうので、
いろんな方向に自分自身の考えで転換できるというか、
雑誌に載ってしまうとどうしてもいろんな人の兼ね合いで自由が利かないことって往々にしてあると思うんですけど、
なんかつまんないからやめちゃおうとか、
なんか面白いから越しちゃおうみたいなことが結構自由にできるなっていうのは強みだったりするんじゃないですかね。
面白いですね、なるほど。
逆に雑誌と違って出版社さん、編集者さんがついてくれるわけではないので、
そういう意味では一人ぼっち感は強いっていうのがデメリットかもしれないですね。
あとはウェブマンガと書籍上の構成とか絵柄の違いは意識したりするんですか。
そこはそんなに変わらずなんですかね。
そうですね、これが難しい話で、また難しい、いい質問してくれるなと思ったのが、
そもそも漫画って印刷っていうものを前提に作られてるんですよ。
例えばモノクロで描く、中間色がない、いわゆるグレーの色がないんですよ、漫画って。
トーンでいわゆる点々で表現するってことはあるんですよ。
つまり昔の印刷っていうものを前提として擦りやすい、大量生産しやすいっていうことを前提とした記号なんですね。
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なのでそもそも印刷を前提としている記号を何でも出力できるモニターに出力を出すっていうのってすごく不自然なことなんですよ。
それこそトーンとかドットとかって画面上だともわれっていってノイズが走ったりしてしまうので、
なのでそういう意味ではウェブでやるための意義とは何かとか雑誌でやるための意義とは何かみたいなものを
多分それぞれの作家さんが考えているとは思うんですけれども、まだ確立したものはないですけど、
一つすごく大きい点で言われているのはみんなスマホで見るから文字は大きくっていうのは。
それは鉄則だとは思いますけど、それ以外は多分みなさん秘伝のタレみたいな感じで持っているんじゃないですかね。僕もありますね。
僕は一つの作品に一色って決めてます。
例えばコグマのケーキ屋さんだったら少し肌色に近いオレンジ。
猫の漫画だと緑色とピンクを使って、この作品はこの色なんだっていう結びつけをすると
読者さんが分かりやすく読んでくれるというか。
やっぱり漫画って記号なので、漫画って実は絵じゃないんですよ。あれは文字に近い記号なんですよね。
あんまり色が、想像してもらえると分かりやすいんですけど、新聞紙が極彩色だったら読みにくいじゃないですか。
そうなんですよ。やっぱり文字に近いものなので、色が多すぎるとノイズになりすぎてしまうので、日本の漫画は。
なので色はなるべく抑えるっていうのを自分は意識しています。
やっぱり雲を掴むようなというか、誰か分からない人に入らせたいみたいな気持ちでやると、本当に何にも当たらないっていうことが、
この世に存在しない人のために漫画を描くことが多にして、僕はまだ全然あるので、そういう意味では自分の身近な人。
インスタグラムとかツイッターを見ていると、自分の子供のために描いたりとか、
お母さんが自分の子供を見る目線で描いている漫画とかがよく流れてくるんですけど、
そういう漫画って本当に温かいし、すごく読んでて楽しい気持ちになるので、
いつかはそういうテンションで僕も漫画を描いてみたいなというか、
今はまだ僕はそういう家族とかそういうものを持っていないので、いずれはそういう目線で描いてみたいなというか、
想像の領域で描くしかないんですけど、
自分のめちゃめちゃ本当に目も入れても痛くないような人のために描くって、
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多分僕めっちゃ最高傑作描けるような気がするんですよ。
チャンスに恵まれないかもしれないんですけどね。
そのためにっていうわけではないんですけれども。
なるほど。
でもこれからさらにどういう作品を発表されていくのかとかもすごい気になります。
そうですね。
僕は藤子F藤代先生を大尊敬しているので、
あんまり子供たちのためにというか、子供のために描いていく。
それは大人が読めるものでもあってほしいっていうところですかね。
なのでやっぱりそのあたりを狙っていくという感じですかね。
仮面斗司先生、告知などがあれば。
そうですね。僕の情報に関してはツイッターが一番早いかなと思うので、
ツイッターをフォローしていただきたいのと、
あとはコグマのケーキ屋さんという作品がただいま5巻まで出ておりまして、
それをちょっと読んでみてほしいなという感じです。
6巻はそろそろ発売かなというテンションなんですが、
まだ僕が読み切りをかけてないので、ちょっといつかわからないという状況ですね。
あとは猫の漫画、正式にはダビンチという雑誌で今連載になっているんですけれども、
猫おばあさん僕というタイトルで書籍化が決まりましたので、
ぜひぜひそちらの方もチェックしていただければと思います。
よろしくお願いします。
今回は仮面斗司先生いろいろお話ありがとうございました。
ありがとうございました。よいしょ仮面斗司でした。
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