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2020-06-22 07:49

宇宙刑事ギャバンの変身を再現?ラメ糸は「蒸着ッ!!」します#006

金銀糸・ラメ糸の輝きであるシルバーやゴールドは、「金属」そのものの光沢です。

透明のフィルムに金属光沢をメッキして糸にしているのです。

この工程が蒸着(じょうちゃく)です。


金属を熱で溶かして、固体から液体、さらに気体になり、フィルムに着くと固体になります。

フィルムに蒸着させた金属を糸の巾に細く切り、さらに他の糸と組み合わせたりしながら、「金銀糸(きんぎんし)ができあがっていきます。


福永社長は、工場見学もオープンに受け付けておられますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。


宇宙刑事ギャバンの変身シーンをご存知の方は、ぜひその旨も合わせてお伝えください😊

(知らない人は検索してみてください。蒸着ってこうかーってイメージができます)


また「ラメ糸王子が今日こそ行く!」のコーナーでは、ラメ糸王子こと石川亮太が、精練(せいれん)についてお話しています。


世界の人々に「飾る」楽しみをお届けする

泉工業株式会社

https://www.izumi-kingin.com/


福永均の「繊維の泉」

提供:泉工業株式会社

プロデュース、制作:キラテン

ナビゲーター:順天堂

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福永ひとしの繊維の泉
皆さんこんにちは、きらてんじゅんてんどうです。
福永ひとしの繊維の泉、今週も始まりました。
福永社長、よろしくお願いします。
お願いします。
今日は、前回、ラメ糸の着色をちょっと深掘りしたんですけども、
今回は、ラメ糸って光ってますよね。
その光っているもの、蒸着というところをちょっと説明しようかなと思ってます。
蒸着、このラメ糸、もちろん透明のものもラメ糸なんですけども、
大体、皆さん一般的にはシルバーとかゴールドとかというようなところをイメージされるのかなと思いますが、
このシルバーとかゴールドというのは金属光沢がついてて、
初めてシルバーとかゴールドとかというふうになるんですけども、
この金属光沢をつけるフィルムに金属光沢をつけるのが蒸着と呼ばれる工程になります。
蒸着は今の金属そのもの、大体金属ってのは固体の状態なんですけども、
これを熱を入れまして溶かします。固体を液体にします。
さらに熱します。
そうすると液体が機体になります。
その機体がピヨヨンと上に上がっていって、上のフィルムについた時点で固体に戻るという状態。
これが蒸着。
それを連続でずっと行っていくので、フィルムに金属光沢がついていきます。
簡単に言うとメッキされるような状態ですね。
業界用語ではVMという言い方をしますが。
ペットフィルムに蒸着されているものを蒸着ペットというふうに言うたりします。
放送材料なんかは軟法材というふうに言われるんですけど、
柔らかい放送材料ということで、
軟法材の業界では一般的には非常に常識的に使われていることなんですけど、
専業業界になると特殊な、我々の業界しかほぼないような加工になります。
蒸着金属は一般的にラメ糸はアルミがほとんどです。
あとは銀、AGですね、あるいは錫なんかが使われていることが多いです。
フィルムに均一の厚さで金属が付いていくというところにも特殊な技術がいるわけですか?
そうですね。
奥が深いですね。
深いですね。
そうやってフィルムに金属を付けて、単純に言ったら銀色の金属と黄色の色でゴールド色に見えるとか、
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そういう色の組み合わせでキラキラした糸ができると。
そうです。
福永人種の繊維の泉。
ラメ糸王子が今日こそ行く。
日々ラメ糸メーカーの栄養マンとして飛び回っている
泉工業株式会社のラメ糸王子こと石川亮太が
今週一番ホットな繊維情報をお届けするコーナーです。
はい、ラメ糸王子の石川です。今週もよろしくお願いします。
お願いします。
今週のテーマなんですけど、精錬という加工について深掘りしようかなと思っています。
精錬、漢字ではどんな漢字ですか?
精錬の精は精米の精、寝る。糸編に東とか言って寝る。
で、精錬と呼んでます。
前回シルクの素材の話をさせてもらった時にも精錬という言葉が出てきたんですけど、
あまり詳しくはご説明してなかったので、今回ちょっと深掘りしようかなと思いました。
シルクの回でご説明したのは不純物を取るという、
シルクはカイコが口から出した糸を精錬という加工を経て、
絹糸シルクという形に生まれ変わるという形でご説明したんですけど、
そもそも精錬の内容なんですけど、カイコが口から出した物、何でできてるのかっていうのを、
タンパク質なんですけど、その中でも2種類のタンパク質からできてまして、
フィブロインというタンパク質とセリシンというタンパク質からできている糸になりますね。
それを断面を拡大して見てみると、豚の鼻みたいな形を実はしてまして、
その豚の鼻の部分がフィブロインというタンパク質、
その周りにセリシンというものがついてまして、精錬という加工で、
セリシンという周りについているものを除去して、絹糸としてできあがるという形なんですけど、
それをすることによって、除去されて豚の鼻のような形から三角断面のような形になりまして、
それで光沢ですね。乱反射みたいなことが起こって、より光沢が上がったりとか、
きれいな見た目の糸に仕上がるという形ですね。
シルクになる前のカイコさんの口から出た状態、これは何て呼ばれているんですか?
これがキートという。
キート、どんな感じですか?
生きるに糸ですね。生糸。
キートの状態としては繊維製品には使えないものなんですか?
そうですね。基本的には使わないですね。
しなやかで肌触りもよくて、なんかキラキラしているように見えるなというものは、キートの状態ではああはいかない。
そうですね。
カイコの口から出たものを一度精錬というきれいにする作業、この工程を経て初めてシルクの糸になるというところの情報で勉強してもらったらいいでしょうか?
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はい、そうですね。
では福永社長、今日の報酬は何点でしょうか?
今日の石川は55点かな。
きましたね。
ありがとうございます。
おめでとうございます。
今回、報酬は精錬、キートに対してしっかり説明していただきました。ありがとうございます。
ありがとうございました。
福永ひとしの繊維の泉
はい、お届けしてまいりました。福永ひとしの繊維の泉。社長、今日の放送はいかがでしたでしょうか?
今日は浄着というところを説明させていただきました。浄着イコールメッキというような感じで覚えておいていただいたらよいかなと思っています。
泉工業のお知らせありますでしょうか?
はい、私、ラメイト王子石川が毎週、毎週じゃないですね、ほぼ毎日更新しているインスタグラムとフェイスブックがあるのでそちらもぜひ皆さんご覧ください。
それと、弊社の泉工業のラメイトを使った生地を今はこういった状況なのでマスク用途としても地域の皆さんにお配りしておりますし、遠方の方は発送させていただくのでぜひよろしくお願いします。
では福永ひとしの繊維の泉、今回は浄着そして精錬のお話をいただきました。ありがとうございました。
ありがとうございます。
世界の人々に飾る楽しみをお届けする、泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。
この番組は提供、後染めラメイトメーカー、泉工業株式会社、プロデュース・製作、キラテン、ナビゲーター、潤天堂でお送りしました。
07:49

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