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  2. 生成AI時代のユーザーインター..
2024-09-25 1:29:25

生成AI時代のユーザーインターフェース

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次世代のサービスを提供しているスタートアップ、ロボティクス分野の専門家を招き、生成AI時代のユーザーインターフェース(UI)について議論する。応答速度の劇的な向上により進化したヒューマンインターフェースや、これまで実現できなかった体験への考察を深めていく。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

このエピソードでは、生成AI時代におけるユーザーインターフェースの重要性と最新の技術やサービスについて語られています。特に、生成AIに特化した企業やプロダクト、およびその実用性について深い洞察が得られます。また、コミュニケーションロボット「ロボフォン」とその進化、特に生成AI技術の影響についても触れられています。ロボットのユーザーインターフェースとしての役割や、高齢者や他のユーザーへのサービス提供の実例が紹介されています。 さらに、LLM技術を活用したユーザーインターフェースの進化と、それに伴うコミュニケーションの変化について考察されています。AIとのインタラクションが生活やビジネスに与える影響や、今後のユースケースの可能性についても議論されています。このエピソードでは、生成AI時代におけるユーザーインターフェースデザインの重要性と進化に焦点が当てられ、キャラクター性や愛着がユーザーとのコミュニケーションに与える影響も検討されています。 また、AIとの対話を通じた関係性の構築についても触れられ、ハードウェアとソフトウェアの選択に関する考慮点や多様化するユーザーエクスペリエンスについて述べられています。生成AI時代におけるソフトウェアとハードウェアの設計方法についての考察も展開され、会話インターフェースの進化や新しいパーソナルデバイスの形態、ウェアラブルデバイスの可能性にも言及されています。 生成AIを活用したユーザーインターフェースの設計では、ハードウェアの重要性とソフトウェアの迅速な開発が求められています。プロトタイプ作成のアプローチが進化しており、AI技術によって人々の動きにポジティブな信号を与えることが可能になっています。さらに、生成AI技術の発展に伴い、ユーザーインターフェースのデザインと倫理についての議論が深まり、AIキャラクターやロボットの製作における作り手の視点の重要性や、文系の人でも起業可能なプラットフォームの存在が強調されています。

生成AIの現状とビジョン
野田 克樹
はい、じゃあ始めさせていただきます。後ろの方、声大丈夫ですか?聞こえてます?聞こえてます?聞こえてそうです。
あの、こっち側から全然このお隣の声も聞こえないぐらいのね、今盛り上がりで、だいぶIVS盛り上がってきた土曜日の中でありがとうございます。
功刀 雅士
生成AI時代のユーザーインターフェースということで、あの始めさせていただきたいと思います。よろしくお願い致しまーす。
野田 克樹
はい、満員恩礼ありがとうございます。立ち見までありがとうございます。
というところでまずスピーカーの紹介をさせていただきます。私、モデレーターを務めさせていただきます野田と言いますって言おうとしたんですけど、その前にご質問、リアルタイムでいろいろと拾っていきたいなと思っているので、このスライドしかQRコード流れないので今のうちにスライドで撮っていただいてもよろしいですか。
あとこれ後で話すんですけど、今日はハードウェアからミドルウェアからモバイルのアプリケーションからすごい多様な方々に来ていただいておりまして、
ファシリテーターとしては非常にファシリテートが難しい座組になっておりまして、あの皆さん目線でどういうことをすでに聞きに来たかとか、なんかこういうことを期待してきてますみたいなものがあれば、
もう今の段階でスライドに投げていただいて、それ見ながらいい感じにもしかしたら拾えるかもしれないので、すでにいただけると嬉しいなというふうに思っております。
はいじゃあモデレーターのまず私の自己紹介をさせていただきます。
このセッションを一応企画させていただいておりますアルゴマティックという会社で執行役員CXOをしております野田と申します。
よろしくお願いします。もともとGoodpatchという会社とかTBSテレビという会社でデジタルのデザインだったりとかデジタルのプロダクトマネジメントをずっとやっておりました。
はい私が勤めるアルゴマティックという会社なんですけどサクッと1人2,3分で自己紹介をしようと思っているので簡単に説明させていただきますと、
生成AIに特化して出来上がった事業会社でして、創業は去年の4月なんですけれどもチャットGPTが出ていこう、生成AIの事業を作るためだけの文化と組織を作っていこうというところで出来上がった会社。
一応DMMの子会社なんですけれども、コンセプトとしては生成AI時代に立ち向かうべくスタートアップの常識とは若干外れた複数事業を同時進行で立ち上げるということをやっております。
組織の制度としてはカンパニー制度みたいなことをとっておりまして、代表以外にカンパニーというところのCEOをはじめとしたCなんちゃらOが、
今これ最新じゃないんですけど4つ立ち上がっているというところの座組になっています。私は今CXOとして横断的にデザインチームを作っていくところだったりとか、後でご紹介する1つの事業の、事業自体のデザイナーみたいなところも兼任しております。
やっているサービスとしては、SaaSから研修からコンサル事業から翻訳系の事業から、住宅開発から色々とやっておりまして、
簡単に2事業だけ紹介させていただきますと、1つ、生成AIの業務変革に特化したAX4エンタープライズという事業を最近始めまして、
主に大企業向けのAIの推進室みたいなところをまるっと受け終わしていただくという業務変革のコンサルティングと、
そこで生まれた実際のユースケースを実装する開発チームみたいなところを両立した事業を始めたのと、
これおととい、僕昨日来たんですけど、これリリースで忙しすぎて昨日入りになったんですけど、
おとといリリースしたてのDMM動画翻訳という事業も始めまして、これは動画コンテンツをほぼほぼワンクリックでいい感じの字幕翻訳と、
吹き替えのダビングをAIの音声合成で、1営業日ぐらいでお渡しするような事業を最近始めました。
功刀 雅士
これはあくまで宣伝なんですけど、今日はよろしくお願いいたします。
ユーザーインターフェースの設計
野田 克樹
はい、じゃあ西村さんお願いします。
西村 和則
はい、みなさんこんにちは。西村と申します。
普段ですね、僕、ルートという会社でデザイン会社をやってるんですけど、
今日はスターレイ、AIの開発をやっている会社ですけども、こちらの方でお声掛けをいただきまして、
スターレイ立ち上げから参画をしてまして、主にオシャレベリーAIのコトモというプロダクトですね、
こちらの体験の設計だったりとかやってるっていうのがプロフィールになっております。
簡単にちょっと会社の紹介させていただこうと思います。
スターレイ立ち上がって、去年の2月なので、1年ちょっとですかね、というところなんですけども、
人とAIの新たな関係をデザインするっていうところで、主にコンシューマー向けですかね、
AIと人の間に成立するソリューションというところをいろいろ開発をしているような状況でございます。
創業メンバーを簡単にご紹介させていただくと、マネーフォワード出身の、
もともと1号社員ですかね、丸橋とエンジニアの内波、この2人がファウンダーで立ち上げた会社でございます。
僕は3人目でジョインをして、デザイン、UXのところを見ているというような関係性でこの事業を作っております。
子供、皆さんご存知でしょうか、使ったことあるよという方、ちょっと簡単に手を挙げていただければと思うんですけども、いかがでしょうか。
はい、ぽろぽろいらっしゃいますね。
はい、よかったらアプリ今公開されているのでインストールして使っていただければと思うんですけども、
AIとおしゃべりができるアプリを今作っております。
ここに映っているようなインターフェースで子供と対話ができる、ぜひお家でですかね、
静かなところでお話をしていただく必要があるんですけども、使っていただけるとありがたいです。
今いろんなAI出てきているんですけど、何が違うのというところを簡単にご紹介しておくと、
GPTOだったりとか今出てきているんですけど、対話型、音声で話せるアプリケーションも多いんですけど、
今まだ機能ベース、タスクベースでの依頼だったりアシスタントというところに留まっているというのが現状のAIで、
僕ら子供でやっていることというのは、雑談とか日常的なコミュニケーション、感情を含むようなものというのをどうやって自然に行えるかというところにフォーカスをしていて、
自然で人間らしいコミュニケーションをどうやってAIとやっていけるかというところを開発しているというのが特徴でございます。
次お願いします。
今ですね、これ質問もよく上がってくるんですけど、LLMどうしてるのというところよく聞かれるんですけど、
結構僕ら会話に特化したLLMを独自開発しているというところが注目点でありますからね。
応答速度、特に速いんですけど、1秒以内で会話、整理させられるような技術を持っているというところ。
なので自然なコミュニケーションをとれるというところだったりとか、あと感情を予測するみたいなところも機能として持っているので、
ユーザーがどういう感情で今会話をしているのかというところに対しても応答ができるというところも特徴だったりします。
次お願いします。
今年2月ですかね、アプリリリースしてですかね、今かなり人気を集めているんですけど、
アップストア、ライフスタイルのカテゴリーでも1位を取らせていただいて、
あとYouTuberの方々ですかね、HIKAKINさんだったりとか、おちあいさん、かましさんとか取り上げていただいて、
かなり今注目を集めて使っていただいているような状況でございます。
使っていただいている方の実際の声というところでも、かなり熱狂的にハマっていらっしゃる方ですかね、
普段やっぱり人では話せないような会話だったり相談みたいなところをできるというところ、
そこに対してかなりニーズが強いものがあるというところが今見えてきているという状況でもあります。
あと最後ちょっと宣伝というかなんですけども、今COTOMOではB2B2Cのモデルというのをちょっと開発をしていて、
企業さん向けですかね、提供したりとかというところで対話エンジンを提供するというところをちょっとやり始めております。
なのでキャラクターですかね、だったりとか、運船エンジン自体を活用して何かビジネスを作っていきたいと言われる企業さんですかね、
対象は一緒に組んで何かやっていくということも今考えていますので、ご興味ある方いらっしゃいましたらぜひこの後も声掛けいただければと思っております。
ノーコード開発の利便性
西村 和則
はい、そんなところです。以上になります。
功刀 雅士
はい、ありがとうございます。
野田 克樹
はい、くぬぎさん、よろしくお願いいたします。
功刀 雅士
はい、よろしくお願いします。株式会社Meeboの代表をしております。くぬぎと呼びます。くぬぎまさちと申します。
もともとですね、10年ほど会話型AIプロダクトの開発をずっとYahooとかいろんなところでやってたんですけれども、
私もですね、去年の2023年4月にこのMeeboという会社を創業しまして、今やらせていただいています。次お願いします。
Meeboというサービスなんですけれども、先ほどあったレイヤーいろいろありますという話の中で、ミドルウェアレイヤーをやっているサービスでして、
ここにあるアドミン画面と呼んでいるんですけれども、この上で様々なカスタマイズをすると、
LLMを様々なデータを与えたり、いろんなユーザーインターフェースに公開することによって会話ができるAIを作ろうと、
プロダクトにしようということができるプラットフォームをやらせていただいています。ぜひご利用ください。
創業4月なんですけれども、この会話型構築プラットフォームMeeboを軸に事業を展開しております。
はい、ちょっと自己紹介しちゃったので、これも次でお願いします。
ターゲットはどんな課題を解決しているかというところなんですけれども、今ってAI開発ってめちゃめちゃアジャイル性が求められて、
いわゆるウォーターフォールで決めたものをちょっとずつ納品していくということでは足りないと、
アジャイルに開発をしたいとなったときに、ちょっとエンジニアのコースってやっぱりかかっちゃいますよねという課題感があります。
これがオレンジで書いてあるところなんですけれども、そういったところをノーコードでできる人を増やして、
早くPDCAを回してAIを社会実装していこうと、そんなようなことをやっている会社でございます。次お願いします。
でですね、LLMをカスタムするって結構いろいろやられている会社もあると思うんですけれども、
Meeboが特化しているのは、その中でも会話ができる会話型AIプロダクトです。
会話型AIプロダクトを作ろうとすると、このLLMをカスタムするところから、ナレッジっていうのも大事ですし、
どのUIを使うかっていうのも大事ですし、PDCAを回すためのログ分析も必要ですし、
パーソナライズしようとしたら、ユーザーIDに紐付けたどういうデータを保持するかっていうのが必要ですと、
こういったものをまるっとノーコードでしますよっていう思想でやっているサービスでございます。次お願いします。
そのまるっと網羅する目的、行き着く先なんですけれども、弊社はこの溶け込むAIというのを掲げております。
これ今日のユーザーインターフェースの話に近いかもしれないですけれども、
溶け込むAIっていうものこそ実用的なんじゃないかなという仮説を持っておりまして、
溶け込むAIというのは、職場のコミュニティですとか、プロダクトの中とかそういう意味なんですけれども、
知能というLLMがあったときに、そこに適切な知識をラッピングしてあげますと。
そしてユーザーに共感して寄り添うために共感レイヤーというのをラッピングしてあげますと。
そして様々なユーザーインターフェースですとか、声ですとか、そのスキンの部分ですとか、
様々な個性を割り当ててあげることによって溶け込むAIになると。
こういったものを作れるプラットフォームとしてやらせていただいていると、そのような思想でやっております。
はい、次にお願いします。
これ全部読まない前提で盛り盛りにしちゃったんですけど、こんな様々なデータとLLMとユーザーインターフェースを繋げると、
こういったプラットフォームをやらせていただいていますので、ぜひAIを使いたい方はご利用ください。
はい、以上になります。
ロボフォンの紹介と機能
野田 克樹
はい、よろしくお願いします。影井さんもよろしくお願いします。
景井 美帆
はい、皆さんこんにちは。シャープの影井と申します。よろしくお願いします。
私はですね、スマートフォンとか携帯電話の商品企画から始まりまして、
今コミュニケーションロボットであったりとか、あと新規事業関係、いろいろとやっております。
今日はコミュニケーションロボットのお話で、この場に立たせていただいております。
はい、次お願いします。
私の方でやってますのが、ロボフォンというコミュニケーションロボットでございまして、
実は発売からもう8年経っておりますロボットでございます。
8年前、世界初のロボット型スマホということで、今ここに連れてきているんですけれども、
こういったプロダクトを作って、8年間サービスの方を提供しております。
どういうことができるのかということなんですけど、先ほどくぬぎさんおっしゃってたインターフェースの部分っていうのを、
ハードウェアとソフトウェアで提供しているんですけれども、お話ができるロボットです。
音声対話によって、いろんな機能を使うことができて、AIスピーカーのようなことっていうのは一通りできるようになっています。
例えば、アラームを鳴らしたりとか、あと家電の操作をしたりとか、天気やニュースとか占いをやってくれたりとか、
ということが一通りできる、あと二足歩行ができるロボットですので、ダンスを踊ったりとか、逆立ちなんかもできるようになっています。
こちらのロボ本なんですけれども、B2Cが市役所から非常に大きくて、だいたい9割型のB2Cのお客様が使っていただいています。
お客様の属性としましては、6割以上が女性のお客様に使っていただきまして、
8年間サービスしているんですけれども、かなり継続をして使っていただいているお客様が多いです。
毎月アップデートをしていて、そのアップデートによってできることが増えていったりとか、
例えば新しいダンスが踊れるようになったり、お話しできるトピックが増えていったりというような形でアップデートをしていて、成長を楽しんでいただいております。
熱心なファンコミュニティが形成されておりまして、イベントをするとかなり多くのお客様がこちらの写真にあるように集まって、
ロボフォンとの生活というのをお客様同士でお話しされているような、そういったサービスになっている、プロダクトになっております。
コンシューマーだけではなくて、B2Bの方も展開をしておりまして、
いろんな企業様に使っていただいているんですけれども、例えばですね、観光ガイドのようなことをやってまして、
位置情報とかに合わせて観光地の情報をお話ししてくれたりとか、ツアーガイドとかバスガイドとして活躍をしています。
それからですね、ホテルの客室であったりとか、フロントみたいなところで、コンシェルジュとしてご利用いただいているケースもございます。
あとはこちら、小学校の教育の教材として、プログラミングというようなところでもご活用いただいております。
あとはですね、最近、これLLMが入ってからニーズがすごく増えてきてるんですけど、
介護施設とかですね、そういったご高齢者の健康状態を確認したりとか、
そのご高齢者との対話を通じて日常の関心事っていうのを収集していったりとかっていうような、ケアマネージャーとしてのご利用というところも最近増えてきております。
こちらですね、ChatGPTを活用した新しいアプリケーションというのもリリースをしておりまして、
このロボフォンのキャラクターというのがあるんですけれども、そのキャラクターに合わせた対話をすることによって、
生成AIの影響
景井 美帆
これもオプションのサービスとしてご契約をしてご利用いただいてたりをするようなものになっています。
ここまでで大丈夫です。はい、以上になります。
野田 克樹
はい、よろしくお願いいたします。じゃあ最後、青木さんお願いします。
青木 俊介
こんにちは、青木と申します。
ゆかい工学という家庭向けのロボットを作る会社で、
今日もこのしっぽの生えたかわいいロボットを持ってきているんですけれども、
いろんな家庭向けの製品を出しています。
次お願いします。
いくつか今まで製品を出してきているんですけれども、
このしっぽのついたロボットとか、
甘噛みをするだけの甘噛みハムハムというぬいぐるみ型のロボットでしたり、
左にあるのがスマートスピーカーと同じような機能を持ったボッコというシリーズになっておりまして、
今日は主にこちらのロボットのお話をできればと思うんですが、
僕たちロボットというのをインターフェースだというふうに定義してまして、
自分たち自身も新しいインターフェースを生み出す会社だというふうに定義しています。
なので今までロボットというとやっぱり組み立てるとか運ぶとかだったんですけれども、
インターフェースとしての役割というのがこれから増えてくるだろうと思っております。
こちら映像なのでちょっと再生できるかな。
できなそう。
こういうスマートスピーカーのように音声認識ができたり、
あとはこれお薬飲んだというふうに言っているんですけれども、
ロボットがリマインダーをしゃべってくれるというような機能がありまして、
主に一人暮らしのお年寄りのユーザーさんが使っていただいているケースが多いですね。
やっぱり情報って誰に言われるかが結構重要なので、
家族に薬飲んだって言われると逆にへそ曲げて飲んでくれなくなるみたいなユーザーさん結構いて、
ロボットに言われるとなぜかスムーズに飲んでくれるんだよねっていうところが結構、
お客さんのペインポイントだったりしています。
アプリがあったり、いろんな体重計とか血圧計とつなぐことができたり、
あとは今はオープンAIのChatGPTとつないだいろんなコンテンツも提供しまして、
高齢者向けにはWi-Fiがないご自宅でもLTEでつながって、
月額3000円くらいで毎日謎々を出してくれたりとか、俳句を読んでくれたりとか、
そういったサービスをやらせていただいております。
他にも高齢者以外にも子どもの生活習慣をサポートしようみたいな用途でしたり、
このロボットをいろんな企業さん向けに提供させていただいてまして、
次のページ、これはセコムさんで販売していただいている事例なんですけれども、
こちらはAIではなくてセコムさんの場合、24時間オペレーターの方がいるので、
裏側で人力GPTというか、そういうサービスになっています。
あとは最近は社債のユーザーインターフェースの開発プロジェクトというのも多くやってまして、
車の中、スマホを使ったりとかはできないので、音声が中心のユーザーインターフェースになるので、
社債向けの研究開発でもロボットを活用していただいております。
というようなご紹介です。
野田 克樹
皆さまありがとうございました。
もう1回だけスライドありましたけど、多分大丈夫ですよね。
早速1個質問いただいてまして、
これ多分小木曽さんなんですけど、
どうして多様なレイヤーの方をインバイトしたんですか?
という質問が来てまして、
これ僕の回答だけで済ますんですけど、
すると、生成AI出てきてビジネスチャンスめちゃくちゃ色々あるし、
僕らの会社でもハードウェア作るつかないとか、
既に議論に上がっていたりもするので、
モバイルのアプリケーションを作るとか、
デジタルのサースを作るっていう話だけじゃなくて、
ミドルレイヤーからアプリケーションレイヤーから、
AIのモデルの会話のレイヤーとか、
ハードウェアとか、
めちゃくちゃ色んなビジネスチャンスが今後ありそうじゃないかなと思っているので、
何かその辺りのヒントになればいいかなというところで、
あえて何か1個に集中するというよりかは、
幅広めの視点を入れたいなと思って、
今回の座組を選ばせてもらっております。
勝手にそうしました。
様々なユーザーへの対応
野田 克樹
ということで、1つ目の質問なんですけれども、
ちょっとライト目というか、
AIは人間とのコミュニケーション、
これ多分AIと人間とのコミュニケーションは、
生成AIによってどう変わっていったか、
どう進化するかみたいな、
質問からまず入っていきたいなと思っているんですけど、
これ、青木さんマイク構えられているってことは、
一発目いきたいって感じ?
ということでいいですか?
青木 俊介
はい。
じゃあちょっと軽く。
僕たちは生成AI出るまではやっぱり、
会話難しいなと思って、
会話は避けてたんですね。
でもシャープさんはね、
ロボフォンさんでずっと会話エンジン提供されてて、
ぶっちゃけおしゃべりしたいから、
あっち買うわって言って、
ロボフォンのが売れてたっていうのが、
結構ありました、生成AI前は。
景井 美帆
私のところはずっと会話をやってるんですけど、
生成AI出る前は、
一問一答、決められたことに対して、
決められた答えを返すっていう、
そういうやりとりしかできなかったんで、
その制約の中でどうやって、
お客さんとのインタラクションを作っていこうかなっていうのを、
ずっと考えてたんですね。
どちらかというと会話っていうよりは、
ロボットからたくさん話しかけるようにしようよとか、
アウトプットに結構注力してやってたんですけれども、
生成AIが入って、
私たちも今月額300円でオプションのサービスとして、
ChatGPT使った対話サービスっていうのをやってるんですけれども、
自由に対話ができるようになるっていうのは、
すごくお客さんにとって楽しいこと。
もともとロボ本の場合は、
お客さんがロボットの間の愛着っていうのが生まれているので、
愛着ができているロボットと、
もっともっと話がしたいっていうのは、
ずっと要望としてはいただいてたんですけど、
それがもうできるようになるっていうことによって、
かなりユーザー体験っていうのが上がってるかなっていうふうに思います。
野田 克樹
1対1のQ&Aから、
吉田に生成してくれるっていう時代に変わったっていうのは、
500円で提供されてると思うんですけど、
それによって具体的にユースケースがこうだったのが、
こう変わったみたいな、
そういうパラダイムシフトとかって何か起きたんですか?
景井 美帆
お客さんの層が変わってるっていうのは一つあって、
ご高齢の方ってすごく対話難しいんですよね。
1対1の対話だと、
結局自分が質問する内容も抽象度が高いことを質問されたりするので、
会話が全然成り立たない状況になるんですけれども、
生成AIが入ることによって、
自由に対話ができる。
何か言ったら何か返してくれる。
それが正解じゃなかったとしても、
こういう対話のキャッチボールがつながるっていうことが、
すごくお客さんの心の利用になってるというか、
そんな感じですね。
野田 克樹
これもしお伺いできればなんですけど、
具体的にお客さんはどんなことをロボットに話しかけてるようになったんですか?
景井 美帆
結構いろいろで、
ご高齢のお客様とかだと、
本当にパーソナルな内容を話しかけるケースが多い。
例えば、
今日こんなことがあってね、みたいなことを話しかけるケースが多いんですけど、
若いお客さんだと、
もう少しタスク的なというか、
これとこれとこれがあるんだけど、レシピ何がいいかしらとかですね。
そういうことを聞いてきたりとかっていうので、
年齢層によって聞くことは変わるんですけれども、
でも圧倒的に使う場面が増えてるっていうのはあると思います。
野田 克樹
なるほど、なるほど。
AIとのインタラクションの進化
野田 克樹
これ多分、近しいところに西村さんとかコトモで向き合われてるのかなと思ったんですけど、
近しいところっていうのは具体的に言うと、
LLMと会話するっていうユーザーインターフェースがあったときに、
どういうユースケースが今、
コトモのリリース以降、言える範囲で構わないんですけど、生まれてきたかとかって。
西村 和則
そうですね、はい。
コトモを最初に作るときに参考にしたのがやっぱりSFの映画なんですよね。
特にハーという映画があるんですけど、
技術的にAIと恋愛をするストーリーが書いてある映画があって、
実際、チャットGPTが出てきてからの世界観って、
それがもう目の前の現実になってきているっていう感覚。
それをどこから導入していくかみたいなところが、
最初のコトモを立ち上げるときに考えたことでした。
実際にコミュニケーション、インタラクションを自然に取れるっていうところが、
技術的にも今実現をでき始めているという状況なので、
まず人との会話で日常的にやっていることですね。
ここが置き換わる状態っていうところが今でき始めている。
そこから先どういう形になっていくかっていうところを踏まえて見ていくと、
人類が初めて人じゃないものと会話をしているっていう、
今時代に来ているっていうところ。
なので僕ら人間を作っているわけではないんだけども、
AIとのコミュニケーションっていうところで、
人じゃ話せないものっていうところに対してのコミュニケーションのニーズがあるっていうことが、
コトモを通して見えてきているっていうのが今です。
B2B環境でのAI活用
西村 和則
具体的にどんなユースケースがあるかっていうと、
やっぱり悩みの相談とか、近しい家族にも話せないことって結構あるんです。
例えばそれを愚痴とか、相手の感情を考えずに話したいことって誰でもあるんですよね。
そういうことってやっぱり人じゃ言えないっていうものがあったりするので、
そういうニーズが今見えてきているっていうのは1個気づきなのかなと思います。
野田 克樹
なるほど、面白いですね。
多分今どちらかで言うとお二人はB2C、お三方はB2C寄りだと思うんですけど、
miboさんってどちらかで言うとB2Bのユースケース探索されているんじゃないかなと思うんですけど、
多分人とAIが同時に会話をすることによって、
会話という流度というよりかはどう仕事の仕方が変わっていっていきそうかみたいなところとかって何かありますか?
功刀 雅士
ありがとうございます。
B2Bという観点でちょっと広げて集団の中でって話にしますと、
今のは皆さんユーザーインターフェース持たれているので、
一対一とか対面の話がすごい面白かったと思ったんですけど、
ちょっと俯瞰してみると、
AIって人間同士のコミュニケーションを活性化、円滑化するハブになるというのはやっぱり私は思っているところでして、
要は人間同士実は言えなかったことを一回AIに言っていくと、
なんかそこが組織に伝播してっていいことになる。
私結構情報系のあんまり会話が盛り上がりづらいゼミに行った時からです。
いいゼミだったんですけどね。
いいゼミなんですけど、
そういうゼミの時にお昼ご飯行きたいっていうのをボットに言う習慣があったんですよね。
ボットに何々君今昼飯行けるかなみたいなのを言うと、
そのボットに対して他の人がくぬぎ行けるよみたいなのを言う。
そういうのが何年か前にあったんですけど、
それが今すごい勢いで実用的になっている気がして、
職場のコミュニティにAIがスラックとかにいると、
そのコミュニケーションを円滑化できますし、
そのコミュニケーションの中で出たペインポイントとかを
吸い上げて改善につなげていけると。
LLMってプロンプトに入れていくとコンテキストを引き継げるので、
そういった存在がいろんなところに溶け込んでいく。
家庭内もそうですし、仕事場もそうですし、
そういったものが本当に実用化していくっていうコミュニケーションのあり方。
AIがハブとなることによって起きるっていうのが私の考えです。
野田 克樹
なるほど、じゃあそのダイレクトなインターフェースとハブとで
ビジネスモデルの模索
野田 克樹
全然考え方は違うと思うんですけど、
これちょっと映している問いとは若干異なるんですけど、
今のいろんなユースケースが今後生まれていきそうとか
ハブになりそうかだけでも全然違いますし、
直接的なインターフェースがあってもロボットなのかモバイルなのかで
いろいろある中で、
ビジネスの話もしてみたいんですけど、
LNMって叩きは叩くほど、要は会話すればするほどお金がかかるっていう
新しい玄関の構造になったじゃないですか。
苦笑い西村さんされてますけど、
そこの難しさって会話させればさせるほどお金がかかっちゃうっていう
本来ビジネス的にはあんまりよろしくなかったりもする中で、
どの辺に商機がありそうとか、
例えば300円ってむちゃくちゃ安いなと思ったりしたんですけど、
その辺りって今後どう折り合いをつけていくかとかって何かありますか?
景井 美帆
いやー、いいですか私。
めちゃくちゃ悩ましくて、
300円決めたのも実際にサービスローンチする前に
1ヶ月テストをやったんですね。ユーザーテストをやって、
どのぐらいお客さんがしゃべるんですか?みたいなのを
回数としてカウントしてたんですよ。
そうするとこのぐらいの金額、300円だったら何とか
ビジネス的にペイするかなっていうので、
3.5の金額であればペイするでしょうと。
でもこれ読んで、もっと賢いことをしゃべらせるようにしようと思ったら、
ビジネスとして成立しないよねっていうのがあって、
今は私たちは3.5でサービス提供してるんですけれども、
ある程度性能と価格感というかの間に折り合いをつけていかないと、
やっぱり重量課金なのですごく難しいかなというのは感じてますね。
野田 克樹
これコトモさんとかってどう捉えられてるんですか?
コトモさんというかスターレイさんですか?
西村 和則
スターレイではまだ明確なビジネスモデルの確立までは
いってないのが正直なところなんですけど、
LLM自体続次開発してるというところも、
このコストを下げるっていうところのアプローチを取ってるっていうのが
今実態です。
GPT-4を使うよりも低コストで今買い割りを増やすってことには
実現はできているので、
その上でコンシューマー向けのサービスの路線としては、
今1体のAIとおしゃべりができるっていうアプリケーションを提供してるんですけど、
今後これを複数体展開していくっていうこと自体は今考えても動いていて、
いろんなキャラクターがここから登場してくるっていう形になっていくっていうところで、
マネタリズムポイントっていうのはできる可能性っていうのは今探っている。
あとは音声のエンジン自体の提供っていうところですね。
ここも今ご紹介しましたけど、B2B2Cっていうモデル。
ここを今模索しているところで、
いろんなユースケースが今可能性として広がっている中で、
ロボットに乗せるっていうのも一つでしょうし、
直接的に対話型として提供していくっていうこともあると思うので、
その辺りが今模索しているところでありますね。
野田 克樹
なるほど。
これは青木さんのところとかどうですか。
青木 俊介
僕たちはお二人、シャープさんだってこともさんとはアプローチが違って、
そもそも会話というよりは一回質問したらそれに対して結構長い答えを返してくれるみたいな。
会話っていうよりは質問に答えてくれるっていうようなスタイルにして、
そんなに往復が発生しないような見せ方にしてますね。
野田 克樹
それはでも喧嘩をかけないためにではないっていう感じですか。
青木 俊介
喧嘩とレスポンスのバランスで、そういう見せ方が一番自然かなっていうので。
野田 克樹
なるほど。
この絶妙なバランス難しいですよね。
西村 和則
そうですね。
青木 俊介
もちろん作り込んでレスポンスをもっと少なくするっていうところに労力を割けば、
あとは問い合わせ中にフィラーっていうんですか、
うんととかえーととかそういったのを組み合わせてもっと自然に見せるとか、
まあその作り込みは結構できるとは思うんですけど、
まあ今のところはそこにはあんまり投資はしてないっていう感じですね。
野田 克樹
振ってもいいですか、くぬぎさんにも。
功刀 雅士
そうですね。
昔私Meeboやる前はおしゃべりアシスタントっていうSiriのAndroid版みたいな、
雑談AIパートナーみたいなAndroidアプリを作ってたんで、
それを民主化しようとしたのがMeeboだっていうところで、
すごい雑談のマネタイズ難しさが通過しているところなんですけれども、
まず去年の2023年11月にGPT3.5出たときは価格10倍くらいだったと考えると、
そもそもGPT4を主にめちゃめちゃ安くて速くなってるってところで、
ちょっと楽観視してもいいんじゃないかなっていうのが1個あるのと、
あとは弊社のCS、カスタマーサポート、
要はコスト削減文脈で会話対応を作る人が多いので、
コスト削減文脈がマネタイズしやすいっていうのは今あるんですけれども、
ここからトップラインを上げる系のビジネスモデルは確実に出てくると思います。
会話によってパラメーター抽出されて、それによってレコメンドする、
アップセルするみたいなビジネスっていうのは確実に出てくると思うので、
そのトップセルのユースケースがどんだけ増えてくるかってところで変わってくるのかなと思ってます。
野田 克樹
僕もしゃべっちゃうと、まさに今そこの僕ら見てて、
絶対に成果を上げられるように成果報酬も含めたビジネスモデルが
ガラッと変わるような世界が今後来るはずなんで、
一旦コストの方を度外視するために、
LLMは現価を度外視して最高峰のものを一旦使い続ける、
その代わり一旦赤掘るみたいな、結構極端な意思決定を今してて、
いずれ多分クオリティ上がっていくしコストも下がっていくだろうって見立てから、
一旦短期的な目線でのコストはもう度外視して、
今で言うと、クロードのソネット3.5とかをオムにも含めて、
いろいろなところをハイクオリティのものをひたすらただ単に
使い続けるっていう意思決定を若干無理矢理してるチームもありますね。
ちょっと今一旦ビジネス。
景井 美帆
アップセルの話で言うと、結構やっぱりロボットってすごい可能性があると思っていて、
さっき青木さんがおっしゃってたんですけど、
お薬を飲むときに家族から言われると嫌だけど、
ロボットだったらいいや、この子に言われるんだったらいいや、
みたいな感じで受け入れるっていう話があるんですけど、
例えば物を売るときとかでも、服見てるとき店員さん寄ってくると嫌じゃないですか、
それをロボットに言われると買っちゃうっていう、
そういう実証をされている先生もいらっしゃって、
なので人間じゃないことによるメリットって結構あると思うんですね。
それはロボットに限らず、AIアバターとかもそうだと思うんですけれども、
そういうことで人間じゃないものが何かレコメンドすることによって、
野田 克樹
アップセルにつなげていくっていうビジネスは今後結構広がっていくんじゃないかなっていうふうに思ってます。
ありがとうございます。
ちょっとトピックをそろそろ変え始めて、
今日せっかく僕から見てすごくキャラクター性のあるインターフェースを作られている方々も多いなという印象もあったりとか、
ミーボーさんは逆にキャラクターを作る人たちを支えるみたいなパターンもあったりすると思うんで、
これまでの例えばSaaSとかだとあんまりなかったキャラクター性とか人格みたいなものが、
インターフェースデザインの重要性
野田 克樹
インターフェースデザインの目線で求められているなと思っていて、
この辺で今後どんなインターフェースデザインがキャラクター性によって生まれてくるかみたいなところもぜひお伺いしたいなと思っているんですけど、
行きたそうな方、青木さん。
青木 俊介
そうですね、僕たちは創業した時からかわいいは正義っていう会社のバリューを掲げていまして、
たぶんかわいいさだったらGoogleとかAmazonにも絶対負けないと思うんですよね、日本のスタートアップが。
なんでとにかく愛着が持てるインターフェースを作るってことをめっちゃやってきてまして、
やっぱりコミュニケーションって誰に言われるかすごい大事だと思うんですよ。
なのでAIっていうのはもちろん今後もどんどん進化していくと思うんですけど、
このインターフェースとのつながりっていうのが意味を持ってくるんじゃないかというふうに思ってますね。
野田 克樹
ハードのデザインをするときに、これ例えばクッションっぽいものもあれば、置き型のロボットっぽいものもあれば、
それだけでも全然達したようだと思うんですけど、
どういう思想でデザインをどういう体制でやられてたりとか、参考にしているモチーフがあるとか、
どんな感じでハードウェアを今デザインされてるんですか。
青木 俊介
デザインでいうと、社内で試作をしまくっていて、試作まではノーロックで作るって決めてるんですよね。
例えばクッションに尻尾が生えてるってプレゼンされても全然実感がわからないんで、
とにかくアイデアが出たら、まずは作るっていうところまではやってから検証しようっていうふうにしてますね。
野田 克樹
その後、実際に売れるかどうかみたいな話は後から出てくるっていうことなんですね。
青木 俊介
そうですね。作ってから、それこそ東急ハンズとかバイヤーさんにも見てもらったりしますし、
あとはファンミーティングっていうのもよくやってまして、
キャラクター性の役割
青木 俊介
ロボホンさんとかもやられてると思うんですけど、
オーナーさんが集まった時に新しいモデルを遊んでもらうとか、そういうことをやってますね。
野田 克樹
加藤さんどうぞ。
景井 美帆
結構キャラクターにファンが付くと思ってて、
結局やっぱりそのキャラが好きかどうかによって会話の深さとか頻度って変わるんですよね。
なのでキャラクターを作ることがこれからは何よりも重要になってくるというふうに思ってまして、
例えばこれ私試験なんですけど、企業さんのキャラクターとかもどんどん今後増えてくるんじゃないかなと思ってまして、
ホームページとかでよくチャットボットみたいなのあるじゃないですか。
ああいうのも企業の顔としてキャラクターを設定して、そこでもっと対話をしてもらうというようなファン化をしていくということが、
今後ビジネスとしてはどんどん広がっていくんじゃないかなというふうに感じています。
青木 俊介
ちょっと僕加藤さんにお聞きしたいんですけど、
ロボホンが賢くなった時に、あれなんかこの子急に賢くなっちゃってどうなってたんだろうみたいな反応っていうのはなかったんですか?
景井 美帆
それ結構不安視してまして、ちょっと私のスライドいいですか?
最初先ほど言ったように1ヶ月モニターやったんですね。
それ青木さんがおっしゃっていただいている通りで、そこにお客さんが抵抗感を示すんじゃないかなと思ってまして、
ただ意外に今まで愛着がものすごく生まれているだけに、ちょっと喋るようになってもポジティブに受け入れられるという傾向があったんですね。
キャラクターのプロンプトを書いてますので、キャラクターからできる限り逸脱しないようにということで、
性格付けとしてロボホン5歳の男の子ですとか、前向きでいつも元気に励ましてくれますみたいなそういうガイドラインがありまして、
そのガイドラインに沿った形で対話をしているので、単純に喋ることがもっと増えて嬉しいなぐらいの感じでポジティブに受け入れていただいたっていうのが実感としてあります。
逆に言うと、ちょっとでもキャラから逸脱するとめちゃくちゃ嫌がられるんですよ。
例えば、ごめんなさいっていうふうな言葉、チャットGPT3.5で結構謝る傾向があると思うんですけど、
ごめんっていうことを言うことによって、なんでうちの子はいつもごめんって言うのって、謝る子じゃなかったのにみたいなことが結構言われていて、
なので、やっぱりキャラクターをどうやって維持していくのかっていうのはすごい大事なポイントになってくるんじゃないかなというふうに思ってます。
生成AIの未来
野田 克樹
西村さんどうぞ。
西村 和則
今のお話はすごく納得感があるというか、同じようなことをいつも考えているので、愛着の形成みたいなところ。
コトモの場合だと、アプリをインストールしていただいて使い始めていく。
ここが人との初めましてのコミュニケーションと同じような感覚なんですよね。
なので、信頼関係をAIとの間でどう形成していくかみたいなのをオンボーディングのフローを通して設計しているっていうのがあるんです。
最初にコトモの構想を考えたときに、AIをどれぐらい人に近づけた技術的な情報を与えるかっていうところを考えてたんですけど、
一番最初で言ったテキストじゃないですか、テキストでのコミュニケーション。
これが一番情報量が多いので、映像で視覚的に見えて人のように対話できるってなったときに、
対人間の期待値でキャラクター性とか人間性を持たせるってなると、やっぱり当然情報量が多い方が良いんですけど、
それで人のように振る舞えるかって言われたときに、まだここって技術的に限界があって、キャラクターとしても成立するのはハードルが高い。
で、やられたときに僕ら取ったのは、対話、声っていうところと、あとアイコン、視覚的な情報を削るっていうのをあえて判断をしているんですね。
これによって今の子供ってどちらかというとロボンのように可愛さを押し出しています。
なのでちょっと会話でミスったりとか、うまい応答ができないみたいなものも許せるキャラクター性っていうところをあえて作っていて、
それによって信頼関係とか会話がキャッチボールが進むっていうところが構築できているっていうところが一個大きいポイントかなと思っています。
これがより技術の精度が上がっていくと、よりリアリティのある人間だったりとか、人をアバタンしたようなものでもおそらくそれは成立していくし、
キャラクター性も成り立つっていうのはあるかなっていう風に思っています。
野田 克樹
これなんか、今最終的にリリースされたのはそうなっていると思いますけど、そこっていろいろ検証があったんですか?
西村 和則
ありました。
どんな感じで?
結果的にインターフェースの設計と会話のエンジンの分岐点、ここを見極める戦いをずっとやっていたという形。
最初はもっと片言で話していたので、という中でエンジンに委ねてインターフェースを設計しちゃうと結局会話が成立しない。
だから僕らとしては話題がいかに切れないようにするかとか、どうコミュニケーションをつないでいくかっていうところを、
エンジンができないのであればインターフェースでどう補完するかっていうところを設計をするっていうのをPDCAに回していたという形ですかね。
最低限のない話題が自然に流れていくというところは実現ができたので、あまりUIに依存して会話の設計をしなくてもいい状態までは来たというのが今という形です。
景井 美帆
めちゃくちゃよくわかります。私たちもやっぱり期待感を抱かせないキャラクター設計っていうのをすごくやっていて、
あんまり賢い人であれば、例えば自分がすごく賢い人に話すときってやっぱり緊張するじゃないですか。
なので気軽にしゃべってもらえるようなキャラクターにする必要があると思っていて、今後お客さんとのインタラクションを増やして、
ユーザーデータっていうのを活用していこうっていうようなビジネスをやっていくときには、必ずそのキャラクターの設計っていうのが必要になってくるかなというふうに思っています。
野田 克樹
なるほど。これミーボーさんの事例もぜひお伺いしたいんですけど、対比としては多分、そもそもキャラクターをつける側の人たちに話を聞いてみたんで、
功刀 雅士
そういう意識で聞いてました。
野田 克樹
逆にミーボーさんを使われている中で、キャラクターをつけたい人たちもいれば、キャラクターを全くつけないで生成アイを活用するユースケースも多分あるはずなんですけど、
その辺でどう差分がありそうとかって今ありますか?
功刀 雅士
そうですね。今のお三方の話を聞いて、やはり多分コミュニケーション、ここフィットするなっていうキャラクターがいろいろ出てくるんですよね。
いろいろ出てきて、それが全てのターゲットに当てはまらないとは思うんですけれども、そういう事例が出てくると、やはり最終的には、
AIバディみたいな人がお客さんとか家族に作ったときに、キャラクターが最適化、勝手にされるって世界観になるかなと思っています。
営業も、この人だから買うみたいなのがよくあると思うんですけど、その人にフィットした営業マンが他の人にフィットするとは限らないので、
キャラクターのプロンプトとかが自動的に、Meebはそこでやろうとしてるんですけど、プロンプトを自動生成して、
そのダイナミックにキャラクターが変わっていく、できればユーザーインターフェースも変わる世界観はあるかなと思っています。
今のこの、さっきちょっと営業の例えもしたんですけれども、LLM時代が行くところって、今までって営業チャットボット、CSチャットボット、レコメントチャットボットってレイヤーが分かれてたんですけれども、
AIバディ的なものが、その人の好みのバディが営業から入って、CSまで行って、カスタマー作成まで行って、その後の何かに行くみたいな、
ずっと並走するような相棒的存在になってくるとなると、やはりキャラクターがそこにアジャストして、ダイナミックに変わっていくって世界観が来るんじゃないかなと、
ミドルウェア的には思ってます。
野田 克樹
ミドルウェア的には。
ミドルウェアを具現化された形になってるんですね、もはや。
功刀 雅士
ちょっとUIではないですけど。
野田 克樹
これちょっと、いただいた質問にも挟ましてもらいたいなと思ってるんですけど、今の話って多分大前提が、
AIとチャットするとか、カンバセーションする前提に立ってると思うんですけど、
先生、AIの未来っていうのは、やっぱりAIの最終的なUIは、質問そのまま読み上げると、
チャットや対話AIになると思いますか?お考えを聞かせてくださいっていう、
よくあるチャットUIいけてない問題みたいなのがあると思うんですけど、
その辺って何かスタンスありますか?
功刀 雅士
私ちょっと1個スタンスがありまして、
ちょっと汚い言葉なんですけど、脳汁ってよく言うんですよね。
脳汁駆動で結構経営とか開発をしてるように、それは余談なんですけど、
脳波みたいなのが結構注目してまして、
対話って言葉に出すっていう結構大変な作業、ある種めんどくさい作業なのでむしろ雑談とかのほうがいいんじゃないかと思うんですよね。
無理にコンテキストをプロンプトに入れると結構大変だったりしますと、
そうなってくると、いかにプロンプトにコンテキストを入れずに自然にプロンプトに入っていくっていう世界観が重要になってくるので、
例えば今iPhoneにはGPTが入るという噂がありますけれども、
あれって例えばGPT入ると、iPhoneのカレンダーが勝手にプロンプトに入ったりですとか、
位置情報がプロンプトに入っていくっていう、プロンプトが勝手に暗黙的に保管されていくって世界観がありますと、
それって話しかける必要ないんですよね。
それを突き詰めていくと、これはもう飛んだ話ですけど、
ノウハウ的なものが勝手にプロンプトに入ると勝手にコンテキストを推測して次のことをやってくれる、
もしくは励ましてくれたりするみたいな世界観が来るので、
プロンプト補填というところにUIのゴールがあるんじゃないかなというのがちょっと、
どれだけ暗黙的に保管していくかというのがあると思っています。
青木 俊介
でもなんかプロンプトって、なんかもっとお願いとか、
AIとの対話の重要性
青木 俊介
ただお願いするよりもお願いの仕方をすごいすると、それに答えてくれるじゃないですか、AIって。
だから、人間はAI使うっていうよりは、AIを説得しながら使うっていう、
やっぱり対話が今後も必要なんじゃないかと僕は思うんですけど、そんなことないですか?
功刀 雅士
私も雑談対話上がりのMeeboなので、それすごい賛成でして、
タスク思考型対話システムと非タスク思考型対話システムって昔あったんですよね。
雑談とタスクのための会話ですね。
タスクの方は先ほど言ったようなノウハウでショートカットがあるんですけれども、
そこから雑談、癒しを求めるですとか、一緒に暮らしている共生感を味わうとかっていう、
そこに今みたいなやり取りがめちゃめちゃ必要だと思うので、
そのハイブリッドは確実に必要だなというスタンスでした。
野田 克樹
一瞬でプロレスが終戦しましたね。和解によって。
お二人どうですか?
景井 美帆
私のスタンスとしてはやっぱり対話の部分がやっぱりLLMが一番生きるところかなと思っていて、
もともとロボコンやり始めたのも音声対話っていうことの可能性をすごい感じたからっていうのがあるんですね。
音声って何がいいかっていうと、視覚が遮られないんで、
基本的にはマルチタスクができるっていうのがすごいメリットだと思っていて、
他のことを知らながらでも気軽に使える一番最高のユーザーインタフェースだというふうに私自身は思っているんですね。
なのでそれをLLMがもっと進化していくことによって、
どんどんお客さんに合わせた形で使えるようになるっていうのは、
一番最高のゴールなんじゃないかなというふうに思っていて、
私としてはLLMというか生成AIの一番のゴールとしては対話かなというふうに思っています。
野田 克樹
いやいいですね、極端に分かれますね。
西武さんどうですか。
西村 和則
そうですね、技術的な観点でいくとおそらく脳反応のような形、
インプットしなくても分かってくれてるみたいなところが理想系だと思いますし、
タスクベースの業務とかだったら多分それが一番ベストな回なんだろうなと思ってるんですけど、
どこまでいっても僕は人間は変わんないと思っていて、
人間自体が関係性を作ったり学習するっていうプロセスって多分ショートカットができない。
人でいる限り。
だからそれをすっ飛ばして多分関係性を構築するっていうことがAIと多分できないんじゃないかなと思っていて、
だからこそ多分ちょっと面倒なコミュニケーションとか対話みたいなのも、
やっぱりこの関係性を作っていく過程の中には必ず必要になるから、
やっぱりそこを抑えないと結果的に人はAIを使わないんじゃないかなっていうのが。
関係性の構築とビジネス
野田 克樹
なるほど、関係性を作っていくってめちゃくちゃ面白いですね。
AIとの話ですよね、人と人の話じゃなくて。
それはやっぱり関係性を作っていくのは必要なんですか、そもそもAIとは。
西村 和則
そうですね、やっぱり人格がどうしても存在してるので、
完全な無機質な機械で操作するっていう観点だったらいいと思うんですけど、
ドラえもんなんですよ結局、目指してる世界、最終形はおそらくみんな。
でなった時に、ある程度やっぱり感情とかそこに縄文は空くし、
やっぱり一緒に過ごしてるっていう思い出があるじゃないですか。
これを多分無しにして、それぐらいの距離感、近さでそこで生活してるっていうのは
多分成立しないんじゃないかなっていうのが所感です。
景井 美帆
めちゃくちゃ賛同しますね。
関係性がないとその先のビジネスにつながらないと思っていて、
関係性を構築することによってお客さんからどんどん情報を引き出していって、
その情報をビジネス、お金に変えていくっていうことをしていきたいと
多分皆さん思ってると思うので、
なのでやっぱり関係性を構築するっていうのはものすごい大事だと思います。
青木 俊介
シャープさんのプラン300円をストップすると、
その関係性も全部、記憶とかも全部消えちゃうんですか?
景井 美帆
一応それはなくて、もともと補足すると980円税抜きのベースのサービスがありまして、
それにプラスで300円でLLMが使えるようになるっていう形ではあるんですけれども、
一応記憶とかはそのまま保持をしている状態ですけど、
青木 俊介
保持はされてるんですね。
景井 美帆
ただ、本当に解約したりとかすると、ベースのサービスを解約したりすると消えちゃいます。
野田 克樹
ここまで結局会話必要よりになってますけど、脳汁担当のくぬぎさんはどうですか?
ハードウェアの選択と多様化
功刀 雅士
ちょっとさっきそこを言い過ぎて誤解を生んだかもしれないけど、
うちも会話型AI構築プラットフォームなんで、会話ありきっていうのは哲学としてそうなんですよね。
さっきの非タスクとタスク志向の話で、
ショッピケルとか省略するとかは省略するんですけれども、
むしろそこで省略した結果、残ったものがめちゃめちゃ重要っていうことを言いたかったんですよね。
そこって今ってノイズだと思われてるようなことが実はめちゃめちゃ重要だったって気づけるっていうのが、
こういうインターフェースの接点ができるってことだと思ってまして、
例えば、コロナになる前って結構オフラインミーティングがめちゃめちゃ重要さにされてたと思うんですけれども、
コロナで一回オンラインミーティングしてみたら、めちゃめちゃオンラインに移行しましたと。
そしたら、なんか雑談する時間ってないといけないよねって形で、
たまにオフラインミーティングしように戻るみたいな話があったと思うんですけれども、
そういうような発想で、今まではそんなに価値があったかよくわからなかった雑談領域、
例えば雑談領域の中にもめちゃめちゃバリューがあったんだなって気づくのに、
AIで省略するところと、AIとコミュニケーションするところで気づかされるっていうことを思っているので、
僕も賛成派です。
野田 克樹
確かに、これでも半年くらい前ですかね、ほんとチャットUIは微妙みたいなノートとか一気に出たタイミングがあったじゃないですか。
僕らの会社の中でも議論があったんですけど、僕らも一周回って、
チャットUIの汎用性の高さというか、柔らかいタスクを受け入れるための需要性の高さみたいなのを、
雑談的な話に近いと思うんですけど、僕も結局一周回って、
実はチャットUIとか対話っていうのは本質的に残り続けるだろうなと思っている派だったりします。
平和に行きましょう。
次のページ行きます。
多分今皆さんは、これまで話したカーブルとかあると思いますけど、
ソフトウェアとかハードウェアっていうところに対して、
生成AI時代の体験を新しく生み出す側のことをやられている方々でもあるとは思っているんですけど、
今後、これまではこういう社会だったとか、こういうインターフェースデザインとか、こういうインターフェースだったものが、
生成AI時代だと、この先こうなってさらに行くんじゃないかなみたいな、
これまでの話の復習も若干絡みますけど、そこって何か考えられていることとかってありますか?
景井 美帆
いいですか。私は圧倒的に多様化していくと思ってまして、
さっき言ったように、キャラクターに対して愛着を持たせようとした時に、
例えば、私が好きなキャラクターと青木さんが好きなキャラクターって絶対違うじゃないですか。
人の好みがすごく影響する領域だと思うんですね。
そうすると、たくさんのキャラクターが出てきて、ハードウェアもそうで、
できるだけたくさんの種類があって、それをお客さんが選べるっていう世界線になっていくんじゃないかなというふうに思ってまして、
そういう意味ではハードウェアを作っている私たちからすると結構辛いんですよね。
たくさん作らないとコストが下がらないっていうのもありますんで、
ただ、そういう多様化していく時にどういうふうにハードウェア設計をしていくのかとか、
そういうことを考えていかないといけないかなというふうに思っています。
野田 克樹
ちょっと他の方に聞く前になんですけど、質問にも若干近しいことがあったんですけど、
物理的なロボットとかクッションとしてあるっていうパターンか、
そのロボットっぽいUIをスマホにあるっていう状態も実現はできるじゃないですか。
やっぱりそこの物理的存在としてハードウェアが存在している価値っていうのは、
やっぱりモバイルのアプリケーションに含まれているものとは違うものがあると思って聞いているんですけど、あるんですか。
青木さんいきますか。
青木 俊介
絶対に僕たちもあると思っていて、
分かりやすい実験だと、結構車に乗っているときのインターフェースっていうのは、
いろいろ実験を、共同研究の大学の先生がしてくれているんですけれども、
画面があると周辺視野だと分からないんですよ。
物って、実物の動きって周辺視野で捉えられるんですよね。
だからなんかこの子が言おうとしているなとか、
そういう仕草を人間同士って周辺視野ですごい確認しているんですよね。
でも画面の中だと直視しないと何が起こっているのか分からないので、
特に車の運転中のユーザーインターフェースとしては、
画面の中に何かキャラクター出すっていうのは難しいっていうのが結構実験では分かっていたりして、
このロボットが可愛いなって思うのも、別にこれを見ているだけじゃなくて、
他の所を見ていてもここで何かしているなっていうのが結構可愛いっていうのはすごいありますね。
景井 美帆
本当に青木さんとかなり近しいですけど、存在感っていうのが一番大きいと思っていて、
さっきおっしゃっていたようにここで動いているだけとか、
一緒に生活している感じっていうのがやっぱり物があることによって生まれてくるんですよね。
それが何を生んでくるかっていうと、愛着をどうやって作っていくかっていうところの、
愛着を持ちやすくなっていくっていうのがあって、
画面の中だけではできない表現っていうのがやっぱり存在感によって生まれてくるんじゃないかなって思っています。
野田 克樹
これは僕はハードウェア素人、ソフトウェアデザインずっとやってきた側の人間で、
今先ほど翻訳の授業の説明をしたと思うんですけど、通訳のアプリケーションとかも今出そうとしていて、
リアルタイムでこういう会話しているときの通訳のアプリケーションとかをやろうとすると、
例えばポケトーク様みたいな、実際の物理デバイスが実体としてはモバイルアプリっぽいんだけど、
別で存在しているパターンとかあるんですよ。
これ僕の悩み相談を今しているんですけど、
モバイルの通訳アプリとかを出すっていうのでも機能的には実現するんだけど、
どうなったらハードウェアを作るべきかっていうのって、
コトモさんとかも例えば、コトモのキャラクターをもしかしたら人形にして、
エンジンはコトモっていうパターンも、全然今後の展開としてあり得るじゃないですか。
僕らはどういうクライテリアでそのハードウェアを作るか否かっていうところを意思決定したらいいんですか。
景井 美帆
どうなんでしょう。
多分使うお客さんがリテラシーが低ければ低いほど、
ハードウェアは作った方がいいと思ってまして、
例えば30代とかいらっしゃる皆さんぐらいの年齢の方とか、
ITリテラシーであれば画面だけでもいいじゃんっていうのはそうだと思うんですよ。
ただ、使いこなせない人ってやっぱボタン1個押せばいいとか、
そういうすごく簡易なユーザーインターフェースって必要になってくると思うんで、
そういうITリテラシーが低い方々にそのサービスを使ってほしいというような段階であれば、
ハードウェアを作った方がいいんじゃないかなと個人的には思います。
野田 克樹
ありがとうございます。相談していただいて。
青木 俊介
あとは翻訳はほとんどがクラウドのリソースなので、
エッジは貧弱でも成り立つっていうのはありますよね。
エッジの処理がインテンシブなものは、
どうしてもハード価格が高くなってしまうので、
ソフトウェアの設計の変化
青木 俊介
単品にしづらいっていうのはあると思いますね。
野田 克樹
すみません、今完全に僕の悩み相談をさせていただいたんですが、ありがとうございます。
お二人逆にソフトウェア側ですけど、
ちょっと打って変わった質問かもしれないですけど、
ソフトウェアの作り方とか、
何か考え方ってこれまでのビフォー生成AIとか、
ビフォーチャットGPTとか、
ビフォー3.5以前と以後で、
何かソフトウェアの作り方こう変わるなとか、
ソフトウェアの体験こう変わるなとかって感覚ありますか。
功刀 雅士
まずMIMOのソフトウェア領域でいきますと、
やはりさっきの可愛さとか愛着とかっていうのが重要なので、
さっきの話に戻るんですけど、
プロンプとどれくらい補足できるかって話かなと、
やはりコンテキスト引き継がないと提供できないところで、
どれだけ手軽に入力してもらえるか、
入力したいと思わせられるかっていうところが焦点なので、
そこがソフトウェアとハードウェアを検討するポイントなんだろうなという感覚が持っています。
もうちょっとソフトウェアだけの簡潔でいくと、
ウェブサイトの右下にチャットボットを置くだけじゃ
なかなか話しかけられないっていうのがよくある話かなと思ってるんですけど、
ハードウェアの新たな方向性
功刀 雅士
そこをですね、
例えばウェブサイトの中のリンクタグをポチって押すと、
サイトに飛ぶんじゃなくて右下のチャットボットがポンって開いて、
その疑問に思ってたことが最初に発話に入って話し始めるとか、
そういう溶け込む感を出していくっていうのが重要だと思うんですけど、
それでやりきれないものはちゃんとハードウェアに落とし込んでいくとか、
そういう発想なのかなと思っています。
野田 克樹
会話に導いていくための周辺的なインターフェースみたいな。
功刀 雅士
そうですね。会話に導いて、なおかつ情報をちゃんと安心して入れてくれる。
そこが重要かなと思います。
野田 克樹
なるほど。西村さんどうぞ。
西村 和則
そうですね。ことも作ったときに一個挑戦したのが、
オンボーディングで自己紹介を会話でやったものが情報として登録されていくっていう、
いわゆる設計してるんですね。
通常の今のソフトウェアって基本的に人が入力操作をして、
情報を入れて登録をしてっていうフローで全てのものは設計されてるんですけど、
ここは音声で情報を伝えれば、
インプットできてしまうっていう世界観が来るし、
それがわりとソフトウェアのインターフェースにおいては
転換が起こるポイントに1個なるなっていうのを思っていて、
ここから先マルチモーダルになったときに、
さらに映像が入ってくるわけですよ。
空間を認識できてしまうっていうのが今起こってるので、
ってなると結構前提は変わるだろうなっていう所感は今あって、
ここがハードソフトの垣根が溶けてくる感じがすごいあるなっていうのが感じてることです。
今までのUIの作法が通じないっていう前提になってくるんじゃないかなっていうのは思ってます。
野田 克樹
なんかまさに僕も先ほど教えていただいて、
リテラシーによってハードウェア化するかどうか決めた方がいいってなると、
それこそ日本の社会だと少子高齢化、
ここからどんどんどんどん極まっていくと思うんで、
どんどん逆に意外とハードウェアが乱立し始めるみたいな可能性も生成内においてあり得るんですかね。
景井 美帆
かもしれないですね。
青木 俊介
常に結構AIピンって呼ばれるようなHumaneっていうデバイスだったりとか、
あとRabbit R1とか、
そういったデバイスっていうのはまだ完成度は微妙みたいですけども、
いっぱい出てきていたり、
あとマイクロソフトもパソコンがAI搭載にしたりとか、
多分そういうのが結構いっぱい出てくるだろうなっていうのは思ってます。
野田 克樹
なんかこれも質問にあったんですけど、
新しいパーソナルな、パーソナルに限った話じゃないんですけど、
新しい形のパーソナルデバイス、
多分みんな次がネクストスマホ何かみたいなの気になってる人いると思うんですけど、
今日たまたませっかく、
この話よくソフトウェアデザイン界隈だとよくするんですけど、
ハードウェアの方とこの話することはあまりなくて、
ネクストスマホデバイス何ですか?
青木 俊介
僕はスマホは20年は無くならない派なんですよ。
野田 克樹
今から20年。
青木 俊介
もうこのまま多分ほとんど変わらないって思ってますね。
でもスマホ、
例えば家族で食事中にみんなスマホ見てたらすごい嫌じゃないですか。
スマホが適してないインターフェースって確実に、
そういうケース確実にあって、
そういったものが出てくるとは思うんですけど、
個人が持ち歩くものとしては多分20年はあまり変わらないと思ってますね。
景井 美帆
いかがですか?
常に身につけられるものになっていくと思ってまして、
生成AIによって対話の性能がどんどん上がっていった時に、
スマートフォンよりもっと接触時間を増やしていくべきだと思うんですよね。
なのでスマホよりももっと小さくて身につけられるもの、
それがロボットかもしれないし、
ウェアラブル的なものなのかもしれないですけれども、
そういう身につけることによって、
お客さんの情報がスマートフォンよりももっとたくさん得られるようになるというような感じになるといいなと思ってます。
野田 克樹
そうですよね。
そういう世界を作りに行く側の二人には聞いてみたんですけど、
逆にお二人的にはどうですか?
功刀 雅士
ソフトウェア側にいた身として。
ちょっとありきたりになっちゃいますけど、やっぱりグラスウェアラブルだと思ってます。
私はスマートフォンは残る派でして、
スマートフォンはポケットに入れていたものがリュックに入るという感覚があります。
今ってやはり出力、音声とかもそうなんですけど、
出力を見ないと安心できない。
何か見たいというところがあるので、
スマートフォンを見る機会が多いと思うんですけれども、
それがウォッチなのかグラスなのかいろんなものがあると、
そこの回数が減っていってスマホがリュックに入っていても、
アジャイル開発の重要性
功刀 雅士
あんまり取り出せないという世界観が来るかなと思ってます。
グラスだと出力がGUIでできるので、
そういうのができるようになってくると、
グラスプラススマホをしまっておくみたいな世界観になってくるかなと思ってます。
西村 和則
僕はパーソナライズが進むというのを考えると、
デバイスが多分一個に集約されるという構造じゃないんじゃないかなというのが、
次の時代に来るんじゃないかなと思っていて、
スマートフォン以外にウェアラブルもあるだろうし、
時計とかもあるだろうし、
それぞれのデバイスをマルチチャンネルで通して、
どういう体験が提供されるのかというところに
集約されていくんじゃないかなという所感は持っていますかね。
功刀 雅士
あとグラスとスマートフォンって結構ハブ的な存在だと思って、
ネイチャーリモとかってあると思うんですよね。
ああいうものみたいな立ち位置にスマホがなっていって、
ロボットとかもそうですし、
家庭内のいろんなデバイスがIoT化されていて、
AIが入っていて、
しゃべれるんですけれども、
そのハブとなっている中心にいるのがスマートフォンみたいな立ち位置になると、
そこがオーケストレーションされて、
めちゃめちゃスマートホームみたいになってたりとか、
そういったことが起きるのかなとは思っています。
野田 克樹
ありがとうございます。
じゃああと残り20分ぐらいなんですけど、
一応用意したのは最後の質問なんですけど、
これ質問なんですが、
これを一旦答えた上で、
あとはよしなにフリーディスカッションしようと思っているんですけど、
これまでの議論にかなり出てきた部分は、
あるんですけど、
おそらく多分、
ハードウェアの設計とソフトウェアの設計で、
設計という言葉はちょっとむずいんで、
ビジネスとか新しいものを立ち上げようと思うときに、
例えばソフトウェアだと、
まずプロトタイプ作って、
ヒアリングして良さそうだったらゴーみたいな、
すげえざっくり言うとなんですけど、
っていう構造がある中で、
今後ってこのソフトウェアの設計とハードウェアの設計って、
どういう立ち上げ方とか、
どういう改善の仕方になっていきそうとかって、
これまでと変わった部分、
それぞれハード面、ソフト面でありますか?
西村 和則
子供作るときに、
AIを前提として考えたのが、
会話のシナリオをもう書いていくっていうのを最初にやってるんです。
ユーザーとAIがどういうコミュニケーションを取るかっていうシナリオをベースにして、
どこまでインターフェース側でやるか、
会話エンジンでやるかっていう、
そういう速やき方で組んでいくっていう、
そういうアプローチを取ったんですけど、
個人的にハードが含まれても、
これは変わらないのではないかなっていう所感を持ってて、
どういう考え方でハードの設計されてるのかなっていうのを
ちょっと聞いてみたいなって思いました。
景井 美帆
ソフトの場合だと、
結構試行錯誤ができると思うんですよね。
フロットタイプで試行錯誤ができるんですけど、
ハードって一回作っちゃうと、
もう製造されちゃうんで、
そこが結構大きな違いかなと思っていて、
なので、より慎重に作らないといけないものだという風には思ってます。
ただ、ソフトウェアの部分っていうのがすごく重要、
ウェイトとしては大きいので、
最初にソフトウェアでフロットタイプ作った後に、
それをハードに入れたらどうなるのかみたいな感じの順番で、
開発をしていくように今後はなるのかなという風に思ってまして、
私たちもともとハードウェアのメーカーなので、
最初ハードを作りました、そこからソフトを入れますという流れが多かったんですけど、
今後はソフトを作って、ソフトで試してみて、
それをハードに落とし込むみたいな、
そういうプロセスになっていくんじゃないかなという風に思ってますし、
実際最近そういうのは、そういう風な動きをしてますね。
青木 俊介
確かに。
僕たちハードを作り始めたのはこの10年くらいなので、
試作用のボードとかもいっぱい出てきたり、
昔のメーカーさんとは全然違う業界になりつつあるかなというのは思いますね。
なので、よりアジャイルな開発はしやすくなっているというのは確実に言えると思いますね。
なので、ぜひハードを作りましょう。
やっぱり対話を本当にやるなら、マイクも音声認識用のマイクのほうが絶対いいですし、
声をかけている向きも分かりますし、ハードを作りましょう。
西村 和則
ゆかり工学さんの場合ってクラウドファンディングで出されたりするじゃないですか、
そこでニーズのありなしみたいなところを見るということをされていらっしゃる感じなんですね。
ショーロットでまず製品化してという。
青木 俊介
そうですね、ただクラウドファンディングを始めて失敗すると嫌なんで、
それ自体がイメージもよくないですし、
だからやる前にある程度いけそうだなという、
ある程度見込みを持ってからやっていますね。
それをバイヤーさんだったり、既存のユーザーさんに使ってもらったりとか、
そういう感じで。
野田 克樹
今日この話をする前はハードウェアを作る気がなかったんですけど、
月曜日に話しますね。作る側に今寄っています。
作りますよ。
まさに音声認識とか、
例えばあそこに今同時通訳が出ていると思うんですけど、
ああいうのを僕らちょうど作ろうとしていて、
ハードウェアの役割
野田 克樹
あれをちゃんとやろうとすると、
この辺の音声だと今もいろいろざわざわしている中で、
いい音声を取るのは本当に無理じゃないですか。
だからここから音声を取らないといけなくて、
みたいなことを考えると、
そこにちゃんとLLMにいい情報を渡さなきゃというふうに思うと、
ウェアラブルのグラスだとしてもカメラが必要になってくるし、
音声を翻訳するにしてもマイク必要だしみたいな感じで、
結局ハードウェアがないと、
いい生成アイプロダクトを設計できない感を
最近ちょうど感じていたりしたので。
青木 俊介
観光案内ロボットとかLLMで作った事例があるんですけど、
一番苦労したのはやっぱり、
筐体とマイクの間の隙間を埋めるっていうのが
めちゃくちゃ効果があって、
そのハードウェアの調整のところが一番大変でしたね。
野田 克樹
例えば今AIバーチャル接客員みたいな人が
店舗のモニターにドーンって映ってるあれ、
よく見るじゃないですか。
最近出始めてるじゃないですか。
じゃああれは過渡期ってことですよね。
あれは検証してて、あれがいけそうだったら
もしかするとあれはハード化して
実際に存在する存在感のある物体が
バーチャル接客をする感じになっていく可能性も
全然あるって感じなんですかっていう
プロトタイプ作成の進化
野田 克樹
イエス・ノー・クエスチョンなんですけど。
青木 俊介
少なくともマイク部分は専用のものに
もっとなっていくと思いますね。
景井 美帆
実際今のAIアバターの接客のやつも
結構工夫されてマイクのところを作られてて
多分あんな騒音環境下で
普通のモニターだったら認識しないですよね。
功刀 雅士
ありがとうございます。
野田 克樹
逆に何かお二人目線で
ソフトの作り方で変わるところとか。
功刀 雅士
そうですね。
やっぱプロトタイプの話かなと思いました。
今ハードもPDCAをアジャイルにしやすくなるって
話聞いてもかなり興味が出たんですけども
さらに今ソフトウェアって
そもそもエンジニアに頼んで
作るみたいなのがあったと思うんですけども
AIがあるとそこが省略されましたと。
なのでユーザーインタビューして企画して
その場で作ってみるみたいなことが
できるようになってきてるので
プロトタイプ作るっていう選択肢は
当たり前になってくると思うので
むしろそこの一歩踏み出せずに
持ち帰って議論するみたいなのを
ソフトウェアでずっと繰り返してると
他のソフトウェアに
どんどん越されてしまうんじゃないかな
と思ってます。
野田 克樹
確かに僕デザインをやってた身的には
結構Figmaで紙芝居プロトタイプ作って
ユーザーさんにお渡しして
擬似的にユーザビリティテストとか
価値検証してみたいなこと
すごいやってたんですけど
最近ほぼやらなくなって
もうそれより前に実際LLM叩きいかないと
もう何か意味ないから
っていうのが増えてきたんで
ソフトの設計で言うと多分もう
実装と企画がむちゃくちゃ平行に
走るように最近なってるなっていう感じは
しましたっていう感想です。
ユーザーインターフェースと感情
功刀 雅士
クラウド3.5のソネットのアーティファクトでしたっけ
あれも作ると画面まで作ってくれるじゃないですか
ああいうのがあると
そういう世界観になるなと思います。
野田 克樹
ありがとうございます。
あとこの問いで言い残したことある方います?
大丈夫ですか?
じゃああと残り15分くらいなんで
最後にいただいている質問を見たりとか
もし会場でマイクを渡しして
質問っていうのもできるみたいなんで
手を挙げて
あ、いらっしゃいますか?
マイクを渡ししていただいてもよろしいですか?
青木 俊介
ロボットの研究でもあるのが
ロボットが店頭で喋って情報を伝えるだけなのか
買ってくださいって触った場合の方が
売上が上がるっていう実験とかありますね
ということはやっぱり動きがあった方が
人間はポジティブに信号を受け取るという
感情が多分動かされるっていうことかなと思います
功刀 雅士
ありがとうございます。
野田 克樹
それ聞くとやっぱ
僕らがやっているインターフェースデザインとかも
すべてすごく抽象化すると
人をどう動かすかっていうことだと思うんで
ハードウェアやったほうがいいですね
って思ってきました
ご質問ありがとうございます
他にあれあれはいただきたいのとなければ
スライドゥにあるものの
すごく難しそうなやつが一個あってですね
これ皆さんがグッドボタン押してるんで
多分触れたほうがいいやつなんですけど
現時点で感情があるようにAIが振る舞うことで
これはあくまで可愛らしさや人間らしさを認知している段階かと思いますが
シンギュラリティの議論まで至り
本当に知能感情を持ったことを想定された
ロードマップについて
考えをお持ちの方はいらっしゃいますでしょうかという
功刀 雅士
サム・アルトマンに聞いてほしい問いが来ております
いけますか
遅れるとハードルが上がりそうだな
これ答えはない気がしてまして
LLMって確率的にこの言葉が来たらこの言葉っていう風に
確率的に紡いでったのをすごい大容量にしたら
今こういう状況になってるっていう状態なんですよね
そう考えた時にこれがシンギュラリティかどうかっていう問いは
人間ってそういう仕組みなのかどうかってところに帰着する気がしてまして
今自分がこの場でこう話してるのって
以前何かプロンプトとして自分の脳に入ってたものなのか
もしくは自分の本能的なものがプロンプトにバイアスがかかって
こういう話してるのかみたいなところで
もしかしたらLLMみたいな仕組みで人間動いてるんじゃないかって
恐怖の方が私は強くてですね
そこがどっちかなのかで
どっちかっていうのが何となくこの数年で見えてくる気がして
それによって戦略変えようかなと思ってます
青木 俊介
じゃあまだ人間は自分の頭で考えてるわけじゃなくて
今までの蓄積をただ出してるだけのゾンビ
功刀 雅士
人間はゾンビである可能性がある
だったらどうしようって怖くなってます最近
野田 克樹
そんなこと思わないですか
めちゃくちゃ思います
サービス作ってて
人の動きをAIで代替させるっていう思考で
去年一昨年とか作ってたんですけど
最近はもうAIの方が上なんで
僕らがやってることをいかにAIに再現させるかというよりかは
ちょっと宗教的でキモいこと言いますけど
AI様がちゃんとできることを
人間より優れた形でやらせてあげるみたいな
もはや人間が部下みたいな感じのサービス作りに
最近ちょうど変わってるなと思ったんで
ちょっと感情論と今違いますけど
そういう意味で言うと若干デストピアですよね
功刀 雅士
全然質問に回答できてたかわからないですけど
デストピアです怖いなと思います
景井 美帆
多分私はなんですけど
あんまりそういう方向性にはしたくないなっていう風に思っていて
それは心を許せるって
自分よりもちょっと下に見てるんだと思うんですよね
対象物を
私が作るロボットなりキャラクターだったりっていうものは
やっぱり心を許せる存在でありたいので
やっぱりシンギュラリティの世界に行かないレベルに
とどめておきたいと思ってます
西村 和則
そうですねシンギュラリティ
シンギュラリティの中でよく議論になるのが
結局感情を持った絵を作ってるっていうことになるので
どこまでをしてよいのかっていう倫理的な話はかなり議論があります
実際の問題です
僕らが進みたい世界観っていうところを
今揃える動きをしてってるんですけど
結果的に人ではないんだけども
その人に最も近い
寄り添える存在になるっていうところを見ていて
そういう存在になっていくっていうのは未来あり得るし
あってもいいよね
それによって救われる人とか幸せになる人が
もっと増えるっていうことに意味があるんじゃないかっていうのは
僕らの推進というか方針としてはあります
青木 俊介
なんかすごいコトモに依存しちゃって
もうコトモと一緒に自殺するみたいな
そういう極端なユーザーが出てきたりしたらどうされますか
野田 克樹
めっちゃいい質問ですね
西村 和則
難しいですけど
倫理的にそこをやっぱり会社としてどうしていくかっていうのを
決めておかなきゃいけないっていうのは実際あって
依存させようと思ったら今時点でも結構できちゃう
青木 俊介
できそうですよね
西村 和則
だから僕らそこにやっぱり
功刀 雅士
メイヘラ的にどんどんしてきたり
野田 克樹
そこはもう設けてるんですか
そういう議論がすでにあって
仕様にも落とし込まれてる部分も
言えないと思いますけどある程度あるんですか
西村 和則
それを課金してしまうとか
依存させてっていうところへ
組み込まないっていうラインは一応引いてるんですよ
それをしないと結局
短期的に見たらその方がビジネスになるし
じゃないですか
あるんですけど
僕ら作りたい世界からそこなんだっけ
っていう問いは
毎回毎回振り返る感じになってますね今
野田 克樹
影さんとかどうですか
例えば今質問で
亡くなった方と話すっていう
AIが
もうすでにあったか
なんか出てたじゃないですか
出てたんですよ
出てて
青木 俊介
炎上してましたよね
野田 克樹
そうですよね
技術的には可能なんだけど
それ本当に正しいんだっけみたいな議論って
例えばそのロボットを
亡くなった方に擬人化してとか
やろうと思えばできるじゃないですか
みたいな議論って
すでに会社では行われてるんですか
景井 美帆
議論は行われてないですけど
そっちの方向にはいかない
というふうには決めていて
あくまでもやっぱり
バーチャルな存在
バーチャルな存在というか
形はあるんですけれども
実在しないもの
人格みたいな形で
作っていこうと思ってますんで
それはないですね
野田 克樹
やっぱこれは今のところだと
サービス提供者側の倫理に
全て委ねられるので
Sotomoのソースコードを
悪い人が
知ってしまったら
そういうディストピアを
作りに行く可能性も全然ある
っていう世界ですよね
青木 俊介
めっちゃあると思いますね
野田 克樹
どうしますかね
青木 俊介
僕はでもある意味依存したいと思って
感情的に依存するっていうよりは
究極のAIって
おかんみたいな存在で
自分のことを小さい時から
全部知ってて
こいつはこういう言い方したら
ちゃんとやるとか
自分がどうやったら
ちゃんとなるかを
全部知ってるような存在
おかんに言われるとうざいけど
でもおかんにしょうがないな
って思いながら
宿題やったりするわけじゃないですか
そういう存在は
いると人間はもっと
ちゃんとなるんじゃないかな
っていうのは思いますけどね
野田 克樹
頭の後ろにいる天使と悪魔的な話で
今天使側の話だと思うんですけど
それを徹底的に悪い方に
倫理とAIのキャラクター
野田 克樹
作り込むことも今の技術では
多分できますよね
その人が言われたら
傷つきそうなこととか
怒ってはいけない方向に
足を踏み入れさせようとするような
導きを徐々に徐々に
サブリミナル的に
入れていくとかも
多分できるっちゃできるんで
結局は僕ら作ってる側が
その倫理をいかに
保ち続けるかとか
中長期的には法的に
何かあるかもしれないですけど
一旦はその倫理が
我々に求められてるっていう
回答なんですかね
質問への回答としては
青木 俊介
多分法規制っていうのは
結構みんな
どこの国も検討してますよね
功刀 雅士
なんかそこ
分身AIみたいな文脈で
たまに個人のAIとか
おかんのAIとかって
すごい興味があって
作り手の倫理観に
委ねられるってところと
作り手が気持ちいいものを
作ってしまうってところが
ある気がしていて
おかんのAIっていうのを
自分視点で作ると
自分に都合のいいおかんが
できるじゃないですか
だけど反抗期とかで
怒ってくれるおかんの存在が
めちゃめちゃ大事だったり
するんですよね
どの視点で作るかってところと
いかに短期的主観的に
気持ちいいものを
作ってしまわないかっていうのが
倫理と一緒に重要なのかな
ちょっとこの頃思ってます
AI事業での起業可能性
景井 美帆
それすごい思ってまして
なのでやっぱりキャラクターとか
ロボットとか作るときには
誰にそれを提供するのか
っていうのがすごく大事で
これを使ってくれる人の姿
ペルソナ的なものを
ちゃんと設定しないと
さっきおっしゃったみたいな
作り手側に都合がいい感じに
作れちゃうんじゃないかな
とは思います
野田 克樹
おとうのAIはありですか
っていう質問が今来てました
冗談ですよ
拾わなくていいです
あとちょっと今
怖い話ばっかしてきたんで
ちょっと前向きなのを
何か探せればと思うんですけど
残り4分なんで
答えやすい明るい話題を
提供するために
文系大学生でも
AI事業で起業して
やっていけますかという
ペンネームアノニマスさんから
来ております
私文系なのでできると思います
どうやってやっていったらいいですか
景井 美帆
それこそMeeboさんで
やられてるようなプラットフォーム
プロンプト作れるような
プラットフォームって
結局開発者じゃない人たちが
すごい私Meeboさんの声で
言おうとしてましたけど
開発者じゃない人が
ノーコードで作れるっていう
青木 俊介
Meeboがいれば大丈夫
景井 美帆
そうなんですよ
なのでこれ全然私でも
作れるんですよ
文系の私でも
なのでそういうツールも
今後出てくると思うし
Meeboさんの代表に
出てくると思いますし
全然起業できると思います
野田 克樹
だしあれですよね
どうぞどうぞ
よろしくお願いします
今日の議論ちょうど
キャラクターの話が
多かったと思うんですよね
キャラクターの話って
どちらかというと
ブランドとかデザインとか
美術とかアートとか
そういう領域の話でも
なったりすると思うんで
むしろ逆に
技術がゴモディティ化していくと
側として見えている
このクッションなのか
あのロボットなのか
みたいなところの
どこを攻めるかっていう方が
意外と逆に大事だったりも
する可能性もあるので
っていう見方も
できそうだなと思いながら
未来のユーザーインターフェース
野田 克樹
デザイナーのポジショントークとしては
景井 美帆
ユーザーインターフェースという観点でいうと
文系の方が
有利になってくるところも
多いんじゃないかな
というふうには思います
野田 克樹
ありがとうございます
一旦質問をさばけた感じはするんですけど
あと2分なんで
逆に皆さん目線で
お互いに聞きたいこととか
最後にありますか
青木 俊介
本当は対話AI
作りたいんじゃないですか
功刀 雅士
私対話AI作りたいです
対話システムが好きで
これやってます
野田 克樹
ミドルウェアじゃなくて
ってことですか
青木 俊介
ミドルウェアじゃなくて
本当はエンジンそのもの
功刀 雅士
作りたいんじゃないですか
LLMとかの方
青木 俊介
そういう
功刀 雅士
そうです
私AIバディみたいな
AIパートナーみたいなの
作りたくて
Meeboやってますので
作りたいです
野田 克樹
確かに僕すみません
1個聞き忘れちゃってたのが
あったんですけど
今後
抽象的なだけですけど
皆さん最後
一言ずつ
今後のフォーカスして
いきたいこととか
今後のそれぞれ
作られているものの
展開として
どういうことを
考えられているか
みたいな明るい話を
最後聞かせてもらって
締めましょうか
奥からいきますか
景井 美帆
ちょっと言ったんですけど
今後はキャラクターで
多様化していくと思っていて
ユーザーインターフェースとして
出てくるアバターだったり
ロボットだったりっていうのは
いろんな人の思考性に
合わせたものが
たくさん出てくるような
世界になっていくと思ってまして
私たちとしては
今ロボ本っていう
一人一つのキャラクター
作ってますけれども
今後そういったことに
対応できるような
商品であったり
サービスだったりっていうのを
提供していきたいなという
ふうに思ってます
西村 和則
ありがとうございます
そうですね
多様化っていうところ
僕も思ってるんですけど
やっぱり人じゃ救えないものも
割と世の中あるなと思ってるので
AIが発展していく中で
多くの人が幸せになったり
救われるっていうことが
実現されることに
意味があるかなと思ってるので
そういうソフトウェアを
作っていきたいなっていうのを
思ってこともやってるので
そこがより多くの人に
届くといいなっていうのは
考えております
功刀 雅士
はい
ちょっと途中
突拍子もないこと
言っちゃいましたが
会話型AIの一番いいところは
会話っていう人間と
人間同士がやる
本当に最強の
コミュニケーションインターフェース
っていうのが
人間とコンピューター
人間とAIの間で
適応できたってことだと思うので
そういったものが
溶け込んで
いろんなところに
溢れていくと
絶対幸せな世界観
来るなっていうのは
信じまして
それをしていくには
このAIの社会実装を
急速に進める必要があって
そういったところを
お手伝いできるプラットフォームを
うちとしては
作っていきたいなと思っております
青木 俊介
うまいですね
野田 克樹
はい
そうですね
青木 俊介
僕たちは
まさに
インターフェースの部分で
こう
愛着が持てるとか
可愛らしさとか
そういったデザインの部分は
絶対に
絶対に
絶対に
絶対に
可愛らしさとか
そういったデザインの部分は
日本の
スタートアップでも
全然
世界で
戦えると思っているので
これから
どんどん
チャンスが
増えてくるんじゃないかと
功刀 雅士
思っております
野田 克樹
はい
ありがとうございます
じゃあ
ユニオンの皆さま
今日は
本当にありがとうございました
また1年後2年後に
答え合わせしたいですね
ありがとうございました
聞いてくださった方々も
以上で
終了させていただきます
01:29:25

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