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2020-04-09

【オトラジ#13】石田衣良マイ・ベストSF〜50年分の9冊

ネット民のみんなが大好きSF大特集。
在宅に役立つこの半世紀の
マイベストSFトップ9を紹介します。
あわせてSFの歴史も熱く語っています。
いやーみなさん、ホントにSFっていいですね......衣良

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【石田衣良 大人の放課後ラジオ】
小説家石田衣良が、若い仲間たちと大人の放課後をテーマにお届けする、自由気ままな番組です。映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで、日常のひとときを、まったりにぎやかにするエイジレスでジェンダーフリーなプログラムです。

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00:09
こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、竹井ひろなです。
こんばんは、早川洋平です。
始まりましたね。
始まりましたね。
皆さん、絶賛元気に在宅してますか?
いよいよね、東京も千葉も神奈川も。
そうですね。
家にいろっていうのが出ましたね。
都内閉鎖されちゃいますよね。
でもされそうですけど、井田さんどう思います?
これ撮ってるのは今日、その日にち言っていても、3月26ですけど。
正直言ってね、しょうがないから、家にいることを楽しみましょう。
みんな家にいて、結構元気じゃないですか。
怖いのは怖いけど。
なので、自分の趣味でもいいし、勉強でもいいし、なんか自分を磨くことをちゃんとやっておこうよ。
そしたらさ、コロナで在宅している間も、あの時自分結構頑張ったじゃんって思えた方が、後々楽しいじゃない。
ただ、だらーんって怖いとか言ってさ、テレビに行ってもしょうがないから。
今日はですね、テーマはSFです。
あのね、僕がどうしてもやりたくて、前から。
正直言って、この50年ぐらいの、ずーっとSFマニアなんですよ。
自分ではあんまり書いてないんですけど。
なので、自分の50年間の中から、ベストナインを持ってきました。
すごい。
ベストナイン?野球じゃないですか。
いや、要するにSFってさ、現在進行形の本だから、ベスト10で完結しちゃうじゃない。
なので、最後の10冊目は、まだ未来にあるんですよ。
でも、ずいぶん年季入ってる。
いや、古いのは古いよ。
多いですね。
だって、こんなこと言ったら怒られそうですけど、50年って言ったからそのままいいと思いますけど、要は半世紀分。
半世紀分なので、もう本当にえりすぐりです。
えりすぐりです。
うんうんうん。
すごいよ。
なので、逆にコロナでずっと家にいる人は、Amazonでこれのうちのどれかを読んでですね、ちょっとSFの沼に、僕と一緒にはまってみませんかということで、
これなんだっけ、SF沼にはまるきっかけね。
これね、地底世界ペルシダ。
もうこれね、アホみたいな小説なんですよ。
地球空洞説ですね。
地球の中が空洞になっていて、地球の中心には太陽があると。
そこには昔の恐竜なんかも生きているっていう。
へー。
大活躍をする話なんですよ。
で、これを僕がそのウルトラマンとかウルトラQを見ている頃、本屋で見つけて読んで、これは面白いと。
え、その本屋で見つけた時はなんとなく手に取ったんですか?
うん、なんとなく手に取ったの。
へー。
それでSFにはまってしまったんですね。
なるほど。
本屋っていうか、図書館だったかな。図書館の児童室にあったのかな。
へー。
あ、じゃあ割と読みやすい本ってことですよね。
そうそう。子供向けのSFがこの頃いっぱい出てたんです。
ということでですね、SFとはちょっと何ぞやというのを、簡単に5分ぐらいでやっておこうと思います。
はい。
でもこれ見るだけでも、イントロの部分さ、無料ですごく役に立つと思うんだよね。
なるほど。SF…
だってさ、考えてみて。最近の映画でSFじゃないのってヒットしないじゃない。
アベンジャーズとかスタートリックとか全部SFでしょ。
確かに。確かに。
でも150年前にはなかったんだよね。
そうなんですね。
意外ですね。
そう。
なんかあった感じするけど。
なのでSFの始まり、いろんな人がいろんなこと言ってるんだけど、まあここだろうなっていうのは19世紀後半、1870年ぐらいのこの2人、巨匠です。
03:07
フランス人のジュール・ベルヌ。で、もう1人がH.G.ウェルズ。そしてジュール・ベルヌはご存知、ディズニーでも有名ですね。海底2万マイル。
海底2万マイル。
これに出てきた船長と潜水艦の名前覚えてます?
なんか顔は思い浮かびますけど。
ヒゲのね。
ヒゲの。
黒いヒゲのおじさん。
はいはい。
名前分かんない。
え、でも船の方分かるでしょ?ディズニーあるから。
えっと、ジョ、バ、ジョ、ジョ、ジョなんとか。
ジョジョ言ってるだけ。
違います。
え、なんで?バル、バルなんとか。
僕はね、すいません。こう澄ました顔しながら、僕子供が乗りたくないって言って、乗ってないんです。
え、でもこの船の名前知ってるでしょ?
なんだでしたっけ?ジョ、ジョバルズなんとかみたいな。
意外。それはだってジュール・ベルヌってことじゃない。
これ有名じゃん。みんなちょっと常識頑張って。
オリップクですよ。
はい、ノーチラス号です。
あ、あと、ほらほらほら。
あ、知ってる知ってる。すいません。
ほら、ちょっと近いじゃないですか。
で、これは。
全然違うじゃん。
1870年ぐらいの小説なんですけど、この中で、この頃なかったのよ。電気で動く潜水艦というのをベルヌは作ってるの。
え、小説の中で?
そう、それがもう全然先のアイデアになって。
あ、そっか。
で、そこに敬意を表して、アメリカの初めての原子力潜水艦は、この小説を読んでいるやつが名前を付けたんですよ。
なるほど、なるほど。
初めて。
最初の原子力潜水艦は、ノーチラス号です。
かっこいい。
かっこいいよね。
すごい。
ちなみに船長の名前は、ネモ船長ね。
ネモ船長。
はい。そしてもう一冊、有名なのがベルヌは、月世界旅行。月世界旅行じゃないですよ。月世界旅行なんですけど、こちらはね、ちょっとね、科学交渉が甘いの。
ものすごくでっかい砲弾の中に、ソファーみたいに柔らかな内張りをして、人間が乗って、月に向かって撃つっていう、ちょっとありえない設定なんですよ。
そんな加速度急に上げたら、人間の体バラバラになっちゃうから。
なので、どちらかというと、この人の方が科学的な設定は甘くて、ファンタジーによっている。
そして、いよいよ本当に、科学のことをちゃんと考えて、いろいろ書いてるっていうのが、このHGウェルズなんですよね。
で、やっぱりこの2人だと、上に書いてありますが、ウェルズの方がやっぱすごいなっていう。
ちなみに、70年代ぐらいね、こっちは。こっちはもう、89年、90年とかでは、20年、30年、ウェルズの方が新しいんです。
うん。
でも、大名作ですね。タコ型宇宙人。宇宙戦争。
宇宙人といえば、タコ型ですよ。
そう。それを考えたのは、ウェルズなのね。
しかも、宇宙戦争の最後はさ、現代の通じないですか?
え?
圧倒的な原子力を持って、地球、人類を征服していた宇宙人が、最後に風のインフルエンザに負けて、滅んでいくんだよね。
そう。そして、このタイムマシンっていうのも、時間を旅行する機械、タイムマシンっていう言葉自体を考えたのが、ウェルズなの。
え?めっちゃすごい。
めっちゃすごいでしょ。
え?
しかも、タイムマシンって未来に行くと、猿のようなモーロックっていうのと、あともう一つなんだっけな、支配階級がいるんですけど、そこの中に、現代の格差問題みたいなのちゃんと入ってるの。
06:08
要は、労働者階級で貧しい人間は、遥か未来に行くと、猿になってるんですよ。
へー。
そういう話なんです。
へー。面白い。
そして、これも有名な透明人間。
透明人間。
これもウェルズです。
この透明人間っていう概念を考えたのは、このウェルズってことですか。
このウェルズです。
すごすぎじゃないですか。
やばい、この人。
だから、あのー、SF作家は、昔言われてたの。ウェルズに関しては読まない方がいいと。誰が何を考えても、だいたいこいつが書いてるからって言うんです。
なるほどー。
すごいですね。
SFの基礎を作った人ですね、まさしく。
そうですね。もう本当に、宇宙戦争はもう4回か5回映画化されてるし、タイムマシンももう3回も4回もなってる。
へー。
まあ、これもね、もちろんなってるけど。
うん。
で、この2人ぐらいからSFが始まって、そして、アメリカSFなんですけど、アメリカのSFC、1870年ぐらいから始まって、だらだらずーっと続いている。
そして、最初の黄金期を迎えるのが、40年から50年にかけてなんですよね。
へー。
この時代が、実はこの中でも一番多いです。
へー。
1950年代が名作ぞろいなんです。
で、なぜかというと、ソ連とね、ミサイルとか核の戦争をしていて、
はいはいはい。
宇宙はこれからもっとすごくなる。で、みんな子供たちが思ったんですよ。
うん。
俺たち大人になる頃には、火星にも月にも、
好きなように行ける。宇宙はアメリカのものだ。
みんな夢見。
って言って盛り上がっていたのが、50年代です。
ほうほうほう。
黄金期です。ゴールデンエイジですね。
それでちょっとまたね、下がってくるんだけど、60年代の半ばから70年の半ばぐらいにかけて、
ニューウェーブSFっていうのが出るんですよ。
ここでまたすっごい盛り上がるの。
この頃は、宇宙に行くテクノロジーの話じゃない?
多元宇宙とか、遥か未来の話とかって、
あー。
どんどん人間の内面を外に出すようになってくるんです。
ニューウェーブといえば、みなさん映画好きならわかりますね。
てんてんてん。
70年代のアメリカの映画のこと、なんていうんだっけ?
ニューシネマ。
そう、アメリカニューシネマが流行っていた。
なるほど。
だからね、こういうのはね、その時代の背景が本当に影響するんで、
今のアメリカでいいのかな、戦争、ベトナム戦争なんかしてていいのかな、
じゃあもっと人間の内宇宙を探ろう、フラワーピープルだ、
麻薬とか使ってみようぜっていうのが実はここなんで。
フラワーピープルで麻薬使おうぜって意味不明ですけど。
だから人間の内面をもっともっと探査してみよう。
なるほど。
そっかそっか、そういう意味か。
こっちは外宇宙で、こっちは、この頃だからこういう言葉が流行ってたんだよね。
これはアウタースペースでしょ。
外の宇宙を探る黄金時代。
ニューウェーブの頃はすごく内静的になって、インナースペースを探るようになるんで。
へー。
これも一つの宇宙だから広い。
そしてまた70年代の頃にちょっと盛り下がって、
80年代、まあこれ正確には84年なんですけど、
ここでニューロマンサーっていう大傑作が出るんです。
で、この時の背景はベトナム戦争、軍拡競争ではなく、コンピューターの大進化で、
コンピューターをどう小説の中で本当にちゃんと考えて使っていくかっていうのを、
ちゃんと最初にできたのがこのニューロマンサー。
09:02
で、これ以降影響はずーっとニューロマンサーの影響もあるし、
イメージとしてはあれだよね、映画では。
マトリックス。
あー。
もうニューロマンサーの世界で。
じゃあイラさんみたいにこれだけ小説見てると、さっき言ったように他のSF小説かもそうだし、
映画だったり、その明らかになんかこういう影響を受けてるなみたいなのすぐわかるってことですよね。
わかるわかる。だからエイリアンには宇宙船ビーグル号の冒険っていうのが影響されてるんですよ。
船をみんなで捨てて、怪獣が乗り込んできたから。
で、怪獣回ってて船の外に出るじゃない。
あのエイリアンの最後と一緒でしょ。
そうやってやっつけるんですよ。そのビーグル号の冒険ではね。
ちょっと質問あるんですけど、SFとファンタジーの違いがよくわかんないですけど。
あのね、SFっていうのは基本的に架空のフィクションを作るんだけど、その前提に科学的推論とか、科学的な説明があるものがSFなんです。
そういう科学的な説明とかなんにもなくて、これは魔法ですよとか、これは悪魔と天使ですよっていうのがファンタジーなの。
そうすると、じゃあさっき二人出てきた巨匠いたじゃないですか。
はいはいはい。
あの二人のうちの、こっちの回転2万マイルのベース。
うん。
で、エルヌの方はちょっとファンタジーに近いものがあるってことですか?
そうだね。例えばさっき言ったようにさ、ここ砲弾に乗っけた人をいきなりあんなスピードで撃ち出したら、科学的に考えたらどう考えても骨が持たない、バラバラになっちゃうみたいなことは考えてないわけ。
で、月に行っても月に出ればどうやって息をするんだみたいなことも考えてないわけ。
でもこっちは宇宙から地球にやってきた人たち、円筒形の宇宙船に乗ってくるんですけど、で、その中からちゃんとあのトライポッドっていう足が3本ある。
あの宇宙戦車で地球上につけていくんだよね。
で、しかもこの人たちを倒すのは細菌であるっていう病気でしょ。ほら、全部ちゃんとそれなりの科学的な雰囲気があるじゃん。
確かに。
ないものではない。
実は高等無形ではないってことですね。
そう、意外とね。
なるほど。へー、あっ、そういう違いがあるんですね。
うん、そうそう。
分かりやすい、分かりやすい。
はい、というわけでですね、SFUの歴史がものすごい簡単に早分かりしたところで、いよいよ僕の50年分のベース。
はい。
このベストナインを選んでみようと思います。
はい。
このベストナインの前に聞きたかったんですけど、僕恥ずかしながら、まあ、イラさんに今までもね、いろいろいろんなSFをお勧めされてきて、ニューロマンサー2年ぐらい前に教えてもらって、Kindleで買っていまだに止まってるんですよ。
読みにくいよね。
うん。てか、SF自体がなかなかまだデビューできてなくて、今日いい機会だと思うんですけど、結構、そのクリエイターだったり、起業家の人って、
うん。
やっぱり、まあ、あえてこういう言い方しますけど、そういう活躍してる人って、みんなすごいSF読んでる。
うん。
そういうイメージある。
だから、その読める自分にも憧れてるし、読めば俺もより突き抜けるのかなと。
分かる。
思いつつ、ちょっとビジネス的な言い方なんですけど、SF読むとどんなメリットがあるんでしょうね。
やっぱり、社会はこういうある因子が入ったら、どんなふうに変わるんだろうみたいな、ある科学的なアイディアをもとに、その社会の変容の仕方みたいなことがね、書かれているから。
12:07
うん。
だから、例えば、スマートフォンっていうものが生まれたら社会はどう変わる。
はい。
あるいは、Uberでタクシーがどう変わるみたいな、考え方とSFってすごい近いの。
で、しかも、その携帯電話とか、AIとかロボット、そういうのも全部SFの中で、はるか昔から書かれてるからね。
うん。
ロケットもそうだし、ミサイルも。
そうか。
そう考えると、SFは読んでおいて損はないよね。
うん。だから、なんか、さっきヒロナさんも聞いてくれたから、よりそういう意味では、今は全てはまった感じしますけど、SFってすごい遠いところにある感じ。
うん。
まあ、スターズで見たら楽しいね、ぐらいはあるんだけど、実は、実際の仕事とか人生に、まあ、そういう意味では、すごい、なんか、いろんな、より彩ってくれたり、役立つ可能性があるってこと。
そうだね。要はね、これ、SFって、ある意味、社会実験が頭の中でできるものなんですよ。
うん。
外装法っていって、あるアイディアを今の世界に持ち込む。例えば、全ての人間が死ななくなったら、この世界はどうなるか。それってさ、考えてみたら、小説にももちろんなるし、少女化社会の生き方みたいなことにも絡んでくるじゃない。
はい。
で、それがビジネスのアイディアにも当然通じてきたりする。
うん。
だから、それこそ、スティーブ・ジオブスみたいな人はSF大好きだったよね。
そうですか。
うん。
でも、そう思うと、本当にすごいですよね。
うん。
頭で想像して、透明人間とか、タイムマシンとか考えちゃって、実際それがね、リアルになってるものとかもあるわけじゃないですか。
まあね。まあ、正直言って、タイムマシンと透明人間が全くリアルになってないですよ。
まあ、なってないですけど、まあ、他のものだったりね。すごいです。
ただ、光学迷彩みたいなものはリアルになってるよね。
うん。
いや、でも楽しみですね。じゃあ、これから紹介するベスト9は、まさにそんなSFで石平が50年かけて、得りすぐったものを。
そうです。なので、今回もうすぐ終わりの時間になってしまうんで、ベスト9のうちの最初の1冊目だけ紹介しておきます。
あ、優しい。
ありますね。第、これね、1位ってことじゃないんですよ。一番古いってことです。
うんうん。
ちなみにこれ、1950年のスターキングという本です。星の王様。ここに書いてありますね。僕の推薦文です。帯に。
スターキング。
すごい。
スターキングのエンドシーンは、あらゆるSF作品の中で、中学生だと僕が最も感動したものである。
これは、第二次大戦に行って、保険会社でさ、経理にいた人、男の人、ゴードンっていうんだけど、その人が第二次大戦で、戦争でズタズタになって帰ってきて、またニューヨークの保険会社に戻るのね。
ええ。
でも、心が虚しくて、もうたまらないわけ。ああ、もう生きる目的なんか何もない、あんなひどいものを見た後では、ニューヨークなんて嘘みたいだって言って、荒れてるところに、
宇宙から声が届くんです。私の名前はザース・アーン。
ザース・アーン。
実は、銀河帝国の王子、でも二番目か三番目の王子で、研究者なの。で、その時間を超える研究をしていて、たまたま君と心だけ繋がった。
君の時代からすると、今は二十万年後の銀河帝国だよっていうの。
うんうんうん。
15:00
で、これ要はさ、古事記と王子なんですよ。
王子と古事記がそっくりで、入れ替えてっていう話あるじゃない。
うんうんうん。
なので、彼は精神だけ飛んで、ザース・アーンの体の中に入って、そして、銀河帝国で起きた大陰謀と大戦争をですね、ニューヨークの保険社員が蹴りをつけるって話します。
面白い。
面白い。
面白いでしょ。
しかも、宇宙の大艦隊戦とかがある。ミドウェー海戦みたいなのが、宇宙戦でやるんです。
へえ。
ちなみに、エドモンド・ハミルトンはよく、惑星破壊法みたいなのを考えたのがこの人なの。
だから、宇宙戦艦ヤマトの波動砲とか、ガミラスの惑星破壊法みたいなのは、全部求めた、このエドモンド・ハミルトンのスター・キングです。
へえ。
すごいな。
まあ、スター・トレック、スター・キング、まあ、これ本当にたくさん真似されたんだよね。宇宙戦争ものをみんな大好きになった子供が。
だって、まさにもうスターとキングって鉄板みたいな言葉を先に使ってますからね。
そうそうそう。
そうすると、他の人はもう、トレックとかウォーズくっつけるしかない。
そう。だって、スター・キングは一応、銀河帝国の王様の話だからね。
新しく銀河帝国の王様になってしまった、その地球人が、まあ、その世界の平和をもう一度取り戻すって話なんだけど、これ続編があって。
へえ。
で、また帰るんだよね。ニューヨークに。
ああ。
そうすると、星々の世界が懐かしくて、ああ、今のニューヨークはまた虚しいって言ってるところに、今度は、その、戦神だけではなくて、肉体も運べるよって言って、続スター・キングがあるんです。
へえ。面白いな。
で、そのお姫様と再会して。
ああ。
で、次の陰謀をまた防ぐっていう。
うん。
ちょっと恋愛の要素もあるんですね。
あるんです。
なるほど。
こんなの面白いに決まってるでしょ。
確かに。確かに。
1950年だと、
ごめんなさい。
あの、この50年代がSFの黄金期なので、名作が次から次へと訳されて、僕60年代、70年代くらいなんだけど、その頃、こういうのいっぱい出てたの。
そうか、そうか。
今はもうすごい少なくなっちゃった。
最高の時代ですね。
なるほど。
いや、面白いでしょ。
ね、ちょっと興味ある。
これだけ聞くと読みたくなるじゃん。
読みたいですね。
いや、全然読むってことですよね。
楽しめそう。
すごいな。
でもなんか、SF、映画で見るんだったらなんか分かるんですけど、小説で読むって、なんかどんな感じなんだろうみたいな。
いや、あのね、映画は薄っぺらい。
ええ、そうなんですか。
うん。哲学風なふりしてても、全然賢くないから。小説の方がはるかに深みがあるよ。
へえ。
それを言うには、これに行かないといけないんです。
ああ。
もう大名作中の名作4年期の終わり。でもこれに関しては、イントロの時間がそろそろ終わりなので。
はい。
はい。
はい。
詳細欄を開いていただきますと、この後ニコ動でもうたっぷりこの後の何冊かやりますので、ぜひそちらのURLから飛んで、一緒に続きを楽しんでください。
はい。4年期の終わりが素晴らしいんです。もうこれ言いたくてたまらない。なんかもうあれあれみたいなね。
はい。
あれあれみたいなね。
名残惜しい。名残惜しいけど。ということで、YouTubeの皆さん。
そうか。ね、YouTubeの皆さん。そして、チャンネル登録も。
ああ、そうだそうだ。
よろしくお願いします。
チャンネル登録、どっちになるか分からないですけど。
はい。お願いします。
それではまた後ほど。
はい、さようなら。
ご視聴ありがとうございました

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