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2016-09-02

Q.13 子どもに覇気がありません

小学生の子どもは、いつもぼうっとしていて、覇気がありません。なにか打ち込めるものがあった方がいいと思いますが、こちらから強制しても意味がないし、放っておいて良いでしょうか?


00:05
こんにちは、プロインタビュアーの早川洋平です。
石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第13回です。
皆さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。石田衣良です。
さあ、9月に入って、今日は1回目なんですけども、こんな質問をいただいています。
小学生の子どもがいますが、覇気がありません。
いつもぼーっとしていて、朝起きたらソファーでぼーっとして、ご飯も遅く、学校のことを聞いても上の空の返事しか返ってきません。
何か打ち込めること、好きなことがあればいいと思うのですが、こちらから強制しても意味がないと思うし、ほっといていいでしょうか。
ああ、これね、よくわかりますよ。ただね、男の子ってね、ぼーっとしている生き物だと思ってもらった方がいいですね。
あ、そうですか。
みんな、親は自分の男の子、子どもが生まれると、なんかハキハキして賢くて、明るくて何事にも前向きでみたいな、なんかひどい幻想を持ちますけど。
最初そう思いますよね、頭脳面積で。
だいたいの男の子はぼーっとしています。
なんかすれ違っても挨拶しないとね。
ただそういう子がしばらく経って、本当に自分のものを見つけた時って、そういう子が一番伸びるんですよね。
親から与えられたものをやる子じゃなくて、自分で見つけたものって伸びるので、その時間を待ちましょう、その時が来るの。
ただし、残念なことに、そういうのが全く来ない子も半分くらいいるんだよね。
結構いますね。
一生ぼーっとして、ぼーっと働いて、ぼーっと結婚もしてもしなくても。
ぼーっと死んでしまう人も半分いるので、その場合はハズレくじだと思ってください。
でもなんか逆説的ですけど、なんか怒られるかもしれないですけど、ある意味ぼーっとできる人は羨ましいですけどね。
ただちょっと今の時代は、これが安全だって言い方がもうなくなったじゃない。
なのでぼーっとしたまま公務員とかになれたらいいけど、そうじゃない子は厳しいかもね。
でもそのぼーっとの定義もありますよね。
最近、例えばお坊さんが結構たくさん本を出して、考えない方法とか。
いろいろあるじゃないですか、情報がいっぱい入って。
あれはね、要は例えば神経質的に考えすぎてしまって、自分を追い詰める人向けの本なんだよね。
だから何も考えてない人に考えるなっていうのはダメなのね。
ちょっとぼーっとの意味が違いますよね。
はい、もうそれだと死んじゃうからね。
でもどうでしょう、例えば小学生の子供に今、男の子に多いって話ありましたけど、
個人的にはですけど、女の子でも小学生、特に低学年とか幼稚園生ってみんなぼーっとしてますね。
ぼーっとしてますね。
あると思う。
そんな気にしなくていいんじゃないですか。
それと言ってみれば、大人だってぼーっとしてますよ。
自分ではせこせこ勉強したり、働いたりしてるつもりだけど、そのうちの半分以上はぼーっとしてるよね。
日本人の生産性が悪いってその辺だと思うんだよな。
そういう意味ではね、ちょっと大人は考えるとこあるかもしれないですけど、どうでしょう、この質問には特にそのままで。
はい、子供は自分の子供なりにちゃんと生きていくので、ぼーっとしてる時間があったらそれも貴重なので、ちゃんとぼーっとさせてあげてほしいですね。
そうですね。
で、ダメだったら諦めましょう。
あ、これは私の子供だったと思えばいいじゃないですか。
03:00
ですね。
はい。
さあ、そしてちょっとアナウンスなんですけども、これ配信されているのはおそらく9月2日なので、ひょっとしたらもう秋ないかもしれないですが、
9月9日に前回もお伝えしますが、石平ブックトップ第2回の公開収録がありますので、こちらもぜひ来ていただければと思います。
そうですね。横浜、港未来ですね。
暑くないといいですけどね、もう。
いやー、まだまだ9月9日は暑いでしょうね。
でもまあ、楽しい収録なので。
ぜひ皆さんにいらしてください。
そうですね。公開収録の情報、そしてこの番組へのご質問、そしてこの番組の元になっている石平ブックトーク、メールマガジン、すべて石平.comの公式サイトの方からチェックできますので、ぜひ覗いてみてください。
今日は第13回でした。井田さんありがとうございました。
はい、石平でした。ありがとうございます。

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