00:01
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の中野です。
おはようございます。インターン生の和之江です。 中野くん、最近ニュースでフジクラの株、やたら話題になってませんか?
よく見ますよね。 名前もよく聞きますし、正直どんな会社なのかって結構改造と低い人も僕も含めて多いんじゃないかなと思いまして。
本当に自分もそうだったんですけどね。 ここ1、2年は株式市場では主役級といっても過言ではないぐらいのテーマになっていると思います。
AI向けのデータセンターの建設ラッシュというところを背景に、フジクラをはじめ電線御三家と呼ばれる住友電気工業、古川電気工業が注目を集めていて、株価もここ1年で大きく上がってますよね。
確かにフジクラのイメージ強いですけど、この2社も名前自体は結構聞くことがあるので盛り上がっている株なんですね。
はい、ということで今日のテーマは電線御三家に注目、なぜ次はヒカリなのか、3社がそれぞれどんな会社なのかというところから見ていきましょう。
はい、ヒカリがキーワードなんですね。よろしくお願いします。 ではその前に恒例のちょこっと株式店のコーナーです。
中野くん今日の用語は何でしょうか。 今日の用語はセクターローテーションです。
セクターというのはいわゆる業種のことで、投資家のお金がある業種から別の業種へと順番に移っていく動きのことを指します。
なるほど、半導体の会社が買われた後、今度はヒカリの会社にお金が回ってくるみたいな流れもセクターローテーションと言えるということなんですね。
はい、その通りです。ただ気をつけたいのはお金が入ってくるときは、その株価がその会社の実際の業績以上に上がりやすいということです。
逆に資金が抜けていくときは一気に下がったりもします。
半導体株も結構上がった後に一気に下がってみたいなところで話題になりました。
今日の3社もまさにそういう動きなんでしょうか。 まさにそうなんですね。この言葉を頭の片隅に置きながらぜひ聞いてみてください。
それでは本編に入っていきましょう。 はいお願いします。
まず基本のところから教えてください。 電線誤算計ってどの3社なんでしょうか。改めてお願いします。
1つ目は古川電機工業証券コード5801、墨友電機工業5802、藤倉5803の3社です。
番号が証券コード5801、0203と綺麗に並んでいるので覚えやすいですね。
でもちょっと逆に紛らわしいというか。
そうですね。そして面白いのがこの3社の歴史で、3社ともに創業からも100年を超えるような老舗企業で、
日本の電力網や通信網の発展を支えてきました。
藤倉とかって結構最近話聞くので割と新しい企業なのかなと思ってたんですけど、めちゃくちゃ歴史ある企業だったんですね。
03:04
はいそうなんです。だから最近ニュースとかでも出てくるAI向けの光ファイバーっていうテーマは突然出てきた話ではなくて、
何十年も積み上げた技術の上に乗っている。ここはもう大事なポイントだと思っています。
なるほど。3社とも似たような企業なんでしょうか。
それが全然違うところもあって、元のスターとは同じ電線メーカーとして出発しましたが、それぞれ違う戦略を選んできた結果、今の事業の中身は大きく異なります。
そこは後半でじっくりお話ししますね。
なるほどお願いします。
その前にそもそもなんで光ファイバーが必要になってくるのかみたいなところをちょっと話してほしいです。
AIの学習というところでは、計算用の半導体を何千個何万個と並べてまとめて一つの巨大なコンピューターみたいに動かすんですね。
そうすると今度はその半導体同士をつなぐ通信の速さが足りなくなってくるんです。
なるほど。計算する力っていうのが大きすぎてつなぐ部分が渋滞しちゃうってことなんですね。
はいその通りで、だからもっと早くもっとたくさんデータを流せる線が必要になってきます。
それが光ファイバーなんですね。
ただデータセンターの中ってスペースだったり配管も限られているのでケーブルを太くするわけにもいかないんです。
うーんというとじゃあ細い状態のままたくさん通したいよねってところなんですかね。
はいその通りで、それで各社が競っているのが一本のケーブルの中にいかに細い光の線をぎっしりと詰め込むかという技術で、
藤倉は去年2025年の7月に一本で14,000本近くの光の線を束ねたケーブルの販売を始めています。
一本のケーブルに14,000本ですか。
ちょっとよくわからないんですけどすごいそうですね。
そうですねケーブルを開けたらもう中はもう超みっちりっていうイメージですね。
あーすごいなぁ。
で半導体の次は光っていうのはこれはどういう意味で言ってくれてるんでしょうか。
はいこれまでは半導体の近くの短い距離は銅の線を使って電気で信号を送っていたんです。
ただその短い距離まで光に置き換えて電気の配線が抱えている限界を超えようという流れが出てきているんですね。
しかもこれ研究段階の話じゃなくて実際の製品に入り始めています。
あもう実用段階まで入ってきてるんですか。
はいこのあたりはアメリカの半導体大手であるNVIDIA Broadcomというところが先行してますね。
半導体銘柄の大手というかよくある企業だと思うんですけどこの半導体そのものへの投資が盛り上がった後に今度は繋ぐところへお金が回ってくるっていうストーリーなんでしょうか。
はいそう見ている投資家の方が多いみたいですね。
そして光ファイバーやケーブルを実際に作れる会社として日本の電線子産系に注目が集まったというわけです。
なるほど話がよく繋がりました。
では中野くんいよいよこの3社の違いお願いします。
はいまずは藤倉から行きましょうか。
この藤倉は3社の中で一番光に集中している会社です。
06:04
先ほどお話しした細くてたくさん詰め込めるケーブルに独自の技術を持っていてアメリカを中心とした超大型のデータセンター向けで高いシェアを確保しています。
なるほど超大型のデータセンターで他と何か違うんですか。
はいアマゾンであったりマイクロソフトといったような巨大なクラウド会社が自前で持っているものすごい大きなデータセンターのことですね。
そういった企業が顧客というか食い込んでいるというところなんですね。
それだけではなくて投資の規模というところも相当です。
今年の3月に日本とアメリカで合わせて最大3000億円を通じて生産能力を今の最大3倍に引き上げる方針を決めています。
現在の3倍って結構な規模ですね。
ちなみにフジクラは将来のエネルギーとして期待されている核融合、そこで必要になる強力な磁石の素材にも強みを持っているんですよ。
そうなんですね結構核融合というと最近ニュースでよく聞きますけど未来というかこれからの話ですよね。
はいでもこういう引き出しをいくつも持っているのがシンセメーカーだけど面白いところと言えますよね。
確かに今までのこの伝統っていうのを大事にしながらどんどん新しい技術にもチャレンジしていってるってことなんですね。
では2社目お願いします。
はい次はフルカオ電気工業、この会社は光だけじゃないのが特徴です。
光ファイバーに加えてデータセンターの機械を冷やすための冷却部品、それからデータセンターに電気を届ける電力ケーブルまで持っています。
冷却部品ではフィリピンなどアジアの各国で550億円の投資を進めていますね。
さっきのフジクラは光に注力しているところだったと思うんですけど逆にこちらはデータセンターに必要なものを一通り揃えてるって感じなんですね。
はいそうなんですよね。
ただ昔はその事業の幅が広すぎることがむしろマイナスに見られていた会社でもあるんですけど、
今回のテーマではその事業がまとめて生きてくる可能性があるという見方も出てきています。
なるほど今までの弱みというか懸念されてた部分が強みに変わりつつあるんですね。
本業の光の方はどうなんでしょうか?
こちらもつい先日大きな発表がありまして、アメリカ、ブラジル、日本、インドの4カ国で光ファイバーとそのケーブルを増産すると報道がありました。
設備や土地、建物に総額でおよそ1000億円を投じる予定です。
こちらも結構大規模投資そして4カ国同時なんですね。
はい、そして3社目がスミトモ電気工業。
これが3社の中で一番規模が大きくて、一番何でも屋さんと言える企業です。
事業は5つに分かれていて、電力、情報通信、自動車、電子部品、それに工業用の素材です。
電力ケーブルから車の中の配線、光の部品まで本当に幅広く手を広げています。
じゃあその光ファイバーの会社っていう分野っていうよりはより総合的なメーカーってことなんですか?
09:04
本当におっしゃる通りで、実は売り上げで一番大きいのは自動車向けなんですね。
だから光の比重は3社の中では相対的に小さい。
まあその分ブレにくいとも言えますけどね。
なるほど、じゃあ3社っていうふうに言いますけど、全然もう性格が違うってことなんですね。
はい、ざっくり整理すると光に集中しているのが富士蔵。
光に加えて冷ます、電気を送るところまでやっているのが古川電工。
そして大きな総合メーカーの中のその中の事業として光があるのが墨友電工というイメージです。
なるほど、同じ業界の3社と言えども全然違いがあってすごくわかりやすかったです。
では決算の話にちょっと移っていきたいんですけど、ちょうど先週あたり8月の初旬あたりに3社とも決算を発表してましたよね。
はい、4月から6月までの3ヶ月分、第一四半期ですね。
方向性だけでも抑えてもらえればと思います。
結論から言うと3社揃ってかなり強い内容でした。
3社とも良い内容ってことなんですか?ちょっと詳しく教えてください。
はい、まず富士蔵からいきましょう。
売上高が前年同期品に比べて50%増えていて、本業の儲けを示す営業利益はおよそ2.5倍になりました。
売上に対して利益がどれだけ残るかという割合も去年の15%台から26%台へ大きく上がっています。
利益率高いですね。4分の1が利益として残っているっていうのは、もうなかなかメーカーとしても高い水準、高機能な部品メーカーみたいな感じのイメージですかね。
はい、そうなんです。しかも同時に1年間の見通しも引き上げていて、これは6月に続いて今期2回目の情報修正となります。
情報修正が続いているとかなり強気な感じなんですね。
はい、続いて古川電工です。
こちらも4月から6月の純利益が前の年のおよそ4倍に拡大していて、1年間の見通しも大きく引き上げました。
営業利益率も去年の3%弱だったところから7%台へと大きく改善しています。
なるほど、こちらも調子がいいというかどんどん情報修正していっている最中なんですね。
最後は隅友電工ちょっとお願いします。
隅友電工は売上高が1兆3306億円で、前の年の同じ時期から16%ほど増加しています。
営業利益は61%増、最終利益は89%増と大幅な増収増益でした。
中でも情報通信の部門はデータセンター向けの需要増と円安の影響も相まって利益が272億円。
これは前の年から191億円増えて3倍以上になっています。
会社全体の営業利益が970億円くらいとのことですので、その中でもかなり大きな存在になってきているということなんですね。
会社は5月の時点でこの部門の売上が5割以上増えるという見通しを示していました。
まさにその通りの立ち上がりになったという決算でしたね。
12:02
とても3社とも順調なんだなということがよくわかりました。
ここまで聞くと良いことばかりのように聞こえるんですけど、注意点ありますか?
今回3つ注意点を絞ってお話します。
1つ目は株価の値動きがとにかく激しいということです。
3社を含む電線関連の株は今年の5月から6月に揃って高値をつけた後、7月の時点ではその高値から3割ほど低い水準まで下がっていました。
先ほどローテーションみたいな話をしてもらいましたけど、3割って電線株ってどちらかというとインフラ寄りというか安定してるんじゃないかなっていうイメージがちょっとあったので、もう真逆ですね。
藤倉なんて1週間で半値ぐらいになってしまうというシーンもありましたしね。
2つ目はそれにもつながりますが、良い発表をしても株価が上がるとは限らないということです。
今年の5月、藤倉が今後の経営計画を発表したんですが、その日は藤倉はストップ安に近いところまで下がりました。
これはもう市場の期待、コンセンサスと比べると物足りなかったという見方が出ています。
この経営計画でいい感じだったのにストップ安っていうと、あまりにも期待が高すぎたってことなんですね。
まさにその通りで、株辞典でお金が入るときは業績以上に上がるとお話しましたけど、これは裏返しとも言えますね。
3点目はお客さんが一部の巨大企業に偏っていることです。
先ほどもちょっと出てきましたが、アマゾンのような巨大なクラウド企業に大量に収めているような構図になっているので、そうした会社が投資のペースを緩めると一番儲かっている部分の注文が減ってしまうというリスクがあります。
なるほど、半導体の後にこの電線が来るんじゃないかってお話があったと思うんですけど、今はこのAI投資、半導体投資が加熱してますけど、それが逆にちょっと反転していくとこの業界にもマイナスになるかもしれないって話ですね。
はい、それにテーマとしてはこうやってまとめて語られがちですが、中身は3者バラバラです。
だからこそどの会社がどこで稼いでいるかっていうのを分けて理解しておくことが大事だと思います。
なるほど、ありがとうございます。今日はめちゃくちゃ勉強になったかなって。
藤倉ってよく聞きますけど、電線っていうどちらかというとちょっとディフェンシブっぽいイメージがあるところがまさにこの時代のトレンドのど真ん中にいるっていうのは知りませんでした。
はい、100年以上日本の通信を支えてきた技術がAIという新しい波と結びついた形ですよね。
銅の線から光へという流れ自体はそう簡単には終わらなさそうです。
そうですよね。ただ一方で株価にはかなりの期待がすでに入っている。これからちょっと注意ということですよね。
はい、そこはバランスを見る必要がありますね。テーマの大きさと株価に織り込まれている期待の大きさ、この2つは分けて考える癖が必要だと思います。
気になった方はカブリッジ、インベストメントブリッジが運営している投資系メディアでもそれぞれ業績や今後の見通しみたいなことを取り上げているのでぜひ調べてみてください。
15:09
なお本日ご紹介した企業は情報提供を目的としたもので投資を推奨するものではありません。
番組内でお話しした数字は各社が発表した決算資料とそれを報じた報道に基づく収録時点での情報となります。
投資のご判断は最新の情報をご確認の上ご自身の責任にてお願いいたします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにてぜひ番組への感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っていますので番組へのご意見お待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めています。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。