👋 こんにちは、はるなです。
2025年3月4日の夜、AppleからiPad Air(M3)とiPad(A16)が発表されました。すでに予約がスタートしており、発売は2025年3月12日です。
今日は「iPad Air(M3)の何が新しくなったのか、どんな人におすすめか」です。
新しく発表され、予約注文が開始されたAppleの新製品
* 11インチiPad Air(M3)用Magic Keyboard - 日本語 - Apple(日本)
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🆕 iPad Air(M3)は何が変わったのか?
まずは、前モデルのiPad Air(M2)から何が新しくなったのか?についてです。
正直なところチップが新しくなった点以外に大きな変化はないです。だって前モデルの発売からまだ1年もたっていないんだもの。(10ヶ月ぶり)
カラーバリエーションやストレージ容量なども変更なし。価格も据え置き。重量が1-2g軽くなってはいますが、誤差レベルです。
M2チップからM3チップへのアップグレードと、レイトレーシングに対応したことで、ゲームのグラフィックがより美しく表現できるくらいが特筆すべき点でしょうか。
Apple公式ページを見ても、比較されているのはM1とのみです。「Apple Intelligenceのために設計」と書かれていますが、iPad Air(M1)からApple Intelligenceは使えます。
あれ?じゃあiPad Air(M3)は必要ない?いえいえそんなことはありません。最安モデルは10万円を切っていて、Magic KeyboardやApple Pencil Proにも対応しているので、エントリーモデルのiPadとして一番おすすめしやすいモデルです。
今回、iPad Air(M3)本体の変更はそんなに大きくありませんが、本体と同時に発売されるiPad Air(M3)用のMagic Keyboardがおすすめなんです。
🧑💻 iPad Air(M3)用のMagic Keyboardがおすすめ
今回、iPad Air(M3)の発表と同時に、新しいMagic Keyboardも登場しました。
最も大きな変更点は、ファンクションキーの追加です。これまでのiPad Airで使えるMagic Keyboardにはファンクションキーがなかったのですが、新モデルでは上部にファンクションキーの列が追加されました。明るさ調整、音量調整、メディアコントロールなどが専用キーで操作できるようになります。
また、iPad Air(M2)用Magic Keyboardから価格も下がっています。11インチ用が46,800円(49,800円から3,000円の値下がり)、13インチ用が49,800円(59,800円から10,000円の値下がり)です。
その代わりと言ってはなんですが、カラーは白1色のみとなり、黒は選べなくなりました。あとたぶん、バックライトキーではなさそう。
ちなみに『iPad Air(M3)用Magic Keyboard』という名称ですが、iPad Air(第4世代)、iPad Air(第5世代)、iPad Air(M2)でも使用できます。
他にも、トラックパッドの大型化。日本語キーボードの場合、スペースキーの左右にある入力切り替えの表記が『英数』→『ABC』、『かな』→『あいう』に変更。背面のカメラ穴の大きさが一眼仕様に変更。などの変更点が見られます。
なので、Magic Keyboardという名称のキーボードラインナップとしては、今後3種類になります。
* iPad Air(M2)用Magic Keyboard:iPad Pro(M4)以外のiPad ProおよびiPad Airで使えるキーボード(いわゆるiPad Pro(M4)用のMagic Keyboardが出る前までのMagic Keyboard)
* iPad Air(M3)用Magic Keyboard:iPad Airシリーズで使えるキーボード(私予想ではLiDARスキャナのないiPad Proでも使えるのでは?と思ってる)
* iPad Pro(M4)用Magic Keyboard:iPad Pro(M4)でのみ使えるキーボード
まぁ、安くなったとはいえ高いんですけどね。キーボード使う可能性があるならMagic Keyboardシリーズはめちゃくちゃおすすめできます。Magic Keyboardなど、Smart ConnectorでiPadと接続できるキーボードは、Bluetoothではなく物理的にコネクタで接続されているので、開いた瞬間から文字入力ができます。また、電力もiPad側から給電できるのでキーボードの充電が不要です。
🆚 iPad Air(M3)かiPad Pro(M4)か、どちらがおすすめなのか?
iPad Air(M2)から13インチモデルが追加されているため、大きい画面が欲しい人はiPad Proとも限りません。
iPad Air(M3)とiPad Pro(M4)のどちらを選ぶべきか迷っている人へのアドバイスです。
まず性能面では、iPad Pro(M4)はM3よりもさらにパワフルなチップを搭載しています。M3チップも十分高性能ですが、M4チップはさらに上をいく処理能力を持っており、特に3Dレンダリングや複雑な動画編集などのプロフェッショナルな作業において、その差が現れます。
また、iPad ProモデルのみがProMotionテクノロジーを搭載しており、特にiPad Pro(M4)は10Hz〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート対応。これにより、スクロールやアニメーションがより滑らかに表示され、Apple Pencilでの描画時のレイテンシー(遅延)も少なくなります。
一方、iPad Air(M3)を含む、iPad Pro以外のiPadは全て60Hzの固定リフレッシュレートです。
イラストをよく描く人や、滑らかな動きを重視する方にとっては、この違いは重要かもしれません。ただこれ、同時にiPad ProとiPad Airを使い比べればわかるかなくらいなので、最初からiPad Airだけしか使っていなければ問題ないと思います。それよりもApple Pencilのペン先やフィルムの方が書き味の差には大きい影響が出ます。
接続ポートも異なります。見た目は同じUSB-Cですが、iPad Pro(M4)はThunderbolt/USB 4ポートを搭載しており、最大40Gb/sの高速なデータ転送や、高解像度の外部ディスプレイ接続が可能です。iPad Air(M3)はUSB 3ポートで最大10Gb/sとなっています。
あとは、Touch IDかFace IDか、LiDARスキャナの有無、スピーカーの数の違いなどです。現在iPad mini(A17)とiPad Pro(M4)の2台持ちですが、Touch IDはやや面倒に感じることが多いです。
価格面では、iPad Air(M3)の方が圧倒的有利で、同じストレージ容量で比べると5.5万円ほど安くなります。
iPad Air(M3)がおすすめな人
* 日常的な使用(ウェブ閲覧、メール、SNS)がメインの人
* 趣味でイラストや動画編集を楽しみたい人
* コストパフォーマンスを重視する人
iPad Pro(M4)がおすすめな人
* プロレベルのクリエイティブ作業をする人
* 最高のパフォーマンスとディスプレイ品質や音質を求める人
* 外部機器との連携を多用する人
* 予算よりも性能を優先したい人
どちらも使用できるApple Pencilは同じです。Apple Pencil Proが使えて、Apple Pencilのホバーにも対応しています。
Magic Keyboardも対応モデルがそれぞれあります。
レポート作成やオンライン授業の視聴、資料の閲覧など、学生生活で必要なレベルにはiPad Airモデルで十分すぎます。Magic Keyboardと組み合わせれば、ノートパソコンの代わりにもなります。
会議資料の作成や閲覧、プレゼンテーション、メールチェックなど、一般的なビジネスシーンでもiPad Airモデルで十分です。
逆にiPad Pro(M4)をおすすめするのは、LiDARスキャナを使った計測やスキャンを使う人、天気のいい野外など明るい場所で使うことが想定される人、20-40g程度でも荷物を軽くしたい人です。
iPad Air(M3)は、性能と価格のバランス的に多くの人にとって「ちょうどいい」iPadと言えるでしょう。一般的な使用であればiPad Air(M3)で十分満足できるはずです。
ということで今日は「iPad Air(M3)の紹介と、何が新しくなったのか、どんな人におすすめか」というお話でした。
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サマリー
新しいM3チップ搭載のiPad Airが発表され、前モデルと同じ価格であることが評価されています。また、マジックキーボードにも改良が加えられ、機能の追加やデザインの変更が行われましたが、エントリーモデルの無印iPadはApple Intelligenceに対応していません。新しいM3のiPad Airと無印iPad A16について、仕様やおすすめのユーザー層が議論されています。特に、M3のiPad Airは初めてiPadを考えている人に非常に推薦されています。