日本の近代の文豪たちの作品を読んでみるシリーズ📚
川端康成の「片腕」という短編を読んでみました
話し手:素潜り旬(詩人)、obakenokuni(デザイナー)
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⚪︎プロローグ
-素潜り旬の地元、茨木市にゆかりのある作家
-川端康成が通った本屋でセレクト
⚫︎一行目の破壊力
クエスチョンなし/片腕を貸し借りできる/SFと違って設定なし/シュルレアリスムの世界/
⚫︎現代の人が感じる怖さに近い
不自由さ/ホラーでもテラーでもスプラッタでもない/女性としての怖さ・男性の加害性的怖さ/大切にしようとしてるけど危うい/
⚫︎トルソーみたいな短編
根源的欲求が抑圧されている/美しさを保っている/女性の形をした短編/
⚫︎ラジオのシーンの読み方
この段階では主人公しか聞こえてないと思ってた/“守ってあげなくちゃ”男の妄想だったんじゃないか?/信じて読むかどうか/オッペンハイマー/考察じみてくる/
⚫︎身体を渡す行為=真理に近づく?
『鋼の錬金術師』/禁忌を犯したことによって真理に近づく/娘さん生きてる?/片腕を犠牲にして自由になった?/
⚫︎シュルレアリスムに出てくる手
切断されてることが多い/日本では切断されてない/肩の丸みを帯びた部分からが「腕」であり、美的性質を持つ/
⚫︎”そこで終わって欲しい”という欲求
三島由紀夫の解説が読める/途中であること/余白と切断/部分を愛した三島≒主人公/
⚫︎抑圧が外れる時の透明さ
「これはもうもらっておこう」/無意識ゆえに制御できずに出ちゃった/こわいけどクリーン/込み入った理由はないこともある/電気つける前に助走がはじまってる/
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📍川端康成文学館
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/shimin/bunka/menu/kawabata/raikanannai/kawabata.html
🎬『オッペンハイマー』
https://filmarks.com/movies/99563
📚『鋼の錬金術師』(荒川弘)
https://www.ganganonline.com/title/586
📚『シュルレアリスムと〈手〉』(松田和子)
https://core.ac.uk/reader/235972880
🎨イヴ・タンギー(🇫🇷画家)
https://www.artpedia.asia/yves-tanguy/
🎨『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本
https://www.museum.or.jp/report/115609
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