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  2. 民間平均給与が過去最高
2025-09-30 10:33

民間平均給与が過去最高

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
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00:28
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
国税庁は、2024年分の民間給与実態統計調査の結果を公表しました。
民間企業の社員やパート従業員等が、1年間で得た給与の平均は、前の年と比べて3.9%増えて478万円。
これは、1997年の467万円を上回り、統計を始めた1949年以降で最高となったということですね。
ただ、物価高には追いついていないと言われる賃金ですが、この状況をどう見るのか、Zoom Upしていきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
飯田さん、おはようございます。
さあ、民間の平均給与が過去最高というふうになったんですけど、これどう見たらいいんでしょうか。
そうですね。伸び率で見ても、前年比で3.9%増は、バブルの最終盤の1991年以来、30年以上ぶりかの数字なんですけれども、
この3.9%にはちょっとトリックがありまして、正社員の給料の伸びは2%台で、パートの給料の伸びも2%台なんですね。
で、パートからフルタイム、または非正規から正規社員になる方が多かったので、全体の平均を取ると大きく伸びたという状況になってます。
これは別に悪いことではないんですけれども、企業側はかなり人手不足深刻化してきましたので、
できればある程度、月々たくさん働いてくれる正社員に、パートの方を転換してもらいたい。
一方で、これが今後伸びが続くかというと厳しいのが、そろそろパートの方正社員にあげます、非正規を正社員にあげますといって募集しても、答えてくれないというケースが増えてきてるんですね。
私は、例えば旦那さんが働いていて、子育てをしながら、家事をしながら一部働きたいだけで、フルタイムではちょっと無理です。
03:03
あとは、ある程度高齢の方とかだと、ちょっと体がついていかないと。
パートだったら、今の実は60代の正社員っていうのも、どんどん募集、また増やしてる会社あるんですけれども、こればっかりはちょっと体力との相談になりますので。
このようにですね、大きく労働市場動いています。
その一方で、前回、昨日の報道ですと、三菱ケミカル、科学大手がですね、大きな人員整理、早期退職の制度を入れて、多くの従業員に辞めてもらうと。
昔風に言うとリストラに近い対応を行っている。
なんでこんな人手不足なのに。
ここにポイントがありまして、今回この三菱ケミカルのリストラの対象は、工場など製造現場は除外。
いわゆる一般事務職の方を中心に、大規模な人員の…
結構そういうところが出てきてますね。
そうですね。
製造に関する人は残すけど、事務系は退職の方に。
今まさに全国的に、いわゆる製造現場であったり、工場、または工事、建設、あとはもちろん医療介護で働く方は足りてなくて、一方でAI化が進む事務系労働者であったり。
あとは業務管理のソフトウェアが増えてきたので、いわゆる中間管理職、特に比較的下級の中間管理職が必要ないと。
つまりは、昔風に言うならば部長クラスと業務管理ソフトウェアと、ちょっとした人で、または管理ソフトを管理する人がいれば、大体のいわゆるオフィスで仕事をするタイプの業務というのが完結してしまう。
一方で工場であったり、現場はAIはまだまだ関係ないですから、とにかく人手が足りない。
今、給与の伸びというのが抑えられてしまっているのは、今足りない現場に人を移動させる方法というのが、なかなかうまくいっていないというのも一因だと思います。
06:08
やはり、特に私も50歳ですけれども、スキルを変えるとか、今までやってきたこととまるで違う仕事をするというのは、なかなか難しいんですね。
ですから、比較的若い世代、または中高年でも、何らかのリスキリング、もう一回いきなり、私、いわゆる肉体、すごい体力使う仕事をいきなりやれと言われても無理ですけれども、
そういった業界に関連する事務業務とかソフトウェア業務とかっていうふうに、少しずつ教育を通じてとか職業訓練を通じて、ちょっと今足りない業界に近いところに移るっていう流れをしっかりと作っていけば、
もっと今ここまで人手不足ですんで、全体の給与も上がると思うんですが、そのシステムが日本は非常に薄いんですね。
公費による職業訓練、特に大人、大人っておかしいですね。学校を出てしまった後の職業訓練とか教育に対する公的支援が、総額でも一人当たりでもぶっちぎりで日本少ないんですよ。
そういう教育は会社がやるものみたいな習慣できてしまったので、今転職が必要な時代だからこそ、公的な職業訓練を通じて、給料が上がりやすい業界に人をどうやって移動させていくのかっていうのが重要になっていくと思います。
なるほど。そういう部分ではリカレントとかを推進する時期がありましたよね、政権の方針として。
その辺のサポートはまだまだ手薄なんですかね。
そうですね。お金かけてないんで。結局都道府県とか市町村、現場が無理やり人を回して整備されているという状況なので、ここは国の枠組みとしてしっかりと、今自民党総裁選やってますけれども、リカレントとか制度っていうのを整えていく。モメンタムを強くする方法だと思いますね。
じゃあ今、事務系の職に就いている方、現場ではないという方は、今のうちに何かしら手に職じゃないですけど、何か習得しておいた方がいいんですかね、準備をしておいた方が。
09:04
そうですね。職もまだ人手不足気味ではあるので。
確かに営業もAIには変わらない部分ですよね。
そうですね。提案とか信頼関係ですから。
そうですね。人と人っていうところですからね。なるほど。分かりました。
飯田さん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
この時間はズームアップ。火曜日は明治大学教授で、エコノミストの飯田康幸さんでした。
始まりました。山田の本決戦。一番バッターはロボット葬式。
撃ちました。
ゴミを見つけて三塁側に走ってしまいました。アウト。
さあ気を取り直して2番。電子レンジがアップ。
スライディングで時短。セーフ。
3番、洗濯機。
先ほどのスライディングの泥汚れをかなり気にしていますね。
撃った。特大デビル。
山田のフルスイング。本決戦セール開催中。
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