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2024-08-27 09:14

訪日客の二重価格は差別?

明治大学教授エコノミスト 飯田泰之
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00:26
この時間は、Zoom Up毎週火曜日は経済です。
7月に日本を訪れた外国人客は329万2500人で、単月としては過去最多を更新しました。
観光施設などでは、訪日客の入場料を従来より高く設定する二重価格を検討する動きが広がっています。
どういう狙いがあるのでしょうか。この方に解説していただきます。
明治大学教授でエコノミストの飯田泰之さんです。
おはようございます。
二重価格が広がりつつありますが、これはどういうものなんでしょうか。
もともと経済学の中に、価格差別の理論という考え方があります。
価格差別というのは、別に悪い意味合いは持っていません。
どういう販売する側は、お金をたくさん出せる人、または出しても良いと思っている人には高い値段を。
そうではなくて、比較的安い値段ならば買いたいという人には安い値段を。
相手によって、本来は価格を変えた方が利益は大きいんですよね。
その時に、例えば観光施設等であっても、外からわざわざ来た観光客はどうしても見たいわけですよね。
一方、近所で使っている人は、いつ行ってもいいんだけれどもとか、ちょっと安いなら入ろうかなというぐらいの状態の場合、
観光客からやや高く、そして地元の人には安くという収益を増やす原因にもなる。
これが一つ。
もう一つは、地元と観光客という区別ですと、
地元の方って有刑無刑で、例えば神社、仏閣とかの税金で支えてたり、
またはイベント等のとき協力をしたり、お祭りで参加したり、
に対して観光客の人はそれをやってないわけですよね。
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ですから公平・公正さの面でも、観光客の方が沢山負担するべきなんじゃないかと。
ただ最近ちょっとこれが行き過ぎていて、
例えば飲食店等でも、日本語のメニューと外国語のメニューで値段を変えるとか、
こういった価格差別、納得がいくものだったらいいんですけれども、
レストランで、ラーメン屋さんで、外国人と日本人の価格を説明するのが難しい。
こういった差別を始めると何が起きるか、
最初は確かに外国人の方はよくわからないので、高いお金を払っちゃうというのがあるかもしれないんですが、
徐々にバレていきます。
そうすると、一軒だけが、単純に言うと観光客から盛ってるわけですよね。
その一軒のおかげで、すごく旅の気分が悪くなったと。
これって取られた金額以上に明らかに盛られた、旅行の体験として非常に嫌な気分ですよね。
そうですね。
そうすると、その観光地全体、日本のと言うと言い過ぎかもしれませんけれども、
日本観光自体が、日本ってすごいボルよとか、
例えば、どこのこの街の飲食店はめっちゃボルから行かない方がいいよ、みたいなものが、
現代だったらSNSで容易に伝わりますんで、
その一軒のせいで、周りみんながぼったくり店のように思われてしまったり。
この二重価格と、そんなに起こらない二重価格の差は、実はどこにあるかというと、
観光客や外国人を高くすると、みんなカチンと来るんですよ。
だけど、地元客は割りに来ますって言うと、地元ならしょうがないんじゃないと。
このフレームが不思議なところで、例えばですね、
伝統的な価格差別ですと、若者料金とか、若者割り。
これは決して、おじさんかさんとは言わないわけですよね。
確かにですね。
若者割引、地元割りというように、実際は二重価格になってるんで同じだろうと思うんですけれども、
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こういう属性の人、特に地元の人、リピーターの人を割り引きますよっていうタイプの二重価格だと、
あんまり圧力を生まないのに対して。
観光客、また外国人の方、あそこはぼったくりだっていう話になるので。
この価格差を設けるときに、ぜひ何かを割り引くっていうタイプで。
元の値段を上げればいいんですから。
見せ方でも大事ですね。印象がガラッと変わりますね。
そうなんです。ぼったくりなのか、地元割引なのかっていうね。
不思議なところなので、こういうのを注意して、
店舗だけではなく、または一つの施設だけではなく、
その全体で評判っていうのをしっかりと維持する工夫が必要だと思いますね。
今、法日学がコロナ禍前よりも戻ってきて、増えてるところもあるぐらいなんですけど、
オーバーツーリズムっていうところも問題出てきてますよね。
そういう対策っていう上でも、こういう二重価格っていうのは、
効果を発揮することもあるんですかね。
そうですね。二重価格、もともとはこういった混雑への対応とか、
それで高くしてお客を減らすというよりは、
高くした分で交通整備とか駐車場の整備とか、そういったものに当てていきたい。
重要な手法なだけに、ぼられたという感覚にならないように注意する必要がありますよね。
なるほどですね。正規の値段を高く設定して、地元客などには割引で提供するっていう見せ方ですね。
賢い対応ですね、それはね。
いいですよね。同じなんですよ。
同じなんですけどね。でもそれがうまくできてないところも目立っちゃうっていうですね。
ですからそれ評判落としますんで、ちょっと工夫をしたら良いと思います。
はい、わかりました。伊田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ、明治大学教授でエコノミストの伊田康幸さんでした。
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青井梨奈です。
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