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チベット地震と習近平指導部 神経とがらせるそのワケ
2025-01-13 11:43

チベット地震と習近平指導部 神経とがらせるそのワケ

元RKB解説委員長 飯田和郎
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この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で、 多様な視点を提案するキャッチアップ。
月曜日は元RKB開設委員長の飯田和夫さんです。
おはようございます。
おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
6400人以上の犠牲者を出した阪神淡路大震災から、 今週の金曜日17日で30年という節目を迎えますね。
年明け早々、中国のチベット自治区ではマグニチュード6.8の地震が起きました。
そのチベットの地震から、発生から今日で1週間ということですけども、
今日はその震源地をめぐるチベット仏教特有の話だそうですね。
はい。被災地で暮らす少数民族、チベット族のほとんどの方が信仰するのがこのチベット仏教なんですよ。
今回の地震、被災者の救援、救助救援、
これをですね、宗教が絡む政治的な意味合いから、 今日は読み取りでいきたいと思っています。
ではまずこの地震についてですが、
1月7日午前、チベット自治区第2の都市シガツェを震源として発生しまして、
中国メディアによると126人が死亡、およそ4万6千人が避難したということですね。
シガツェはネパールと中国の国境にあります。
世界最高峰の山、エベレストの麓にある町としても知られています。
エベレスト登山する人はここから登っていくことも結構多いんですよ。
ここはまたネパールだけじゃなくて、ブータンとかインドとも隣接してますね。
そのエベレスト登山の入り口ということもあって、やっぱり標高も高いということですね。
被災地の標高が報道によると4千メートル以上、すでに富士山よりも高い位置にあるということですけれども、
この時期の気温がマイナス20度近くまで冷え込むという過酷な気候なんですね。
このあたりの家屋はいわゆる木造の耐久性の弱い家とか、電化づくりなんですよね。
ですから大きな地震に襲われるとひとたまりもありません。
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今回の地震に関する報道を見ていくと、やっぱり気づくことがあるんですよ。
それは日本を含む海外メディアは基本的に全て中国の国営メディアの報道に依存してるんですよね。
報じ方としては主に、例えば中国中央テレビによるとだったり、
中国国営新幹線通信の報道によると、こんなスタイルなんですよね。
確かにそうですね。
地震は発生当初、被害の大きさというのは把握しにくいわけですけども、
だから日本の国内であれ海外であれ、メディアはいち早く現地に入ろうとするわけですけど、
今回は北京や上海からはるかに遠く、被災地が標高4000メートルを超える厳しい環境にあるということも理由になってるんでしょうかね。
もちろんそれが一番の理由だと思います。
同時にですね、チベットは海外メディア、特に日本を含む西側といわれる国々のメディアは行けない、行くことが許されない、こういう大きな壁が存在します。
西側のメディアは被災地へ行くこと許されないっていうのは?
北京であれ上海であれ、特派員がチベットへ入るには、まずチベット自治区政府の担当部門に申請して審査を受けて許可を得なくちゃいけないんですよ。
しかしこれからお話しするように誰もが想像できるように許可を得ることはまずありませんね。
ということはチベットでの地震の取材は現地ではできないっていうことになるんでしょうか。
でもその背景っていうのはやっぱりチベット族というか民族問題、あとはチベット仏教という宗教問題が存在するからということですか。
被災地に入った中国の国営メディアが報道している今回の内容なんですが、主に軍隊による救助活動、また被災者への食料や衣服の支援、そしてそれらに感謝する被災者、つまりチベット族の住民、こういう話なんです。
いわゆる表現は適切じゃないかもしれませんけど、美しい話が多いんですよね。
そして習近平主席は地震発生直後に救助に全力を尽くすように直接指示を出しました。
これもかなり具体的でして、被災者に温かい環境を用意しなさい、こんなことを言って国営メディアが紹介しています。
ここで共通して使われているキーワードがあって、団結なんですよ。
指導者と被災者の団結、中央と地方の団結、そして国民の大多数を占める漢族と現地の少数民族、チベット族の団結、こういうわけなんですよね。
習近平主席が直々にこの指示を出すということ、大きな災害が起きればチベットに限らずトップがそういう指示を出すということはあるんでしょうけども、
チベットでは過去に中央の統治に反発して大規模な暴動が起きましたよね。
一番大きかったのは2008年にありました。
これはチベットの中だけじゃなくて、チベット族が住む他の地域にもこの暴動や抗議活動が波及しました。
06:06
この事態を受けて共産党指導部はチベット族に対する言葉、チベット語じゃなくて標準語を使いなさいとか、また共産党思想の教育を徹底しました。
いわゆる同化政策ですよね。
その締め付けは習近平政権になってから一段と厳しさを増しています。
だから指導部は自然災害であれチベットで起きた事態に神経を解かせる。
もう一つ、チベットといえばあの人物の存在が気になって仕方がないわけなんですよ。
ダライラマですよね。
インドに亡命しています。
チベット仏教における宗教や政治的の分野での最高指導者、ダライラマ14世。
今年90歳を迎えます。
インドに亡命したのは今から66年前。
だけどダライラマにとって自分のいないチベットで起きた地震、心を痛めて7日に生命を出しました。
壊滅的な地震が起きたという情報に接し、深く心を痛めています。
亡くなられた方のご冥福、負傷された方の一日も早い回復をお祈りしています。
やはりこのダライラマは信仰心の厚いチベットの人たちにとって最も大切なそして尊い存在だと聞きますけども、
今は遠く離れたインドにいるわけですけどもやっぱりその思いというのは変わらないんですか?
ただ中国の外務省はこのダライラマが出した声明に対してこんなことを言ってるんですよね。
ダライラマは祖国分裂主義者であり、その本質と政治的たくらみを我々はよくわかっている。高度な警戒を保っている。
災害に乗じて政治的なたくらみをチベットに広げようとしているということなんでしょうか?
はい。災いの中にある自分と同じチベット族への純粋な思いがこの声明だと思うんですけど、
このような中国の極端な反応こそ国際社会が中国を危惧に見てしまう要因の一つじゃないかと思います。
中国当局が被災者の救援や復興に懸命になる別の理由を私の目から解説したいと思います。
それはこの震源地がシガセという街だということと大きく関連しているんですよ。
どういうことですか?
チベット仏教の最高指導者ダライラマは、さっきダライラマ14世と紹介しました。
14人目のダライラマ、また14代目という意味なんですよ。
チベット仏教は、すべての生き物は輪廻転生、生まれ変わるという教えに基づくんですよ。
中でもダライラマは観音菩薩の化身、生き仏みたいですよね。
そのダライラマが死んだ後には、生まれ変わりの男の子を探して後継者にするという伝統が続いてきました。
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今の14世は13世が死去した後に、わずか2、3の時に位の高い僧侶たちが見つけて認定したということなんですよ。
輪廻転生、そしてダライラマが生きているという生き仏という尊い存在ということでしょうね。
そしてこのダライラマに次いで高い位にある生き仏が、名前で言うとパンチェンラマです。
歴代のパンチェンラマが座主を務めてきた有意所ある寺が、今回の震源地のシガセなんですよ。
先代のパンチェンラマ10世が、今から30年くらい前に亡くなったんですけど、
ダライラマはその時、生まれ変わりとして6歳の少年を見出してパンチェンラマ11世に認定したんですよ。
だけど中国側はそれを認めないで、別の少年を独自にパンチェンラマ11世にしたんですよ。
その人物は今もこのシガセで活動しています。
一方でダライラマが先に見出した少年、もうすでに35歳になっているはずなんですけど、
彼は消息が不明のまま、中国の手かもしれませんね。
国外にいるダライラマは中国の決定にどうすることもできないわけなんですよ。
なるほど。
チベットに住む人たちは、崇拝するダライラマ14世が選定した消えた11世こそが本当のパンチェンラマって考えるのが自然ですよね。
はい。ですから中国政府が認め、現在このシガセで活動するもう一人のパンチェンラマを本物のパンチェンラマじゃないって、
シガセの人たちはそう考えるんですよ。
チベット族の共産党不信の一つにもなっています。
その不満の渦が巻き起こっているシガセで大きな地震が起きたと。
共産党政権にとってシガセは敏感なチベットにおいても、というわけで敏感な街。
ですからこうやって習近平主席をはじめ指導部が復興に懸命になるんですよ。
そこにもう一つの理由が見えてきます。
ですからそのような角度から見ると、今回起きた地震は自然災害とは別の一面からも分析できると思いますね。
ここまで飯田和夫のキャッチアップをお送りしました。
飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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