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毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のブラッシュアップです。
先日飛び込んできた衝撃のニュースが、ロシアの反体制派指導者のナワリヌイ氏が、獄中で亡くなった。急死したということで、47歳。
劣悪な環境下に、昨年末から置かれていて、支援者の目が届きにくい北極圏の刑務所に移送されていたということで、
今年はロシア大統領選挙、もう来月ですかね、迫ってきていまして、プーチン政権からすると目障りな存在であったナワリヌイ氏ですけども、
ただその死因の発表もね、何か納得できないような、そのまま素直に受け止められないような、突然死症候群と説明されて、
遺族に遺体は14日間は引き渡さないとかね、言ってますし、周りは消されたって思ってる人もいるんじゃないかなと思うんですけどね。
そうですよね。水木さんもそう思いますよね。
もう間違いないんじゃないかと思う。
ロシアの場合はこういう不自然な亡くなり方をする、しかも多いですからね。
本当私たちは、こういう国、こういう体制が近くにあるってことはきちんと認識しなくちゃいけないと思います。
その強権的な政治体制といえば、香港でも実はその動きが急に進んでまして、急速に。
多くの、いわゆる香港の縄縫いたちが道に繋がれ、自由を奪われてます。
今日はそんな話をしたいと思います。
早速お願いします。
お話ししていきたいのは、習近平政権のもと、香港では中国化、中国に化けるが進んでますよね。
特に顕著なのが治安維持のための法律の整備です。
最近の話では、民主化運動の象徴だった習亭さんを香港警察は今月指名手配しました。
容疑が香港国家安全維持法違反ということで、習亭さんは留学先のカナダで亡命の意思を示したんですが、
香港警察は自主しなければ一生追いかけると宣言したんですよね。
習亭さんって日本語上手な女性で。
その香港国家安全維持法、通称国安法って僕たちは言ってますが、
2020年に習近平指導部の肝でできました。
背景としては香港で、いわゆる反中国的な民主化運動が続いたと。
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そういう中でこういう法律ができたんですけど、習亭さんのように西側に出国すれば、
当面は自分の身の安全は保たれます。
ただ、国を出ちゃうと民主化運動に対する影響力が限定的になります。
難しい判断だと思いますね。
香港での大規模デビューってどんな感じなんですかね。
繰り返しますと、2019年に始まりました。
これは刑事事件で拘束された容疑者を中国本土に引き渡せるということになると、
香港の自由が損なうということで、これをきっかけに始まりましたね。
ロシアの縄りぬい氏もおそらく同じ思いだったと思うんですが、
身の危険を承知の上で、ロシアにドイツから帰国して、
その獄中で生涯を終えたということなんですね。
香港当局の話に戻りますけど、このほどさらに民主化運動を封じ込め、
治安協会のための法律の整備が進んでいました。
名称は香港国家安全条例と言います。
香港政府は今月に入ってからですけど、
この国家安全条例の制定の手続きに入ると宣言してますね。
香港国家安全条例というのはどういうものですか。
一言で言うと、先ほど紹介しました香港国家安全維持法、通称国安法ですね。
これを補完する役割です。
例えば機密を盗み取るとか、こういう行為を取り締まります。
また、香港で活動する外国の組織が民主化活動家と連携すると、
これが政治的とみなされる活動だというふうに対して、
摘発強化なども盛り込まれるというふうに見られてますね。
香港の人たちによる活動にはどういう影響が出そうなんですか。
まず中国共産党の考え方として、中国本土、また香港において、
つまり自分たちと考えが相手ない行動は、
外国勢力の干渉、介入によって起きてるんだという考え方が基本的にあります。
ですから香港での先ほど紹介した反中国的な活動っていうのは、
西側が先頭してるんだっていう考え方ですね。
ですから民主化への意思を持つ香港の人たちが、
例えば外国のメディアと接触したりとか、外国人と接触したりして、
仮定情報交換をしても、先ほど言いましたスパイ行為だと、
機密を盗み取る行為だと該当すると認定される危険性もありますね。
そしてその処罰の対象にもなりかねないというふうに思いますね。
となると外国メディアが今までのように香港での取材活動を行うことも、
この香港国家安全条例違反とされて、
香港の社会統制は一段と強まるということになるんですかね。
その可能性は十分にあります。
外国のNGOの活動も規制を受けるかもしれません。
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香港政府のトップは、行政長官はジョン・リーというんですが、
彼はこの香港国家安全条例を作ると宣言したときにこういうふうに言ってますね。
香港の内外には国家安全上のリスクがいっぱい存在すると。
だからこの条例が必要なんだと。
できるだけ早くこの法案可決を目指すと言ってますね。
このジョン・リーさんというのは中国共産党の忠実な、イエスな、
2年前の就任の時から香港国家安全条例を作るんだと宣言してましたので、
それが今月具体化し始めたということだと思いますね。
その香港国家安全条例に先立って制定されたのが、
さっきも国安法っておっしゃってましたけど、香港国家安全維持法ですよね。
実際これどういうふうに運用されてるんですか。
これは2020年に施行されたと先に言いました。
これまでおよそ300人の香港市民がこの法律に違反したとして逮捕されてます。
またアメリカに拠点を置くNGOで、香港民主委員会というのがあるんですが、人権団体です。
このNGOによると反対性活動などで習慣された、これまでに習慣された香港市民、
いわゆる政治犯が1000人を超えると言われてます。
1000人を超えてる。
力づくで民主政治を抑え込もう、民主派を抑え込もうみたいなように見えますけども、
さらに法律的根拠を持たせる条例を今回作ろうとしてるということで、
本当に恐ろしくなって感じてしまいますけどね。
今も習慣されている香港市民の中で著名な人物に香港のメディア人もいたんですよね。
そうです。香港の新聞、日刊誌。
リンゴ日報ですね。
アップルデイリー、リンゴ日報ですね。
これを創業したジミー・ライさんですね。
彼は香港の民主派を言論で支えてきました。
別の裁判の判決によって復席してもすでに3年が経過してます。
もうお年は76歳なんですよ。
ジミー・ライさんに関しては最も注目されるのは、
この国安法違反の裁判が昨年12月に始まりました。
このアップルデイリー、リンゴ日報ですね。
これが中国当局に批判的な報道をしていると。
しかも検察側はこの報道は外国勢力と決卓してるんだと決めつけてますね。
ここでもその外国勢力の決卓っていう表現を使うんですか。
2021年、今からもう3年前になっちゃいますね。
アップルデイリーは既に休刊してます。歴史廃刊ですね。
もうなくなってしまいました。
もう一人、冒頭に紹介したシューテイさん、女性ですね。
彼女となだんで著名な学生リーダーだったジョシュアン・ウォーンさん。
こちら男性です。
彼も国安法などで有罪判決を受けて現在は休刊中。
一方、彼はまだ27歳なんですよ。
若いですね。
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ですからシューテイさんのように海外に逃れる者、
香港に残っても口をつぐみ沈黙を強いられた者、
そして過去の民主化要求運動が有罪と断定され服役する者、
さまざまな方々がいらっしゃいますね。
いずれも香港の縄りぬいとも言えますかね。
著名な方、そうでない方も含めていらっしゃいますね。
敬意に服した人の中には、自らの行動を罪と認めた人たちもいます。
言葉ではそう表明したんですが、心の中はどうなんでしょうか。
認めざるを得なかったかもしれませんね。
ロシアで不審な最後を遂げた縄りぬいさんですけど、
ロシアだけじゃないんですよ。
香港でも中国本土でも北朝鮮でもそうかもしれませんが、
心差しを曲げていないはずの多くの人たちが獄中にいます。
私たちは忘れちゃいけないと思いますね。
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