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毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のブラッシュアップをお送りしております。
本題に入る前に、一面などでも報じられているのですが、習近平氏と馬英九前台湾総統が会談しています。
そうですね、昨日、北京でですね。日本のメディアは、習近平国家主席と馬英九台湾の前総統という報道をしているのですが、中国のメディアでちょっと違って、習近平さんはいくつも肩書きを持っているんですよ。
今回使ったのは、中国共産党の総書記の習近平さん、それと中国国民党の元主席の馬英九さんだった。
その肩書きの違いによって、どういう意味合いになっているんですか。
これは、つまり、中国国内、広い意味での中国国内、中国サイドから言う、北京サイドから言う、広い台湾も含めた国内の話であると。
だから、ちょっと変な話をしますと、日本で当てはめると、自民党の総裁党、立憲民主党の代表があったと。
だから、中国側がすると、国内の出来事なんだよという意味合いを強調しているんですよ。
なるほど、それを国家主席と前総統が会うとなると、やっぱり国と国みたいな、ちょっと言い過ぎると複雑になっちゃいますけど。
その中で、やっぱり、習近平さんは、台湾海峡両岸、つまり、駐台の同胞は同じ中国人だとかですね。
同胞は地で繋がってるんだってことを、昨日、しゃべってましたけど。
これは、やっぱり、台湾の民意の主流とはちょっとずれてますよね。
今日も、台湾の民意と中国という話をしたいと思ってます。
台湾というと、やっぱり地震が気になるところなんですが、
花蓮県の近海を震源地としたマグニチュード7.7の大地震。
台湾政府の発表によると、これまで死者は16人、けが人は1100人、行方不明者は3人となっているということですが、
昨日で発生から1週間が経過となりましたけども、復興には時間は長くかかるだろうという見通しですよね。
台湾や中国を長年ウォッチしてきた私としての悪い癖かもしれないんですけど、
今日も少し違った角度からこの地震を分析したいと思ってます。
飯田さんが焦点を当てるものって何でしょうか。
世論に訴える戦いと言っていいかと思いますけど、
つまり台湾の立場からすると、今度の地震という出来事にどうやって立ち向かっているか。
それを国際社会に知ってもらう国際社会の世論を台湾の味方につけたいという戦いが、
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一方で繰り広げられている。そんな話なんですよ。
日本をはじめ、海外メディアが地震発生直後から震源地の花蓮県に入ってますよね。
私からお尋ねしたいんですけど、田松さん、水木さん、どうですか。
今度の地震の発生後、台湾当局の対応をどう見るか、報道を見てどんなふうに感じていらっしゃいますかね。
対応は早いなという印象なんですよね。
水木さんはどうですか。
次の相当の雷さんもすぐ現地にいて。
前回もおっしゃってましたけど。
ということはやはり対応が早い。
そうですね。今回の地震に関する報道を日本から見ていると、
私は改めて日本と台湾の近さ。それも二つの近さという観点から考えた。
一つは距離的な近さですよね。
今紹介したように、日本の新聞社や通信社や放送局が台湾に特派員をまず置いていると。
それに加えて今度のような出来事が起きると、日本からすぐ台湾に飛び出していくという近さですよね。
日本を含めた海外から台湾へ取材に入る場合は、本来なら取材ビザが必要なんですよ。
でも今回の場合は緊急事態ということもあって、おそらくノービザなんですよね。
厳密に言うと、メディアはルールを逸脱してるんですけど、
台湾の当局もそれを分かっておそらく見逃しています。
むしろ取材してほしいという思いもあるはずなんですよね。
それともう一点、二点目なんですけど、日本と台湾の社会システムがよく似ていること。
日本のメディアも、他の海外での取材に比べて台湾での場合は難易度が高くないんですよ。
何より、こうやって余震が頻発している中で危険なんですけど、
やってきた海外の取材クルーに対して、当局はいろいろ便宜を図ってくれてますね。
日本への親近感が強い台湾の住民たちも取材に協力してくれてると思います。
つまり、言いたいのは社会のシステムや価値観の近さということですね。
となると、日本を含む海外メディアが被災地から発信する量も当然増えていくということになりますよね。
ニュースの内容自体も濃くなっていくと思います。
それを日本のラジオのリスナーですとか、テレビの視聴者、新聞を手にした人が見たり聞いたりするとなると、
台湾で起きた地震、震災への関心が高まっていって、台湾の被災者に思いを寄せる、同情するということになりますよね。
発生直後から、日本国内ではこういう声も上がっておりました。
今こそ台湾に恩返しをする時だと。
岩実に起きた、のと半島地震では台湾からたくさんの義援金が寄せられて、わざわざ台湾から滝出しに来てくれる人もいましたよね。
そうですね。先ほどお二人の話で、私も同感なんですけど、海外から入ったメディアは、台湾に入ったメディアは、
例えば被災者が避難している体育館に、個室式のテントがあったりとかですね。
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食料が十分に提供されて、こんなニュースをしてますよね。
東京郡の迅速な対応、いわゆる肯定的に評価する報道が多いと思います。
誤解のないように聞いてほしいんですけど、今回の地震での犠牲者や被害は、海外の起き体、災害としては、
過去には日本のメディアが伝えたものの中では、そんなに大きなものではないと私は思うんですよ。
被害もそんなに甚大じゃないと思います。誤解がないように言うとですね。
だけどこうやって日本では連日報道されています。
先ほど説明したように、距離的な近さ、それと社会システムやお互いの感情の近さ、
メディアの特性なんですけど、そうなると報道はやはり好意的な党になることなんですよね。
遡っていくと、2011年東日本大震災では台湾から200億円以上の義援金が寄せられ、
そのほとんどが個人を含めた民間からの義援金だったと。
新型コロナウイルスが日本で蔓延し始めた当初、台湾から、
日本でマスクが不足していましたけど、そのマスクが送られて、
後には台湾で足りなくなったワクチンが、今度は日本から台湾に送られたってことですかね。
メディアの報道から話を始めたんですけど、
この地震によって日本と台湾の間の良好な連帯ですね。
これも過去の経緯のある流れの中でできているわけですよね。
話をちょっと変えたいんですけど、日本ではこれだけ台湾での震災に対する関心が高いと、
現地からのリポートだけではなく、さまざまな地震関連のニュースが日本でも報道されています。
一つはさっき田畑さんが紹介された、日本国内で広がる台湾支援の動きですね。
別のものもあってですね、例えば中国サイドの動きなんですよ。
中国の国連の自責大使、この人がニューヨークでの国連アンプリの場でスピーチしてます。
先日のこの地震に触れてですね、こんなこと言ってますね。
中国の台湾地区で起きた強い地震について、国際社会からの同情や関心に感謝します。
まるで台湾の代理のようなことをコメントしています。
台湾側からするとね、何を言ってるんだ?
いやいや、確かに台湾の中でも、あとここ日本でもね、この災いの最中に政治利用するなんて、
中国を好ましく思わない声が上がっても当然ですよね。
さらに広がって、5月に台湾の副総統に就任する蕭美琴さんが、3月の末にヨーロッパのチェコを訪れました。
これ最近出てきた話なんですけど、首都プラハにある中国大使館の外交官が、蕭美琴さんの乗った車を美行したってニュースなんですね。
この美行した車が途中の交差点で交通事故を起こしかけて、それで警察が停止させて運転したものが中国大使館のものだってわかったって話なんですよ。
このニュースは今回の地震と直接は関係ないですけども、ただ被災者の救助が急務となっていた時だけに、
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先ほど紹介した国連での話と重なって台湾と国際社会で怒りにつながったっていうおそれもありますよね。
そうですね。私はこのチェコでの話は、7日の日曜日の朝、NHKのニュースで知りました。
7日といえば地震が起きた後ですよね。
これもニュースの重要度で言うと、重要度で言うとそう高くないんですよ。
だけどやっぱりメディアが報道するのは、私はこんな連鎖があると思います。
つまり地震が起きた台湾、台湾への圧力をかける中国、こういうふうに連鎖していって、関連するニュースとしてNHKも報道したと思うんですよ。
それを見たり聞いたりする日本にいる我々も同じように、台湾に同情や共感、シンパシーに似た感情を抱くって、そういう循環になってるんですよね。
各国から受ける支援というのは台湾の人たちを勇気づけるものになると思いますが、
台湾はただ国連には加盟していませんけども、ただ国際社会で孤立してるわけじゃないですよね。
今日は世論戦、世論に訴える力っていうテーマで話をしました。
台湾当局は被災者の救護や救援に全力を挙げると思うんですね。
国際社会の目を意識した台湾に目を向けてほしいっていう思惑も当然あります。
これが国際政治の常識であり、とりわけ台湾の特殊な立場にある地域としては強く意識するはずなんですよね。
一方で、中国はさっきの言ったように、今回の地震は中国の台湾地区で起きたっていう、尺子定義そのままにコメントしてるんですよ。
こんな非常人にも台湾は中国の一部だっていうふうに訴えてるんですけど、
むしろこういうふうな材料がマイナスになって国際社会に広がっていくとなってるわけです。
だから世論戦、世論戦っていう方言どうかわかりませんけど、今回の地震に関して言うと台湾サイドのほうが有利に進んでるかなっていう、
そういう見方をちょっと今日紹介しました。
飯田和夫さんに話してもらいました。飯田和夫のブラッシュアップお送りしました。
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