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毎週木曜日のこの時間は、飯田和郎のブラッシュアップです。
さあ、飯田さん、今日はまず上川陽子外務大臣が行ったカンボジア訪問の話題からですよね。
はい。先週の5日でしたね。上川大臣がカンボジアの首都プノンペンで先方の外務大臣と会談しました。
私はですね、このテーマに注目したいと思っています。
何でしょう。
それは、日本とカンボジアの間でのデジタル部門での分野での協力。
とりわけ、日本がカンボジアのサイバーセキュリティ対策で連携していくって内容なんですよ。
距離的にカンボジアと日本は遠いんですが、これは実は日本に住む我々にも影響してくると思ってなってます。
日本からカンボジアへの支援というと、橋とか公共施設といった、いわゆるインフラの整備ですとか、
あと内戦時代から残る地雷の撤去とかですね、そういうことを思いつくんですけども、
飯田さんは今回デジタル分野での協力に目を向けたっていうのは何か背景、理由があるんですかね。
はい。先ほど申し上げましたサイバーセキュリティ対策ですね。
これは一般的に公的な機関とか、また民間企業へのサイバーネットワークへの外からの攻撃を防御することを指しますね。
カンボジアの場合はまだまだこれが脆弱で、危険という思う意識も低いわけなんですよ。
これがインターネットを活用した国家の発展を阻害してるんですよね。
ただそれだけではなくて、デジタル分野での協力とはインターネット全体へのカンボジアの国民の認識を高めること、
これも含まれていると私は思います。
カンボジアはインターネット犯罪の国際的な拠点の一つなんですよ。
そうなんですね。
攻撃を受けるだけじゃなくて、カンボジア国内からの犯罪行為もいろいろ仕掛けていると。
なるほど。
そんな現実も直視したいと思います。
ですからインターネットだから国境も超えていくわけですし、日本でも大きな被害が出ているということですね。
確かにカンボジアも含めて東南アジアの国々を拠点としたネット犯罪というのは増えてますよね。
本当ですね。
今年4月なんですが、その犯罪の広がりを象徴するような出来事がありました。
紹介したいんです。
中国の真ん中辺りに武漢という拠点都市があります。
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その武漢の空港での様子を中国メディアがこんな風に報道していました。
インターネットを悪用した詐欺に関与したとして、
中国人の容疑者135人がカンボジアから中国に送還されました。
容疑者らは中国の公安当局が用意したチャーター機2機に乗って本国に移送されました。
チャーター機2機ってしかも135人っていう規模の大きさ。
ちょっとびっくりですね。
これびっくりの相関ですね。
今年に入ってですね、この4月まで合わせて計680人の中国人がカンボジアで逮捕、放送されて
中国に送り返されてるんですよ。
当然中国の公安当局も国境を越えたネット犯罪の撲滅を進めています。
同時にオンラインを使った違法な、特に賭博行為ですね。
こういう風なこととか、詐欺などの手口を色々紹介しながらですね、国民に向けて注意を呼びかけています。
そういうネットを使った外国人の犯罪集団が、なんでカンボジアに拠点を置くんですかね。
そうですね、中国のケースで言いますと理由はいくつかあります。
一つは中国とカンボジアが陸続きで国境を接していること。
簡単に中国人の犯罪集団がカンボジアに流れ込んでいる。
またですね、国境を越えてカンボジアに入ったすぐのところに、中国資本が投じたカジノ施設がいくつかあるんですよ。
カジノ。
いくつかあるんですよね。
なるほど。
これもある意味、密接関係にある中国からカンボジアの支援の一つなんですよ。
なるほど。
カジノに金をかけるのはカンボジア人だけじゃなくて、主にやってきた中国人の旅行客なんですよ。
中国ではできないからですね。
なるほど。
ただし違法営業が目立つんで、カンボジア当局も取締りに乗り出していると。
そこで運営費、維持費が比較的かからないインターネットでのギャンブルシステムが出来上がったと。
もう一つの理由は、何よりカンボジアの法整備が未熟な点。
インターネット上の管理システムも整っていないので、このような犯罪の温床になっている。こんな一面もありますね。
さっきの中国の送還された時の規模にはびっくりしましたけど、
ただ、そういう組織的な詐欺をめぐっては、日本でもカンボジアをはじめとした海外を拠点とする特殊詐欺グループは摘発されていますよね。
相当ですね。
昨年9月のことなんですが、日本人による特殊詐欺グループ25人がカンボジアで身柄拘束されています。
これは日本とカンボジアの警察同士の協力でして、
日本の警察からの情報提供によって、カンボジアの警察がアジトに踏み込んで一網打尽したってわけなんですよね。
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この日本人の詐欺グループは、カンボジアから日本人の被害者に対して、
嘘の肩書き、日本の携帯電話会社ですよって名乗って、有料のウェブサイトの支払いが滞納されてますよと偽のメッセージを送っていた。
これで電子マネーを騙し取ったって言うんですよね。
警察庁によると、昨年2023年1年間で、カンボジアなど4カ国で日本人が合わせて69人、彼らが特殊詐欺を働いたとして逮捕されてますね。
その数の多さにもびっくりしますけども、それだけ数が多いと被害も大きいってことになりそうですね。
本当ですね。またですね、これまで驚くべきニュースなんですけど、国連が去年こういう発表をしました。
カンボジアのオンラインの詐欺拠点で、自分の意思に反して強制的に働いてた被害者が10万人を超えるって言うんですよ。
彼らは主に、被害者は主に若者で、これにも日本人を含めた外国人が目立つんです。
マネーロンダリング、仮想通貨に関する詐欺、それに血行に酔わせたロマンス詐欺ですね。
彼らがオンライン詐欺の業務に無理矢理働かされたことですね。
もう一つ、これは今年のことなんですが、今年3月にアセアン、東南アジア諸国連合がプノンペンでオンライン詐欺防止に関する作業部会を開きました。
これ初めてなんですよ。ここでもね、カンボジアで作業部会を開いたって意味は、この国が犯罪の拠点になっていると、何とかしなくてはいけないっていう思いの証だと思いますね。
そのカンボジアの重要度でいうと、カンボジアとやっぱり緊密な関係にある中国を牽制するっていうところも念頭において、日本も様々なアプローチを続けているってことなんですかね。
そうですね。冒頭の上川大臣の話に戻りますが、日本がカンボジアでのデジタル分野の協力を進めていくという取り組みは、
実はカンボジアの政府や企業のためだけじゃなくて、一般市民を含めたインターネットを使った日々の活動を向上させていく。これには欠かせないんですよね。
この取り組みがカンボジア国内で浸透していけば、国外ですね、外国へ向けたネット犯罪にも効果があるはずだ、そういう考え方もできます。
さっき田畑さんもおっしゃった道路や橋を作るっていうインフラ建設。これも重要なインフラ整備なんですけど、同時に中国が影響力を広げようとしていることを視野に入れながら、日本はこのデジタル分野で協力していこうっていうのもいいと私は思いますね。
最後なんですけど、日本ではこうやって猛暑が続く中で、私も含めての屋内にいる時間が多い人も多いですよね。
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お家やオフィスにいてパソコンに向き合う時間も多いでしょう。そうすると疑わしい怪しいメールが届くこともあると思うんですよね。
届きます。
これやっぱり発信源が海外の場合も少なくありません。
ですからパソコンやスマホに向き合うことも多いこの時期、この夏は本当にみんなで注意したいと思いますね。
そこに貼ってあるURLとかには思わずクリックとかしてしまわないように注意もしなきゃいけませんよね。
ここまで飯田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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