【12番人気フロムダスクが2馬身差で完勝】
CBC賞は、12番人気のフロムダスクが2着に2馬身差をつけて完勝した。勝ち時計は1分6秒5。展開に恵まれただけでは説明できない強い内容だった。
藤田オーナー所有、森厩舎所属の6歳外国産馬が、ここへ来て本格化を印象づけた。
【前半32秒4のハイペース】
レースラップは11秒6、10秒1、10秒7、10秒8、11秒5、11秒8。前半3ハロン32秒4に対して後半は34秒1という、明確な前傾戦だった。
逃げたインビンシブルパパは17着、2番手のクラスペディアも11着。前半から脚を使った先行馬には厳しい流れである。
【フロムダスクは最後まで止まらなかった】
フロムダスクは逃げ争いの直後となる好位で流れに乗り、自身の前半3ハロンを32秒9で通過した。
推定個別ラップでは、ラスト400メートル地点から11秒2へ再加速し、最後も11秒6で耐えている。単なる前残りではなく、速い流れを好位で受け流した先行持続型の勝利だった。
この走りなら、秋のスプリンターズステークスでも楽しみがある。
【ディアナザールは不完全燃焼】
本命にしたディアナザールは、ゲート直後につまずいて後手を踏んだ。川田将雅騎手によれば、一歩目と二歩目でバランスを崩したという。
直線でも前が詰まり、十分に追えない場面があった。脚色には余力があり、スムーズなら上位争いに加われた可能性がある。
【内枠と内寄りの進路が有利】
馬場は前後の有利不利こそ小さかったが、枠順と進路は内が優勢だった。1〜5着馬はすべて3枠以内である。
大外17番から6着まで追い上げたタマモイカロスは、外枠と4コーナーで外を回った不利を考えれば、着順以上に評価できる。
【フロムダスクを見落とした原因】
最大の反省は、フロムダスクを比較対象から外したことだ。
前走の鞍馬ステークスでは、4コーナーで落馬事故の影響を受けながら上がり32秒5を記録していた。高速決着への適性は、すでに数字に表れていたのである。
有力馬だけを深掘りし、全頭を同じ物差しで比較しなかったことが見落としにつながった。
【レイピアも高く評価できる】
2着のレイピアも、3歳馬ながら57.5キロを背負っての好走で、能力の高さを示した。
次回からは人気や印に引っ張られず、前半3ハロン、ラスト400メートルの加速、最後の200メートルの耐久力まで全頭比較する。今回の敗因を、次の予想へ確実に反映させたい。
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