僕の好きな言葉に、「天の時、地の利、人の和」というものがあります。
これは、中国の戦国時代の思想家である孟子が残した言葉です。意味は、「天の与えるタイミングは土地の有利な条件に及ばない、土地の有利さも人の和には及ばない」というものです。
この言葉を初めて聞いたのは、僕が二十歳ぐらいの頃でした。その頃は沖縄の地域の公民館を借りて、「超初心者パソコン教室」を開催していました。横断幕を作って、自分で集客をしていたんです。「超」がついたおかげで、年配の方を中心に多くの生徒さんが集まりました。
その頃、この「天の時、地の利、人の和」という言葉が深く響きました。実際、何か物事を進める際には、この3つの要素が揃うかどうかがとても大切なんです。
例えばラーメン屋さんを考えてみましょう。天の時はラーメンブーム、地の利は国道沿いの目立つ場所。しかし、「人の和」が欠けていて、店長やスタッフが愚痴ばかり言っていると、結局うまくいかないんですよね。
一方で、人の和はちょっとしたコミュニケーションで変えることができます。僕自身、過去にラーメン屋さんで店長をしていた頃、スタッフ間の人間関係を良くするためにコーチングを活用しました。「あなたがしてくれたおかげで、私はこうなったよ(Iメッセージ)」や、「あなたのおかげで私たちはこんなに良くなったよ(Weメッセージ)」という言葉をうまく使うことで、スタッフ同士が褒め合い、助け合う関係性を築けたんです。
こうして人の和が整った結果、ずっと赤字だったお店を3ヶ月で黒字化できました。
また、ビジネスにおいても、採用活動などを行う際、この3つの要素が揃っているかをチェックします。「天の時」はタイミング、「地の利」は場所やポジション、そして「人の和」はチームワークやコミュニケーションの状態です。特に人の和は、コミュニケーションの仕方次第で大きく改善できます。
今でも僕は、何かを始めるときやクライアントに提案するとき、この「天の時、地の利、人の和」を判断基準にしています。
物事を成功させるには、この三拍子を揃えることがとても重要です。特に「人の和」を大切にして、日頃から良いコミュニケーションを心がけてみてはいかがでしょうか。
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