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こんにちは、カナダのトロントから配信をしているOKEです。
Toronto Momentsは、トロントでの生活で私がふと思ったこと、考えていることをエッセイ風に3分ほどで語る企画です。
では、早速今日の話にいってみましょう。
ちょうど今、Listenというタイトルの本を読んでいます。
このタイトルからも想像できるように、人の話を聞くヒントがぎゅっと詰まっている本です。
この本の中にしばしば登場するのが、耳を傾けるという言葉。
とてもいい言葉ですよね。
この言葉には、誰かの話を聞くという意味も入っているとは思います。
でも、本当にそれだけでしょうか。
人の話を聞くという文章と、人の話に耳を傾けるという文章、ニュアンスが少し違うような気がします。
耳を傾けるという言葉には、相手に寄り添い、話している内容を汲み取ろうとしている感じがするからです。
耳を傾けるは特別難しい言葉ではないですし、今回のように本の中で、また雑誌や何かの記事で目にすることもあるかもしれません。
もしかしたら、会話の中で自分が使っていることもあり得ますね。
ただ、実際に耳を傾けて人の話を聞いているかと問われたら、戸惑うかも。
家族が話をしているとき、もちろん聞いてはいるけれども、耳を傾けている?と聞かれたら、いつも自信を持ってはいと言えるかは疑問です。
この耳の痛い言葉こそ、今の自分に足りていないものを補うサプリメントのようなものかもしれません。
いつかこのサプリメントが必要なくなる日が来るように、今は耳を傾ける、この言葉を心のどこかに置いておきたいものです。