クリエイティブプロデューサー・三好剛平が時事のニュースについて、解説・コメントします。
田畑竜介
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感想
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サマリー
クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんが、ドイツ映画「落下音」を紹介。この映画は、北ドイツの農場を舞台に、100年にわたる4つの時代を生きた4人の少女たちの体験を描く映像詩であり、怪奇譚です。各国の映画祭で高い評価を受け、カンヌ国際映画祭では審査員特別賞を受賞、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされました。 映画は、第一次世界大戦前夜、第二次世界大戦下、東西冷戦下、そして現代と、それぞれの時代を生きる少女たちの視点を通して、ドイツ社会における女性たちの扱いと、彼女たちが「生きているのか死んでいるのかわからない」ような状況に置かれ、死のイメージに取り憑かれていく様を描き出します。監督は、観客を物語に誘導するような手法を避け、時代ごとのエピソードを断片的に提示することで、観客自身に関連性を見出すことを促します。美しい映像と張り詰めた緊張感の中で、観客は自ら歴史の繋がりを発見していく体験をします。 タイトル「落下音」は、単なる「落ちる音」や「崩壊する音」という意味だけでなく、上から下への「落下」というベクトルが、人間の目やカメラの仕組みにおける「上下逆さまに捉える」という性質と結びつき、下から上への「昇転」や救いの可能性をも示唆する、豊かで多層的な意味を持つと解説されています。この映画は、新しい映画の語りの発明とも言えるスリリングな鑑賞体験を提供し、福岡では4月3日より公開されます。
オープニングと映画「落下音」の紹介
初めてMacを手にした感動は忘れられない。
ネットの声をご紹介します。
ハンドルネームDr.Rainさん。
何もかもスムーズで早くてビビった。
iPhoneとの連携も最高。
続いてMr.Incredible4883さん。
Apple Siliconのおかげでバッテリー切れのストレスから解放された。
初めてのMacでそう感じたそうです。
次はあなたが体験する番。
全く新しいMacBook Neo。
心躍るMacが嬉しいプライスで登場。
詳しくはApple公式サイトをご覧ください。
この時間はCatch Up。
日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案していきます。
今日木曜日はクリエイティブプロデューサーの三好豪平さんです。
みなさんおはようございます。
おはようございます。
今日は新年度最初になりますが。
本当ですね。
今日はちょっと面白い映画を持ってきました。
福岡では明日4月3日金曜日より
United Cinema、Canal City 13、KBC Cinema、他で公開となります。
ドイツ映画です。
タイトルが落下音という映画です。
落下音。
落ちる音みたいなことですよね。
ビジュアルちょっと持ってきてるんですけど
結構不穏なビジュアルでしょ。
そうですね。何人かのね。
割と高齢の方がメインで映ってて
服のような黒い服を着て
一人だけ女の子がこっちを見てる。
他はみんな視線は違う。
ダークな感じですね。
これね、北ドイツの農場舞台に
100年にわたる時代の中で生きた4人の少女。
が体験する不思議な出来事を描く映像女子誌。
あるいは怪奇譚みたいな書き方されるんですけど
いう映画になってまして
各国映画祭でも極めて高い評価を集めてきた本作が
待望の日本公開となりますと。
個人的にもすごく大好きな一本になったので
ここからその魅力を紹介していきたいと思います。
まずこの本作落下音という作品なんですけど
ドイツ出身の新鋭女性監督
マーシャ・シリンスキという方が
監督と脚本を務めた長編第2作目の映画なんですね。
昨年のカンヌ国際映画祭で
メインのコンペ部門に出品されて
審査員特別賞を受賞します。
その後も各国映画祭で評価を集めていって
3月に開催されたアカデミー賞でも
ドイツ代表作品として外国語映画賞にノミネートされました。
個人的にも初めて予告編見た時から
これなんかめっちゃ異様な迫力があるなと思って
面白そうだなと思って期待感高めてたんですけど
今回やっと見たら期待通りめちゃくちゃ面白い映画だったので
紹介したいと思っているんです。
その物語を続いてご紹介していきます。
映画「落下音」の物語と構成
映画は冒頭にもちょっと触れたんですけど
北ドイツの農場とそこに佇む1つの家が舞台になりまして
そこで100年にわたる歴史の中で
4つの時代が取り上げられるわけですね。
それぞれの時代を生きた4人の少女たちのエピソードが
綴られていく映画になるわけです。
具体的にその4つの時代というのが
まず1910年代戦争が忍び寄る
第一次大戦が忍び寄るドイツの農民一家にいる
1人の少女がまず1人目。
続きまして1940年代の第二次大戦
ナチス支配下のドイツを生き抜く少女のエピソード。
そして3つ目が1980年代
今度はこれ東西ドイツ冷戦下ですね。
を生きる1人の少女の。
そしてさらには2020年代
現代を生きる少女のというですね。
それぞれ4つの物語が並行していくわけです。
共通して少女の視点なんですね。
そうなんです。
みんな過酷な時代ですね。
時代ごとにやっぱりそれぞれがあるわけですね。
ここから紹介するんですけど
この映画はたまに言うやつだけですけどね
これできれば何も知らないまま
ただ映画に放り込まれるのが一番の鑑賞法なんですよ。
ありますよね。
そうなんですよ。
僕も実際そういう風に見て
なるほどっていう感じでですね
圧倒されるものがあったので
もしねこれ情報を入れたくない人はですね
ご鑑賞後にこの解説を後日ね
ポッドキャストで聞いていただくのも
ちょっと今だけボリュームだけしますね。
切っちゃダメよ。
ボリュームだけします。
なんですけど
一応明かしすぎないように紹介に挑戦するとですね
まずこの映画なんですけど
その100年のドイツ史
もっと言えばドイツ社会の中で
女性たちがどのように扱われてきたか
っていうことを描き出す映画になっていくわけですね。
彼女たちはそれぞれ生きた時代こそ
全く違うにも関わらず
みんな等しくですね
死、死ぬっていうね
その死のイメージに取り憑かれているんですね。
それはなぜなのかっていうことになっていくわけです。
それは彼女たち自身が
映画のキャッチコピーにもちょっと引用されてるんですけど
その時代ごとの家庭や社会の中で
生きているのか死んでいるのか
わからないような状態に置かれている
っていう現実があるわけですね。
彼女たちはそれぞれの時代の
どのような観念だったりとか
社会観念だったりとか
思い込みに縛られて生きねばならなかったのか
あるいはそこから生きて逃れる方法は果たしてあるのか
みたいな映画になっていくわけですね。
個人的にこの映画に圧倒されたポイント
いくつもあるんですけど
特にまず取り上げたいのが
4つの時代ごとの物語をどのように取り扱って
1本の映画の語りに
編み上げていったのかっていうところが
ポイントだなと思ったんですね。
普段こういう映画を作るってなった時には
分かりやすく場面ごとに
あの時のあれが
次の時代のこれにこう繋がって
みたいな
ある意味は思わせぶりな伏線だったりとか
エピソードみたいなのを仕込ませていくのが
ある種の定石だと思うんですけど
本作では
そうしたある意味
観客の感情だったりとか
物語を誘導していくような手つきを
できる限り回避しているように僕は見えたんですね。
どころか観客である私たちはですね
映画が始まってしばらくの間は
これ誰の目線で捉えられた
何の出来事なのっていうことも
分かんないぐらいのですね
各時代ごとのエピソードが
わりとチャフルされながら
展開されていくわけですね。
それをもうね
鑑賞体験と観客の役割
ただ見つめることしかできないんですよ。
で、そのエピソード同士も
全然そう簡単に繋がっていきそうな予感もないんです。
じゃあ
ただ4つの独立したエピソードを
ひたすら見て終わりなのかって言ったら
そうでもないんですよ。
その一見何の関わりもなさそうな
時代ごとの女性たちの物語
あるいはこのおまけに
この映画が注目しなければ
誰も歴史に留めなかったような
小さな一人の女の子の感情の動きだったりとか
ある出来事に対する
その振る舞いの一つ一つみたいなものに
丁寧に注目していくようなこと
そうやって映画から差し出される
言ったら4つの歴史なんですよね。
4つの小さな小さな歴史
それ同士の間に
この映画では私たち観客自身が
関連を見出すように促されていくような
映画になっているなって僕思ったんですよ。
映画がこっちですよって誘導するんじゃないですか。
僕らがその事実をただ淡々と見ていく中で
あれ?これってでもそういうこと?
みたいなのをいくつか手繰り寄せていくようなことになる。
Aの時代にある女性が受けた出来事と
Bの時代に別の女性に起きる出来事っていうのは
それらは全く違うはずなのに
どこか通じるものがあるんじゃないか?
っていうことを観客自身が
1つずつ自らで見つけていくような映画体験です。
集中して見ないと。
でもこの映画はめちゃくちゃ
画面も美しい上に
不気味なほど美しい画面と
異様に張り詰めた緊張感を持っているので
劇中で展開されていくものに
全く目が離せないし
集中力が途切れることないんですよ。
さらにそういう風な体験っていうのが
まるで映画自体が膨大な歴史資料を
自分自身で読み込み直して
編み直すような
歴史学の実践というか
あるいは自分自身で新しい創作を
編み出すような
そういうような経験だなって僕は思って
めちゃくちゃスリリングな
鑑賞体験だなと思ったし
新しい映画の語りの発明だなと
僕は思ったんですね。
なのでぜひ皆さんも自分自身で
4つの物語の間を結びつけうる
手がかりっていうのを
自分自身で手繰り寄せて
映画が提出する4つの歴史に挑んでみてほしいな
っていうのがまず1つ目です。
タイトル「落下音」の解釈と科学的考察
もう1つ注目しておきたいのが
映画のタイトルなんですよね。
落下音。現代も
サウンドオブフォーリングって言ったらほぼ直訳なんですけど
映画見た後には
およそこれ以外ありえなかったな
って思えるくらい完璧なタイトルだと
僕は思います。
まず当然言葉の意味通りに受け取れば
落ちる音。
あるいは映画で英語で
フォールっていうのは崩壊するみたいな意味もありますから
崩壊する音みたいなニュアンスもあるわけですね。
だけど僕がここに注目したいのは
実はもう1つ。このタイトルに
落下っていう上から下に
落ちていくこのベクトル。
思考性を持った言葉が選ばれたことなんですね。
ここでちょっと少しだけ
劇中で軽く触れられる科学の豆知識について
ちょっと解説したいんですけど
この映画の中で
カメラっていうのがね
1つ重要な主題として
登場するんですけど
カメラと自分たちの
僕らが見ているこの目、瞳が
いずれも実は
世界を逆さまに
捉えながら情報処理をしているっていう事実を
ご存知でしょうか。
なんか聞いたことあるでしょ。
学生時代の理科の授業とかで聞いたことあるかもしれないんですけど
私たちの目とカメラ
っていうのはまず基本的に同じ構造で
世界の姿を捉えているんです。
具体的にははじめにまず
見つめる対象、物に
光が当たってそこで
生まれた無数に拡散する
バラバラな反射光線があるわけですね。
それを瞳
あるいはカメラだったらレンズが
集めて奥にある網膜
あるいはフィルムの焦点に
1つの像を結ばせるって形で
僕らは見ているわけですね。
なんだけど
実はその網膜あるいはフィルムに
像が結ばれる時点では
その像っていうのは実は上下逆さまに
定着しているんですよね。
それを目なら脳が、カメなら内部の機械が
それぞれ情報処理して
実物と同じ位置関係の正像に
置き換えて世界を認識している
という事実があるわけですね。
ここで再びタイトル
落下音の話に戻るわけですよ。
落下、上から下に落ちていくと。
ある種の崩壊とかね
終末、終わりみたいなものを
思わせるイメージとは
しかし劇中でも触れられる
先ほどのカメラの仕組みを考えると
そのベクトルが実は上下逆さまに
反転し得る可能性がある
ということにも気づくわけですよ。
すなわち上から下への落下
というのは同時に
目の中の働きで言えば
下から上へ昇転する
逆方向の運動も内在している
ということになるんですね。
こんなことを踏まえながら
映画の中で問題にされる
100年の歴史の中で
女性たちが経験してきた厳しい現実
に思いを馳せてみると
果たしてこの映画における
落下というものが
ただ上から下に下って
果てていくだけのものに過ぎなかったのか
もしかしたらそこに
下から上に昇転するような
救いのようなものはなかったか
みたいなことにまで思いを致せる
意味でもこの落下音というタイトルが
もたらすイメージの豊かさは
ちょっと特筆すべきものだな
と思ったんですね。
観賞の際もぜひそんなことも
意識しながら見てみるのも
いいと思います。
映画の公開情報とクロージング
まだまだ魅力付きない本作なんですけど
このドイツ映画落下音は
明日4月3日金曜日から福岡では
ユナイテッドシネマ、キャナルシティ13
KBCシネマ他で公開となりますので
おそらくね、ご覧になれば誰もが
え、これちょっと見たことない映画だぞ
ってなるはずなので
ちょっとね、僕は個人的に非常に大好きな
映画でもあったので、癖は強いですけどね
ぜひ皆さんもご覧になってみてください
そういうご紹介でございました。
一回ではちょっとわからなくても
二度、三度と見て
僕は好きだよ
昨日の話、監督が聞いてたら
多分相当喜んでくれると思う
そんな深いところまでキャッチしてくれて
って、なんかね
ということで、この時間は
三好五平のキャッチアップをお送りしました
三好さんありがとうございました
12:58
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