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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
木曜日は、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。
三好さん、おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いします。
お願いします。
今日は?
今日はね、紹介したいことがたくさんあるのでね、言ってまいりますけれども、
本日ご紹介する映画は、来週4月11日金曜日から、福岡KBCシネマにて公開予定の映画、
BAUS 映画から船出した映画館という映画をご紹介します。
これ、実はですね、2022年に亡くなられた福岡出身のあの映画監督、青山真司さん。
彼がですね、残した脚本を、彼の教え子であった映画監督の穂木本空さんという方がですね、
引き継いで映画化したものになります。
ある町に映画館が生まれて、そして閉館するまでっていう、90年間を描く物語になっていくわけですけれども、
このコーナーを聴いてくださっているような文化への思いがある人には、
間違いなく刺さる一本になっておりますので、ここからその魅力をご紹介していきます。
まずはこの映画のあらすじなんですけれども、物語は1927年の青森から始まります。
活動写真、言ったら後の映画ですね、に魅了されて、明日を夢見て、青森から上京したサネオとハジメというですね、
2人の青年、兄弟がいるわけですね。
このひょんなことから、この2人の兄弟が吉祥寺に流れ着くわけですけれども、
その町で初の映画館となる井の頭会館という映画館で働き始めます。
そのお兄ちゃんのハジメというのは、活弁師として、
そして弟のサネオという人間は社長としてそれぞれ奮闘していくわけですね。
劇場の更なる発展を目標に掲げた頃、その当時、戦争の足音というのがすぐそこまで迫っていて、
というところから始まっているわけですね。
映画はその後ですね、その終戦後に、今度はその映画館が、
今度は武蔵野映画劇場というものに開館していったりとか、
あるいは1984年にはその後、開館以来、多くの観客と、
そして様々な分野の作り手たちに愛された文化の交差点とも呼ばれていた、
吉祥寺バウスシアターというですね、その映画館にどんどんなっていくわけですけれども、
そうやって同じ街で、映画館という場所を守り続けた一つの家族、一つの一族をめぐる、
90年代、90年に及ぶ一大旗として展開していくというのが、この映画になっていくわけですね。
そういった実在の映画館とその家族をめぐる、この物語の脚本を当初手掛けたのが、
冒頭にもご紹介した通り、福岡北九州出身の青山慎二監督だったんですね。
今更にはなりますけれども、一応青山慎二さんというのが、2000年の関ヌ国際映画祭で複数の賞も受賞したユリイカという代表作をはじめ、
国際的にも本当に高い評価を集める映画監督だったんですけれども、残念ながら2022年に57歳の若さで亡くなられたと。
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そのご意向の一つとして残っていたのが、このバウス映画から船出した映画館というこの作品だったんですね。
その残された脚本を引き継いだのが、青山監督の多摩美術大学時代の教え子でいらっしゃった、ホキモトソラさんだったんですね。
大学の教え子なんですね。
リスナーの皆さんもしかしたらまだこのホキモトさんという方、あまりご存知ない方かもしれませんので、ちょっとご紹介するんですけれども、
これ今後かなりの注目株なんですよ。
田畑さんも既にご存知だと思いますけれども。
まずちょっと映画監督としてのホキモトさんなんですけれども、これまで2本の映画を劇場上映作品として手掛けているわけですけれども、
1本目の春猫、そして2本目となる裸の夢という作品、それぞれいずれもロッテルダム国際映画祭だったりとか、
各国の映画祭にも発表している実力派でいらっしゃいますし、その2本目の裸の夢という作品については、
その原作が小説として新調社からも発表されているということ、だから小説家でもあるんですね。
さらに注目なのが、彼は実は普段バンド、ビアリストックスというね、もう田畑さんもうんうんっていうね。
いいバンドなんですよ。
この間ご紹介してましたよね。
キリンジとか星野源とか好きにして絶対好きって感じのバンドなんですけど、そのバンドのボーカルとしても活動されているミュージシャンでもいらっしゃるわけですね。
ビアリストックスもね、東京大阪そして海外の音楽ファンからも注目を集めているバンドで、
ここ数年ではテレビドラマだったりとか、生茶とかソフランとかCMとかにもね、いろいろね、楽曲も起用されているという非常に注目のバンドなんですね。
そんなことで、ホキモトソラさん、映画監督、小説家、ミュージシャンとマルチに活躍するアーティストであって、
個人的に本当は第2の星野源になる存在じゃないかなって本当に思ってますけど、
そんな彼が恩師である青山監督の脚本を引き継いで完成させたのがこの映画であるということです。
で、ここから映画の中身にもちょっと触れていきたいなと思うんですけども、
この映画、冒頭にもご紹介した通り、吉祥寺という街で90年間にわたって映画館、映画の場というものを守り続けてきた一つの家族を描いていくわけですけども、
そしてそれはついに2014年にバウスシアターという当時あった映画館がついに閉館の日を迎えるまでというのが一つの映画の物語になっていくわけですね。
実際この映画は冒頭にバウスシアターという映画館の閉館、つまり終わりに向かっていく物語なんだよっていうことが、
作品のプロローグにあたる冒頭部分であらかじめ宣言されるわけですよ。
で、ならばこの映画っていうのがただ時代の流れの中でもう失われていく映画館の終わりを見届けるだけの、言ったらメローでちょっとウェットな作品になっちゃうのかなっていうことが一つ気になると思うんですけども、
結論から言うと決してそうはなっていないっていう点がこの映画のやっぱり真のメッセージだと僕は思っています。
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さらにはもう一つちょっとその話に触れる前にもう一個だけ言っておきたいのが、この映画の舞台がやっぱり吉祥寺っていう街である。
さらにそこで営まれてきた一つの実際にあった映画館であるっていうことからも、もしかしたらリスナーの皆さんは、
これはもしかしたらちょっと自分と関わりのないどっかの映画館の話やなっていうことで、ちょっと遠遠いものに感じられるかもしれないかなとかも思うんです。
実際僕自身もちょっと見るまではちょっと行ったこともない街の、言ったら行ったことない映画館の話を果たしてどれぐらい自分ごととして見れるかしらっていうのがちょっと心配だったんですよ。
どういうふうに共感できるんだろうみたいなね。
街の話とかされてもあんま知らんしなと思ってたんですけど、ところがですよ、これがね、見始めると、もうこれね、細かいことは言えませんが、もう終盤にはですね、鳥肌をからずじゅうに立てながらですね、
これは俺たちの話だよみたいな感じでですね、しびれながらですね、もう劇中のセリフをメモ取る手が止まらないほどだったんですよ。
で、じゃあもうそんなにいう、そこに映ってたものは何だったかっていうのは、もちろんね、劇場でね、皆さん自身で見届けてほしいものであるんだけど、少しだけこれちょっと予告しておくと、
それはね、言ったら、たとえその一つの映画館、あるいは一つの文化の現場っていうものが終わりっていうものを迎えたとしても、
そこに集まっていた、かつて集まっていた人々だったりとか、そこで重ねられてきた無数の時間とかその体験、そこに芽吹いた次なる表現だったりとか、
次なる文化の種っていうのは決して失われはしないっていうことだと思うんですよ。
言い換えればそれは、いつの時代でも何かの終わりっていうのは、必ず次なる始まりっていうものを呼び込む予兆であるっていうことですね。
これは劇中でも実際、戦争だったりとか、その時代の変化の中で、何度も何度も言ったら、その映画は終わりっていうものに、限りなく終わりって言っていいものを迎えるわけですけども、
必ずそれは終わらずに続いていくわけですね。次なる始まりっていうのを繰り返していくし、もっと言えばこの映画自身も、言ったらその映画館の終わりを描くこの映画でありながら、
この映画は当時バウスに通っていた、僕よりも年下の若い世代が中心のクルーで制作されてるんですよ。
いうことからも、やっぱりそれは終わりっていうのが決してその終わり、そのもうピリオドではなくて、引き続きやっぱり次なる始まりを呼び込むっていうことのもう勝算だなと思うわけです。
さらにそのかっこたる意志、その映画に満ち満ちたその意志っていうのは、形としてはその失われたバウスシアターっていう劇場、あるいはその他全ての時代の中で失われていった各地の劇場の数々に対する思いかもしれないし、
これはもうちょっと僕の深読みかもしれませんけども、それはもしかしたら亡くなった青山慎二監督への思いとも言えるんじゃないかなと思うわけです。
亡くなったっていうその一つの終わりは、だけど終わってたまるかっていうことなんですね。
そして何よりその一つの終わりっていうものを、ただの美談だったりとか思い出話っていうことで消費させてたまるかっていうですね、本作の制作人の覚悟でもあるんだと僕は思ってます。
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で、言ったらそれを言い換えると、そう簡単には終わってはくれない僕たちの人生、あるいはその世界の中で終わりっていうものを経験することになった人間で、その後残された人間たちっていうのが何を成すことができるのかっていうことですね。
その精神を継いで、やれることを精一杯やるんだと。やり続けるんだと。その誰かの一つの活動が、また別の誰かの思いに種を宿して、次なるアクションを呼び込んで、そういった連鎖がゆくゆくは、その街の文化って呼ばれるものを形成していくんちゃうんかい。
もうね、これはね、自分自身も一応アジアフォーカス映画祭の終わりを受けて、自分で映画祭を立ち上げた人間としてもね、もうね、これ言葉にならないぐらいですね、その通りだ!そうやね!って感じですね。
泣きそうになりました。本当に最高です。
確かにね、形はなくなっても、そこに宿っていたスピリットというかね、魂みたいなものは、もう次の世代に伝わっていってる。
そうなんです。そうなんです。文化ってね、そんなに足腰の弱いものじゃないんですよ。
いうことをね、大いに堪能していただきたいということで、この映画バウス映画から船で伝え映画館は、4月11日金曜日よりKBCシネマで上映開始です。
で、この映画なんですけど、実はその公開翌日のですね、4月12日には監督が来福されまして、KBCシネマのお昼の上映で舞台挨拶。
そして19時からは福岡市総合図書館映像ホールシネラで、このホキモト監督ともう一人出演者のイデケンスケさんというお二人でですね、ミニライブ付き短編上映も企画されております。
めちゃくちゃ上映画でしょ。そうなんですよね。このビアリストックスのホキモトさんの生映像を聞けちゃうわけですよ。
ということで、気になる方はぜひKBCシネマ、そしてシネラのホームページで合わせてチェックしてみてくださいというご紹介でございました。
はい。非常に今回も暑い。
ね。わがことでしたこれはもう。
そうですよね。
ぜひ皆さんも見てみてください。
この時間キャッチアップお送りしました。皆さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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