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  2. #276 刺さる文脈
2021-02-14 07:58

#276 刺さる文脈

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私は合理性を追求して坊主頭にしている人間だ。それにも関わらず、全身の体毛を放置しているのは何と非合理であろうか。全身、坊主にするほうが理にかなっているのではないか。美や衛生の観点からみた脱毛には興味がなくとも、合理性からみた脱毛は魅力的に見えてきた。/サイコパスのラジオは、サイコパスうえみずゆうきがサイコパスな視点で語るラジオです。/うえみずゆうきが毎日書いているエッセイ【脳内議事録】もよかったらぜひご購読ください! https://note.com/y_uemizu/m/md0e3af51acf5 マガジン購読者限定の特典として「サイコパスの裏ラジオ(音声)」を毎月プレゼントしています。

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皆さんこんばんは、上水優輝でございます。 サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、刺さる文脈というお話をしたいと思っています。 ある同じ何かについてですね、全く違うような文脈で
語られることによってですね、時々突き刺さることがあるという、そんなお話をしたいと思っています。
今日のテーマというか題材はですね、全身脱毛なんですけれども、たまたま男の美容を語るみたいな回に
半分強制参加させられて、お話をしてたんですが、全く僕自身は美容みたいなところに興味がなくてですね、どんなケアをしているかみたいな話は、結構どうでもいいと思ってしまったんですね。
もちろんどうでもいい態度とかは取りませんけども、内心に興味が湧かないながら、お話を聞いていたという状況でした。
そこでね、全身脱毛、全身脱毛の話があったのかな、ヒゲ脱毛とか、脱毛の話とかも出てきたんですけども、当然ね、男の美容を語るみたいな回だったので、
まあそういう文脈で語られるわけですね。美の文脈であるとか。でまぁ、そこにちょっと付随してね、まあ衛生的にもいいらしいよ、みたいな、衛生面みたいなね、
まあ文脈でも語られていたという感じだったんですが、まあ脱毛なんて面倒くさいことよくやるよなぁと思いながら、全くね、これっぽっちも興味を持たなかったんですね。
ところが別の日に、全くまた別の会話をしていたところ、まあまあサイコパスの部屋っていうね、クラブハウスを僕が開いている雑談部屋で、たまたまその雑談、あ、雑談じゃない、脱毛の部屋になり、
あ、脱毛の部屋、脱毛の部屋じゃねえや、脱毛の話になりました。で、その時にまたね、その脱毛はね、いいんだってことをすごく言ってくる方がいて、またなんか美容とかね、衛生とかそういう話だろうと思って結構、すごいちょっとね、斜めから見てたんですけども、全然違う文脈で語られたんですね。
で、その方が全身脱毛を僕に言ってくれたのは合理性の観点からだったんですよ。まあ大毛っていうのは服を着る習慣がなかった時代のいわゆる服というかね、体温維持のためのものであるとか、あとはその外との刺激ですよね、衝撃とか摩擦とかね、紫外線とかをカットするというか、和らげるクッション的な役割を果たしているみたいなふうに言われていたりすると。
つまり、全裸で過ごしていた時代に機能を果たしていたものなんじゃないかなというところで、今こんだけね、いろんな服を着たりとかっていうことで、体温調節もできれば刺激をね、調節できるファッションみたいなものね、あるわけじゃないですか。
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つまり、どうでもいい服を着た上に着たい服を着ているという状態になっていると。結構これって非合理だよねみたいな話で、いやそうだなぁと思ったんですね。まあとてもそうだなと思ったんですね。
というのも、僕自身ですね、坊主頭なんですよね。これは美しいと思って坊主にしているわけでもなければ、かっこいいと思って坊主にしているわけでもなくて、髪の毛ってめんどくさいよねと思って坊主にしているんですよ。
つまり合理化を図った末に、坊主にしている人間が体毛をボウボウに生やしているというのは、もうここは合理化するのにそこは合理化せんのかいみたいな状態になっているんですよね。
で、急にその合理化の観点で語られた瞬間、すべての毛がですね、本当に無駄なものに思えてきて、今すぐなくしたいというような気持ちになりました。
これは本当に面白いなと思っていて、あれだけ全身脱毛をプレゼンテーションされてもどうでもいいと、何を言っているんだろうと思っていたのが、全く同じ全身脱毛を違う文脈で語られると、
全身脱毛したいなという気持ちで仕方なくなってきたと。これはね、やっぱり説得であるとか、誰かに何かを伝えるときにとても大事な観点なのかなというふうに思うんですね。
ついつい、自分がいいなと思うものを人に勧めるときに、自分の文脈で語ってしまう。自分がいいなと思っている文脈だけで語ってしまって、
相手に響かなくて、なんでこの魅力がわからないんだみたいな気持ちになってしまうことってあると思うんですけども、それはね、相手に刺さる文脈でお話ができていないからだと思うんですね。
例えば僕はサウナが大好きですけど、僕がサウナが好きな理由を一生懸命、僕の文脈でプレゼンテーションしても、何か楽しそうとか何か良さそうということはわかったけれども、自分はいいやってなるんじゃないかなと思うんですね、多くの場合ね。
まさにそれは男の美容を語る時の全身脱毛とかヒゲ脱毛のトークがそんな感じだったと思うんですけども、合理化の観点から僕に語ってくれたのは、完全に僕に合わせて語ってくれたんだろうなと思ったんです。
その人はですね、最初はその衛生面を推してね、美のことも言ってたんですよね。僕がそれをちょっと言ったんですよ、美とか衛生には全く興味ないんですけども、それで全身脱毛することには全くその興味が湧かないんだよねっていうことを言ったら、合理化の観点を持ち出してくれたという感じで、
相手に合わせた文脈でプレゼンするとね、あ、これは良いね、全身脱毛って意外と良いのかもしれないっていう感じで、急に違ったものに見えてくるという感じですかね。なので相手のことを知って、相手に合わせた文脈で提案するということはとても大事だなというふうに思いますので、
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自分が思っている、自分が良いと思う文脈に閉じずにですね、それはそれで一つ良いんだけども、また別の文脈もあるんじゃないかという感じで探してみるということはとても大事なのではないかなというふうに思います。
全身脱毛についてなんですけども、いきなりね、サロンに行って永久脱毛とかしちゃってですね、やっぱり毛が必要だったということになってしまってはいけないなと思っているので、今はですね、とりあえず一旦全部剃ってですね、あまり美しくないんですけども、肌にあまりダメージがいくのであまり良くないんですけども、
一旦ね、全剃りしてですね、試験運用してみようかなと思っていますね。不具合がないか、そしてむしろ不具合がない上にですね、ない方がいいよねって、毛がない方がいいよねって思えるかどうかっていうのをですね、しばらく実験したいなと思っています。
一応、春夏秋冬みたいなのがあると思いますけども、今ちょうどね、まだ寒い冬かなと思いますので、今から半年くらいあれば一番暑いところと一番寒いところまで経験できるかなと思いますので、今から半年間、全身の毛を剃りまくってですね、試験運用してみようかなと思います。
全身脱毛についての、全身毛がないことに対する所感みたいなところはですね、またこのポッドキャストでもですね、お話ししていければいいかなというふうに思っています。本日は以上です。刺さる文脈で相手にお伝えしましょうというお話でした。さようなら。またお会いしましょう。
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