1. ゆる道ラジオ:耳から整える言葉の鍼
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#110 治したかったら、治そうとするな
2026-06-08 08:22

#110 治したかったら、治そうとするな

窮屈な世の中で、繊細で真面目な人がメンタルを病んでしまい、心身症に悩む人々がこれから確実に増えていきます。

治さない治療が、いま増え続けている心身症にたいする究極の治療だというお話です。
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#治さない治療
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#ゆる鍼
#言葉の鍼
#ことばの鍼
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目の前の苦痛を抱えた患者さんのために、あなたが本気でその苦痛を取り除いてあげたいと思うのであれば、その治してあげようという気持ちを捨ててください。
こんばんは、刺さない鍼、言葉の鍼、治さない治療のゆる鍼を学ぶ、楽鍼塾塾長の藤田勇です。
ゆる道ラジオ、耳から整える言葉の鍼の時間になりました。
この番組では、ゆるく、楽しく、自分らしく、遊ぶように生きるためのヒントとなるようなお話をお伝えしています。
今日は、治さない治療についてまたお話をしていきたいと思うんですけれども、なぜこの治さない治療という考え方、もしくは治療家としてのあり方に至ったかというお話をしたいんですね。
これは、私、これまで失敗をしています。
例えばですね、耳鳴りの患者さんですね。
当時、治そうとしていたわけです。
でね、1回治療しました。
で、次、1週間後、患者さん来ました。
どうですか、耳鳴り。何か変化ありましたか。
いえ、全然。
あ、そうですか。では、また治療していきましょう。
また次来ました。
どうですかね、初回の耳鳴りから比べて、初回の耳鳴りの強さを10段階で10として、0がなくなったとすると、10からいくつぐらいに変化した感じですかね。
そうですね。
9.7ぐらいかな。
あ、そうですか。
じゃあ、また治療していきましょう。
こんな繰り返しをしていたわけですね。
10からいくつですか。また次の時に聞く。
そんなの繰り返していったらですね、患者さんがですね、だんだんとどれぐらい変化したかっていうのを分かるためにも、いつも耳鳴りの状況を気にするんですよね、最近みたいなことを言われたわけですよ。
でね、これ耳鳴りのメカニズムとして、その耳鳴りの音に意識を集中すればするほど耳鳴りが強化されていくというメカニズムがあるわけです。脳で感じているものですから。
もう逆効果なわけですよ。
でね、そういうふうな感じでずっとやっていてね、9.2になったかなとかね。
こちらとしてもね、毎回毎回変わらないとかね、ちょっとだけ変わったとか、なんか今日は強いですみたいになってくるとね、苦しくなってくるわけですよ。
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さらにね、患者さんの状態としては悪い方に導いていったというドツボにはまっていた状況がありました。
そんなのをね、何度か繰り返していく中で、あ、これはいかんなというのを感じたわけですね。
今、通われている患者さんで、航空セネストパチという患者さんがいます。
航空セネストパチというのはどういう病気かというと、口の中に針金とかかみそりとかが、実際には入っていないのに入っているような痛みとか異物感に苦しんでいるという症状です。
で、今見ているその方はですね、病院ではね、もうお手上げだと治りませんということで見放されてうちにたどり着いたという方です。
今は私もね、治さない治療家になれているので、もう聞かないわけです、そんなこと。
治療の後にね、次回、2回目の時、どうでしたか?聞かないです。
そこじゃないです、聞くことっていうのは。
でね、その方っていうのは、花とかが大好きで、美容とかも好きで、そういうところにね、意識をすることによって痛みというのが軽減するということも自分としても気づいてたわけです。
なのでね、そういう話しか聞かないわけです。
治療はちゃんと体そのものを整えるということはするんですけれども、症状に対しては何も聞かない。
あとは体が整っているかどうか。
これは検査とかで見ていくんでね。
そういうのをやりつつ、あとはお花どうですか?いい感じで育ててますか?とか。
でね、患者さんも今週はね、もうずっとそんなお花のことやってて気分良くて、痛みもね、あんまり感じませんでしたとか、いうわけですね。
で時々、先生今週はちょっとね調子が悪くて、3日前から一昨日ぐらい、昨日ぐらいまでずっとね、口の中痛みとかもひどくて、みたいな、いうわけですね。
あ、そう、はい、終わりですね。
そこに何も追求しないです。
そうじゃないでしょ、そこじゃないでしょ、っていうふうに言うわけですね。
これは2回目ぐらい前の配信でもお話ししました。
治りにくい人の3つのポイントというところで一喜一憂するっていうことをお話ししました。
一喜一憂するわけですね、患者さんは。
それに患者さんがとらわれるわけですね。
そこに治療家はとらわれてはいけない。
治そうとしてはいけないわけです。
なので私もそういうふうに患者さんに言われてもね、あ、そうですか、でも一喜一憂しないですからね、そこが大事ですからね、っていうふうにお話をする。
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そしてその痛みとか辛さを何とかしようとはしないわけです。
そんなこんなやってる中で、航空セネストパチーの患者さんはね、当初最初に来られた時よりも良い状態になってますね。
病院で見放された方ですよ。脳で感じるもんですから、航空セネストパチー。耳鳴りと同じようなメカニズムですよね。
いかにそれを外していくか。
治療家がとらわれていたらそれが外れないわけですね。
基本的に心身症というのはそういうメカニズムが働いています。
だからこそ治さないっていうあり方、治療家のあり方というのが大事になってくるわけです。
あなたも特にこういったメンタルが関わってくる心身症ですね。
必ずあなたのところにも治療家をしているあなたであれば、そういった方見ているはずです。
腰痛でも心身症ですからね。
なので、その中でも単に肉体を治すという感覚で治療するではなくて、
その心も関わった心身症を治していくときに、治さないというあり方が非常に効果的であるわけです。
またね、これね、自分自身、治療家自身にとってもプラスなんですね。
治さないということは、先生治らないんですけど、いやそこじゃないんでと。
その治ろうとすることが治りにくくなるんですよというふうに患者さんに自信を持って伝えられることができるわけですね。
ですので、楽なんですね、治療家も。
これはね、ゆるく楽しく自分らしく遊ぶように生きる。
ゆる動ですね。
この感覚は患者さんにも伝えていくんですけども、治療をする人間もこのあり方でいることによって楽に患者さんを治療できる。
その楽なあり方が患者さんを楽にしていくということになるわけです。
ぜひね、この治さない治療のあり方を身につけていってほしいと思います。
今日は以上になります。ありがとうございました。
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