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サマリー
在宅ワークのチャットで依頼が宙に浮いているとき、ルルは「誰がボール持ってますか」「私がやりましょうか」と切り込み、場を動かす。若い頃は発言を待つ側だったが、ワンオペ育児で保育園のお迎えや夕方以降の家事に追われ、待つ余裕がなかった経験から身についた行動だという。状態を言葉にし、担当者を確認し、自分が引き受ける提案まで言い切る「ボール確認」は、最終チェックやオンライン会議でも仕事を進めるスキルになっている。一方で、おせっかいにならないためのバランスの難しさにも触れている。
在宅ワークの沈黙に切り込む
こんにちは。聴くだけフリーランス講座、水曜日担当、オンラインジムのルルです。
毎週水曜日は、完全在宅でオンラインジムをやっている私、ルルが、フリーランスや在宅ワークでお仕事をする中での学びや気づきに加えて、アラフィフの子育てのリアルなどを共有していきます。
今日のテーマは、「誰がボール持ってますか?」と図々しく聞けるのは、子育てに必死だったころの名残でした、というお話です。
一言で言うと、アラフィフのズーズーしさは必死だった年数が残してくれたスキルなんですよ、というお話です。
子育て、うちの子はもうだいぶ大きくなったんですけど、小さい頃の子育て、いろいろ必死だったんですけど、今日は特にお迎えに必死だったころに自然と身についてしまったこと、それがズーズーしさです、というお話です。
例えば、今、業務委託先でのスラックのチャットで、これお願いしますっていうメッセージがポンって流れてくる、例えばですね。
多分何人も見てるけど、私も見てるけど、誰も返事をしない。5分、10分、15分、多分何人もそのメッセージを見ているのに、誰もコメントを入れない。
在宅で仕事をしていると、この時間ってちょっと独特で、相手の顔が見えないから、今、みんなが何を考えて黙っているのかもわからない。自分だけが焦ってるのか、全員が焦ってるのかもわからない。
これ誰かがサボってるとかじゃないと思うんですよね。これ誰に言ってるんだろうとか、自分の担当じゃなかったら恥ずかしいな、でしゃばりに見えたら嫌だなとか、あとは多分もっと適任の人いるよなとか、そういうちょっとした遠慮みたいなものが多分それぞれの画面の向こう側で同時に重なって、結果誰も発言しない、止まっているような状態になっている。
これ在宅ワークに限らず、そういう時間に似たようなシチュエーションって経験ありませんか。そんな時に私出ていくんですよね。これ今誰も拾ってない状態ですよね。私やりましょうか。違ったら教えてください。
で、メッセージを送った瞬間その場が動き出すんですよ。すみませんその中のこの部分に関して私が見ますとか、であればそのうちここの部分私担当ですねっていうふうに動き出すんですよね。さっきまでの止まってた数十分は何だったんだろうっていうくらいにスルッと動き始めます。
不思議なんですけど誰かが最初に状態を口に出すとみんな急に話し始めるようなことがあります。黙ってたのは言いたくないとかじゃなくて最初の一言誰がどう出すのかを見ている、待っている、なんかそんな感じがしています。
これズーズーしいって言われたらそうかもしれないです。誰も名指ししてないところに自分から入っていってる。自分でもよく思うことはあります。ズーズーしいちょっと遠慮がないんじゃないかなって。これ例えば若い頃の私だったら多分絶対にそういう場で最初に出ていくことってなかったんですよね。画面をじっと見て誰かが動くのを待ってたと思います。私が言うことじゃないよなって思いながら。
保育園のお迎えに追われて身についた行動力
事務の仕事は20年以上やってきましたけど会社に入った頃の私は完全に待つ側でしたね。じゃあいつからこんなにズーズーしくなってしまったのか。思い当たるのは会社員時代のある状態なんです。私会社員時代に終わりが決まっている状態でした。
子育て中の話なんですけど保育園のお迎えがありますよね。これ待ってくれないんですよ。時間が来たらいかなきゃいけない。何が何でも。特に私はワンオペだったので頼れるはずの夫はもうもらはらだしもう話にならないような状態ですね。だからもう頼りにもできないから何が何でも私が行くしかない。
フルタイムの人も時短の人もいらっしゃると思うんですけれどもどっちにしてもお母さんって終わりの時刻が先に決まっている状態が多かったりしますよね。お母さんってその日の1日を終わらせるのにかなり必死でそこに全力を注いでるんですよ。
だから誰かの出方を待つみたいなそんな悠長なことが言ってられなくて、いつ出てくるかわからない答えを待ったり残業できるような余裕って本当にないんですよ。そのうち誰かが決めてくれるだろうが通用しない。決まらないまま夕方になったらその分の困りごとはそのまま私の明日に乗っかかってくる可能性もあるっていう危機感に常にさらされてる。
だから聞くしかなかったんです。かっこよく決断したわけとかじゃなくてでしゃばってるつもりもなくて本当に時間に追われてるからだからもう口が先に動いたみたいな状態だったんですよ。
時間通りにお迎えに行かないとその後に控えてる夕飯の買い出しとかご飯の準備とか子供をお風呂に入れたりとか身の回りの世話をしたりとか家事をしたりとか明日のことがあるから子供をちゃんと寝かしつけれるようにあらゆることを逆算してでも逆算したところで思う通りになんてことが運ぶことの方が珍しいから時間にはかなり余裕を持ってその上で逆算して最後の最後子供を寝かしつけるまでが勝負で。
だから誰が何を言うのかを待ってる時間なんて本当になかったんですよ。そうじゃないですか。なんか小さいお子さん育ててるお母さんたち多分共感していただけると思うんですけど。
子育て前の私はこうでした。会議で話が止まってても黙って次の人の出方を伺ってました。誰に対する依頼なのかその依頼が宙に浮いてる状態でもう誰かが拾うのを待ってました。自分から動くのは指名されてからでした。
今の私は止まった瞬間に今こういう状態ですよねって口に出します。その上でこれ誰がボール持ってますかって聞いちゃいます。違ってたら教えてもらえばいい。それだけの話なので。待つのをやめたというより待てなかったんですよね。
その日一日を終わらせるのに必死だったからこそ自然と身についたズーズーしさ。そういう感じです。これ子育ての話だけではないと思ってて、介護をしてる方とか家族の遭遇がある方とか、終わりの時間が決まってる、お尻の時間が決まってる人ってきっとたくさんいますよね。
止まった仕事を動かす「ボール確認」
終わりの時間が先に決まってると待つっていう選択肢がそもそも手元にないんです。それって不自由なんですけどその不自由さがズーズーしく効いちゃうという力を鍛えてくれた気もしてます。
これズーズーしさといえばズーズーしさかもしれないんですけれども、切り込んでいくことで結果的に周りが動き出すことってよくあるんですよ。必ずしもズーズーしさとは限らなくて、どこかである意味、仕事を円滑に回すためのスキルでもあるんじゃないかなって思ってます。
私しばらくこれをおばさん化だと思ってた節があるんですよ。歳をとって恥ずかしさが減ったのと同時にズーズーしさが出てきたんだろうと。でも必ずしもそういうところばかりじゃないなと最近思ってて、割とうまくいくんです。毎回結構ちゃんと前に進んでいく。
しかもこれ同じ方が他の場面でも聞くんですよね。例えば最終チェックをする誰かが決まってない案件。そのプロジェクトに関わっている担当者が何人かいて、多分誰かが見てるでしょうのまま提出直前になる。こんな状況ってありませんか。あれ怖いですよね。
なんでそういう時はこう聞きます。念のため確認なんですけど最終チェックってどなたがされますかって。もう一つオンライン会議の沈黙。議題は終わったのに次に何をするか、誰がアクションするのか、それを誰が決めるのかが決まってなくて、シーンとするようなタイミング。そこでも私ちょっと切り込んじゃうんですよね。
今ここまでこうなったけど次これについて担当者って決まってないですよね。今決めちゃいませんか。やってることは全部同じなんですよね。止まってる状態を指差し確認してボールの居場所を聞いているだけ。誰かを責めてるとか仕切ってるつもりも全然ないんですけど、今こうなってますよねって見えてるものを声に出して言ってるだけなんですよね。それだけで止まっていたものが動く。
だから私はこれをズーズーしさじゃなくて仕事を回すスキルだと思いたいと思ってます。
切り込み方の3ステップと難しさ
はい、なのでズーズーしさもたまには役に立つと思いたいなと思ってます。なので今日は切り込んでいく方そのものをお伝えできればと思いました。
私の場合はこの3つですね。今こういう状態ですよねっていうふうに状態を言葉にする。次にこれ誰がボールを持ってますかっていうその書材を聞く。最後に私が持ちましょうか。違ったら教えてくださいって言って引き受け先を示す。
名前をつけるとしたらボール確認ですかね。コツは最後まで言い切ることなんですよね。1番目と2番目だけだと聞きっぱなしになっててまた止まっちゃうので最後に私が持ちましょうかとかこの部分だけであれば私の方で巻き取れますまで言い切っちゃうとそうすると場が動き始めて目の前の方たちがあ、いえこっちでとかじゃあここは私でと返しやすくなる。
とはいえおせっかいおばさんにならないようにしなきゃいけないというのは本当に難しいところでそこは本当にバランスが難しいと感じているのでもし私がおせっかいおばさんになってたらこれを聞いている仕事関係の方とかコミュニティの方ぜひ教えていただけると嬉しいです。
保育園のお迎えに間に合わせるために必死で身につけた能力が今はクライアントさんの現場を動かす役にも立っています。長女は大学生になって次女は中学3年生になってお迎えはもうないです。時計を何度も見ながら帰る夕方もなくなりました。残ったのはズーズーしく切り込んでいく能力です。
子育てに必死だったあの頃はもう過ぎ去りましたけど一つ形を変えて手元に置いていってくれたようです。私の場合はそれが誰がボールを持ってますかと聞くズーズーしさでした。とはいえ私も今でもチャットの入力欄で一瞬指が止まる日よくあります。これ私が言っていいのかなーって打ちかけて消してもう一回打ってっていう日もまだ普通にあります。皆さんも必死だった時間が残してくれたものってありませんか。
今日は誰がボールを持ってますかとズーズーしく聞けるのは保育園のお迎えに必死だった頃の名残でしたというお話でした。今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。オンライン事務のるるでした。
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