金利が上がると、なぜSaaSの企業価値は下がるのか。今回はゲストなしの特別回。「金利のある世界で、SaaSの企業価値はどう決まるのか」をテーマに、自作のシミュレーターを動かしながら、ARR倍率が何によって決まるのかを一段ずつ解き明かします。
- IVSの現地で感じたことと、2025年の資金調達データ。総額はほぼ横ばいの一方、調達社数と中央値は低下し、デット調達も広がる——「資金消失」ではなく「選別と手段の多様化」が起きている
- PSR10倍の世界が2〜3倍になった4つの理由。資本コスト、成長期待、成熟時の利益率、事業リスク
- 資本コストを7%から10%に変えるだけで、EV/ARRは8.9倍から4.3倍へ。現在ARR、将来ARR、成熟時FCF、継続価値、割り戻しの順にシミュレーターで確認
- FDE、マルチプロダクト、AIトークン課金は、成長率・FCF率・事業リスクのどこに効くのか。可用性、共通基盤、原価、ガバナンス、技術的負債とのつながり
倍率は企業価値を決める原因ではなく、成長率や利益率、資本コストから出てくる結果です。市場金利は動かせなくても、解約を減らす、原価を下げる、個別開発を共通化するといった打ち手は自分たちで動かせます。■ご参考
- 今さら聞けないSaaSの企業価値の計算方法 https://cms.rector.co.jp/articles/2026-07-10-saas-valuation-basics
- SaaS企業価値シミュレーター https://saas.rector.co.jp/
- 選別と延長戦が進む──2025年スタートアップ資金調達動向(スピーダ) https://initial.inc/articles/japan-startup-finance-2025
- スタートアップエコシステム調査2026(経済産業省) https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2025FY/report_202605201138_0.pdf
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