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2025-03-17 04:34

学テ結果公表が変わる!?競争緩和と分析重視へ

全国学力・学習状況調査の結果公表方法について、文部科学省が見直し案をまとめました。都道府県・政令指定都市別の平均正答率を出す現行の方法は継続するものの、自治体別の公表時期を遅らせ、学校へのデータ返却を早めることで、現場の分析時間を確保し、過度な競争を避けることを目指します。

サマリー

全国学力学習状況調査の結果公表方法が見直されており、学校現場での分析時間が確保され、過度な競争を避けることが目指されています。この新しい方法によって、教育の質の向上が期待されています。

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みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。
この番組では、教育に関する最新情報や課題、そして身近な話題をお届けしています。
パーソナリティは、私、水野太一と、
アシスタントの高橋さやかです。よろしくお願いします。水野先生。
さやかさん、よろしくお願いします。
結果公表方法の見直し
今日の教育カフェテラスでは、全国学力学習状況調査の結果公表方法に関する見直し案について、詳しく見ていきたいと思います。
全国学力学習状況調査、通称学程ですね。毎年ニュースになりますけど、結果の公表方法が見直されるんですか?
はい。情報源は共同通信で、掲載日は2025年3月11日です。
文部科学省が都道府県、政令指定都市別の平均正当率を出す、今の方法を続けるという案をまとめたんですね。
今までと何が変わるんですか?
大きく変わるのは、自治体別の結果公表時期を遅らせる点と、学校へのデータ返却を早める点です。
これまでは、データ返却と結果公表の時期が近かったため、学校現場での分析時間が十分に確保できていなかったんです。
なるほど。データは返ってきても、すぐ結果が公表されちゃうと、学校の先生たちは分析する時間がないですもんね。
そういうことです。さらに、平均正当率の順位ばかりが注目されて、自治体間の過度な競争を招いているという声も上がっていました。
順位が公表されると、どうしても競争になっちゃいますよね。
そこで、文科省は、学校へのデータ返却を早めて、現場での分析時間を確保しつつ、自治体別の結果公表を遅らせることで、順位ばかりに注目が集まる状況を変えたいと考えているようです。
具体的には、いつ頃に変わるんですか?
今回の案が了承されれば、2025年度の調査から変更される予定です。
夏休み前に学校へデータが返却され、各教育委員会には下旬に提供されます。
全国の平均正当率などは、これまで通り7月に公表されるみたいです。
教育現場への影響
ふむふむ。都道府県別の結果公表は、8月以降になるんですね。
それと、正当率だけでなく、表やグラフを充実させるっていうのも良いですね。
そうですね。正当率だけだと、どうしても点数に目が行きがちですが、表やグラフがあれば、より詳細な分析ができますからね。
例えば、分野ごとも正当率とか、説問ごとも分析とか。
確かに、得意な分野、苦手な分野が分かれば、今後の授業に活かせますもんね。
でも、どうして今まで分析時間が足りなかったんでしょうか?
そうですね。これまでは、データ返却と結果公表が7月下旬に集中していたため、夏休み期間中に分析を終わらせる必要がありました。
先生方は授業の準備や他の業務もあるので、どうしても時間が足りなかったんだと思います。
先生も大変ですね。今回の見直し案ね、現場の先生たちの負担は少しでも減ると良いですね。
ええ、本当にそう思います。それに過度な競争がなくなれば、子どもたち一人一人の学力向上によりフォーカスできるようになるのではないでしょうか。
日本の教育全体にとってもプラスになりそうですね。
そうですね。今回の見直し案は、学力テストの結果をより効果的に活用するための第一歩になるかもしれません。
今回の見直し案で、順位付けによる過度な競争を避けつつ、詳細な分析で教育の質を高めることが期待されますね。
はい。今回のテーマをまとめますと、文部科学省は全国学力学習状況調査の結果公表方法を見直し、学校現場での分析時間を確保し、過度な競争を避けることを目指しています。
今回の話を聞いて、学力テストの結果を順位付けではなく、教育の改善に役立てることが大切なんだと改めて感じました。
ええ、本当にそうですね。さやかさん、今日もありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは皆さん、今回の教育カフェテラスはここまでです。最後までお聞きいただきありがとうございました。また次回もぜひお聞きください。
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