シンガポールの電子決済の現状
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスの時間です。
パーソナリティの水野太一です。
アシスタントの高橋紗友香です。よろしくお願いします。
この番組では、国内外の教育に関する最新情報や課題、身近な話題をお届けしています。
紗友香さん、今日も元気いっぱいにお願いしますね。
もちろんです。水野先生、今日も楽しく学んでいきたいと思います。
それでは、本日のテーマを発表します。
今回は、シンガポールの学校における電子決済の普及についてです。
シンガポールですか。なんだか進んでいそうですね。
そうなんです。アジア経済ニュースの記事で、2025年2月7日に掲載された情報をもとに、
シンガポールの学校で進む電子決済についてご紹介していきます。
電子決済というと、最近よく耳にする言葉ですが、学校で導入されるとどんな感じになるんでしょうか?
シンガポールの学校では、生徒たちが学職や文房具店でスマートウォッチやカードを使って支払いを行うのが一般的になってきているようです。
へえ、すごい。日本だとまだ現金が主流な気がしますけど。
そうですね。シンガポールでは、電子決済を導入することで利便性やスピードが向上し、生徒や業者の方々から歓迎されているようです。
なるほど。具体的にはどんなメリットがあるんですか?
例えば、デイチュンパブリックスクールのメーガンハンさんという小学5年生は、休み時間に焼きそばを買うときにスマートウォッチを決済端末にかざして数秒で支払いを完了させているそうです。
数秒ですか。それは早いですね。休み時間が短い生徒さんにとってはすごく助かりますね。
ええ。アンダソンセカンダリースクールで食堂を運営しているキースローさんも、現金払いだとお釣りの計算に時間がかかるけど、電子決済ならすぐに済むとおっしゃっています。
確かにお釣りの計算って意外と時間がかかりますよね。特に混んでいるときは電子決済の方がスムーズですね。
そうなんです。そしてこの電子決済の導入はTOSBスマートバディというプログラムの一環として行われているんです。
金融教育と課題
TOSBスマートバディ、初めて聞きました。
これは子どもたちがデジタル決済と金融リテラシーになれることを目的としたプログラムで、シンガポール教育省とTOSB銀行が提携して全国の学校に拡大を目指しているんです。
金融リテラシーの向上も目指しているんですね。キャッシュレス決済になれるとお金の管理もデジタルで行うようになるので、早いうちから学んでおくのは大切ですね。
おっしゃる通りです。ただ、課題もあるようでして、業者の中には電子決済だと現金のようにすぐに入金されないため、キャッシュフローに影響が出ると懸念する声もあるようです。
なるほど。電子決済の手数料や入金サイクルなども関係してくるんでしょうね。
そうですね。また、電子決済では生徒がお金の使いすぎに注意する必要があるという指摘もあります。
確かに、現金が見えないとついつい使いすぎてしまうことってありますよね。
ええ。そのため、POSB銀行は生徒の金融知識向上のため、貯蓄をうならすワークショップを実施しているそうです。
ワークショップですか。それはいいですね。お金の使い方を学ぶ機会があるのはすごく重要だと思います。
ハンダーソンセカンダリースクールの校長先生も、電子決済の選択肢を提供することで、生徒の金融行動を徐々に変えていけると期待を寄せているようです。
シンガポールの学校における電子決済の普及は、単なる利便性の向上だけでなく、金融教育にもつながっているんですね。
その通りです。日本でもキャッシュレス決済が進んでいますが、シンガポールの事例は教育現場での導入を考える上で、参考になる点が多いのではないでしょうか。
そうですね。今日のテーマは、シンガポールの学校における電子決済の普及についてでした。電子決済の導入は、利便性やスピードの向上だけでなく、金融教育にもつながっているということがよくわかりました。
はい。今日の話が、皆さんの教育に対する関心を深める一助となれば幸いです。さて、そろそろお別れの時間です。
今回もあっという間でしたね。
教育カセテラスでは、これからも教育に関する様々な情報をお届けしていきます。
次回の配信もぜひ聞いてくださいね。
それでは皆さん、また次回お会いしましょう。
さようなら。