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#25 話題の言語化について。言語学者がお便りからゆるく考える回。【お便り回#2】
2026-07-09 31:00

#25 話題の言語化について。言語学者がお便りからゆるく考える回。【お便り回#2】

Kei
Kei
Host

お便り回第2弾!今回は流行りの「言語化」についてお話します。本当はお便り回で1回にまとめるつもりだったのですが、つい話が盛り上がりすぎて2回に分けました…。

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【目次】

オープニング

RNごさいさんからのお便り「言語学者は言語化ブームをどう見ているの?」

言語学者としての前置きとKeiの「言語化」に対する考え

もちこの「言語化」に対する考え

言語化できないところにこそ重要なのかもしれない

言語ほどコミュニケーションに向かないものはない

結局、言語化はただのフレーミングスキルにすぎない

もちこ流言語化トレーニング術

Kei流言語化トレーニング術

今日のまとめ

エンディング

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【番組概要】言語学者のKeiとアシスタントのもちこが日常に溢れる「ことば」の不思議を「言語学」という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語るポッドキャスト番組。通勤中や散歩のお供に、言葉の知的探求を。

⁠⁠⁠⁠⁠X (twitter) : @DSRroom101をフォローして、#DSR101まで!

【更新】 毎週木曜夜7時

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【出演者】

Kei:若手言語学者。アメリカで博士号を取得後、現在は日本の大学で働いている。専門は生成統語論、形式意味論、形式語用論。ときどき、心理言語学の研究も。ウイスキーが好き。

もちこ:Deep Structure Radio アシスタント。仮面をかぶって会社員をしているが、中身は結構やべーやつ。苦手な科目は「せいかつ」と「どうとく」。

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【使用BGM・効果音】

本エピソードでは以下のサイトの音声素材を使用しています。

・DOVA-SYNDROME( https://dova-s.jp/ )

・ニコニ・コモンズ( https://commons.nicovideo.jp/ )

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感想

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サマリー

今回の「お便り回」では、最近の「言語化ブーム」について言語学者のKeiさんとアシスタントのもちこさんが考察します。リスナーからの「言語学者は言語化ブームをどう見ているのか?」という質問に対し、Keiさんは言語学者としての専門はコミュニケーション術ではなく言語の仕組みそのものであると前置きしつつ、言語化は話す能力とは別のスキルであり、必ずしも誰もができる必要はないと述べます。一方で、現代社会では指示や伝達の正確性が求められるため、言語化スキルが注目されていると指摘します。もちこさんは、仕事のフィールドでは言語化できる方が有利であり、組織を率いる者には言語化できる右腕が必要だと語ります。また、言語化できない「なんとなく」といった感覚も重要であり、それを言語化するスキルはフレーミング能力とも言えると分析します。 さらに、言語そのものがコミュニケーションに向かない側面もあるとしつつ、言語化は練習で身につけられるスキルであり、苦手でも落ち込む必要はないとKeiさんは語ります。もちこさんは、言語化トレーニングとして「インプット」の重要性を説き、良い本や人の話を聞き、気に入った表現をストックすることを推奨します。一方、Keiさんは「アウトプット」を重視し、論文執筆などの経験を通じてフィードバックを得ながら構造的に話す練習を積むことを勧めます。両者は異なるアプローチを示しつつも、どちらも両輪であり、やりやすい方から始めることをアドバイスします。最後に、言語化ブームが「特効薬」のように扱われがちな現状に違和感を示しつつも、リスナーと共に言葉について考える場を作りたいという思いを語ります。

オープニングとリスナーからの質問提起
Welcome to Deep Structure Radio. この番組は、言語学者のKeiと、
アシスタントのもちこが、
言語学の面白さを広めるべく、私たちが普段何気なく使っている言葉について、
言語学という特殊なレンズを通じて、面白おかしく語っていく番組です。
本日はですね、言語学者が最近流行りの言語化をどう見ているのか、
という素晴らしい質問が届いておりますので、
そちらについてもちこさんと一緒に語っていきたいと思います。
もちこさん、お便り読みお願いします。
はい、5歳さんからのお便り読ませていただきます。
Keiさん、もちこさん、こんにちは。
リスナーのお便り:言語化ブームへの疑問
突然ですが、1リスナーとして、
このDSRの魅力を語らせてもらいたくお便りを書いています。
私はこの番組にとにかく知識欲を刺激されています。
だから毎週木曜日を楽しみにしています。
言語学の先生がお話ししてくださるだけあって、
日常生活で見かける不思議な言語現象から、
学術研究の入り口ののれんをめくらせてもらえるまでのスピード感が早い。
けれど、Keiさんももちこさんも、
とても愛らしく穏やかなやりとりをするので威圧感がない。
ぼーっと聞いていると画面下部のシークバーが気づいたらすごく進んでいて、
たまに巻き戻して聞いています。
お二方とも自分の考えていることを端的に分かりやすくお話しするのが
とっても上手だと思います。
言語化上手ですよね。
そこがこのDSRを魅力的にする一つの要素だと思っています。
この言語化という言葉、
最近自己啓発本や就活セミナーなんかでよく目に耳にしませんか?
私はお二方の言語化上手なところが大好きですが、
誰もがみんな言語化上手である必要もないと思っています。
何も言語だけが表現の手段ではないからです。
言語化できるものこそがこの世界を生き抜く、
みたいな文言を見るとちょっと怖気づいてしまいます。
言語学者のKei先生は昨今のこの言語化ブーム、
どんな風に捉えていらっしゃいますか?
ぜひお聞きしてみたいです。
お便りありがとうございます。
言語学者Keiの言語化に対する見解
またちょっといつもと違った角度からなんですけど、
すごくいい、現代社会に一石を投じるような、
そんなお便りですね。
ふーってなりますね。
いいよね。ありがたいよね。
言語化ブーム、確かに今すごく多いですよね。
言語化に関する、こうやって言語化するんだとか、
言語化できないで生き残れないぞ、みたいな感じの
記事とか本とかよーく目にする気はします。
もち子さんも実際バリバリにキャリアウーマンじゃないですか。
そういうの感じます?やっぱり。
そうですね。この2020、2,3年くらいですかね。
この2,3年、言語化が流行ったなと思っています。
かなり平積みの本も増えましたし、
なるべく読むようにしてるんですけど、
言語化コンサルタントになる方、
ガキを持っていらっしゃる方とかがいまして、
おそらく独立して、そういった企業のコンサルティングなんかを
やられてる方だと思うので、
肩書きって自由じゃないですか。
いろんなコンサルタントがいるんですよ、世界には。
みんな相談したいんだね。
それこそ、片付けであればこんまりさんがね、
第一人者だと思うんですけれども、
言語化も仕事になったのかと思いまして、
私は言語化コンサルタントという肩書きを見たときに、
おお、と思ったことがあります。
言語化をコンサルしたいのか、なるほどな。
せっかくですから、ご西さんのご質問にお答えしていきたいと思うんですけど、
まず最初に一つ前置きしておきたいこととして、
言語学者であって、言語化学者じゃないんですよ。
どういうふうにコミュニケーションしたら上手にコミュニケーションできるよねとか、
あるいはどういうふうに言語化したら上手に自分の考えをまとめられるかっていうことは
専門ではありません。
それは前置きしておきます。
あくまで私の専門は言語のメカニズムであったりだとか、
仕組みの部分を研究していくことが目標ですよってことは、
先に前置きさせてください。
私も割とご西さん派、考えは近いと思います。
言語そのものと言語化にまず関係があるかって言われたら、
全然関係ないと思うので、
自分の考えを上手に言葉に落とし込めるっていう技術と、
言葉が話せるっていう能力はもう全くの別物だから、
言葉が話せるから言語化が上手なわけでもないし、
言語化が上手な人は上手に言葉を話せるかもしれないけど、
でも根本的な能力としてはまず関係ないと思ってるんですよね。
必要十分条件ではないということですね。
そういうことですね。
だから人間をほっといてもハイハイをして歩けるようになるのと同じように、
やっぱり周りで話されている言語を僕として習得するので、
その点から言ったら言語化っていうのはある意味スキルに近いかなりと思うんです。
なので必ずしも全部が全部言語化できなきゃいけないっていうことは全くないと思ってますし、
本当にスキルだからある意味練習して身につけるものに近いものかなっていうふうに思ってます。
でも小沢さんもおっしゃってますけど、
言語だけが表現の手段じゃないっていうのはもちろんその通りだと思ってて、
例えば表現手段って別に絵を描くでも踊るでもいいわけじゃないですか。
ただこの現代社会で言語化がめちゃくちゃ叫ばれてるのって、
おそらく資本主義的な社会で会社の中で例えば、
じゃあなんとかやっといてっていう指示を踊って出されたら困るわけじゃないですか。
とか絵に描いておいたからそこから解釈していれば困るわけじゃないですか。
ってなった時に正確な指示書を作るっていう時に不完全ながらも一番ハンディなのが言語っていうところで、
自分の考えていることを言葉に落とし込めるっていう技術がすごくスポットライトが当たっているっていう状態なのかなっていうふうに思ってます。
もちこ流:仕事における言語化の重要性
もち子さんはどうでしょう。
そうですね。私自身も小沢さんのおっしゃる通りだなと思う反面こと仕事のフィールドに関して言えば言語化できるかできないかであればできるほうがいいか、
できるやつを右腕で持っていたほうがいいなとは思います。
なるほど。
自分ができないのであればできるやつを手下に持っておくというか、やはりそこが強みの方いらっしゃるので言って。
だからその絵で書いてこんな感じって言ったやつを言語化できるやつがいてくれたら助かるよねってことですよね。
特に私は組織を率いる人、社長であったりとか創業者ほど言語化は上手じゃなくてもいいと思っていて、
こういうことがしたいな、こういう世界にしたいなっていう実は思いだけでもいいと思うんですけど、思いだけだと多分ビジネスになっていかないんですよね。
ビジネスにするには仲間が必要だったりとかお金が必要だったりとかっていうときにどうやってお金集めてこようかなって思うと、
言語化できる右腕、ナンバー2は必要になってくるのかなと思っていて、
それがうまく伝えてくれたから銀行から融資を受けられたとか、あるいはすごい強力な仲間が増やせたみたいにするためには、
一人三国志のメンバーでも桃太郎のメンバーでもいいんですけど、犬猿記事の中の誰かは言語化担当がいた方がいいのかなっていうような、そんなイメージですかね。
なるほど。だからそれが必ずしも自分自身でなくてもいいってことですよね。
大平 いうふうには思います。ただやっぱりそのなんか違うんだよなーっていうそのなんかって私すごく大事だと思っていて、
基本的に第6巻はこれまでの第5巻の英知だと思っているので、なんか嫌な予感がするは当たるんですよ。
ただなんか嫌な予感がするんでやめましょうって言って、やめてくれないんですよビジネスの世界だと。
だからそのなんかを言語化する手段を自分で身につけるなり、身につけているやつを味方にするなりして、
そのなんかを解像度を上げる手段をね、なんかを絵にしてみました。やっぱなかなか難しいと思うんですよ。
でもそのなんかに宿る部分を翻訳できる、通訳できるスキルがあった方が、会社とか仕事という世界線では立ち回りやすいのかなというふうに、
私は日々感じて仕事をしています。
言語化はフレーミングスキルか?
深いですね。本当に現場で働いている人の言語化感覚っていう感じがしました。
一個今聞いてて思ったのは、ある種フレーミング能力なのかなと思っていて。
大平 そう思いますよ。
自分が何か違和感を覚えたとか、何かこういうビジョンがあるとかっていう、説明しにくいものを持った時に、
それをどう上手に切り取る力というか、結局人間ってそのまんまボヤッと渡されても受け取れないので。
ある程度それっぽい言葉で定義をするなり、型を取ってカチッとこのフレームにはめて、とりあえず見えるようにしました。
みたいな写真に撮ってきました。これでお分かりいただけますか?みたいな技術なのかなっていうふうには感じました。
大平 スキルであり身につけられるセンスじゃないんだなっていうふうにも思いますし、
やっぱりこういうふうに話題になっているってことは、誰もが当たり前にできるものではない。
かつ重宝される、市場価値が高いものだと言われるものなんだなっていうような、そんな感じはしますね。
私も今の職場でも、やっぱりこれが上手っていうのは一個強みになってくる。
それがキャラになる。言語化が上手な人っていうのが、ある種、絵が上手とか、それまでなかったと思うんですよね。
英語が上手っていうのはあったと思うんですけど、言語化が上手っていうのが一個強みになってきたりとか、
一つの立派なスキルになってきてるっていうのはあるので、言語化コンサルタントは今後職業になっていくかもしれないですね。
言語化できないところにこそ、大切なものもあるのかなっていうふうには思っているところとしてはあります。
言語化の限界と本音
私今仕事柄、結構言語化を仕事にしてるみたいなところあるんですけれども、
いろんな人と話している中で深掘りしたりとか、もう少し具体的に知りたいとか、なんでって言った時に、それがすらすら出てくる方が怖くて。
ちょっとAIで作ったっぽいみたいな感じじゃないけど。
AIで作ったのか、もうそれってそういう話がされるのが織り込み済み。
だから用意されてるアンサーなんですよね。台本なんですよ。
じゃなくて、あ、待って、それどういうことだろう。ちょっと考えたこともなかったなとか、
なんかうまく全然まとめて答えられないんですけどって言ってくれる時の方が、そこにこそ本音だったりとか、
まだ整形とかお化粧をしてない本人の深いところが出てくるのかなって思っているので、
もちろんそれをね、整形して人に伝えるにあたって整えて、加工して、用意をするっていうのも社会人として大切な時ももちろんあると思うんです。
それこそプレゼンするとか、人に伝えるとかっていう時に、ちょっとまだまとまってないんですけど、いやまとめてこいよって話なので。
ただなんかこう本人の価値観とか、なんか大切にしたいこととか、
そういうところって、実はそろそろ言えないところにこそ宿ってる部分があるのかなって思ったりしているので、
言語家大魔王みたいにはなりたくないななんていうのが私の思っているところとしてはあるかなといったところでしょうか。
なるほど。またこれは私個人の感覚ですよ。言語学者としてというよりも本当にただ個人の感覚として、
言語のコミュニケーションにおける不便さ
これ私の学部生の時の先生が言ってたんですけど、コミュニケーションを考えるっていう時に言語ほど不便なものはないと。
第4回だったかな、クマと犬のミステリーの話ですよね。構造的曖昧性の話をしたりとかした時もそうですけど、言語って実はコミュニケーションに対して向いてない。
そうなんですよ。
ちょっとしたことで曖昧性が出てしまったりだとか。
アンジャッシュみたいなこと起きますしね。
前提が違っているだけで認識がずれたり解釈がずれたりってことも往々にして起きるので、
アンジャッシュはかなりエクストリームな例でだから面白いわけですけど、
っていうことを考えた時に言語自体は特別そのコミュニケーションに向いた媒体ではないんじゃないかっていうことすらちょっと思ったりはするわけですよね。
ほとんどアイコンタクトとかハグとか身体的なものの方が伝わるものも多いかなと。
もちろん時と場合と相手によりますけどね。
誰から構わずハグしていいかって言ったらそれはちょっとまだ話がかかってくるんで。
でも言語化っていうのは社会性の中ですごく重要視されている一部のスキルだと思うので、
それができないからって言って落ち込む必要もないものだと思うし、
練習したら少しできるようになったりすることもあるだろうし、
できないんだったらできる人隣に置いとけばみたいな。
エクセルと一緒かなみたいなね。
ちょっとエクセルより使う場面が多いかなっていう。
ものなのかなっていうような感じはしますよね。
なんかエクセル得意な人もいればパワポとかキャンバとかで、
そういうデザイン系が得意な人もいればの、
そういうののワンオブなだけであってベストではないかなとは思うので、
苦手だからダメだじゃなくて、
ならトレーニングをするか、もっと手早いなら強い人隣に置いとくかとか、
できる人はそれはそれで伸ばすべきスキルだとは思いますけど、
できる人は偉いと思うけど、できない人がダメかと言われると、
そういうわけでもないかなというような感じはあります。
ただできる人の方がわかりやすく頭良さそうとか、
会社とかだったらある意味そこで見せ方のところで評価されやすいとかっていうところは、
あるかなっていうのは正直なところとしてはありますけど。
言語化トレーニング術:もちこ流(インプット重視)
そうだね。やっぱり実利として、
確か今井六美先生の本にも書いてあったと思うんですけど、
流暢に話されるとそれだけで正しく聞こえるっていうバイアスもあったりするじゃないですか。
だからやっぱり言語がある程度上手で、
フルエントに滑らかに話せるだけで、
ちょっと本当っぽく見えたり賢く見えたりするっていうことはあると思うんですよ。
ただそれって必ずしも正しいわけではなくて、
思考のプロセスが、
例えば速くてトルクが軽い人もいれば、
トルク重いけど実はすごく思考が深い人もいるわけじゃないですか。
それが速さと一概に関係があるわけではないと思うので、
その辺を含めても言語化は大事なスキルだとは思うんです。
この実社会で生きていく中で。
身に着けられるのであれば着けた方がいいものであることは間違いないかもしれませんけど、
そこだけに囚われずに、
その人の本当に考えていることであったりとかっていうことを、
深く理解できる人間でありたいなっていうことは、
一個人としては思いますよね。
本来漢方薬的なはずなのに、
なんか最近この数年の流行の中で、
ちょっと特効薬っぽいんですよね。
ペニシリンですか?
言語化できればうまくいくみたいな、
タイトルとして引きの強い本があったりですとか、
なんかそれが世界を救うみたいなことはないと。
多分ただじわじわ効いてくるというか、
体質改善みたいな、
私は漢方のような立ち位置で向き合っていきたい能力なんだよなって思うんですけど、
この数年、2,3年ですかね、
即戦力というか、
明日から使えるみたいな、
場当たり的って言うと言葉かなり悪いんですけれども、
テクニック的というか、
ノウハウチックになってきてしまっているのは、
私個人としてはやや違和感があるかなというのが、
正直なところとしてはありますが、
言語化って書いてある本はついつい読んでしまう自分もいますので、
なかなか。
気になりますよね。
やっぱりハウツーって分かりやすいから、
そこに飛びつきたくなる人間の気持ちっていうのはすごく分かるし、
間違ってないんですよ。
あの本に書いてあることは本当におっしゃる通りだなと思いますし、
明日からこれやってみるかって思うので、
私は単純なので。
それを意味ない、読む必要もない、
持ってるならメルカルに出せみたいに言うつもりは全くなくて、
ただなんか言語化みたいなところでたときに、
ちょっとノウハウとかハウツーとか、
明日から使えるに寄りすぎてないかなっていう視点は、
私は持っておきたいなというのが、
一個人としてはありますね。
そうですね、あくまでスキルですからね。
だからその短絡的な思考に陥っちゃいけないよねっていうのは、
本当にその通りだなというふうに思います。
ちなみにこれちょっと私の意見と持子さんの意見と両方聞きたいんだけど、
言語化をうまくしたいなって思って悩んでる人がいたとしたら、
こういう練習するといいよとか、
こういうアドバイスとかって何かあります?
僕も結構持子さん言語化上手なタイプだなって思ってるんですけど、
働く社会人として、
私ほらアカデミアの人間だから、
社会の最先端には置いていってないわけですよ。
だからその社会での最先端で働くキャリアウーマンとして、
言語化悩んでるんですよね。
どうしたらいいと思いますか持子さんって後輩が相談してきたら、
どういうふうに答えます?
実際聞かれるんですよよく。
じゃあ周りの人からもそういうふうに思われていったんですよね。
結構言葉のチョイスが面白い人だなっていうような意見をもらったりとか、
これってこういうことですかっていうのの切り返しが上手な方っていう評価を
お支えをいただくことが多くてですね。
どうやって身につけたんですかとかどうしたらいいですかって確かに聞かれることありまして、
私がお伝えしてるのは元にも角にもインプットじゃないかとお伝えをしております。
これも諸説あるとは思うんですけど、
私出してるアウトプットって1割にも本当にまさに氷山の一角みたいなところあるのかなと思っているので、
その1割のアウトプットを出すためにはそこに何割いるかみたいなところかなと思っていて、
もちろん肩に湧いてきたらそれはそれでいいと思うんですよ。
ただじゃあ私が振り返ってみると良い本に触れるですとか、
それは小説も含めてですし、ビジネス書とか自己芸発本と言われるようなものもそうですし、
とにかく読んできてるなっていうところであったりとか、
あるいはそういう話が上手い人の話を聞くとか、
面白い人の話を耳にしていく。
それでこう忘れてしまうのであれば、
言ってしまえばネタ調ですよね。
これは使いたいなみたいなストックを持っておくっていうのは結構やっていて、
今でこそTikTokとかショート動画で切り抜きってありますけど、
10年以上小説の気に入ったフレーズの書き抜きみたいなのやってまして、
良いなっていう表現。
村上春樹さんの例えばね、
どうせ100年後なんてみんな灰になってるのに、
なんで僕たちはこんなに頑張ってるんだろうねみたいな、
自分の金銭に触れたのを切り抜いてるノートみたいなのを持っておりまして、
そういうのって別に、
それをそのまま再生したら多分ちょっとヤバいやつですよ。
そうですね。
特に村上春樹とかヤバい感じがしそうですね。
そのまま使うことはしないんだけれども、
自分の金銭に触れたものとか、
自分がもっと分かりやすく言えば気に入った表現っていうのは、
ストックしておくと使えるようになってくるし、
応用が効くので言語って幸いなことに。
っていうのが遠回りなんだけれども、
結果的に自分の表現の幅を増やしてくれるとか、
例えば分かりやすいのは比喩とかですよね、
例え話とか。
キャッチーなものを出せるとかっていうのには、
私はインプットに尽きるのかなっていうふうに思っていて、
今まで私がいいなこの人って思ってきてる人がやっぱりのぎのみそうなんですよ。
めちゃくちゃ本読んでるとか、
仰いでいる詩がいるとか、
っていうところを踏まえると、私もそれを踏襲しようっていう、
ある種短絡的な発想ではありますけれども、
私はだからもしそういうふうなのを聞かれたら、
まずはインプットじゃないっていうふうに答えるかなと思いました。
なるほど、これは面白いですね。
言語化トレーニング術:Kei流(アウトプット重視)
私、真逆のことを言おうとしたんですよ。
じゃあケイさんの話も伺いましょうか。
僕は結構アウトプット大事じゃないっていう派なんですよね。
というのもやっぱり自分が言語化するっていうことの立場に立った時に、
一番でかかったのは論文を書くことなんですよ。
プレゼンテーションも結構大きいんですけど、
でもやっぱり論文を書いてフィードバックをもらうっていうのが、
自分の中ではものすごくでかくて、
これ多分言語化だけじゃなくて、
ちょっと構造化みたいな話の方に寄っていくところもややあると思うんですけど、
結構それって近いところにいると個人的には思っていて、
言語化が上手な人ってある程度構造的に話を見せるっていうことが上手だと思うんですよね。
論文ってもちろんレポートだったら12ページとか、
学会誌だったら12ページ、14ページ。
ほんちゃんの論文誌だと30ページから40ページぐらいが一般的。
たまにすっごい長いのに70ページ、80ページとかもありますけど、
40ページ前後が私たちの分野では一般的なんですよね。
立った時にその限られた紙面の中で、
どういう手順でどういう順序でデータを見せて相手に納得してもらうかっていうのが、
すごく重要になってくるんですよ。
っていうふうになった時にレポート何本も書くとか、
アブストラクト何回も書き直す。
学会に出すときに用紙を書いて、
それで審査を受けてから学会に登録が通らないかっていうのがあるんですけど、
何回も何回も書いて見てもらって、
これはこういうふうに説明したほうがいいよとか、
あるいはもっとこういう説明の仕方しないとダメじゃないとかっていうのを指導教員の先生だったりとか、
あるいは自分の研究をあんまり知らない言語学の友達とかに見てもらったりするんですよね。
陰性の友達とかに。
っていうことを通じて、
こういう言い方をしたら通じるんだとか、
こういう言い方するとあんまりよくわかってもらえないんだとか、
こういう構造にしておくと伝わりやすい伝わりにくいみたいなのを、
僕は結構アウトプットベースでというか対当たりベースで。
当たって砕ける花ですね。
習得してきたなっていう。
結構なんかそういう経験値ベースのところが自分の中にあると思っていて、
なので僕もし自分の後輩とかに、
もちろんこれは多分コミュニケーションのタイプとか言語の使い方のタイプとかいろんなのあるじゃないですか。
例えばそのすごいわかりやすいところ言ったら、
これ心理学ではあんまりサポートされてないんですけど、
16パーソナリティーズみたいな。
いやもうね、愛かいいかに尽きるみたいな話。
MBTI診断ってやつですよね。
とかみたいなのもそうだと思うんですけど、
僕は結構アウトプット重視。
インプットして借りてくるよりは、
これでやってみて伝わるかどうかのトライアンドエラーみたいな。
これエラーしたら違うので試してみようみたいな。
環境も必要だと思うんですよ。
フィードバックをくれるいい人がいるとか先輩がいる、同期がいるとかっていうことは重要だと思うんですけど、
私みたいなタイプの人間からするともしかしたらアウトプットベース。
当たっていくだけのどんどんやれみたいな方が合っているのかなっていう感じ。
まぁ何でしょうね。
鶏と卵の問題って多分3000年くらい前からあるんですよ。
そうですね。
それだなぁと思いながら。
まぁなんかそうね、全くインプットゼロの状態でそれやれって言っても厳しいと思うから、
そういう人には多分インプットが必要だと思うし、逆にインプットだけやってて。
あ、そうですね。それはダメだと思いますね。
出してみないとっていうのはあるので、それはおっしゃる通りだなと。
だからまぁ多分お互いどっちの感覚が強いかみたいなところだと思うんですよね。
そのインプットの感覚は私はそんなに強くない人間なので、
インプット自体もしてるところもあるんでしょうけど、
それ以上にアウトプットで鍛えてもらった。
やってみてダメだった。じゃあもう一回みたいな。
どこにハイライトがあるかな気がしますよ。
私も別に思い返してみればやっぱりそういうプレゼンテーションであったりとか、
発表だったり報告であったりレポートであったりって。
多分やってるんですよそっちも。多分ケイさんほどに及ばないと思いますけど。
でもなんか振り返った時に私の原点どっちだってなった時に多分インプットにフォーカスが当たってるだけで、
おそらくケイさんもそれなりにたくさん読んできて、たくさん吸収されてきてるけど、
ハイライトを探した時に数だなとか出してきた量だなみたいなところで。
どこにスポットライト当ててるかな。違いな気がしますけどね。
インプットとアウトプットのバランス
それは確かにあるかもしれないですね。もちろんそれに加えて人間のタイプどっちの方が好きかとかね。
やっぱり外向的な人は多分アウトプットの方が強くなるだろうし、
内向的な人はインプットの方が強くなるだろうしとかってことはあるかもしれないですけど、
そういうようなどっちも結局両輪ですよね。
そうですね。やりなかって突きやすい方からやればいいんじゃない?みたいに思っちゃいますけど、
好きなみにはなりますが。
そうですね。ちょっとそういうことで悩んでいらっしゃる方がいたら。
やりやすい方からでいいと思いますよ。一旦話し合う方が楽だなっていう人であればね、
まずは出してみるっていうところからの方がいいでしょうし、今ってAIとかもあって、
フィードバックって多分もらいやすくなってると思うよね、昔より。
そう。僕個人的に出す方が先で好きなのは、書いたものって特に後が残るじゃないですか。
だから見返して直しやすいっていうのはいいなっていう。
成長も終えますしね。
そうそう、思ってたりするので。
だからそこから始めてもいいですし。
私はいきなりは出せないよみたいな側面が強かったので、結構いいものに触れるみたいな。
結構私そっち大事にしてるっていうのも多分あるのかなと思っていて。
いいもの出すにはいいもの触れてなきゃみたいなのが結構考え的には多分強いのかなと思っていて。
それに自分もそういうふうに思うなっていう方であれば、そっちから突きで触ってもらったらなみたいに思ったりしました。
まとめとリスナーへの問いかけ
そうですね。ちょっと2人で意見がこれ真逆に言ったのが面白かったので。
言語学者として何かが言えるかっていうことはわかんないんですけど、
一位現代人として、今を生きる人々として、また言葉に関わる人々としてちょっと面白い質問だったなと思って。
ちょっといろいろ深い話ができそうだなっていうふうに思ったので、今回ご紹介させていただきましたけども。
ぜひリスナーの皆さんがどんなふうに言語化をお考えかとか、こういう本読んだことがありますとか、
そういうこともまたお便りとかあとはコメント欄とかでお書きいただけたら嬉しいなと思います。
そろそろ101号室の明かりを消す時間です。
もしかしたら今回初めての試みでお便り会ということで、たくさんお便りをいただいているので、ちょっとそれをぜひご紹介したいなと思って撮ってきたんですけども、いかがでしたか。
お便り嬉しいですね。
そうなんですよ。結構いろんなタイミングでいただいたり、YouTubeの方のコメントとかでも、これも後々取り上げたいなと思ってたんですけど、
夜撮る問題の回あったじゃないですか。
関西方言の和社の方から、夜にはもうちょっとこういうニュアンスがありますみたいなことをコメントしていただいたりとかしていて、
言語学というものをぜひ一般にも、もっとたくさん知っていただきたい、こういう研究をしてるんだってことを知っていただきたいという側面もありつつ、
また言語学をみんなで温めていく場を作りたいなと思って、このDSRスタートしたので、こういうお便りがたくさんいただけるということは本当にありがたいことだなというふうに思ってますね。
はい、普段これだけ毎日いろんな人といろんな会話、コミュニケーション、言語のやり取りしていても、あくまでも手段として使う瞬間が大半なので、
これをテーマにお話しする機会ってなかなかないと思うんですよね。
言語化って何だろうみたいなのも、言語化についての本とかがたくさんあったとしても、
それについて面と向かって、私たちこれ面と向かってっていうよりかは少しお便りを通じてにはなってしまいますけれども、
改めて向き合う言語に向き合う言語と考えるって、実はなかなかできないことなのかなというふうにも思っているので、私もそれはすごく楽しいですし、
リスナーの皆さんにもふとしたきっかけになっていただけたらすごく嬉しいなぁなんて思いながらお話をしておりました。
そうですね。DSRでは皆様からのお便り募集しておりますので、
番組の感想、それから持ち子の持ち込みへの日常の言語の謎の持ち込みだったり、ミッドナイトオフィスアワーへの経営の質問をぜひお書きいただいて、
コメントの方でも構わないんですけれども、ぜひぜひたくさん言語学を楽しむ場っていうのを温めていけたらなと思っておりますので、
たくさんのコメントお便りをお待ちしております。
お便りについてはぜひ概要欄のGoogleフォームズリンクをご覧ください。
それではまた次回お会いしましょう。
ディープストラクチャーラジオお相手はアシスタントの持ち子と言語学者のKでした。
31:00

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