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ep.506 紅茶ってこんなに違うの!? 本場スリランカで紅茶の飲み比べ
2026-06-09 28:49

ep.506 紅茶ってこんなに違うの!? 本場スリランカで紅茶の飲み比べ

\スリランカ旅13/紅茶の本場スリランカで、名門茶園3か所を巡りながら紅茶を飲み比べてみました。工場見学で茶葉ができる工程を学び、実際に飲み比べてみると、その違いにびっくり。紅茶の奥深さを知る体験になりました。


⭐️紅茶の美味しさの秘密の大前提として

今回、私たちは「Damro Labookellie BOP」が一番美味しいと感じました。

ただし、BOPは製造日・ロット・購入時期によって体験が大きく変わるため、「Damro Labookellie BOPならいつでも同じように美味しい」とは限りません。私たちが飲んだタイミングが、たまたま当たりのロットだった可能性もあります。

Damro Labookellieは公式にはヌワラエリヤの茶園ですが、Ramboda・Dimbula方面へ抜ける西側の気候にも近い立地のため、一般的なヌワラエリヤ中心部の品質期とは少しズレおり、私たちはちょうど良い品質期が重なる製造日のものを現地で飲みました。つまり、香りやボディが出やすい、かなり良いタイミングだった可能性があります。

さらに、BOPというグレードも大きかったと思います。BOPは茶葉が細かく、味や香りが出やすいので、良いロットに当たると、香り・コク・渋みのバランスが一気に立ち上がります。今回のDamro Labookellie BOPは、時期・ロット・鮮度・グレードがうまく重なったことで、特別に美味しく感じられたのかもしれません。

一方で、PedroやBlue Fieldも同じヌワラエリヤの茶園ですが、茶園ごとの標高・斜面・製茶・グレード・ロットによって味は大きく変わります。もしかすると、もう少し早い1〜2月頃に行けば、(もしくはその製造日のもの)Blue FieldやPedroの紅茶をもっと美味しく感じた可能性もあります。

こうした茶葉ごとの品質のブレをならし、年間を通して一定の味に近づけるために、一般的な市販紅茶ではブレンドが行われます。ものすごく突出した美味しさを狙うというより、毎回安定して美味しく飲めるようにするための技術とも言えます。

でもブレンドしていない美味しい紅茶だからこそ、私たちは、腰を抜かすようなに感動できたのかもしれないです。全てのタイミングに感謝しないといけないですね。


🔔「本編を聴いてもっと紅茶に興味が湧いた人」のために、紅茶という飲み物の奥行きを少しだけ深掘りします。

ダムロ・ラブケリーの工場見学で聞いた「BOPにも一芯二葉を使っている」という説明、茶園ごとの品質差、ホワイトティーの不思議な立ち位置など、現地で感じたことをもとに、収録後にあらためて調べ直したり、長年スリランカ紅茶の輸入に携わっている詳しい方から話を聞きました。


🌱まず、ホワイトティーについて


ラブケリーではセイロン・シルバーチップとセイロン・ゴールデンチップの両方を飲みましたが、これらは一般的なBOPなどに使われる開いた茶葉とは違い、まだ葉として開ききっていない若芽を使うものです。

銀色や金色の産毛に覆われた、見た目は細い茎のような小さな新芽で、かさが取れないため大量には作れません。

高価なのは、単純に「味が優れているから」ではなく、摘める部位がきわめて限られていて、手間もかかるからだと理解した方がよさそうです。


一方、BOPなどの王道の紅茶は、一芯二葉、つまり芽とその下の若い2枚の葉を使うという説明を現地で受けました。

ラブケリーのような大規模茶園で、それを毎日大量に集めているというのは、現地で聞くとかなりすごい話です。


ちなみに、スリランカの茶業研究機関TRIの摘採基準では、収穫可能な茶芽として「芽+3枚の葉」も示されています。

つまり、3枚目の葉を使うこと自体がセイロンティーとして即アウトというわけではありません。

ただ、より繊細で雑味の少ない品質を狙ううえで、一芯二葉を徹底しているという点に、ラブケリーのすごさがあるのだと思います。


そして個人的に一番面白かったのが、ホワイトティーの価値についてです。


ホワイトティーは非常に高価で希少ですが、「高い=紅茶として一番おいしい」という話ではないようです。

むしろ、揉捻や酸化発酵によって香りを引き出すBOPなどの紅茶とは違い、ホワイトティーは加工を最小限にした、非常に繊細で淡いお茶です。

中国由来の白茶文化や、贅沢な摘み方そのものに価値があるお茶であり、ステータスやもてなしの意味合いも強いと考えると、かなり腑に落ちました。


この話を聞いて、もうひとつ自分の中で整理できたことがあります。


👃「ホワイトティー」と名のつく香りについて


僕(きじー)はもともと「ホワイトティー」と名のつくお香やディフューザーの香りが好きで、ホワイトティーそのものにも、ああいう透明感のある上品な香りがあるのだと思っていました。


でも実際に調べてみると、たとえば僕が好きなCULTIの「THÉ」は、香りの印象としては他社の「ホワイトティー」と呼ばれるフレグランスに近いものを感じるのですが、

CULTI自身はそれを「ホワイトティー」とは表現していません。公式に説明されている香りの構成も、ベルガモット、煎茶、グアヤクです。


つまり、自分が「ホワイトティーの香り」だと思って好きだったものは、茶そのものの香りというより、フレグランスの世界で作られた“ホワイトティー的なイメージの香り“だったのかもしれない。

ここも今回かなり面白かった発見です。


つまり、今回の旅で分かったのは、紅茶の世界では「高級」「希少」=「おいしい」「香りが強い」が、必ずしも同じ意味ではないということです。


🏢お茶の美味しさは会社名ではない❓


もうひとつ収録後に印象に残ったのが、茶園の味は「会社名」だけで決まるわけではない、という話です。


スリランカの茶園では、ティーエステイトマネージャー、あるいはスーパーインテンデントと呼ばれる現場責任者の力量が、摘採基準、畑の管理、工場との連携、品質の安定に大きく関わるそうです。


そんな味に大きく変わる彼らは3年から5年で転職するのが一般的なようです‼️

強い権限を持つため、長く務めることでの不正や癒着などを防止するためのセイロン茶園での一般的な企業施策のようです。


つまり、同じ会社・同じ茶園であっても、誰がその茶園を見ているかによって、味や品質が数年単位で変わる可能性がある。


今回、僕たちはラブケリーの紅茶をとてもおいしいと感じました。でもそれは、「ラブケリーならいつでも絶対においしい」という単純な話ではなく、

今の畑、今の工場、今の管理体制、そしてその年のコンディションが重なった結果なのかもしれません。


もしかすると3年後、5年後には、また違う茶園がすごくおいしくなっているかもしれない。

紅茶はブランド名だけでなく、その時々の現場そのものを飲むものなのだと思うと、さらに面白く感じました。


本編では、そうした発見の入り口として、スリランカの茶園で見たこと、飲んだこと、聞いたことを、きじーとやなぎーで話しています。


目黒蓮さん出演の午後の紅茶のCM:https://www.instagram.com/reel/C8LUoEEICcO/?igsh=MWs1Y2duY3hjcDhrZw%3D%3D https://www.instagram.com/reel/C6Sg5AGSpD5/?igsh=eGRjY215cDlvdjVw

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