2025年12月28日(日)25時~TBSラジオで生放送する「文化系大忘年会2025」の予告編。
予告編の出演:渡辺祐真(スケザネ)、速水健朗、塚越健司、長谷川裕P(黒幕)
「2025年、あなたが“変化”を感じた文化系トピックを教えてください」
メールアドレス→ life@tbs.co.jp
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こんにちは、今回メインパーソナリティを務めます、作家の渡辺祐真です。いよいよ2025年も終わりを迎えます。年末のLifeといえば、毎年恒例「文化系大忘年会」!コンテンツ、社会、個人的な趣味など、様々な文化系トピックをとりあげながら、一年を振り返り、そして来年の予想までする一夜です。
いったい2025年には、どのような出来事、そして変化やその兆しがあったでしょうか。ぜひみなさんもメールで、今年、あなたが「変化」を感じた文化系トピックを教えてください。作品、社会現象、身の回りの出来事など、なんでも結構です。メールアドレスは life@tbs.co.jp
文芸などの評論活動をしている僕が感じた2025年の変化は、新たに登場するキラーコンテンツが激減したこと。ドラマの場合、一年を通して、各クールトップ帯の世帯視聴率は12%前後。視聴率だけで人気を測れなくなったとはいえ、体感では誰もが話題にしている作品は見当たりません。
映画の場合、『国宝』は別格として、いくつかの洋画、『爆弾』、『8番出口』などがそれなりに話題となりましたが、それ以外は『鬼滅の刃』『チェンソーマン』『名探偵コナン』など、根強いアニメシリーズがほとんど。『エヴァンゲリオン』や『海がきこえる』などの往年のリバイバルの方が注目を集めていたこともあるほど。
文芸では、本屋大賞に輝いた『カフネ』、三部作が完結した『成瀬』、そして『変な家』シリーズなどのホラーが目立ちましたが、大ベストセラーはなかなか見当たりません。(前期の芥川直木の受賞作無しも響いているのかも)
とは言え、良質な作品はきちんと作られています。ドラマでは『クジャクのダンス、誰が見た?』、映画では『大長編 タローマン 万博大爆発』が個人的お気に入りでしたし、文芸の場合、朝井リョウ、金原ひとみ、村田沙耶香、湊かなえ、綿矢りさといった中堅作家の大作が目白押しで、決して盛り下がっているわけではありません。更にダガー賞に輝いた『ババヤガの夜』(王谷晶)、候補になった柚木麻子『BUTTER』をはじめ、日本文学は海外で熱狂的に受け入れられています。
それでも新しい大話題作が目立たないということは、コンテンツ(ソフト)ではなく、根深い構造(ハード)の問題なのかもしれません。例えば、様々なメディアやサブスクの台頭(「ダウンタウンプラス」のリリースも今年でした)、コンテンツの供給過多、そして連動する消費の速さが組み合わさっている可能性は十分に考えられます。
更に予告編でも話題にあがった通り、K-POPの勢いの鈍化、ロスの山火事とハリウッドの混乱など、文化系トピックを巡る根本的な地殻変動が起きつつある可能性は高そうです。
というわけで、ぜひみなさんも、2025年に感じた、文化系トピックの変化、その兆候をメールで教えてください。
大きな話だけではなく、気になった個別の作品、個人的な変化も大歓迎!あの作品、あの出来事が印象深かったなとか。振り返ると、今年はあのサブスクを使わなかったなとか、こんな趣味をはじめたなあなどなど。
みなさんからのたくさんのメールを、お待ちしています(ただし、長すぎると放送上読みづらくなるので、良い具合にまとめてもらえると読みやすくて助かります!)メールアドレスは life@tbs.co.jp
早めに読んでたくさんリアクションしたいので、ぜひお早めにメールを送っていただければ幸いです!!
放送は12/28(日)深夜1時スタートです。
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予告編の出演:渡辺祐真(スケザネ)、速水健朗、塚越健司、長谷川裕P(黒幕)
「2025年、あなたが“変化”を感じた文化系トピックを教えてください」
メールアドレス→ life@tbs.co.jp
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こんにちは、今回メインパーソナリティを務めます、作家の渡辺祐真です。いよいよ2025年も終わりを迎えます。年末のLifeといえば、毎年恒例「文化系大忘年会」!コンテンツ、社会、個人的な趣味など、様々な文化系トピックをとりあげながら、一年を振り返り、そして来年の予想までする一夜です。
いったい2025年には、どのような出来事、そして変化やその兆しがあったでしょうか。ぜひみなさんもメールで、今年、あなたが「変化」を感じた文化系トピックを教えてください。作品、社会現象、身の回りの出来事など、なんでも結構です。メールアドレスは life@tbs.co.jp
文芸などの評論活動をしている僕が感じた2025年の変化は、新たに登場するキラーコンテンツが激減したこと。ドラマの場合、一年を通して、各クールトップ帯の世帯視聴率は12%前後。視聴率だけで人気を測れなくなったとはいえ、体感では誰もが話題にしている作品は見当たりません。
映画の場合、『国宝』は別格として、いくつかの洋画、『爆弾』、『8番出口』などがそれなりに話題となりましたが、それ以外は『鬼滅の刃』『チェンソーマン』『名探偵コナン』など、根強いアニメシリーズがほとんど。『エヴァンゲリオン』や『海がきこえる』などの往年のリバイバルの方が注目を集めていたこともあるほど。
文芸では、本屋大賞に輝いた『カフネ』、三部作が完結した『成瀬』、そして『変な家』シリーズなどのホラーが目立ちましたが、大ベストセラーはなかなか見当たりません。(前期の芥川直木の受賞作無しも響いているのかも)
とは言え、良質な作品はきちんと作られています。ドラマでは『クジャクのダンス、誰が見た?』、映画では『大長編 タローマン 万博大爆発』が個人的お気に入りでしたし、文芸の場合、朝井リョウ、金原ひとみ、村田沙耶香、湊かなえ、綿矢りさといった中堅作家の大作が目白押しで、決して盛り下がっているわけではありません。更にダガー賞に輝いた『ババヤガの夜』(王谷晶)、候補になった柚木麻子『BUTTER』をはじめ、日本文学は海外で熱狂的に受け入れられています。
それでも新しい大話題作が目立たないということは、コンテンツ(ソフト)ではなく、根深い構造(ハード)の問題なのかもしれません。例えば、様々なメディアやサブスクの台頭(「ダウンタウンプラス」のリリースも今年でした)、コンテンツの供給過多、そして連動する消費の速さが組み合わさっている可能性は十分に考えられます。
更に予告編でも話題にあがった通り、K-POPの勢いの鈍化、ロスの山火事とハリウッドの混乱など、文化系トピックを巡る根本的な地殻変動が起きつつある可能性は高そうです。
というわけで、ぜひみなさんも、2025年に感じた、文化系トピックの変化、その兆候をメールで教えてください。
大きな話だけではなく、気になった個別の作品、個人的な変化も大歓迎!あの作品、あの出来事が印象深かったなとか。振り返ると、今年はあのサブスクを使わなかったなとか、こんな趣味をはじめたなあなどなど。
みなさんからのたくさんのメールを、お待ちしています(ただし、長すぎると放送上読みづらくなるので、良い具合にまとめてもらえると読みやすくて助かります!)メールアドレスは life@tbs.co.jp
早めに読んでたくさんリアクションしたいので、ぜひお早めにメールを送っていただければ幸いです!!
放送は12/28(日)深夜1時スタートです。
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