「いま、カルチャーに出会う場所はどこ?」2025年2月23日(日)25時半~放送の予告編です。
予告編の出演:渡辺祐真(スケザネ)、速水健朗、山内萌、長谷川裕P(黒幕)
本放送の出演:渡辺祐真(スケザネ)、大島育宙、速水健朗、山内萌、九龍ジョー、碇雪恵ほか
メールテーマ「最近、あなたはどのように(あなたにとっての)新しいカルチャーに出会っていますか?」
以前との違いや過去の思い出なども大歓迎です。メールアドレスは life@tbs.co.jp
こんにちは、今回メインパーソナリティを務める、書評家の渡辺祐真です。
2月23日(日)深夜25時半~生放送の文化系トークラジオLifeのタイトルは「いま、カルチャーに出会う場所はどこ?」です。
前回(12/29放送)の文化系トークラジオLifeは年末恒例の「文化系大忘年会」でした。2024年の個人的な文化系トピックを持ち寄り、演者とリスナーみんなで話し合うという内容です。
放送内でメインパーソナリティの速水健朗さんが、ブルーノ・マーズ「APT.」という音楽についてお話しされたのですが、半数近くの出演者がその曲名を知りませんでした。
恥ずかしながら僕もその一人だったのですが、放送以来、耳を凝らしていると「アーパツアパツ」という音楽はよく流れているし、調べてみればかなりのヒットチャートであることが分かりました。(うわあ、知らない方がやばかった!速水さん、ごめんなさい!)
―カルチャーとの出会い方
この一件によく表れているように、どれだけヒットを飛ばした有名カルチャーでも、その知名度には限界があります。「もはや「国民的◯◯」は成り立たない」「島宇宙化」という言説は今に始まったことではありませんが、ここ十年程度でその傾向に一層の拍車がかかっているのは間違いないでしょう。
その背景を考えると、必ず行き当たるのはSNSとサブスクの隆盛です。
個人の趣味やニーズがどれだけマニアックなものになっても、必ずそれに合った供給や界隈が存在し、結果的にどんどん蛸壺化していきます。
こうしたコンテンツ供給の変化は、ネット空間だけではなく、リアルでも見られます。
例えば、TSUTAYAやブックオフ、書店の相次ぐ閉店です。話題のカルチャーが一通り揃ったリアル空間が減少し、ネットや個人色の強い書店や映画館が伸長している。
つまり、コンテンツとの出会い方がバラバラになっているというわけです。
―カルチャーの受容の仕方
そして多様化しているのは出会い方だけではなく、受容の在り方も同様です。最近よく話題になるキーワードに「考察」があります。ある作品について、先の展開や隠された伏線、作者が仕掛けた謎を解き、より一層楽しむというもの。(「考察」の定義については諸説あります。)当の作品以上に、その考察が時に人気を呼ぶことすらあるほど人気ですが、一方で考察を全く見ない(知らない)という人も当然いるでしょう。
もう一つ、個人的に気になっている受容の在り方が「断片受容」です。最近はコンテンツの数も溢れ、作品時間もかなり長大なものが少なくありません。すると全てを見ることは不可能なので、話題になっているシーンやキャラクターだけはなんとなく抑えているという、断片的な受容がよく見受けられます。まとめ記事で要点を抑えに行ったという場合もあれば、ネットミームやバラエティ番組のお約束として何度も耳にするうちになんとなく知ったという場合など、モチベーションにはばらつきがあるでしょうが、作品全体は見ていないというのが特徴です。
以上をまとめると、個々の作品を丁寧に追う人、考察やネット評価を合わせて楽しむ人、概要だけを抑える人。その受容の在り方も千差万別になっています。
―今回の番組内容・メールテーマ
いったい我々はどのようにしてカルチャーに出会い、そしてどのように受容しているのか。ものすごいスピードと量で、作品が供給され、消費されていく現代において、この問題を考える価値はあるはずです。そこで今回は、カルチャーとの出会い方や消費の仕方について、皆さんとお話ししたいと思っています。書店やネット空間といったコンテンツとの出会いの場、考察や断片受容のような消費スタイル、「みんな」が知っているカルチャーの線引きなどを主なテーマにします。
メールテーマは「最近、あなたが新しいカルチャーに出会った“場所”や“きっかけ”を教えてください」です。あなたはどこで、どんな方法で新しいカルチャーに出会っているのか。媒体や場所、個人名、方法など、詳しく教えてください。また比較対象として、過去にはどんな出会い方をしていたのか。あなたが体験した素敵なカルチャーとの出会いなど、カルチャーとの出会いについて自由に送ってください。なお、ここで言う「カルチャー」は、文学、音楽、美術、ゲーム、お笑いなど、広くとっていただいて構いません。
メールアドレスは life@tbs.co.jp
それでは、2月23日(日)深夜25時半~生放送でお会いしましょう!
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予告編の出演:渡辺祐真(スケザネ)、速水健朗、山内萌、長谷川裕P(黒幕)
本放送の出演:渡辺祐真(スケザネ)、大島育宙、速水健朗、山内萌、九龍ジョー、碇雪恵ほか
メールテーマ「最近、あなたはどのように(あなたにとっての)新しいカルチャーに出会っていますか?」
以前との違いや過去の思い出なども大歓迎です。メールアドレスは life@tbs.co.jp
こんにちは、今回メインパーソナリティを務める、書評家の渡辺祐真です。
2月23日(日)深夜25時半~生放送の文化系トークラジオLifeのタイトルは「いま、カルチャーに出会う場所はどこ?」です。
前回(12/29放送)の文化系トークラジオLifeは年末恒例の「文化系大忘年会」でした。2024年の個人的な文化系トピックを持ち寄り、演者とリスナーみんなで話し合うという内容です。
放送内でメインパーソナリティの速水健朗さんが、ブルーノ・マーズ「APT.」という音楽についてお話しされたのですが、半数近くの出演者がその曲名を知りませんでした。
恥ずかしながら僕もその一人だったのですが、放送以来、耳を凝らしていると「アーパツアパツ」という音楽はよく流れているし、調べてみればかなりのヒットチャートであることが分かりました。(うわあ、知らない方がやばかった!速水さん、ごめんなさい!)
―カルチャーとの出会い方
この一件によく表れているように、どれだけヒットを飛ばした有名カルチャーでも、その知名度には限界があります。「もはや「国民的◯◯」は成り立たない」「島宇宙化」という言説は今に始まったことではありませんが、ここ十年程度でその傾向に一層の拍車がかかっているのは間違いないでしょう。
その背景を考えると、必ず行き当たるのはSNSとサブスクの隆盛です。
個人の趣味やニーズがどれだけマニアックなものになっても、必ずそれに合った供給や界隈が存在し、結果的にどんどん蛸壺化していきます。
こうしたコンテンツ供給の変化は、ネット空間だけではなく、リアルでも見られます。
例えば、TSUTAYAやブックオフ、書店の相次ぐ閉店です。話題のカルチャーが一通り揃ったリアル空間が減少し、ネットや個人色の強い書店や映画館が伸長している。
つまり、コンテンツとの出会い方がバラバラになっているというわけです。
―カルチャーの受容の仕方
そして多様化しているのは出会い方だけではなく、受容の在り方も同様です。最近よく話題になるキーワードに「考察」があります。ある作品について、先の展開や隠された伏線、作者が仕掛けた謎を解き、より一層楽しむというもの。(「考察」の定義については諸説あります。)当の作品以上に、その考察が時に人気を呼ぶことすらあるほど人気ですが、一方で考察を全く見ない(知らない)という人も当然いるでしょう。
もう一つ、個人的に気になっている受容の在り方が「断片受容」です。最近はコンテンツの数も溢れ、作品時間もかなり長大なものが少なくありません。すると全てを見ることは不可能なので、話題になっているシーンやキャラクターだけはなんとなく抑えているという、断片的な受容がよく見受けられます。まとめ記事で要点を抑えに行ったという場合もあれば、ネットミームやバラエティ番組のお約束として何度も耳にするうちになんとなく知ったという場合など、モチベーションにはばらつきがあるでしょうが、作品全体は見ていないというのが特徴です。
以上をまとめると、個々の作品を丁寧に追う人、考察やネット評価を合わせて楽しむ人、概要だけを抑える人。その受容の在り方も千差万別になっています。
―今回の番組内容・メールテーマ
いったい我々はどのようにしてカルチャーに出会い、そしてどのように受容しているのか。ものすごいスピードと量で、作品が供給され、消費されていく現代において、この問題を考える価値はあるはずです。そこで今回は、カルチャーとの出会い方や消費の仕方について、皆さんとお話ししたいと思っています。書店やネット空間といったコンテンツとの出会いの場、考察や断片受容のような消費スタイル、「みんな」が知っているカルチャーの線引きなどを主なテーマにします。
メールテーマは「最近、あなたが新しいカルチャーに出会った“場所”や“きっかけ”を教えてください」です。あなたはどこで、どんな方法で新しいカルチャーに出会っているのか。媒体や場所、個人名、方法など、詳しく教えてください。また比較対象として、過去にはどんな出会い方をしていたのか。あなたが体験した素敵なカルチャーとの出会いなど、カルチャーとの出会いについて自由に送ってください。なお、ここで言う「カルチャー」は、文学、音楽、美術、ゲーム、お笑いなど、広くとっていただいて構いません。
メールアドレスは life@tbs.co.jp
それでは、2月23日(日)深夜25時半~生放送でお会いしましょう!
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