『古事記』と『日本書紀』は、共に日本の成り立ちを記した歴史書ですが、その性質は大きく異なります。『古事記』は国内向けに天皇家の正統性を伝える物語として編纂され、日本語の響きを活かした情緒豊かな叙述が特徴です。対して『日本書紀』は、諸国への提示を意識した公式な国家記録であり、格調高い漢文を用いて客観的な歴史事実や異説を網羅しています。前者は推古天皇までを一つの物語として描き、後者は持統天皇までの歩みを編年体で記録しました。これら二つの書物は「記紀」と総称され、読み比べることで当時の歴史観を多角的に理解することができます。
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