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#1110 なぜ人間は再生能力を捨てたのか?
2026-07-15 10:45

#1110 なぜ人間は再生能力を捨てたのか?

2026.7.15配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、人間の再生能力についてお話しました。

それではまた。


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はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて、理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、今日も暑かったですね。なんかね、毎日同じようなこと言ってるんですけども。
いつになったらね、涼しくなるのかなって思ったんですけど、最近ね、日本の夏ね、6月から7月、8月、9月、10月もちょっとなんか暑い時があるみたいな感じでね、結構ね、酷暑が続きますよね。
そしたらいきなりね、急に冬やってきて寒いみたいなパターンがですね、最近多いんですけれども、まあ涼しくなるのはね、もうちょい先かなと。
もうちょいっていうか、かなり先かなと、言ったところですね。ということで、今日のお話はですね、みなさん突然ですけれども、私たちがですね、腕や足を失ってしまったらですね、二度と元には戻りませんよね。
傷口くらいなら、かさぶたになって治るのに、なぜこうね、手足はね、生えてこないのかということなんですよ。
でね、自然界を見渡すとですね、トカゲは尻尾、山椒に至っては足や心臓までも丸ごと再生できちゃいますよね。
以前の配信でね、トカゲの尻尾切りということで、トカゲがね、尻尾を切って自節、自ら切ってまた尻尾生えてくるんですけども、生えてくる尻尾は軟骨でできてるんで、元通りではないっちゃ元通りじゃないんですけれども、
そっくりそのまんまね、再生できますよね。でも我々ってね、手足を失ってしまったらね、そのまんまだと思います。
で、これね、進化の歴史で見るとですね、両生類とか爬虫類は先輩にあたる存在なんですよ。
彼らの方が先に地球に誕生しておりますし、先輩ですから、人類みんな兄弟ですから、爬虫類とかね、そこから進化していった中で、
必ずね、我々は今人間として生活してますし、人間として誕生してるけども、我々の祖先がですね、爬虫類であった時代もね、あるはずですよね、進化の歴史から言うとね。
なので、我々も、我々というか哺乳類ね、進化の過程で再生する能力をあえて捨てたということが言えますよね。
彼らが地球の先輩ですから、彼らが我々の祖先であるってことも確かなんですけれども、その後ね、バトンを受け渡していって、哺乳類が誕生したのならば、その再生能力を受け継いでるはずですよね。
じゃあなんで、そんなね、最強のね、回復ルーティーン、だってこう、手足を失った時にね、もうまっそっくりそのままね、手足入ることができたらですね、そんなね、再生能力がね、あった方がいいじゃないですか。
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じゃあなんで、わざわざその再生能力というものを捨てたのかというところをですね、ちょっと深掘りしてね、お話したなというふうに思います。
で、驚くべきことにですね、私たち人間の体の中にも、手足を再生するための遺伝子のスイッチがちゃんとね、隠されているんですよ。実は受け継いでるんですね。
で、参照王たちが持つね、この再生能力は魔法なんかではなく、遺伝子の働きによるものなんですね。で、その遺伝子の多くは人間もバッチリ受け継いでるんですよ。
やっぱり進化の過程で、やっぱりこうね、爬虫類とかね、そういったものが進化してて我々になったっていう証拠にも名付けにもなってますよね。
じゃあ、なんで受け継いでるにも関わらず生えないのということなんですよ。なんで再生能力ないのということなんですけども、それはね、ただね、遺伝子のスイッチがオフになっているんですね。
最近の研究、科学の研究がすごくてですね、このオフになっているスイッチを強制的にオンにする研究が進んでいるらしいんですね。
実際に2024年の実験では、特定のタンパク質をブロックするだけで、失明したマウスの網膜が再生して、視力が回復したという驚きの結果まで報告されているんですね。
じゃあ、じゃあ、じゃあ、なんでね、進化の神様はですね、最初からそのスイッチをオンにしてくれなかったのかと。
オンにしておいてくれたならばですね、再生能力あるから、手足を失ったとしてもまだ再生できるやん。そういった哺乳類がいてもおかしくないやんということなんですけども、
これですね、なぜそのスイッチをオフにしたのかっていう理由がですね、4つほどありますので、皆さんにご紹介したいというふうに思うんですけども、
1つがですね、癌になるのを防ぐためなんですね。細胞がめちゃくちゃ元気に増殖するのが再生なんですけれども、この増殖がコントロールを失って暴走すると、
細胞の増殖が暴走するイコール、それが癌化と呼ばれるんです。要は癌になってしまうんですね。
人間のような大型で長生きする生き物は、細胞が勝手に暴走しないように、要は癌化しないように強力なブレーキ、癌抑制遺伝子を持っているんですね。
このブレーキが優秀すぎるが故に、手足を再生するほどの細胞分裂ができなくなってしまっていると。
確かに再生能力をオンにすればいいんだけれども、暴走しちゃうので、細胞分裂しすぎちゃうと癌化しちゃうので、
リスクをとった時に、天秤にかけた時に細胞分裂を起こして再生するよりも、暴走して癌化するのが怖いから、そもそもそれをオフにしておいて、抑制した方がいいよねというような戦略を取ったということなんですね。
2つ目が複雑な体を守るためということで、三生物の体に比べて、我々人間の体というのは精密機械のように複雑なんですよ。
特に脳や神経系は超高密度、超高度な複雑な感じなんですよ。
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シンプルな構造なら元通りに戻せるんですけれども、複雑すぎるとちょっとした再生密度が命取りになるくらいになってしまいますから、
下手に不完全な細胞群になるくらいなら最初から再生しない方が安全という選択を取ったということで、再生能力の遺伝子はオフになっているということなんですね。
3つ目、傷口の応急処置を優先したためということで、野生の世界は、いろんなバクテリアやウイルスがたくさんいますよね。
哺乳類は傷ができると強力な免疫システムが働いて、傷口をガチガチの繊維で塞いで、それ以上傷口からバクテリアやウイルスが入るのを遮断するんですね。
時間をかけてきれいに足を再生するよりも、中途半端でもいいから1秒でも早く傷口を塞いで感染症を防ぐというスピード重視の応急処置戦略を選んだので、再生能力がオフになっているということなんですね。
最後、4つ目ですね。敵からすぐ逃げるためということで、山椒が足を再生するには、確かに再生してもどどうになるんだけれども、そのスピード、数週間から数ヶ月かかるんですよ。
意外意外、結構時間かかるんですよね。でも、ライオンやチーターがウロウロしている弱肉強食の世界で、そんなのんびり休んでられますかということなんですよ。
一瞬で食べられてしまいますよね。再生するの待ってるからちょっと食べないと、手とかできないし。時間がかかるから、食うか食われるかの世界なんで、
そんだけ再生するための時間がかかって待ってたら、餌も取れないでしょうし、すぐ襲われちゃうということなんですね。
再生を待つ時間なんてないということで、だからこそ傷跡が残ってもいいから、その場で動けるように応急処置じゃないですけれども、
すぐ動けるようになるような道を選んだということなんですね。これ、1から4つご紹介しましたけども、こうしてみると、確かに受け継いではいるんだけれども、
進化というものはですね、良い能力をどんどんどんどん追加していってというわけじゃなくて、何かを得るために何かを捨てることの連続ということが分かったということなんですよ。
確かに再生能力、復活したらいいのになっていうふうに考えるかもしれないけれども、それを獲得した時のリスクが大きいよねということなんですよ。
基本的には子孫を残して、次の世代にバトンを渡していくときに、再生能力を持ったときに、確かにその自分自身の命というのは繋がるかもしれないけれども、
子孫を残したりとか生活していく上でですね、再生能力を持ってたらですね、スピーディーさもないし、感染症にもかかりやすくなっちゃうし、
なので捨てた方がいいよねっていう選択を取ったと。進化って聞くと倍々倍々倍々でいろんな能力ができそうな感じもするけども、捨てるという選択肢をすることによって、
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より効率よく生きる能力が逆にプラスになるというところなんですね。
私たちはね、再生能力を失った代わりに高い知能とかですね、病気に負けない強い免疫であったりとか、そして豊かな社会性を手に入れたということが言えますよね。
でもね、時代は変わってですね、現代の私たちは野生の脅威に怯えることなく病院のベッドで安全に時間をかけて治療を受けられるということで、
医療の発達によって、例えば義手を作ったりとかですね、義足作ったりとか、要は再生能力ですよね。
医療の力とか化学技術の進歩によって再生能力は確かにないんだけれども、それをカバーできるような能力であったりとか、そういった知能を手に入れてますから、再生能力は確かにないかもしれませんけど、体の内部からね。
でもね、そういった技術力であったりとか医療の発達によって、もう再生能力の同等あるいはもっと素晴らしい能力が知能によって獲得できたんじゃないかというところなんですね。
つまりですね、かつて進化の過程で諦めた選択肢を医療テクノロジーの力でもう一度選び直せる時代がもうすぐそこまで来ているのかもしれないというところなんですね。
面白いですね、進化ね。全てがプラスプラスではなく何かを捨てるという勇気、何かを捨てるという選択肢が逆により効率よく生きて子孫を残せる、子孫を繁栄して自分たちの種が栄えるためには捨てるという選択肢も必要であったというところですね。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
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