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みなさん、こんばんは。元高校教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルーム始まります。
夜の時間帯は、生物の話であったりとか、教育関係の話を主にしておりますので、
今日は桜についてお話したいと思います。
今、桜がめちゃめちゃ綺麗じゃないですか。
満開で、私の住んでいる中部地方は、ちょっと散りかけているところもあるのですが、
どこを歩いても桜で、桜は目にしない日はないのですが、非常に綺麗です。
淡いピンク色というか、一見遠くから見れば白色に見えて、薄っすら色づいている、
この淡いピンク色が何とも言えなくて、日本人の心といいますか、
桜を見るたびに、ほっとするというか、安心感が非常にあります。
色んなところで目にするので、こんなところにも桜が生えていたという気づきも毎年あるので、
非常に多くのところに桜が植えられているというのが、日本の特徴かなと思います。
桜を見ている品種は、だいたいがソメイヨシノなんですが、
ソメイヨシノとソメイヨシノの違いがわかりますか。
ラジオだけで伝わりにくいのですが、
カタカナで書いたソメイヨシノと漢字で書いたソメイヨシノ、
ソメールに井戸の井にヨシノや、漢字で書いたやつとカタカナのやつ、実は2種類あるんですね。
いつも、よほども混同されがちなんですが、生物学的に言えば分けられています。
ソメイヨシノは、元々父親母親というか、江戸飛岩と大島桜の主観雑種であることはわかっています。
江戸飛岩と大島桜の主観雑種で誕生した。
その誕生したものがカタカナで書いたソメイヨシノ。
皆さんが普段目にしている河原とか公園とかにあるやつは、漢字の方です。
あれは栽培種。実は人間が作り出した栽培種なんですね。
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元々は自然雑種だったんですけど、なので簡単に栽培することができるんですね。
違う木の台木にソメイヨシノの枝をくくりつけていく、継ぎ木と言うんですけど、それで大きくしていきます。
それを大体どこの河原とか公園で同じように栽培されていますので、
今皆さんが見ている身近にある桜、ソメイヨシノは全部同じ遺伝子なので、みんなクローンなんですね。
元々同じ木、要はルーツをたどっていくと1本の木があって、その木からここまで栽培して継ぎ木して、
いろんなところに植えられて大きくなってきてますので、元といえば全部一緒なんです。
要は同一人物なんですね。その増やしていった栽培種はソメイヨシノという漢字で書きます。
江戸飛岩と大島桜の主幹雑種、自然界というか野生種のものはカタカナで書きますので、
その違いを実はこういう違いがあるんだよって言うと、水物雑学すごいって言われると思いますので、
その使い分けを皆さんちょっと意識して見てみてください。
あと時代劇とかで江戸城とかに桜が満開の様子が描かれているみたいなのが時代劇とかで見ると思うんですけど、
あれも結構間違いで、そもそもお城って敵から攻められているので守るためにありますから、
桜がでっかい木があると視界ができて敵に襲われやすいというか視界になっちゃうんで、
そもそもお城に木は植えてないんですけど、
だいたいその時代劇で描かれている桜ってソメイヨシノなんですけど、
だいたい四巻雑種が単純なソメイヨシノになって、江戸時代末期で、さらに公園とお城に植えられたのは明治時代以降なので、
時代劇で桜がでっかいのソメイヨシノがあるっていうのは結構それもおかしいやんみたいなツッコミどころなので、
そういったところも注目して見てみるとちょっと面白いかなと。
江戸時代の前とか奈良時代とか平安時代とか、その前は桜というよりもお花は日本人のお花と言われれば、お花見といえば梅だったんですね。
なのでもうちょっと時代が進むと桜もお花見として出てくるんですけど、
その当時見てたのは山桜なので、ソメイヨシノはなかったですから山桜を見てました。
山桜と一言で言っても、昔の日本人の思い描く桜は、我々現代人の桜とはちょっと違うんですね。
山桜は花が開くと同時に葉っぱも開くんですね。若葉も開くので邪魔じゃないけど、花だけではないんですよね。
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その周りに葉っぱも出るから、葉っぱと花を見ているみたいなのをやったんですけど、
栽培種のソメイヨシノって花開いたら若葉も出ないんですよね。
もう花だけきれいにパッと開いて淡いピンク色。
それはもう栽培したからこそできるんですけど、だからどこのソメイヨシノも花だけパンと開きますよね。
若葉も一緒に山桜のように開かないから、
ソメイヨシノが出る以前の人間が思い描く素晴らしい花開いたきれいな様子を理想の形だと思うんですよね。
栽培種のソメイヨシノ。
そういったクローンであるということと、理想の形で咲いている。
本当にシンプルに花だけをきれいに表現しているのがソメイヨシノで、
だから日本中どこにでもあるし、散っていく儚さもあるし、それも日本人が好きっぽいですね。
淡いピンク色で何とも言えない落ち着いた感情というか、ホッとする感情、うまく言わせないけど、
そういったのを日本人として思い出させてくれるような素晴らしいお花なんですよね。
いろいろ栽培種ということですが、野生の桜がたくさんあります。
さっき言った山桜だとか大島桜もそうだし、江戸飛岩もそうだし、たくさん野生種がいくつかありますので、
そういった野生の桜を見に行くとか、そういったハイキングとか登壇の途中で見に行くとか、
結構ありますから、霞桜とかもあるし、豆桜とかもあるし、宮山桜とか高根桜とか、
野生種が結構いろいろありますので、その違いを見ながらとか、
いかにそうめん用素がきれいなのかというのも見極めてみると結構面白いかなと思いますので、
そうすると生物に対して桜に対して詳しくなれたかなと思いますので、
ぜひ街を歩いてみて、今見ている桜はそうめん用素なのか、野生種なのか、山桜なのか、
そういった気づきもあって面白いですから、皆さんぜひそういった視点に注目しながら街歩きすると、
世の中が違った見方になりますので、面白いですよ。
今日は桜についてお話ししました。
皆さんが見ている染み用素のは、実はクローンと同一人物ということが、
これは多分有名なので知っていると思いますけれども、
もう2週間、3週間経ってしまうと散ってしまいますので、
その散りゆく姿も美しいですけれども、もう少し桜を見て楽しみましょう。
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それでは、これで夜のホームルーム終わります。
それでは皆さん、さようなら。おやすみなさい。