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#101 大人になって沁みる国語の教科書(物語編)
2026-09-11 11:00

#101 大人になって沁みる国語の教科書(物語編)

学生時代に読んだ作品で印象に残っているものはなんですか?
#国語
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サマリー

本エピソードでは、国語の教科書に載っていた文学作品について、学生時代と大人になってからの印象の違いを語ります。「スイミー」「少年の日の思い出」「羅生門」といった作品が取り上げられ、特に「アイスプラネット」の登場人物「ぐーちゃん」との年齢的な近さからくる共感が語られます。大人になってから文学作品を読むことの面白さや、感性の深まりについて考察しています。

学生時代の国語教材の思い出
学生時代に学習してきた国語の教材で、何か印象に残っているものってありますか?
小学校だったら、スイミー。中学校だったら、少年の日の思い出。 高校だったら、羅小門といったところでしょうか。
やっぱり文学作品って、印象を与えるもの大きいですよね。 やっぱり場面が鮮明に思い浮かぶから。
スイミーなんかは、最後ね、大きな魚になって撃退するっていうのが、絵本みたいな感じになってるので、とっても印象深い。
赤い中に黒い魚がいて、目玉になるってすごく印象的ですよね。
少年の日の思い出は、覚えてる方いらっしゃるでしょうか。 あれですね、蝶集めのやつです。
最後、たぶん蝶を粉々に押しつぶすっていうシーンが、珍しくバッドエンドですごくブラックで、かなり余韻が残るものとなってるので、この話聞きながら、
あ、そんな話やったな、みたいな。 ラストシーンと、あとあれですよね、主人公、蝶の熱情で狂っている主人公と、隣に住んでる先生の息子。
何をやっても完璧な模範少年、エミルの苦弱やままゆを、結果的には盗んで壊してしまったっていうことを打ち明けた後の、エミルのリアクション。
そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな、っていうあそこですよね。 あそこも三学期に授業すると、絶対流行ります。
そうかそうか、つまり君はそんなやつなんだなって、友達同士で言ってるのを、1年生担当するたびに、1月ごろかな、1月下旬ぐらいかな、いつも見かけます。
そして、羅生門ですよね。
なんかすごく暗い雰囲気、私も細かく覚えてないんですけど、なんかもう、没落したというか、災害だっけ、飢饉だっけ、なんかそういう跡とかじゃなかったでしたっけ、曖昧で申し訳ないです、この作品、私、高校担当してないので。
なんか、おばあさんが死人の髪を抜いているっていうシーンが、本当に衝撃的ですね。
最後、おばあさん逃げてくんだっけ、全然ラストシーンは覚えてないんですけど、なんか作品全体の暗さ、そしてなんか、おばあさんの機械な行動っていうのかな、めっちゃ印象深く残ってます。
今話したみたいに、文学作品って、すごくシーンとして立ち上がるんですよね、冒頭にも話しましたけど。
教材の見え方の変化
教える仕事をしてきて、面白いなって思うのが、順当に持ち上がりでいったら、大体3年周期ぐらいで各学年に戻ってくるわけですよ、担当してる教材がね。
3年ぶりに見ると、その時その時で、教材の見え方や感じ方が違うんですよ。
そうですね、なんか回り方、移動の仕方とかによっては、10年ぶりに3年生担当しますとか、8年ぶりに2年生担当します、なんてこともあります。
私もてんてんとしてる時なんかは、1年生何回もとかも、やっぱり経験してた時期もありましたね。
見え方が変わるっていうとこが本当に大きくて、
「アイスプラネット」と「ぐーちゃん」
例えばね、中学校2年生の最初の読物教材、椎名誠さんのアイスプラネットっていう作品やるんですけど、
これ主人公が中学生の優君っていう男の子で、そこにお母さんの弟、つまり優君からしたらおじさんが優君家に居候をしてるんですね。
その伊藻郎、津田幸男、38歳、伊藻郎って最初のところに出てくるんですけど、
彼はね、ぐーちゃんって呼ばれてて、津田幸男はぐーちゃんなんですけど、
初めて私、このアイスプラネットと出会った時、たぶんね、20代前半とかだったんですよ、まだ。
たぶんもうね、おそらくアイスプラネットって最初の頃から、私が教員になった時からあるなと思ってて、記憶が正しければね。
だから、私20代前半で、ぐーちゃんとアイスプラネットを通して出会った時に、38歳で伊藻郎で、決まった仕事ついてないんですよ、ぐーちゃんって。
ヤバくね?って思ったんですよ。ヤバいじゃん、みたいな。バイトみたいにやってるんですけど、
そんなね、振りた?え?みたいな。私こんな人生やだって。教員時代初期に、ぐーちゃんと出会って、めちゃくちゃ覚えてたの。
めちゃくちゃそう思ってたのを、すっごい覚えてて。
3年に1回ぐらいの周期で、2年生やってて、どんどんどんどんぐーちゃんの年齢が私に近づいていくんですよね。
私がぐーちゃんの年齢に近づいていくわけですよ。
で、見てくださいよ。
あやか、37歳、教員退職し、フリーランス。
めっちゃぐーちゃんに年齢的なところも、なんか私生き方も近づいちゃってるかもってなってるんですよね。
なんかこの作品って、最初ぐーちゃんのホラー話、ぐーちゃんっていろんな世界をバイトしながら旅してるんですけど、
そのぐーちゃんの世界で見聞きしてきたものを、ゆうくんに話をするんですよね。
そうすると、ゆうくんはそれを信じようとしないんです。
なんか自分がからかわれてるような気がしたりとかして、ぐーちゃんの見てきた世界について信じようとしないんですね。
ホラー話って言うんです。
そういったところをきっかけに、ゆうくんはぐーちゃんのことを突き放しちゃうんですけど、
最終的にはぐーちゃんが言ってきた世界の真実っていうのは本当のことだったんだっていうふうに、
ぐーちゃんが長い旅に出た後にもらった手紙で気づくんですね。
ぐーちゃんはそういう世界のいろんな出来事を知って、
もっともっと世界を、ゆうくんの中の世界を広げてほしいんだっていう希望にあふれた作品、
そういう結末のものなんですけど、
本当に最初教えてた頃は全然ピンとこなくて、
ぐーちゃんの右勝手な生き方を正当化してるだけじゃんってすごく私は思ってたんですけど、
今ならぐーちゃんが中学生の男の子に、
潜入感とか、これはこうあるべきものとか、そういったものに縛られないで、
もっと自由に思考して、自由に感覚も感情も楽しんでほしいみたいな、
すごくぐーちゃんの言いたいことが今になってわかるようになってきたなって気がする37歳なんですよ。
なんかぐーちゃんだけでめっちゃ語っちゃったな。
大人になってからの文学作品の楽しみ方
本当は少年の日の思い出もめちゃめちゃ大好きで、
中学生の時も大っ嫌いだったし、やったら暗いしね、バッドエンドだし気持ち悪いしね。
これも教員初期の頃は、出たよこの作品って思って全然好きになれなかったんですけど、
もう今めちゃめちゃ大好きで、
人の欲望とか感情とか、
すっごい上手に表現されてるし、
尺がめちゃめちゃ伸びちゃいそうだから今日は少年の日やめときますけど、
とにかくこういう本ありましたよね。
大人になってから読む国語の教材みたいな本。
ありましたね確か。
わかるわ、私読んだことないけどねその本。
その本にどんなこと書いてあるかわかんないけど、
大人になって国語の教材読み直すってすごく面白いし、
この仕事やってて本当大好きなところですねそれは。
その年との年で教材との向き合い方が変わる。
生徒へのアプローチの仕方もどんどん幅が広がっていって、
面白いなって思います。
私子供も授業も大好きなので、
すごいそこは感じるところですね。
中学校の時に修学旅行でみんな3年生の時に金閣寺とか行くじゃないですか。
そういうの見た時に、
当時幼ながらに金キラキンですげーみたいになるじゃないですか。
でも大人になってから行った方が、
より細かいところを見れるようになって、
金の細かな一つ一つの繊細な部分なんかも見えてきて、
より感動が深まるじゃないですか。
金箔を貼り続けた職人の背景とかも。
大人が見ると、中学校の時に比べてさらに物語が立ち上がりやすいんじゃないかな。
もちろんね、幼い時の感性っていうのもめちゃめちゃ大事なんだけれども、
人生の深まりとともに深まっていく感性っていうのが私は一つあると思っているので、
それに近い気がします。
日光当省軍なんかもそうですね。
全然前行った時には見ざる聞かざる言わざるがいて、
でもなんかすごくそれ小さくて、
なんかいたけど意外としょぼくねえぐらいに思ってた子供の自分がいるんですけど、
改めて去年の秋に行ってみたら、
すごく精巧な緻密な作りの一つ一つに感動したし、
文学っていうのもそうなんだと思います。
説明文の話は次回へ
でもね、実はこのラジオ私説明文の話したかったの。
導入で物語って印象に残るよねって話をしたかったんだけれど、
実は説明文もすごいのよって話をしようとしたら、
導入からそのままアイスプラネットに行っちゃったっていうところになってしまったので、
説明文の話はまた次につなげていきたいなと思います。
皆さんの国語の教材、記憶に残っているものは何ですか?
ぜひ教えてください。
では今日もご視聴ありがとうございました。
11:00

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