真羅怪談 66 お仙が塚
福岡県久留米市に住む俺は、久留米市に生を受け、いつしか数十年暮らしている
とはいえ、日本の長い歴史を辿れば、俺が生きた数十年などは、とるに足らぬほどの、時間である
そんなことを考えはじめると、せめて、俺が生まれる前の時代の久留米市の言い伝え、伝説などくらい知っておくべきではないか?
と、そんな、結論に辿り着いたのだ
で俺は、暇をみつけては、地元の風土史や、伝記を調べたり、お爺ちゃんや、おばちゃんらの歴史の証人に会っては、古い話を聞き、さらにはネットでリサーチするなど、地道な事をやっていた
すると、わが町久留米市にも、案の定、というべきか?意外にもと言うべきか?
幽霊話や恐ろしい歴史、など、おぞましい話があまりにも多いことがわかってきた
そう
俺は改めて思ったのだ
人の歴史は、いつまで経っても辛辣で無慈悲、まるでムゴイものだ
いや、それが、結局、人というものなのかもしれぬ
今回俺が語らせていただくのは、
今背景に映っている、俺の家の目の前を流れる、筑後川にまつわる実際にあった話である
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