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2024-08-10 07:11

#15 「ゴスフォード・パーク」の表の顔:ロケ地ルータム・パークの豪華な部屋たち

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この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私が、その魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。

 

8月は「ダウントンアビー」のプロデューサー ジュリアン・フェローズが手がけたドラマや映画を紹介しています。

 

今日は、2001年公開の映画「ゴスフォードパーク」で舞台となっていた邸宅の一つルータムパークを取り上げます。

前回は2階の寝室を撮影していたサイオン・ハウスについてだったのですが、今日のルータムパークは外観や一階部分が使われています。

 

一階部分では、招待客が優雅に過ごす豪華な部屋がたくさん登場します。

赤い壁紙の美しい応接間。

カクテルタイムと音楽でうっとりさせられる水色の広い客間。

険悪なムードのダイニングルームは白い壁紙の部屋。

などなど。

 

ルータム・パーク(Wrotham Park)の美しい部屋の写真はこちらからみることができます。

https://www.wrothampark.com/gallery.php

 

 

🎙「ゴスフォード・パーク」について語った回はこちら

https://listen.style/p/british-drama-time/s6iccwex

 

🎙「ゴスフォード・パーク」のロケ地 サイオン・ハウス(Syon House)について語った回はこちら

https://listen.style/p/british-drama-time/zuj8ez2a

 

 

 

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こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私がその魅力を語る番組です。おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。
8月はダウントンアビーのプロデューサー、ジュリアンフェローズが手掛けたドラマや映画を紹介しています。
今日は、2001年公開の映画、ゴスフォード・パークで舞台となっていた邸宅の一つ、ルータム・パークを取り上げます。
前回は2階の寝室を撮影していたサイオンハウスについてだったのですが、今日のルータム・パークはゴスフォード・パークの外観や1階部分が使われています。
映画の始まり、まずゴスフォード・パークの外観が映し出されて、曲線を描く道を招待着を乗せた車が次々にエントランスに到着します。
少し緑とグレーの混ざったような外観の建物です。
雨が降っているので、犬を抱いた主のマッコードル卿と娘のイゾベルは階段の上で待っています。
そこへ乗馬で向かってくるのはマッコードル婦人のシルビアです。
一緒についてきた使用人たちは裏口の方からどんどん入っていきます。
始めから全然別々なんですね。
基本的に彼らの姿を見なくても済むように家の間取りが作られているのです。
使用人たちが地下で到着早々、休む暇もなく仕事をする中で、1階では優雅にティータイムが始まります。
こちらは赤い壁紙の応接間です。
この部屋の隣にはマッコードル卿の書斎があるようで、本棚のように見えるドアから出入りする使用人の姿も見えました。
この後、清掃に着替えて、ディナー前のカクテルタイム。
地下で安物のドレスと噂されていたメスビット婦人の緑色のドレスをシルビアが根踏みするようにじろりと見ていましたよね。
緑色のドレスって私は好きなんですけど、こういう場ではあまり見ないようなんですかね。
安物高級品ってすぐ分かるのもすごい怖い場面でした。
彼女はメイドも雇えないほど困窮しているので、持ってきたドレスもこれ一枚って設定でしたね。
このカクテルタイムの間、30分ほど時間が取れると、使用人たちの食事時間となっていました。
その後、ゲストたちは部屋を移って、ディナーのスタートです。
こちらは白い壁の部屋でした。
長方形の部屋ではなくて、四隅が少し丸くなっている部屋でしたね。
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ここでの会話は全然楽しそうじゃない。
みんな自分のことしか考えていない感じでした。
そこへ遅れてきた招待客2名が到着するんですが、
ディナーが終わるまでは馬の絵が描けられたビリヤードの部屋で待たされています。
彼らの一人はマッコドル教の娘との結婚を狙っている様子です。
ディナーが終わると、男性と女性は別れて時間を過ごし、その後再び合流するというのがお決まりの流れです。
男性はダイニングルームで、はまきとアルコールで話の続きをしています。
翌日はメインイベントの仮があって、そこでもいろいろと事件が勃発します。
1日目よりもさらに軽薄なムードの夕食の場面で、マッコドル教とメイドの怪しい関係が明るみになります。
食事が終わると、水色の壁の広い客間に移ります。
主の親戚で俳優のアイバーノペロの歌が嫌な空気を消すように、みんなの心をうっとりさせてくれます。
ここでもうっとりしていない人もいるんですよね。
ここで書斎から悲鳴が聞こえます。マッコドル教が亡くなっているのが発見されます。
この他に登場する部屋は、美しい階段ホール。
その隣にある黄色の壁や大理石の柱が美しい部屋は、映画プロデューサーのワイズマンがずっと電話をかけていた場所でした。
これらの部屋はすべてルータムパークの部屋です。
ルータムパークのホームページを見ると、それぞれの部屋の写真を見ることができるので、興味がある方はぜひ映画と照らし合わせてみると面白いですよ。
概要欄にホームページのリンクを貼っておきます。
ネットフリックスドラマブリジャードン家のシーズン2でも、このルータムパークが登場していました。
ゴスフォードパークでは、映像が色がちょっと抑えて、少しぼんやりした印象でしたよね。
専門的な言葉がわからないので、こんなざっくりとした言い方ですみません。
でも、ブリジャードン家では明るくてくっきりした色なので、同じ場所なのかなと思うほど見た目が全然違いました。
ルータムパークはロンドン中心地から30キロほどの場所にある邸宅です。
敷地面積は2500英鎌、だいたい東京の千代田区の面積よりも少しだけ小さいという広さだそうです。
ちょっとよくわかりにくいんですが、とにかくすごく広いということだけはわかりますよね。
建てられたのは1750年代、海軍の指揮官だったジョン・ビングの邸宅でしたが、1880年代に大火災があって全焼しました。
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火がゆっくりと広がったので貴重な品々を持ち出せたそうですが、ロンドンから4つの消防団が駆けつけたけど、火を止めることができなかったんだそうです。
その後、以前と同じように再建されています。今でも子孫が所有していて、残念ながらこの邸宅は一般公開されていないので、
ロケ地としてや会場使用などでレンタルする場所として使われています。
年に数回でもいいので公開してくれないかななんて私は思っているんですけど、一般公開するとなるといろいろとややこしいはずなので、このような使用方法がいいのかもしれないですよね。
今日は2001年公開の映画、ゴスポードパークのロケ地ルータムパークでした。
次回は2009年の映画、ビクトリア女王正義の愛です。お楽しみに。
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