房総文明ラジオ
この番組は、房総半島に新しい文明を創ろう、お会い言葉に。 千葉県は、房総半島にまつわる様々な情報を発信するポッドキャスト番組です。
ナビゲーターは、房総文明ミュージアムよりYossyがお送りいたします。
はい、今回で第34回目の収録となります。
季節は10月の後半戦に突入して、ちょっとした肌寒さを感じるような時期になってきました。
日が暮れるのもだいぶ早くなってきて、なんていうんですかね、やっぱり冬が近づいてきてるなっていうのを日々日々感じるような毎日です。
最近の出来事で言うと、10月の17日、18日に開催したクラシズクというクラフトマーケットイベントが終了しました。
2日間開催だったんですけども、2日間で3000人以上の方々がですね、ご来場くださった大きなイベントになりまして、
そのイベントの裏方、スタッフとして今回のこのイベントに携わっていたんですけども、
これぐらいの規模のイベントになるとですね、準備も本当1年がかりで、
出展者さんへの募集から始まって、本当にいろんな分野の人たちが協力しあってイベントを作り上げていくっていうような形になってきます。
僕はもう思い返すと大学ぐらい、大学時代からイベントの裏方仕事に携わるのがすごい好きで、
何もないところから、例えば舞台であれば背景の舞台さんがですね、
いろいろな大道具さんも含めていろんなことをやっていって、舞台がだんだん出来上がっていって、
照明さんだとか音響さんだとかっていうのが舞台を作り上げていく。
何もなかった空間なのに、そこにいつもにか世界が出現していくっていうようなことが起きるんですよね。
それ以外にもイベントだとかなんだとかっていうので、
何もなかった空間がいつの間にか人が集う空間に仕上がっていくっていう、
そういうステップを見ていくのがすごい好きで、
気づけばもうずっとそんなことをやり続けているっていうような感じになってしまいました。
このクラシエズクはですね、もう本当に千葉県はずっと雨降ってたんですけども、
この数週間はですね、すごい良い天気に恵まれまして、
むしろ暑いぐらいの陽気で、
本当に雲ひとつないような空が広がるっていう中でイベントを開催することができたのが、
もう本当に何よりだったなと思っています。
こんなに今年は晴天を嬉しく思う年になったんだなっていう、
そういう率直な感想ですね。
クラフトマーケットですんで、
しかもこのクラシエズクというイベントは千葉県のみならず、
いろんな日本全国のいろんなクラフト作家さんを集めて開催するイベントですので、
遠くは九州だとか東北地方だとかから、
イベント出展される方がいらして、
テントを張って、自分のアイテムを並べて、
それに引き寄せられてきたご来場者の方々と、
いろんな会話だとかやりとりを楽しんでいらっしゃっていて、
やっぱりそれを見ていると、
やってよかったなっていうふうに、
すごい満足感、充実感を感じるっていうことができたなと思っています。
本当にイベントって大変なことが多いんですけども、
しかも料理と同じで、開催した後は基本的には元に戻すというか、
ゼロに戻ってしまうっていうのがあるので、
祭りの後の寂しさみたいなのがどうしてもあるんですけども、
あと燃え尽き症候群になってしまったりとかあるんですけども、
人を集めるっていうのが、
特に今の時代はリアルな場として人を集めるっていうのが、
実は結構大事なことなんじゃないかなと思っていて、
ネット空間、バーチャル空間でも、
もちろん人はいろんな意味で混じり合うことができるんですけども、
リアルな場での交流っていうのは、それとは別の、
人々のつながりの強さみたいなのをもたらすんじゃないかなと思っていて、
あと新しいことが始まりやすいんですよね。
見てても本当に人と人が出会うことによって始まる新しい出来事みたいなのを、
今までに何度も何度も目撃してきていて、
それもイベントごとの醍醐味ですね。
新しいことをやることによってまた新しいことが始まっていくっていう、
新しいものの再生産みたいなのが作り出されていくっていうことに、
醍醐味を感じているっていうのがあるのかもしれません。
本当に大きなイベントが終わって一安心というところなんですけども、
実は来月にもまだまだ大きなイベントが控えていて、
それに向かって今は徐々に助走をつけ始めているっていう感じなんですけども、
イベント屋の宿命でもあるので、
そういう感じでまた猛ダッシュで走っていくっていう風にしていきたいなと思っています。
第34話
他者への理解こそがキャラクターの成長につながる様子を
描き続けた漫画家 西森博之
暴走文化論その2
今回はですね、この一つ前のエピソード第33話で千葉を代表する伝説の不良物語
今日から俺はという漫画作品を紹介いたしました。
今回はその、今日から俺は作者である西森博之さんの作品群を取り上げて、
この西森博之さんという漫画家が漫画の中で、
僕が考えるんですけどね、もちろんいろんな見方があっていいと思うんですけども、
僕が考えるに、この西森さんがどんなことを訴えたかったのか、
作品の中で表現したかったのかっていうのをちょっと皆さんに共有してみたいなと思っています。
あとですね、この西森博之さんは小学館サンデーの看板漫画を開かれた方ですし、
本も十分に売れて発行物もすごいですし、
大成功を収めた漫画家と言うことはもちろんできると思っているんですけども、
ただ、なんていうのかな、作品の性質的にコメディ的な要素が強かったっていうのもあって、
どうしてもですね、ちょっと軽く扱われがちだなと思ってしまうことがあるんですよ。
僕はこの西森博之さんの作品群はもっと評価されて叱るべきなんじゃないかなと思っていまして、
そんな思いもあって、この西森博之作品群の魅力っていうのをちょっとここで並べてみたいなと思っています。
それでは本編の方に行ってみましょう。はい、ここからが本編となります。
まずは漫画家西森博之さんの概略を簡単にお伝えできればと思っています。
西森博之さんは1963年11月23日生まれの日本の漫画家で、男性です。
千葉県のご出身で、それはおよい後でもちょっと触れるところなんですけども、
1987年に増刊少年サンデーでデビューを果たし、その後週刊少年サンデーで数々の作品を発表されるという感じになっています。
代表作に今日から俺はだとか、天使の小生意気っていう作品が有名ですね。
作品はその後テレビのアニメーションですとか、あとはドラマ化、実写化されたりもしています。
今日から俺は主役で角健人さんと伊藤健太郎さんがやって、それはかなり話題になったんじゃないかなと思っています。
今日から俺は結構何回かそういうふうに実写化されてるんですけども、OVAのアニメーション作品なんかも結構たくさんあったりしますね。
2000年、第46回の小学館漫画賞を天使の小生意気が受賞されているという、
本当に小学館サンデーを代表する漫画家の一人というふうに言って、全然差し支えない実績を持たれている方になっています。
鋼鉄の花柱っていう作品を発表された後には、小説の執筆活動なんかもされていまして、
現在では小説だとか、あと漫画の原作なんかも担当していらっしゃる方になっています。
西森博之さんは短編も含めると、原作の作品も含めると結構な数の作品を発表されていて、それぞれごとにいろんな特徴があると思うんですけど、
今回のエピソードでは、僕が代表作として考えている4つの作品を見比べて、その作品から言えることを考えてみたいなと思っています。
まず1つ目は、今日から俺は前回も触れた作品です。
続いて天使の小生意気という作品があります。
あとどうしろでござるという作品と、お茶にごすという作品、それぞれ少年さんで小学館で出版されているコミックスになっています。
もし気になる方は概要欄に作品のタイトルを貼っておきますので、ぜひ読んでみていただければなと思っています。
まず第1に話をしたいのが、西森博之さんの漫画の特徴なんですけども、
ストーリー構成が巧みであるだとか、そういったことはあるんですけども、
1つキャラクター的な要素として取り上げたいなと思っているのが、
西森博之さんの作品群では複数の主人公キャラがいて、
さらにその主人公のキャラクターが非常に対照的であったり、
際立った性格の持ち主であったりして、
その対照的であったり際立っている性格を個性要素として、
ストーリーを作っていくっていうところに特徴があるんじゃないかなと思っています。
例えば、今日から俺はという作品の中では、
一般的に卑怯者と呼ばれている三橋っていう主人公と、
一般的に正直者と呼ばれている伊藤っていう主人公が出てくるんですよね。
続いて天使の仲間行きという作品の中では、
天使の仲間行きという作品の中では、
これまた対照的な2人のキャラクターが出てきます。
あと、道次郎でござるっていう作品。
こちらの作品では桐生道次郎っていう主人公の一人が、
侍、武士っていうのを現代に現れたっていう、
その設定がまずメインで効いていて、
その桐生道次郎ともう一人の主人公、小坂健介という、
自分では正真者と普通の人って思っているような主人公が、
出会ったことによってストーリーが進んでいくっていうような構成になっているんですね。
最後にお茶にごすという作品では、
船橋雅也、マア君と呼ばれているんですけども、
船橋雅也という主人公と、
女性のキャラクター2人、姉崎直美と浅川加穂っていう主人公が、
非常に対比的に描かれているっていう構成になっています。
この複数の主人公を、
さらに性格が際立った形で対比させていくっていうところに面白さがあるなと思っていまして、
最近ですね、僕、少年ジャンプで、
少年ジャンプじゃないや、ジャンププラスですね、
ネットで配信されている漫画の方なんですけども、
それで、正反対な君と僕っていう漫画に一時期ハマってたことがありまして、
この正反対な君と僕っていう漫画も、
本当に作者の先生がですね、
キャラクターを巧みに使い分けて、
その正反対なキャラクターを利用してストーリーを進めていくっていうストーリーラインだったんですよね。
で、この構成、どっかで見たことあるなと思ったときに、
パッと思い浮かんだのが西森博之先生だったんですよ。
もちろん、こういうエッジの効いた性格のキャラクターを複数出すという漫画は数多く存在しているんですけども、
この複数の主人公キャラで性格が対照的であるキャラクターを利用してストーリーを進めていくうちに、
次に繋がるようなストーリーの中で主人公たちを成長させていくっていうところに、
もう一つの西森作品の特徴があるなと思っています。
いろんなキャラクターが登場するっていう漫画がたくさんあるんですけども、
西森作品のもう一つの特徴が、その作品のストーリーが進んでいく中で、
主人公たちがあるいろんなストーリーの中での出来事を通じて、
飛躍的に成長したり、あるいは性格的な転換点を迎えたりだとか、
そういうことを漫画の中で描き出していくっていうところが巧みだなと考えてたりします。
ちなみにちなみに、どうでもいい補足なんですけども、
この西森作品の中で登場するキャラクターの名前には、
実は千葉県の地名っていうのがすごいたくさん使われていて、
今言った中でもですね、
例えば天使の小生駅の中で、
天塚恵美と蘇我玄蔵っていうのが出てくるんですけども、
この2人の名前、蘇我はもう市橋にある蘇我ですね、
蘇我駅、この間の台風で被害でも有名になりましたけど、
蘇我っていうタミナル駅があって、それの蘇我ですね。
で、天塚は天使って書くんですけども、
実は千葉県に天津っていうところがあって、
それのちょっとした文字ったところも、もしかしたら部分としてあるのかなと思っています。
あと、お茶にごすの主人公である船橋と、
あと姉崎、ナオミの姉崎っていう地名ですね。
これも千葉県船橋と市原にある姉崎っていう地名、
姉崎神社があるところなんですけども、有名な地名になっていまして、
もしかしたら、これは本当にもしかしたらなんですけども、
そういった地名を関することによって、
ちょっとした先生の遊び心でもあるし、
千葉に対する愛情の表れでもあるのかななんて考えたりします。
話を元に戻しまして、
西森作品の特徴その2として、
その作中の中で、
いろんなキャラクターがいろんな形で混じり合うんですけども、
その主人公たち、キャラクターたちがいろんなことを考えて、
その考えの中で他者への理解、
自分と敵対する人物だったり、
自分がライバル心を燃やす人物のことをだんだん理解していく。
その理解していくことによって、
自分自身が成長していくっていうことを描き出している。
それが結構特徴であるなと思っています。
ギャグ漫画的な要素が強いために、
そういう要素は正面だって書かれることはないんですけども、
ずっと作品を俯瞰して見ていくと、
西森博之さんが漫画の中で描き出したかったことっていうのは、
そういうところなんじゃないか。
人間がどこで成長を迎えるのか、
精神的な発達を迎えるのかっていうことに、
結構着目されてたんじゃないかなと思ったりするんですよね。
特に僕はこの西森さんの作品をずっと読んでいく中で、
一つ大きなきっかけがあったんじゃないかなと考えているところがあって、
それは今日から俺はっていう、
一番最初の方に西森作品の中で有名になった作品の25巻で、
高崎周一という登場人物が登場するんですね。
この高崎という人物は、
先ほど今日から俺らの主人公の三橋隆という人物が、
すごい卑怯者っていうので描かれてるっていう話をしたんですけども、
この卑怯な部分と、
本当に正反対に描かれるようなバカ正直で、
曲がったことが大嫌いっていう人物の一人として描かれるんですよ。
伊藤もこの三橋と対照的に描かれるところがあるんですけど、
ただ三橋と伊藤は、いろんな意味で理解し合っていて、
ある意味、伊藤は三橋の卑怯な部分というのを、
寛容的に受け入れてるっていう部分があるんですけども、
逆にこの高崎という人物は、
それを受け入れることを全くせずに、
非常に反発する人物として物語の中に登場してくるんですよね。
後の方からこの高崎という人物が登場してくるんですけども、
今日から俺らの中では非常に重要な人物の一人として、
後々加わっているような描写が見られるんですよね。
西森さんの中でも、この高崎という人物を描いていく中で、
人間が成長するポイントっていうのを、
気づき始めた部分があるんじゃないのかなと思ってたりします。
今日から俺は、最初はすごいギャグテイストの強い、
そして主人公だとかが内政的になるっていう描写が少ない漫画だったんですけども、
20巻を超えたあたりから、いろんなその登場人物たちが、
自分たちの気持ちだとか、相手に対する感情っていうのを、
心理勉強の中で描かれていくようになるんですよね。
その契機になったのが、この25巻の高崎周一という人物の登場だったんじゃないかなと、
僕は思っています。
この高崎周一という人物は、密橋に対して、卑怯なことを繰り返す密橋に対して、
お前とは一生、一生貴様とは分かり合えないっていうような表現で、
断言して、密橋のことを全否定するんですけども、
ただ、それが面白いことに物語が進んでいくに従って、
密橋と伊藤の人間的な本質に気づき始めていくんですよね。
高崎自身がそのことに気づいたことによって、自分自身の方針、生き方を少し矯正していく、変えていくっていうことをやっていく。
それが、非常にストーリーの中で巧みに描かれているっていうことが、
この今日から俺はという作品の中で見受けられるんですよ。
そういった気づきっていうのが、この今日から俺はを通して、
どんどん西森さんの中で膨らんでいって、
その後の作品である天使の小生意気、どうしろでござるお茶にごすっていうところに
結実していくっていうことが、流れがあるんじゃないかなと思っていたりします。
この他者への理解が人間の成長につながるっていう、ある意味その信念というか、
そういった漫画の作品の中でそれを描き出すっていうことを、
一番僕は上手くというか、西森作品の中で一番それが顕著に表れているのは、
お茶にごすという作品ではないかと思っています。
西森作品、いろんな作品があって、しかも結構いろんな方がいろんな評価をしているので、
どれが最高傑作っていうのも、人によって見解が分かれると思うんですけども、
僕は今日から俺はものすごい好きなんですけども、
このお茶にごすという西森博之さんの作品、これが代表作の一つ、傑作の一つだと思っています。
お茶にごすは本当にいろんな人に読んでもらいたいなと思っていて、ちょっと簡単に紹介するんですけども、
いわゆる不良上がりの生徒であるマー君と呼ばれる船橋雅也という登場人物が、
中学校の時は喧嘩に明け暮れていて、しかもその腕っぷしがものすごい強かったために、
喧嘩を無敗できてしまって、周りからはデビルマー君、悪魔の男として恐れられる存在になってしまったと。
で、そのマー君が高校に上がった時には、なんとかそのイメージを払拭しようって頑張るっていう、そういうスタートから始まるのがこの作品になっています。
で、お茶にごすという作品のタイトルは、実はこのマー君が高校の茶道部に入るお茶の世界ですね。
茶道部に入るっていうのがメインのストーリーの土台としてあって、その茶道部の面々といろんなドタバタコメディを繰り返していくっていうのが、
作品の大きな流れとしてあります。
その茶道部の部長をやっていたのが姉崎直美という人物で、
で、もう一人自分の同学年の主人公として浅川加穂という人物が出てくるんですね。女の子なんですけども。
で、この浅川が加穂と呼ばれてるんですけど、みんなが加穂ちゃんと加穂って呼んでるんですけど、この加穂ちゃんがマー君とものすごいライバル心を燃やしていくっていうのがストーリーの中で描かれていることにな
っています。
で、まあ基本的には敵対視っていう感じで、ずっと加穂はマー君のこと、マサヤのこと、船橋マサヤのことを見ているんですけども、
最後の最後の方で、加穂が船橋マサヤのことをずっと観察し続けるっていう描写が出てくるんですよ。
で、このマー君を観察し続ける、本当にずっと見てるっていう、そういう描写が出てきて、何も言わずに見てるだけなんですけども、見てて。
で、最後の最後にマー君にある言葉を吐きかけるんですね。もう本当にそれも優しく吐きかけるなんていうもんではなくて、
詳しくは漫画を見てほしいんですけども、何ですかね、加穂なりの敵害心がある中での言葉の吐きかけ方をするんですけども、
その言葉っていうのが、ある意味すごい僕は名言だなと思っています。で、どんな言葉かというと、
自分にも優しくできない奴は人に優しくなんてできねえんだよっていう言葉なんですね。
うーん、自分に優しくなれない奴は人に優しくできないっていうふうに短くまとめられると思うんですけども、
この言葉が漫画の中で登場してくるんですよ。僕は本当にこれすごい名言だなと思っていて。
で、その言葉を受けて、マー君っていうのは、
フナバシですね、フナバシマサヤ、マー君は態度を一変させるというか、
自分の生きていた方針自体をガラッと変えるっていうことが起きるんですね。
どんなふうに変えたかとかは、漫画を詳しく見ていただければいいんですけども、
うーん、この人間観察からの他者理解、それを相手に投げかけることによって、
その主人公同士が、ある意味お互いが成長していくっていう様を、
国名に描き出したのがこのオチャニゴスという作品だと思っています。
オチャニゴスはですね、全8巻の連載作品としてはそんなに長くない、
中規模な作品ではあるんですけども、ある意味短いストーリーの中で、
これだけ人間理解っていうことに関して、国名に、鮮明に浮かび上がらせるって意味では、
本当に西森博之さんのストーリー構成力っていうのが、
如実に現れている名作になっていると僕は思っています。
この自分にも優しくできない奴は人に優しくなんてできないっていう、
その発言の深さみたいなのを本当に感じてほしくて、
ぜひ、今日から笑ったとか天使の子玉行きだとか、どうしろでござる、もちろんお勧めなんですけども、
僕が今回一番お勧めしたいのは、このお茶ニゴスという作品になっています。
ぜひこの作品読んでほしいなっていうこともあって、今回のエピソードを撮ったみたいなこともあるので、
8巻、単行本8巻ですので、どっかで買って読んでみていただければなと。
あとサンデーのwebアプリもありますので、そちらの方で読むこともできますので、
ちょっと読んでみていただければなと思っています。
本当に簡単にですけども、西森博之さんの作品群を見てきて、
改めてちょっとまとめ的に思うことは、
他者への理解が自分自らを知るっていうことの助けになる。
その道というか、それを描き出した漫画家だなと評価することができるんじゃないかなと思っていまして、
これって本当に今の時代大切なことだと思うんですよね。
最近こういう観点は、視点を得るというか、異なる視点を持つというか、
そういったことが大事っていうことは、いろんな人が言うようになってきていて、
この異なる視点を持つっていうことの重要性に気付ける作品と言い換えてもいいんじゃないかなと思っています。
例えばの話、人間が生きていると、いろんなところでこういうバックグラウンドの違いというか、
今まで生きてきたものの積み重ねてきたものの違いによって、対照的になってしまうっていうことがいっぱいあると思うんですね。
例えばの話、都会でずっと生きていた人と田舎でずっと生きていた人っていうのは、
物の考え方だとか視点、見るポイントだとかが、やっぱり異なってくるんですよね。
そういったときに、完全に拒絶で入ってしまうんではなくて、お互いの視点の見えるポイントっていうのを理解していくっていうことが、
それぞれの他者理解に対して必要なんじゃないかなっていうところがあるなと思っていまして。
他にも、例えば若者と老人とかもそうかもしれないし、男性と女性っていうのもそうかもしれないんですけども、
この他者理解をするときの視点のずらし方、異なる視点を持っていることの重要性っていうのが、
学べるいい作品っていうふうにも言えるんじゃないかなと思っています。
こういったことが、マンガの中で表現されているっていうことにも、
僕はマンガ作品の懐の深さとして、主語を大きくしてしまうと日本のマンガの凄さっていうことが言えるんじゃないかなと思っていて。
例えばの話、日本のマンガとアメコミみたいなアメリカのマンガと比べたときに、
アメリカのマンガの主人公って、キャラクター性っていうのが最初から最後まで貫徹しているというか、
もちろん作品の中でいろんな変遷みたいなのが見受けられるんですけども、
圧倒的に出てきた段階でキャラクターが確立されちゃってるっていうことって多いような気がするんですよね。
たとえばこの西森作品にしても、他の作品にしても、結構日本のマンガっていうのは、
マンガ作品の中で主人公たちが成長していく、キャラクターが変わっていく、キャラクターが変化していくっていうことに重きを置いてるっていうことも見受けられるんじゃないかなと思っていまして。
そういう文化論的な流れを見ていくっていうのも面白いんじゃないかなと思っていたりします。
成長っていうのを描き出すっていうこと自体も結構実力のいることじゃないかなと思っていて、
マンガっていうのは作画も含めて、ある程度キャラクターっていうのはカッチリ決まってた方が描くのは楽なんですよね。
連載もずっと続けられるかどうかわからないっていう中で、そういった人間の成長を描き出していくっていうのは本当に技術と構想力がいることになるので、
それをやるだけでも本当にすごいなと思っていたりします。
それが、小学館のサンデーという少年誌の中で突出して上手かった作家っていうのが西森博之さんじゃないかなと僕は思っていまして、
ちょっとそんなことを語ってみたくて、今回こんなエピソードを撮ったという次第になっています。
本当に気になる方は今日紹介した西森博之作品、ぜひ読んでいただければなと思っています。
今回こういう形で前回と今回で漫画のことを語ってみたんですけども、
僕は漫画も小説もいろんな文学作品も大好きなので、
ちょっと暴走に絡めた形から外れることも少々あるかもしれないんですけども、
ちょっとずつこういったことも取り上げていけたらなと思っています。
ここからはお知らせやイベントのご案内をさせていただきます。
まずはイテツブックスの活動を紹介させてください。
イテツブックスは、廃線の危機にある泉鉄道、ご扶養になった本を寄贈していただくことによって応援していこうというプロジェクトになっております。
皆様からの寄贈本を使って収益を上げて、泉鉄道の売上アップに貢献したり、地域の企業化支援や地域イベントの活性化などに使わせてもらっています。
今も寄贈本を大募集中です。詳しくは概要欄のリンクからか、イテツブックスでご検索をお願いいたします。
こちらのボスオブメラジオで使わせてもらっている本も、このイテツブックスで寄贈いただいた本を活用させていただいていることが結構多いです。どうぞよろしくお願いします。
続いて、今回はイテツブックス関連絡みのイベントの紹介ですね。
11月もイベント目白押しで、イテツブックスとしても本屋としての出展をしていこうと思っています。
まずは11月3日、火曜日。この日は文化の日で祝日ですね。
磯見市の三崎運動場というところで開催される、磯見ふるさとまつりというところにイテツブックス出展させていただきます。
地元の企業者さんたちがいろんな形で出展する、地元色の強いお祭りになっているんですが、いろんな方が来て全然大丈夫になっていますので、興味がある方は来ていただければなと思っています。
続いて、11月15日、日曜日はアワーブックイチというイベントが南房総市の白湖にある、旧白湖町ですね。
白湖の道の駅ローズマリー公園というところで開催されます。
このアワーブックイチは本当に本好きの人たちが集まる、アワー最大の本のイベントと言っても全然過言ではないイベントになっていまして、
僕らも毎年出させてもらってるんですけども、本当に行くのが楽しみなイベントです。
自分たちもたくさん本売るんですけども、自分たちもたくさん本買っちゃうっていうイベントになってまして、実に素晴らしい本屋さんたちが一堂に集まるというイベントになっています。
道の駅ローズマリー公園というところなので、ちょっとした旅行がてら、来ていただければなと思っています。
最後に11月23日月曜日、祝日ですね。
こちらの方では大原文化ストリートというイベントを開催することになっています。
これはまあある意味自分たちが主催者として開催するイベントなんですけども、
いすみ市のJRといすみ鉄道の大原駅という駅があるんですけども、その駅の周辺に広がっている大原商店街を舞台にして、
音楽と本のイベント、もちろんそれだけではなくて、おいしい食べ物だったり、クラフト品だったり、いろいろな出展者さんが集まるイベントなんですけども、
一応たてつけとしては、ストリートピアノを置いて、そこで自由にピアノを弾いてもらうっていうのが、まず中心としてあります。
あと、本屋さんをたくさん集めて、本にたくさん触れていただくっていう機会を設けるというイベントになっています。
詳しくはですね、大原文化ストリートというウェブサイトをご覧いただければと思っています。
概要欄の方に貼ってありますので、こちらの方ぜひチェックしてみてください。
エンディングです。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
放送文明ラジオでは皆様からのメッセージをお待ちしております。
感想やご意見、取り扱ってほしいテーマや耳寄り情報など何でも結構です。
概要欄のフォームよりお送りください。
今回番組でご紹介した情報は概要欄か、放送文明ミュージアムのウェブサイトをご参照ください。