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スピーカー 1
こんにちは、SCP話のあぜくらです。
前回の第0回テスト回が、個人的には内容のクオリティはともかくとして、音量バランスとかBGMの雰囲気がそれなりに納得いくものだったので、
もうこのままトントンと上げていければなと思っています。
前回の第0回でいきなりSCP2つ読み上げて、こんな感じのやつだなみたいなポロッと話して終わったんですが、
そもそもSCPって何?っていう質問が身内から来まして、そういうのを紹介してほしいということなので、
記念すべき第1回ということで、SCPとは何ぞやというのをWikipediaの方を飛ばし飛ばし読みながら話していけたらなと思っています。
スピーカー 2
なので今日はSCPのオブジェクト自体は紹介しないですね。SCPとはっていう話をしたいと思います。
スピーカー 1
ではWikipediaの方を読んでいきます。
SCP財団、オンライン共同創作プロジェクトって書いてますね。
SCP財団とは各組織の名称であるとともに、それについての共同創作を行う同盟のコミュニティーサイトであると。
スローガン、確保、収容、保護ですね。
これが英語だとセキュア、コンテイン、プロテクトという意味で、それぞれの頭文字を取ってSCPということですね。
サイトの主要な創作物は自然法則に反した存在や物品、場所、これらのことをSCPオブジェクトと言っています。
これらを封じ込める方法を示す特別収容プロトコルを記した報告書であるが、その他にもSCPオブジェクトやSCP財団に関する様々な形式の書編。
サイト内では財団テールズ、またはテールズと呼ばれる物語ということですね。
ストーリーがコミュニティー参加者により執筆されている。
これらはウィキ形式のウェブサイトに投稿されまとめられている。
サイト内の創作物は共通の背景設定に大まかに従うことが求められており、その多くがホラー小説やSFの要素を持つ。
スピーカー 2
概要を読みます。
スピーカー 1
組織としてのSCP財団。
スピーカー 2
作品世界におけるSCP財団は自然法則に反した異常な存在、場所、物体、現象、SCPオブジェクトと言います。
03:09
スピーカー 1
これらはそれぞれの特別収容プロトコルのファイル番号で呼称されます。
スピーカー 2
これも英語だとSpecial Containment Proceduresって書いてて、これがSCPなんですね。こっちもSCPです。
スピーカー 1
これらの物体の保護・研究を世界各国の政府より委任された秘密結社であると。
イルミナティとかそっち系のことですね。
財団はSCPオブジェクトが一般市民の目に触れれば、彼らの日常生活や正常な感覚を揺るがすだけでなく、
場合によっては人類の生存そのものを脅かしかねないと考えている。
そのため財団は集団パニックや予想される混乱を避け、人類の文明を正常に機能させるため、
スピーカー 2
SCPオブジェクトを秘密裏に保管し、また一部のSCPオブジェクトについては将来の脅威に対処するための知識を求めて研究を行っている。
スピーカー 1
以上の目的のために財団は保護課にある一つ一つのSCPオブジェクトについて特別収容プロトコルを記した報告書を作成している。
これらの報告書には、SCPオブジェクトを安全な状態に留めるための手段、その性質の説明、財団による実験や研究の記録などが科学的な筆地でまとめられている。
この設定に従って創作された架空の報告書が現実世界におけるSCP財団の主な創作物であり、この文書もSCPと呼ばれる。
ただし、作品世界内でSCPは本来文書の略称とされ、SCPオブジェクトそのものを指す用語とは区別される。
スピーカー 2
報告書のことですね、現実世界では。
スピーカー 1
大まかな設定。
SCP財団の設定について、聖典、カノンとなるものは存在しない。特別これに沿って言ってくださいねっていう大きな指標は特にないってことですね。
後述のSCP報告書や財団テイルズのそれぞれは、創作者たちが財団の大まかな設定を共有した上で、それぞれ独立したストーリーのもとに書かれている。
しかし、それらはしばしばリンクされて、より大きな物語の一部となっている。
また、製作者たちは舞台や設定、登場人物、そしてプロットを共有したいくつかのSCPやテイルズを集めて独自のカノンを作ることができる。
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スピーカー 1
これらのカノンは多数存在し、基本コンセプトを紹介して時系列や登場人物リストといった情報を提供するためのハブページを持っている。
それぞれの創作物のジャンルは、サイエンスフィクション、アーバンファンタジー、ホラーなどであり、都市伝説を取り込んだものや終末もの、メタフィクションなど様々な趣向のものも含まれる。
このような形態から各記事の間では設定の矛盾も生じ得る。
このSCPが存在したらこのSCP存在できなくねっていうのがちょいちょいあるってことですね。
それはもう別世界というか、平行世界のSCPなんだなぐらいの感じで思っておいてください。
ゼロ界で言った超電磁戦隊みたいなやつも繋がってましたね。
前任者のSCPがいたみたいな。
そういうシリーズもののSCPもあると。
SCP報告書。
SCP財団のウィキにおいて作品の多数を占めるのは、SCPオブジェクトの特別収容プロトコルという設定で書かれた独立記事である。
標準的な特別収容プロトコルでは、まずSCPオブジェクトに固有の識別番号を割り振る。
またその関連物に枝番号を割り振る場合もある。
SCP○○AとかB発生で出てきたやつらのことを割り振る場合もあります。
次にSCPオブジェクトの収容の難しさに応じて後日のオブジェクトクラスを割り振る。
次に適切な特別収容プロトコルと安全対策を解説した後、
普段のSCPオブジェクトの解説に入る。
加えて画像、研究記録、打ち消し線による情報の更新なども記事に含まれることがある。
記事は科学論文らしい調子で書かれ、しばしば演出上の見聞・見閲がなされている。
これらはプレーンテキストのみで表現されているとは限らず、
スピーカー 2
画像やハイパーリンクによる表現が同時に用いられることもある。
スピーカー 1
ではオブジェクトクラスのほう行きましょうか。
各SCPオブジェクト報告書にはテンプレートとしてオブジェクトクラスの項が設けられ、
そのオブジェクトの収容難易度を測る指標となっている。
SCPオブジェクトが特別収容手順から逸脱した状態は収容違反と呼ばれる。
収容違反の中には宇宙の消滅、SCP2700など最悪の結末を迎えたものもある。
オブジェクトクラスを読みます。
09:00
スピーカー 1
まず一つ目、セーフ。
現時点において安全かつ確実に収容できるか、対象をわざと活性化させない限り、
異常な現象は発生しないというものがこのクラスに分類される。
必ずしも異常な現象が発生しても財団職員や全人類に影響はないという意味ではなく、
その性質は現実世界における核爆弾に相当する。
意図しない限り爆発しない。
だからオブジェクトクラスセーフって言われても、
安全なんだ、スズメとかハトとかそういう系かって思ったら対処手段が確立されているだけであって、
一歩やり方間違えたらやべえことになるよっていうやつもいるので油断は禁物ですって言ってますね。
二つ目、ユークリッド。
性質が不明であるか予測ができない場合に割り当てられるクラス。
常に信頼できる収容が不可能ではあるが、けてるほどの危険性がない。
自我や知性を持つ異常存在に対しても、それ自身が思考・活動することにより本質的に予測不可能であるという観点から、
通常はこちらに分類される。
性質が判明するか再分類が行われるまで一時的に割り振られることもある。
発見当初、会話ができるオブジェクトとかがいるんですね。
人口を理解する動物だったり、普通に人型のSCPとかが出てきて、
そういう奴らはそれぞれの考えを持って行動する可能性が高いから何あるかわかんないみたいな。
スピーカー 2
こっちの意思で収容できない、保管できないっていう危険性が高いのでユークリッドとなっています。
政府よりはかなりやばいって感じですね。
スピーカー 1
3つ目、先ほど言ったケテルですね。
財団職員及び全人類へ対する危険性、もしくは文化面や物理法則の変容といった社会・文明に著しく損害を与える存在で、
また収容時に複雑な手順を要するか、現時点で財団による収容ができない場合に割り振られる。
スピーカー 2
SCP財団はこれらのオブジェクトも収容できるようにすることを目標としているが、最後の手段として破壊されることもある。
スピーカー 1
もうわけわかんない状態ですね。
スピーカー 2
全く研究が進んでない上に記憶改ざんだったり、現実改変だったり、調査に行った人が帰ってこなくて、それを財団側も認知できないとか、そういった激ヤバ現象のことですね。
スピーカー 1
基本的にこの3つで構成されてるってイメージかな。
政府、ユークリッド、ケテルの順で安全からやばい。
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スピーカー 1
あと3つあるんですけど、これはちょっとレアケースかなって思ってます。
ニュートラライズド。
何らかの事情によって非活性化、過去無力化したオブジェクトに割り当てられるサブクラス。
再活性化に備え、このクラスに分類されたオブジェクトに関する資料は残される。
現在は特に異常ないですけど、過去異常あったので、とりあえずその過去の状態の対処法を書いてますよ。
もし何かあったらこれ参考にしてくださいっていうようなオブジェクトですね。
次、エクスプレインド。
現時点で主流の科学によって説明できるほどに解明されたもの、実質的な非SCPオブジェクトや虚偽やミスだと判明したもの、
収容不可能なほど公に留付されたものなどに割り当てられるクラス。
スピーカー 2
現実の学問で証明できるようなオブジェクト、異常じゃないよっていうのが分かったり、
スピーカー 1
混乱させようとして虚偽の報告書を書いたりっていうのが分かったときのやつですね。
最後、ターミエル。
ケテル並みの危険度を持つオブジェクトを収容したり、影響を無効化するために割り当てられるサブクラス。
財団にとって有益な存在であり、最高機密でもある。
はい。
ケテルクラス、どうやって収容したら分かんない、どういう状況か分かんないっていうやつに対して最終手段として破壊したり、
こいつをぶつけたら無力化できる可能性が高いみたいなオブジェクトのことですね。
スピーカー 2
ワンピースの古代兵器に対しては古代兵器よっていう考え方と似てると思います。
スピーカー 1
次、財団職員行こうか。
SCPオブジェクトの収容に関わる財団職員の職種は多岐にわたるが、
SCPオブジェクトを研究する研究員・博士、現地でSCPオブジェクトの調査を行うフィールドエージェント、
エージェントや研究要員より選抜された精鋭、もしくは専門技能を持つ者たちの部隊である機動部隊が報告書内に主に登場する。
職員にはセキュリティクリアランスが0、1、2、3、4、5の6段階に分けて設けられており、権限が大きいほど上位のクリアランスを有している。
クリアランス5を有する最高幹部によるO5評議会、過去定員は13名が合同決議により財団の活動全体を監督している。
SCPオブジェクトの実験や探査などで、消耗される役割の職員はDクラス職員と呼ばれ、犯罪者が雇用されている。
15:20
スピーカー 1
死刑囚など罪が重いものほど危険性が高いオブジェクトの実験にも合わされる。
ただし、出自設定は記事執筆者によって異なる場合があり、またその雇用形態についても、一定期間後に解放される、一定期間後に殺害される、死亡する前提で雇用されている、一定期間ごとに記憶処理を施され、一定期間後に解放されると思わされ続けているなど様々で確固たる設定はなく、記事執筆者ごとの判断による。
また、報告書中に特定のDクラス職員を終了するといった記述がある場合、財団がDクラス職員を解放するとも、無力化するとも、あるいは死亡させるとも解釈できるが、実際どういったことが行われているのかは読者の見解に委ねられる形となる。
メタ的には財団職員が執筆者のアバターとして機能する場合があり、職員の設定が記載された人事ファイルという作品群も存在する。
状況が分からないSCPに対しては基本的に犯罪者、消耗品としてDクラスという人員が出されますよと。
でも死刑確定してるけど、これを状況が分かったら解放してあげるよとか、そういういろいろな条件をもらって調査に嫌々ながらも行ってるっていう人が多いイメージですね。
これ初めて見たな。一定期間ごとに記憶処理を施されて、解放されると思わされ続けている。
えぐいことしますね、これね。
大まかなSCP財団についての説明はこんな感じかな。
スピーカー 1
そもそもSCPっていうのがどうやって生まれたかというところをちょっと話しましょうか。
創作コミュニティとしてのSCP財団ですね。
SCP財団が登場する創作物の起源は、英語圏の大型匿名掲示板4ちゃんの超常現象版にあると。
2007年に投稿されたクリーピーパスタ、都市伝説コピペ風短編のSCP-173をきっかけに、同様の特別収容プロトコルを模した作品が多数投稿されるようになった。
18:05
スピーカー 1
その過程でSCP財団の設定が創造・共有されていき、そのまとめサイトが2008年の1月にエディット・ディス・ウィキに開設された。
同年7月にサイトはポーランドのウィキ・ホスティングサイト、wiki.に移り、以降の作品は直接ウィキページとして投稿されるようになった。
2018年時点でサイトには3000を超えるSCPが投稿されており、そして新しいものも頻繁に追加されている。
SCP-173の記事内に掲載されている写真は彫刻家の加藤泉さんが制作した無題2004のものであるが、
SCP財団の制作コミュニティ側がそのことについて連絡を取ったのは2014年のことであり、
芸術作品としてのコンセプトとは無関係ながらも、既にコミュニティが形成されていたこともあって、好意により使用許可を得ている。
SCP-173記事ページやSCP財団全体のライセンスガイドには、その扱いに格別の注意と尊重を求める旨が掲載されている。
現在のサイトにはキーワード検索や記事一覧といったウィキとしての基本的な機能が備わっている。
全ての作品には専用の議論ページと投票ボックスが設置され、
サイトメンバー同士の自分の書いた作品をサイトに投稿するには、まず申し込みフォームを通じた参加申請を行ってサイトメンバーになる必要がある。
全ての作品には専用の議論ページと投票ボックスが設置され、
投稿できる記事に制限はないが、クオリティを保つための仕組み・作りが考えられており、
投票で否定的評価の多かったものは、スタッフによって速やかに削除される。
また、時折決められた記事に対して、
サイトメンバー同士の参加申請を行ってサイトメンバーになる必要がある。
はい、途中電話がきましたが、びっくりした。
SCP-173っていうのを、2チャンみたいなものにしたいなと思ったんですけど、
SCP-173って言ったら、
SCP-173って言ったら、
SCP-173って言ったら、
SCP-173って言ったら、
っていうのを、2チャンみたいなところで創作として出てきて、
それが面白いじゃんってなって、
そういう異常現象だったり、物だったりを管理する、観察する、
秘密組織作ろうぜっていうのがどんどん広がってって感じですね。
21:00
スピーカー 1
なんかあれだな、見れば見るほど、
スピーカー 2
ラブクラフトのクトゥルフ神話と通ずるものがあるというか、
スピーカー 1
コズニックホラーのね、あれもラブクラフトさんが、
こういうのあるよって作って、それのファンというか、作家仲間だったり、
弟子的な人がどんどん広げていって、今のクトゥルフ神話っていうのができたみたいな話だったはずだから、
結構通ずるところがあるんじゃないかな、こういうやつは。
著名なSCPオブジェクトとか書いてますね。
これはまああれだな、今後ランダムで出てきたら取り上げようかなって感じですね。
はい、書いてるわ、めっちゃ書いてるわ、ちょっと待って、評価の方読みます。
SCP財団は概ね好意的な評価を受けている。
CNETのミッシェル・スターはシリーズに共通する不気味さを称賛した。
はいはい、まあ人気ですよってね。
スピーカー 2
インターネットで最も独特で魅力的なホラー作品と言われてます。
スピーカー 1
SCP記事には過剰な残酷表現が滅多に含まれていない点を指摘した。
スピーカー 2
むしろ多くの場合、その恐怖が確立されるのは、詳細が書き込まれているからではなく、報告書が実用的で無味感想に書かれているからであると。
なんかありがちなホラー映画とかの肝試しってカメラになんか映ってギャーみたいなんじゃなくて、なんか淡々とやべえ事、事実を書いているのが逆に怖い、面白いって言ってくれてる人がいますってことですね。
スピーカー 1
で、これだ。SCP、ウィンストン・コック・ウィルソンはとある記事で、SCP財団とアメリカの作家、ハワード・フィリップス・ラブクラフトの著作を比較した。
ラブクラフトと同じく、SCP財団の事件簿は多くの場合、アクションシーンを書いており、疑似科学的な調子で書かれている。
ラブクラフトとSCP財団の作品は共通して、科学的な調子と語られている物語の不安を誘う恐ろしい性質が分離しているゆえの緊張によって優れたものになっていると主張した。
スピーカー 2
ラブクラフト作品も結構淡々と、なんか学者さんだったり作家さんだったりが主役なんで、すごい私は今こんな状況だっていうのをモノローグというか淡々と話して事実を伝えるっていうような感じの作品が多いかな。
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スピーカー 1
多分影響はかなり受けている記事は多いでしょうね。
実際問題はクトゥルフふざけんなっていうSCPもいるので、その辺も後々いつか紹介できればなと思ってます。
ということで簡単にSCP財団とは何ぞやについてのお話でした。
ここよく分かんなかったみたいなのがあったら、自分でウィキ見てくださいって感じかな。
とりあえずファンサイト、そういうお話を作るサイトの集まりですよっていうやつだな。
これ読んでて思ったのが結構面白いSCPもいて、もうなんかランダム関係なく普通に紹介してる感じになるけど、これはまた詳しくは言うけど。
こういうSCP財団っていうファンサイトがあるよねっていうSCP、実際に存在しているけど、そういうファンサイトだよ、フィクションだよって思わせるためのお話というかそういうコンテンツもこの記事の中にあります。
スピーカー 2
ガチの秘密結社だけどバレないようにそういう面白ネタの倉庫だよって思わせといてくださいみたいなの書いてます。それもまたいつか出てきたら読みたいと思ってます。
スピーカー 1
とりあえず今回はこんなもんで第1回としてそもそもSCPとは何ぞやという回でした。
次回からはまたランダムで1個2個3個4個って適当に読んでいけたらなと思ってます。それではまた次回お会いしましょう。さよなら。