1. SCP話
  2. #532⑱ SCP-6500 - 避けえない..
2026-10-29 39:19

#532⑱ SCP-6500 - 避けえないもの

紹介SCP/Tale


タイトル: SCP-6500 - 避けえないもの

原語版タイトル: SCP-6500 - Inevitable

訳者: YS_GPCR

原語版作者: Aethris, Anonymous, DarkStuff, Grigori Karpin, HarryBlank, Placeholder McD, S D Locke

ソース: http://scp-jp.wikidot.com/scp-6500

原語版ソース: http://scp-wiki.wikidot.com/scp-6500

ライセンス: CC BY-SA 3.0

作成年: 2022

原語版作成年: 2021


SCP財団とは: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3


©️SCP財団 http://ja.scp-wiki.net/


BGMタイトル: Farewell

作者: H.Lang

作者ページ: https://dova-s.jp/_mobile/_contents/author/profile459.html

DOVA - SYNDROME楽曲リンク: https://dova-s.jp/_mobile/bgm/play19024.html


1・5・9・13・

17・21・25・29日更新予定


#SCP #SCP財団 #podcast


【活動まとめ】 https://lit.link/azekura

感想

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サマリー

カイトと文子は、無人のビル最上階で部下たちを殺したCEO尾口健太と対峙する。尾口の正体は、企業人に化けていた鬼の王・守天道寺であり、消えつつある魔法と妖怪の領域を現実世界へ取り戻そうとしていた。カイトは札や言霊で鬼と戦い、文子の援護も受けて守天道寺を拘束するが、文子はカイトの杖こそが異常な力の源だと明かす。杖はカイトの一族に伝わる単なる武器ではなく、異世界や無限の奇跡術的エネルギーにつながるアノマリーだった。これまでのカイトの成功は本人の力だけではなく、杖が魔法や妖怪への対処を支えていたのである。魔法が崩壊する世界で、文子は杖を楔として財団側に協力するよう求めるが、守天道寺は拘束を破り、枯れゆく自分の領域へ二人を引き込む。カイトはそこで鬼の王と再戦し、詠唱と杖の力で守天道寺を倒すものの、重傷を負って意識を失う。後半では、守天道寺の正体やオリカルコス・コデックスとの関係、杖に力が宿っていたためカイトが強かったという事実を確認し、カイトの今後や杖が財団に渡った可能性について推測する。次回はメイン文書の続きと「盗賊」の項目を読む予定だと締めくくられる。

無人のビルと鬼の王との遭遇
カイトは人のいないロビーを見渡した。
清潔な磨かれた床と無人の保安ステーションが彼の前にあった。
彼は保安ステーションに近づき、コンピューターのモニターを見た。
それはまだログイン状態にあり、使用できた。
ビル内の全員を避難させたのか。
文子がロビーに入ってくると彼は肩越しに呼びかけた。
ええ、少なくともそう命令はした。
このステーションにはついさっきまで人がいたはずだ。
だが今は周りにも人がいない。
彼女は肩をすくめて彼のそばに来た。
避難は25分前よ。
だから避難した人は全員家に帰ったのではないかしら。
もう21時を過ぎていたし、もともと多くは残っていなかったと思うわ。
彼は振り向いてもう一度ロビーを見渡し、それから彼女と目が合った。
お前のチームはどうした?
トランスポンダーは全員重役室にある。
最上階よ。
カイトは保安ステーションの机の上にあったセキュリティバッジを手に取った。
彼はエレベーターのところに歩き、彼女のために扉を押さえた。
バックアップが来るまであと15分。
彼女は開いたエレベーターに乗り込みながら行った。
それを待つつもりはない。
彼はセキュリティバッジをセンサーにかざして最上階を解除しながら行った。
じゃあ、どんな作戦があるの、カイト?
その男と話して、彼と鬼のつながりを見つけ、お前のチームも見つける。
ずいぶん簡単そうに言うのね。
彼は笑った。
万物はシンプルだ。正しい見方さえすればな。
彼女はかぶりを振り、ライフルをチェックした。
私の経験では、そうではなかったわ。
恐れを手放せ。それは幻覚だ。
すべてはいずれは終わるのだ。
そうね。私たちが今夜終わるのでなければいいけど。
彼がうなずくと、エレベーターの扉は最上階で開いた。
フミコが最初に踏み出し、ライフルを構えて、部屋の中に敵がいないことを確認した。
カイトが後に続き、そしてそれを見つけて立ち止まった。
天井は15メートルほどの高さで、巨大な鳥居が中心に立っていた。
そこは多くの部屋に通じていたが、重薬室に入るには鳥居をくぐらなければならなかった。
彼は上を見たまま、石頭色の石のアーチに近づき、それに手を当てた。
何かおかしなところがあるの?
フミコが質問した。
これは本物の鳥居だ。ただの装飾じゃない。
とても古くて、よく手入れされている。
このような場所にあるのは奇妙だな。
ええ、そうね。屋内で見ることはあまりないってわけね。
こんな風に建物の中に移設された例は知らない。
神道では、これは屋外だからこそ機能する。
俗世と神聖なものを分けるものだ。
よく知らないが、異端の教派ではこういうものもあるのかもしれない。
ブッダが企業の重薬を神聖なものとみなすことはないと思う?
なさそうだな。
彼は大型の部屋の奥へと歩き、そこがもう一つのロビーであることに気づいた。
受付のデスクが鳥居から数歩のところに立っており、
CFOとCEOのオフィスへの道を守っていた。
それもまた無人であった。
彼が歩くたび、尺上の輪の鳴る音が無人のホールに響いた。
監守のチームの痕跡はなかった。
お前の部下はどこにいる?
この先、何十メートルか行ったところよ。
二人は月あたりの両開きの扉まで移動した。
そこにはCEO尾口健太と日本語の文字で書かれたプラカードが設置されていた。
彼は片方の扉を内側へと押し開き、息を呑んだ。
文子は彼のそばへと急ぎ、叫んだ。
そこに並んでいたのは五名構成のチームだった。
内蔵を飛び出させ、ほとんど形が分からなくなるまで横断されていた。
何名かの頭部は割れていた。
血と粉弁の匂いが広い重役オフィスの中に強く漂っていた。
カイトは死体から視線を移し、部屋の中を探った。
部屋の反対側で動きがあり、彼の目を引いた。
高価そうなスーツを着た中年の日本人男性がタオルで手を拭きながらトイレから出てきた。
白いタオルについた赤い筋が目についた。
何だこれは。
カイトは日本語で呼びかけた。
許可もなく私のビルに入り、それを質問するだけの弾力があるとはなあ。
彼は英語で答えた。
企業スパイだよ。疑いもない。あるいはテロリストだな。
机まで歩き、血のついたハンドタオルを小さなゴミ箱に投げた。
それから机の前に立ち、わずかにそれにもたれかかった。
あなたがオモグチケンタ?
フミコが問いかけた。
一体何なの?どうやってこんなことを。
彼らは銃をちらつかせながら来たのでね。
命の危険を感じたというわけだ。
男は微笑んだ。
この男たちを素手で殺したのか。
カイトが問いかけた。
そうだ。無礼な連中だったのでね、お坊さん。
フミコはライフルでオモグチを狙った。
このクソ野郎。
カイトは彼女の肩をたたき、ささやいた。
やめろ。ここで何が起きたのかを確かめなくては。
私は王だ。
暴露の僧侶や秘密組織の純軍事エージェントの質問などには答えんよ。
カイトは彼が何を意味したのか質問しようとしたが、
スーツが縫い目で裂ける音を聞いて気をそらされた。
彼の肉は盛り上がり、布地を。
ついで彼の青白い肌を裂き、
2.5メートルの角の生えた鬼の戦士の姿が現になった。
裂けた皮膚はタイル地の床にバラバラと散らばり、血が彼の周りに撒き散らされた。
鬼は明るい青の肌をしており、3本の角が額から生え、口は牙で満たされていた。
彼の目は赤く輝き、オフィスを暗く照らした。
油で濡れたような緑の鱗の服を着ており、荒々しい肉を包む鎧のように見えた。
カイトは周りを見回し、部屋が暗くなり、霧が床から立ち上り、エージェントたちの死体を包んでいるのを見た。
空気も冷たくなっていた。
鬼は左側に手を伸ばし、きらきらと輝く空中から、超大な薙刀を取り出した。
我が領地を犯し、答えを求めるお前は何者だ、放浪者よ。
カイトは釈情を握り、その先端に札を設置した。
お前の名は何だ、魔よ。
守天堂寺
カイトの口が大きく開かれ、しばしあっけに取られた。
何?
文子が促した。
お前の坊主は知っているようだぞ。
鬼は叫び、豪快な笑いで部屋を満たした。
何と言えばいい、酒好きなことか。
文子はもう一つの質問を投げかけようとしたが、
薙刀が彼女の眼前の床に叩きつけられ、衝撃波がほとばしり、彼女は後ろに吹き飛ばされた。
カイトの釈情が衝撃を和らげた。
札が効果を発揮すると、鐘の音が響いた。
質問はここまでだ。
鬼は叫び、カイトの方に突進した。
薙刀がカイトに震われると、彼は言霊を発し、右へと飛んだ。
刃は言霊に弾かれ、再び床に叩きつけられた。
砕けたタイルと破片がカイトの体を襲った。
彼は頬と腕に焼けるような烈傷を感じ、出血したと知った。
彼は釈情を振り下ろし、鬼の前腕を打った。
重い打撲音がして、鬼は唸り、しかし彼へと手を伸ばした。
巨大な手がカイトの開いた手のひらを包み、激しい閃光が鬼の固く握りしめた拳からほとばしった。
青い血がカイトの胸にしぶき、朱天道寺はあえいで激しく傷ついた手を引いた。
三本の指が小爆発により折れ、烈傷は巨大な青い手のひらまで切り込んでいた。
カイトは鬼の血で汚れ、効果のなくなった札を捨てた。
魔は薙刀を落とし、拳を胸で握り込んだ。
「いまいましいネズミめ。よくも俺を打ったな。」
カイトは走り込み、釈情を巨人の眼前の壊れたタイルに突き入れた。
杖の基部はほぼ床へと沈み、頂上の札が明るく輝き、鐘の響きの不協和音を引き起こした。
札は白く輝き、鬼は目を無傷の方の手で覆い、日本語で悪態をつきながらあえいだ。
カイトは身を乗り出して、二枚の札を輝く鱗の鎧に貼った。
白い光が発し、何本もの鎖が現れ、鬼を縛り、床へと縫い付けた。
鎖の一本が太い首を取り巻くと、鬼は喉を鳴らした。
カイトは杖を床から引き抜いた。
使い尽くされた札がその先端から崩れ剥がれた。
彼は振り向き、フミコを見下ろした。
彼女は衝撃で壁まで吹き飛ばされ、そこから起き上がろうとしていた。
彼女が衝突したところの剣材が崩れ、彼女の上に降り注いでいた。
彼は彼女の隣に鏡込んだ。
怪我はないか、フミコは呻きながら彼の手を取った。
彼は彼女を引き上げて立たせた。
頭が割れるようだわ、でもどこも折れてないと思う。
彼は彼女の肩越しに、彼女が壁に残したクレーターを見た。
彼女も彼の視線の先を追い、そして息を呑み、自分の体に手を走らせた。
ジーザス、どこか出血してない?
そうは言えないな。
ヤマチチの力?
彼はうなずき、もがく鬼に向き直った。
鎖は逃げようともがくたびに明るく輝き、きつく締め付けた。
カイトは鬼の王の前に立った。
ここで何をしている?
お前は死んだと聞いていたぞ。
人間が作った物語だ、ははは。
彼は誰なの?
フミコが質問した。
鬼の王を自称する者。
かつてこのあたりで多くの死を引き起こした。
伝説によると、著名な侍に首を切られたというが。
その通りだ坊主。
だが俺は生き延びた。
俺の魔法は強い。
なぜ変装した?
なぜ人間のふりをする?
権力だ。
常に権力をめぐる話ではないか。
俺には資源と影響力が必要だった。
俺に従う妖怪たちを覚醒する世界に連れ帰るためには、
消えつつある領域について話せ。
なぜここに逃れようとする?
仲間に聞いてみるんだな。
カイトはフミコを見た。
彼女は首を振った。
その女は知っている。
皆知っているぞ。
そいつらは何ヶ月も俺たちを狩り集めようとしていた。
そいつらはなぜ俺たちがここにいるか知っているぞ。
魔法は消えるのだ、坊主。
杖の正体と消えゆく魔法
ならば、俺たちにどうしてほしい?
彼が話しているのは真実か?
お前たちは妖怪を飼っているのか?
カイトはフミコに問いかけた。
もちろん異常を収容するのが私たちの仕事よ。
だがそこで疑問があるぞ坊主。
なぜ彼らはお前を必要とした?
カイトはフミコを見た。
もう言ったはずよ。
私たちはイネで人を殺しているのが何なのかわからなかった。
もっと習熟した人が必要だった。
鬼は再び笑い出した。
その音が壁に反響した。
奴らはお前を必要としたのではない。
奴らが必要としたのはそれだ。
鬼はカイトの釈情を見た。
なんだと?
フミコは鬼からカイトに視線を移し、
それからライフルを上げて鬼に狙いをつけた。
カイトはライフルの重心をつかみ天井に向けた。
やめろ。
説明しろ。
フミコはライフルを強く引いて、
彼を振りほどき、顔を背けた。
彼が何を言っているのかわからないわ。
嘘をつくな、フミコ。
カイトは声を落としていった。
彼女は彼に向き直った。
顔には明らかな怒りがあった。
私は、
突然彼女は耳に触れ、
彼には聞こえないほどの小声で話した。
了解しました。
サンキュー、サー。
彼女は通話先の誰かに向けてそう言った。
なんだ、今のは。
カイトは問いただした。
あなたの助けが必要だった。
それは本当よ。
それで?
私たちにはその杖も必要だった。
なぜだ。
これは我が一族に受け継がれたもの。
ただの釈情だ。
必要ならば買える。
違う、買えるものじゃないわ。
彼女は側頭部を揉んだ。
痛みからか、
苛立ちからか、
あるいは両方か。
彼女はため息をついた。
それは異物よ。
アノマリーなの。
書庫の文章を調べていて見つけたわ。
それは魔法よ。
それも大文字のね。
意味がわからないぞ。
知ってほしいの。
それはただの杖じゃないわ。
それは鍵よ。
何に対してのだ。
領域、
次元、
無限の奇跡術的エネルギーへの、
神聖なるもののための
雷の杖。
私たちが見たこともないほどの
秋葉放射を放っている。
それが何になる。
それが、
あなたが妖怪を簡単に招待させられる理由よ。
あなたの札によって、
ではなく、
あなたの呪文、
言霊でもなく、
杖がしているのよ。
違う。
あなたほど優秀な鬼狩りに
会ったことはある。
ただ他の人より強いからだと思っていたの。
あなたは兵士と奇跡術者を
一個だいたい必要とするほどの精霊を
招待させられる。
あなたが彼にしたことを見て、
鬼は再び、
しかしさらに大きく笑った。
その通りだ坊主。
お前は何も特別じゃない。
その杖が大業を成していたのだ。
人殺しの言うことを聞かないで、
私の話を聞いて。
文子は叫んだ。
カイトは杖を見た。
今までのようには
強く握れなかった。
彼の言う通りよ。
魔法は働かなくなっている。
異常なものも崩壊している。
何世紀も私たちが知ってきたものが
存在しなくなろうとしている。
そしてそのうちにはいくらかの混乱を
巻き起こしているものもあるわ。
彼女はカイトの肩を掴みながら言った。
だけど亡くなっていないものは
カイト、あなたよ。
その杖。
あなたは何十年も魔物と戦ってきた。
そして常に成功してきた。
その杖がその理由よ。
嘘だ。
彼は呟いた。
腕は震え始めていた。
本当よ。
だけどあなたがやってきたことは嘘じゃない。
あなたは人のためにやってきたわ。
じゃあ今は。
彼は問いかけた。
フミコの手を肩からどけ。
彼女からも鬼からも離れながら。
このエントロピーに何かができるはずよ。
そしてその杖は楔になる。
私たちと一緒に来て。
助けになって。
鬼はまた大声で笑った。
そいつは看守のためになど働かんよ。
小役人が。
見てみろ。
そいつが今さら変われると思うか。
現実を見て崩れそうだ。
黙りなさい。
鬼は唸り。
そして部屋はさらに暗くなった。
カイトは半狂乱で周りを見た。
オフィスの壁は消え、
赤い霧と枯れゆく木々に変わっていた。
周りを見てみろ坊主。
枯れゆく領域での決戦
領域は枯れていく。
そして俺たちは目覚めた世界で
俺たちの場所を見つけるぞ。
カイトが鬼の王に向き直ると同時に
輝く鎖は暗くなり
それから銃声のようにひび割れて分割された。
念力の鎖は地面に落ち
点滅してから消えた。
主天道寺はフミコを酒杯で吹き飛ばし
フミコは霧の中に消えた。
そして彼に呼びかけた。
お前の玩具は召し上げだ。
そしてお前を喰らい
我が民はこの島を洪水のように満たすだろう。
人間よりはこの地をいたわることができる。
奴らをすべて滅ぼした後でな。
鬼は吠え霧が両者を包んだ。
カイトは最上階のロビーがあった場所を振り返った。
鳥居はそこで鈍い赤色に輝いていた。
鬼はそれも彼の領域に引き込んでいたのだ。
鳥居は境界であった。
神聖なるものではなく
他世界との霧の外から
薙刀がカイトの胸に向けて飛んできた。
彼は後ろに下がり
石状を鋭い円弧に振り刃を逸らした。
鐘の音が鈍く遠くでなった。
彼は刃が足をなごうとするのを飛び上がってよけ
空中で薙刀の太い柄を持ち
それを二つに折った。
さらに鐘の音がより大きく近くでなった。
主天道寺は吠えた。
さっさと死ぬがよい。
カイトは霧に杖を突き入れながら
日本語で静かに句を読んだ。
流れ川
水に包みし万物を
海へ流さん
我もまた行く。
霧が割れ
鬼は牙を剥き出し唸った。
それは彼へと手を伸ばした。
片方は無傷で
もう片方は恐ろしく傷ついて
カイトは身をよじってかわした。
二本の怪物の手の間をすり抜け
鬼の領域の濡れた地面を石状で打った。
鐘が彼らの周囲すべてで鳴り響き
白い光が鬼を包み
青白い炎が地面を薙ぎ
カイトの足へと昇った。
鬼は叫び
凶乱して炎を叩きながら叫んだ。
カイトは杖を振り
守天童子の顔を打った。
青黒い体液がカイトの体と顔に飛び散り
目を見えなくさせた。
鬼の王は痛みに叫び
むやみに腕を振り回した。
それがカイトの胸に当たり
彼は地面に打ち倒された。
彼がようやくわずかに目を開けると
光が空間に戻ってくるのが見えた。
溶けた氷が逆回転するように
あるべき場所に戻る壁
そして顔にめり込んだ眼球で
彼を見つめる守天童子の眼差しが見えた。
鬼の王がしゃべろうとすると
その破れた喉から震えるような息が漏れた。
突如鬼は無事な片目でカイトを見て
そして唸った。
俺は消えないぞ。
激しい咳とともに守天童子の胸は割れ
さらなる青い体液がその唇から漏れた。
鬼はようやく弱く濡れた息を絞り出し
静かに倒れた。
獣の胸は上下動を止め
部屋が明るくなっていくのと反比例するように
その目から光が消えていった。
カイトは目をそらした。
カイトは仰向けに横たわりながら
石像を胸の前で握った。
呼吸するたびに鋭い痛みが脇腹を襲い
血の味を感じた。
彼は何とか首を起こし杖を見ようとした。
よし、私を見ろ。
今まで自分の力を私に言えなかったというのか。
私はお前の力をずっと使ってきたというのに
誰かが彼のもとに走ってきた。
薄れゆく意識の中で
彼はそれがフミコであることをようやく認識できた。
彼が目を閉じると世界は暗くなった。
読後トーク:カイトとオリカルコス・コデックス
ログ終了。
メイン文書に戻り関連項目を閲覧する。
はい、にて日本編という括りでいいのかな。
僧侶の項目終了となります。
このページのそのものの一番上のタイトルが汚れとなっていますね。
オリカルコスコデックスについては明言されてないけど
釈情の中に埋め込まれてるっぽいですね。
釈情がすごいパワーを秘めていたから
あなたは強い僧侶だったんだよっていうことですね。
持ち主側じゃなくて持っている武器が強いから強かったんだという
カイトさん目線ちょっとやるせないところはある感じの事実が発覚したわけですが
主天道寺はねもう有名ですね。
京都にいる有名な鬼の統領でございます。
フェイトFGOやってないんであれですけど
なんかエッチな子ですよね。
FGOの方の主天道寺確か。
ちょいちょいタイムラインで見かけますが
あれはどうなんですその大本の
ウィキとかに書いている内容に沿っているのかな。
ちょっとわかんないけど
佐方金時とかが倒したって言われてますね確かね。
がオモグチ様の正体でしたと。
前回ね人間がオリカルコスコデックスの力で妖怪になったとか
妖怪がオリカルコスコデックスの力で人間に化けてるとか言いましたけど
特にその辺のコデックスの力は使わずとも人に化けてた
っていうところで半分正解ってとこですかね。
権力が欲しいって言ってましたね。
もう一回ちょっと。
杖がアノマリーだった。
奴らはお前を必要としたのではない。
権力だ。俺には資源と影響力が必要だった。
俺に従う妖怪たちを覚醒する世界に連れ帰るためには。
資源と影響力。
資源はまあわかるけど影響力?権力?いるか?
なんでや。
このオモグチ様主転同事がいた会社がどういう会社なのかがわかんないから何とも言えないけど
都市開発系の会社だとしたら
山をこれから開発するから誰も立ち入らないでって言ってそこに一旦妖怪たちを入れて
っていうことはできますかね。
インフラ関係とかの仕事だったらやりやすいかもしれんですが
その辺はあんまり書いてなかったはず。
なんで一旦飛ばしましょうか。
主転同事結局倒して俺は消えないぞ。
これ英語がRubyがI will not fadeって書いてますが
なんでわざわざここ英語入れてるんだろうか。
主転同事倒した。杖を見ようとした。
意識を失う。
ここで以降カイトさんが出てくるのか
それとももうカイトさんはリタイアで杖だけ
フミコさんたちにパクられた取られた財団側に取られてしまった
というエンドなのかというところですが
あーでちょっと長めのメイン文書に戻った時の
ホイがありますがこれはちょっと次回読んでから
最後の項目盗賊を見たいと思います。
これ結局この監督者資格証明を入力っていうのが
全然わかんないんだけどな。
我は再生の著者。炎に水にそして空気と地に剣をされ我は立つ。
されど真実の知らされる時に。
さっきカイトさんが主転同事倒す時に読んだ空か水。
京都の稲の町も水メインだったので
それぞれのあれなのかな。炎水空気地。
炎は魔術師の方ですね。
戦士なんだ。空気と地。地かな。
なんか地下行ってましたよね。地下図書館みたいな。
そこから上に上がってた気がするので。
でもだからなんだって話ですけど。
何を入力したらいいんだろう。
ちょっと最悪調べますね。
ここまで来て飽きませんでしたわ。悲しいので。
はい。ということで次回
この僧侶の講を読み終えてメイン文書に戻ったほいを読むところからスタートして
盗賊のページに行きたいと思います。
ではまた次回。お疲れ様です。
39:19

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