SCP-1371-JPの特性と発見
アイテム番号 SCP-1371-JP オブジェクトクラス ユークリッド
特別収容プロトコル SCP-1371-JP-A、Cはそれぞれ別の非生物保管ロッカーに収納します。
SCP-1371-JP-Aを使用した実験は、セキュリティクリアランスレベル2以上の職員の許可を得た上で行ってください。
ここのセキュリティクリアランスからが修正されています。 SCP-1371-JP-Aを使用した実験は、
SCP-1371-JPの存在が外部に漏洩する危険性があるため、現在はいかなる内容の実験も禁止されています。
発売前のペットフードの新製品の情報を常に確認し、 SCP-1371-JP-Aと同様の形状と材料を使用していた場合は、
該当食品・該当商品を回収し、カバーストーリー異物混入を留守して発売を中止させてください。
説明 SCP-1371-JP-Aは日本国内で株式会社ドギーコープから
2010年9月に発売された犬用ビスケットです。 25×17cmの袋状のパッケージに120g分収納された状態で販売されており、
3種類の動物の肉とチーズを練り込み、デフォルメされた骨の形をしています。
SCP-1371-JP-Aは通常の動物が接触しても問題はありませんが、未開封のSCP-1371-JP-Aを野外で開封すると、
SCP-1371-JP-Bが一時的に出現します。 3種類の動物の肉について、3種類とも犬用のペットフードとして使用された前例のない食材です。
SCP-1371-JP-Bは全長約10mの家犬の頭部です。 家犬、犬種はシェットランドシープドッグと推定されます。
SCP-1371-JP-Bは未知の方法で上空を自由に移動します。 半透明の状態で視認でき、その透明度は距離に比例しているため、
500m以上離れると視認が極めて困難になります。 SCP-1371-JP-Bの物理的な接触は不可能ですが、
SCP-1371-JP-Aを接触することが可能です。 SCP-1371-JP-Bは優先的にSCP-1371-JP-Aの所有者の周囲に滞在しますが、
SCP-1371-JP-Aを約10分以上接触しないでいると、 所有者から離れて消滅します。
また、SCP-1371-JP-Bが出現中に別地域で SCP-1371-JP-Aを開封した場合、 SCP-1371-JP-Bは出現しませんでした。
このことから、SCP-1371-JP-Bは一体のみ存在していると考えられます。
SCP-1371-JP-Bの出現と追跡
ホイ1. SCP-1371-JP-Aのパッケージの表面には、デフォルメされた犬のイラストの横に
ベギー君に会えたらラッキーと書かれており、裏面には以下の文章が記載されています。
ベギー君。 SCP-1371-JP-Bの名称と思われます。
裏面の文章。
本製品を開封すると、ベギー君があなたの元に現れるかも? 出会えたあなたはとってもラッキー! このビスケットでベギー君の素敵な笑顔を撮影しよう!
ハッシュタグベギー君と遊んだよを入れて、写真をSNSにアップしてくれた方の中から、毎月抽選で5名様に素敵なおもちゃをプレゼント!
SCP-1371-JPの存在の発覚から、財団は183枚のSCP-1371-JP-Bが写り込んでいる画像を各SNSサイトで発見しました。
SCP-1371-JP-Bの存在が多数の人物によって認知されてしまったことから、完全な情報の消去は困難であり、
財団はSCP-1371-JP-Bの存在の信憑性を薄めるために、カバーストーリークソコラグランプリを行いました。
その後、カバーストーリー異物混入を留付し、当時販売されていた全てのSCP-1371-JP-Aを回収しました。
制作元である株式会社ドギーコープへエージェント部隊を派遣しましたが、パッケージに記載された所在地は県の市にある自然公園で、
株式会社ドギーコープと関連性のある施設は確認されていません。
保位2 記録2010年11月3日よりを表示
2010年11月3日、SCP-1371-JP-Aと同一の特性を持ったペットフードの制作が可能か実験を行いました。
その結果、SCP-1371-JP-Aと同様の形状と材料を使用したペットフードによって、
サイト8-1の屋外でSCP-1371-JP-Bを出現させることに成功しました。
しかし、SCP-1371-JP-Bがペットフードを接触後、全長は約80mまで巨大化し、10分経過しても消滅することはなく、
サイトの屋外に16時間存在し続けました。
これは財団が製作したペットフードがオリジナルよりもチーズの割合が全体のパーセント高いことが原因と思われます。
SCP-1371-JP-Bはペットフードを与えた職員の周囲に滞在していましたが、
出現してから16時間後にサイト8-1から脱走しました。
機動部隊はSCP-1371-JP-Bを追跡しながら移動を阻止しようとしましたが、
いかなる方法を行ってもSCP-1371-JP-Bの移動が止まることはなく、
最低でも54の市町村を横断したことが確認されています。
サイト8-1より600km離れた県の町の河川敷で、川口市が所有していたゴム製の玩具で遊んでいるところを発見しました。
機動部隊は川口市が所有していたゴム製の玩具を使って近隣の山林までSCP-1371-JP-Bを誘導し、
発生から125時間後にSCP-1371-JP-Bの消滅が確認されました。
川口市からインタビューを行った結果、SCP-1371-JP-Bが遊んでいた玩具は
株式会社トギーコープから抽選で選ばれ送られてきたプレゼントということが判明しました。
玩具はSCP-1371-JP-Aと同一の形状をしており、横幅は17cmです。
通常のゴム製の犬用の玩具として使用しても問題は見られませんが、
SCP-1371-JP-Bを引き寄せる特性があると思われ、
SCP-1371-JP-Cに指定して収容しました。
なお、このインシデントでSCP-1371-JP-Bを目撃した一般市民は7000人以上、
インターネット上に投稿された画像・動画は計53個が確認され、
財団が把握した目撃者全員に対し、クラスA記憶処理を行い、
SCP-1371-JP-Cの入手と収容
再度カバーストーリークソコラグランプリを実施し、
さらにカバーストーリーアドバルーン騒動を留守しました。
写真や映像を通じて多くの人間がSCP-1371-JP-Bの存在を知ってしまい、
本来であれば目を覆いたくなるような失態だったろう。
しかしこのオブジェクトはどんなに高画質で撮影しても、
粗末な加工画像にしか見えないのが幸いしたな。
研究員
犬・未収容・非実体・食物のタグが付いています。
画像がSNSに投稿されていたSCP-1371-JP-Bが映り込んだ画像があるのですが、
これはソコラにしか見えないですね。
街の夕日を背景にしているのかな。
右側に沈みゆく太陽があって、左側に犬の画像がちょっと薄い感じで。
ジョジョとかの終わったぜ、カキョウイン、アブドゥル、イギーみたいなあれになっている感じですね。
半透明で空からこっちを見ている首だけ、首から上の犬の画像。
これでもあれなんですね。
幼虫異断体というか日照犬とかその辺は関わってないというか、
まだ特定できてない状況なんですね。
ドギースコープ。
ドギースコープじゃないわ、ドギーコープ。
全部読んだ通りですね。
犬用のビスケットがあって、それを開けるとランダムでこの幽霊犬、頭部だけの幽霊犬が出てくる。
特に害をなすわけではない。
この写真をSNSとかに投稿したら抽選で、
SCP-1371-JP-Cですね。ゴム製の玩具。
ドギースコープ。
Aと同一の形状をしており横幅は17cmです。
同一の形状をしており横幅は17cm。
犬用ビスケットって書いてるけどデフォルメされた骨の形をしている。
ゴム製の骨なんだっけ、カムカムボーンみたいなのがこのAの方、犬用ビスケットの方で
それを模した骨型の歯が痒いとかで使うおもちゃってことですかね。
ペット買ったことないんでちょっと理解が浅いですが。
これらも全部収容しているけどBは収容不可能。
収容プロトコルが確立されていない。
なんならこのAと同様の製品、形状と材料を使用して作ったら出てくるので
発売前のペットフードの新製品の情報を常に確認しておいてくださいってことですね。
だからこのプロトコルが制定されている間はよっぽど奇跡が起きて
個人で作って奇跡的にその形状とか比率とかが合ってて出てくるかどうかぐらいの確率ですかね。
ということでとりあえずは抑えられてるっていう印象ですね。
問題はこのBが今後どうなるか、どういう影響を及ぼすか、あるいは及ぼさないかっていうのが
まだわかんないから有クリット状態、収容できてないから有クリット状態っていうところですかね。
ではまた次回お疲れ様です。