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2026-03-16 14:36

#36:Nikeがデザインするスポーツ:「空気を纏う」五輪ジャケットと、場所を拡張する移動式スタジアム

#36:Nikeがデザインするスポーツ:「空気を纏う」五輪ジャケットと、場所を拡張する移動式スタジアム


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▼「空気」を纏うという進化:2026年冬季五輪 アメリカ代表を支える「エア ミラノ ジャケット」

https://www.dezeen.com/2026/02/12/inflating-jacket-nike-air-milano-2026-winter-olympics/


▼荒野をスタジアムに書き換える:ポータブルな「ACG All Conditions Cup System」

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サマリー

ナイキは、2026年ミラノコルティナ冬季オリンピックでアメリカ代表が着用する、空気注入・排出機能付きの「エアミラのジャケット」を発表しました。このジャケットは、アスリートが体温を自在に調整できる革新的なウェアです。また、過酷な自然環境でもサッカーコートを設営できるポータブルスタジアムシステム「ACGオールコンディションズカップシステム」も紹介。これらのプロダクトは、スポーツにおける効率的な勝利と生の体験の強度の両極端なアプローチを示唆しています。

はじめに:ナイキのデザインするスポーツ
Balloon Channelは、デザインクリエイティブスタジオBalloon Inc.が配信するメールマガジンと連動してお届けしているポッドキャストです。
メールマガジンにてお届けしている最新のデザインニュースや、日々の仕事で得られた知見、おすすめの書籍情報などについて、音声でお届けしていきます。
みなさん、こんにちは。今回のBalloon Channelは、私、広報のSaayaが担当させていただきます。
今回は、メルマガ第36号の「Nikeがデザインするスポーツ」という内容を元にお伝えするんですが、
以前のメルマガ第30号とそのポッドキャストでは、ミラノコルティナ冬季オリンピックの「デザインと表現の自由」というテーマでお届けしました。
現在は、ちょうど冬季パラリンピックが開催中です。
公営権の関係もあり、私たちが地上派でパラリンピックを目にするチャンスは、残念ながらNHKなどに限られてしまっています。
本日時点で、日本代表チームは銀メダルを3個獲得しており、
さらにスノーボードの小栗選手が獲得した銀メダルが、日本にとって冬季パラリンピック累計100個目のメダルとなりました。
節目の記録達成、本当におめでたいですよね。
さて、今回はメルマガ第36号の内容をもとに、
ナイキがデザインするスポーツというテーマで、ナイキが打ち出した驚きの最新プロダクトを2つご紹介します。
これまでのスポーツウェアは動きやすい服でしたが、
今やナイキがデザインしているのは、太陽を守る空気のバリア、あるいはどこでも試合ができる移動式スタジアムです。
単なる用具メーカーを超えて、過酷な環境を攻略するインフラへと進化している。
その最前線に迫ります。
「空気を纏う」という進化:エアミラのジャケット
まずは1つ目のデザインニュース、空気を纏うという進化。
2026年東京オリンピック、アメリカ代表を支えるエアミラのジャケット。
さて、今回ご紹介する1つ目のプロダクトは、ナイキが開発したエアミラのジャケットです。
これは、ナイキのブランドを象徴する、あのエアーの技術を衣類に応用した、全く新しいスポーツウェアです。
2026年ミラノコルティナ東京オリンピックで、アメリカ代表チームが着用していて注目されていました。
見た目は、白色の少しタイトなシルエットのダウンやウィンドブレーカーに見えます。
が、このジャケットの最大の特徴は、小型ファンが内蔵されている点にあります。
スイッチを入れると、約20秒で空気を注入、あるいは排出することが可能です。
つまり、空気を抜いた状態では、軽量なウィンドブレーカーとして機能し、空気を注入すると、厚手のダウンジャケットに近い保温性を発揮します。
この画期的な仕組みによって、アスリートは運動中の体温変化に合わせて、断熱性能を自在に調整できます。
衣服を脱ぎ着することなく、温度をコントロールできるため、極限の状態でも競技に集中しやすくなるんですね。
実は、素材としての空気は非常に優れた断熱材なんです。
しかも、水に濡れても保温性能が低下しにくいという強みも持っています。
このジャケットは、そんな空気の性質を最大限に活用した設計となっています。
これまでのように、衣服を重ね着して体温を調節するという方法を空気の層によって置き換えようとする、非常に新しい試みだと言えます。
ナイキのこのエアーの技術を振り返ると、1970年代のランニングシューズから始まり、その後、ナイキエアーマックスでその存在が可視化されました。
そして今回、この技術がついに、靴から衣類へと拡張されたわけです。
空気という見えない素材を設計の中心に据えたこのジャケットは、スポーツウェアの機能的イノベーションが新しい段階に入ったことを私たちに示してくれています。
荒野をスタジアムに書き換える:ACGポータブルスタジアム
続いて2つ目のデザインニュース、荒野をスタジアムに置き換える、ACGポータブルスタジアム。
続いて2つ目のプロダクトをご紹介します。
ナイキACGと広告代理店のアムステルダムベロリンが共同開発した、ACGオールコンディションズカップシステムです。
これは、ぜひ元のURLの方から写真を見ていただきたいのですが、写真の方ではオレンジの棒とか照明とかといったパーツがバーっと並べられたものがトップの画像となっています。
こちら何かといいますと、どれほど過酷な自然環境であってもサッカーを開催できるという驚きのポータブルスタジアムシステムです。
驚くべきはその緻密さで、なんと1677個もの部品で構成されており、荒野、雪山といった場所でも本格的な試合を行うことが可能です。
このポータブルシステムの中心となるのは、軽量なアルミニウム製のフレームとバルーン型の照明です。
これに加えて折り畳み式のゴール、そして観客席、照明設備などスタジアムに必要な要素がすべて揃っています。
しかもこれらのアイテムはすべて専用バッグに収納できて、人の手で運搬から設営、撤収までが行えるように設計されています。
凹凸のある地面や雪の上でもしっかり安定する構造も採用されているということで、実際に過酷な自然環境の中でコート、照明、観客席、そしてゴールといった設備を自分の手で設営できるセットということです。
照明も備わっておりますので、たとえ周囲が暗い環境であっても試合ができるようになっています。
面白いのは、観客席でアルミフレームと防水ファブリックを組み合わせた軽量な作りになっていて、観客自身が組み立てることを想定しています。
これにより、砂漠、雪山など、これまでスポーツ施設が存在しなかった場所が瞬時にスタジアムへと変わります。
また、このセット全体的に鮮やかなオレンジ色を使われていまして、ナイキACGラインを象徴する色であると同時に、悪天候の中でも高い視認性を確保するという機能も持っています。
このシステムはモジュール構造になっているため、サッカーだけではなく、テニスやバレーボールなど他のスポーツへの転用も可能です。
特定の場所に縛られないこの試みは、全天候、全地形という思想を実際のスポーツインフラとして見事に具現化したものだといえます。
雑談:スポーツの公平性と場所をめぐる考察
最後に、雑談といいますか、私の感想を少し。
スポーツの公平性と場所をめぐる考察。スポーツの話となると毎度情節になってしまうんですが、今回も少し雑談させてください。
今回のナイキの2つのプロダクト、デザインの美しさや技術の高さはもちろんですが、もう少し俯瞰して考えてみると、現代のスポーツがどこに向かおうとしているのか、非常に興味深い問いを投げかけている気がします。
まず、エアミラのジャケットについてですが、テクノロジーによって衣服の脱ぎ着という無駄を省き、人間にとって最適な環境をフェアラブルに構築しています。
これは確かに素晴らしい進化なんですが、同時に私たちが目指しているフェアな勝負とは何だったっけ、という疑問も湧いてきます。
本来、過酷な環境下でのコンディショニングや体温調整といったものもアスリートの技術や経験の一部だったはずです。
それをテクノロジーが肩代わりしたとき、私たちは身体能力の競い合いを見ているのか、それとも環境適用のインフラ性能を競っているのか、
その境界線が少し曖昧になっているようにも感じます。
そしてもう一つのポータブルスタジアム、これも本当に面白いですよね。
過酷な自然環境にスタジアムを建てる、スタジアムといっても実際にできるコートとその周りの観客席といった、
実際スタジアムと我々が聞いて想像するものよりは簡易なものではありますが、
こういった過酷な環境でスポーツをしようとするということは、
選手やスタッフは試合を始める前にそこへたどり着くだけで、すでに相当なスポーツを実施していて体力を使っているはずです。
例えば砂漠や雪山といった不平等な環境へ自ら向かい、ヘトヘトになりながらもそこでボールを蹴る。
これは近代スポーツが整備してきたフェアで公平で平らな競技場というものとは正反対のベクトルの楽しみ方ですよね。
そうなるとこのシステムを一体誰が使うのかという点も気になります。
人力で運べるとはいえ荒野のど真ん中にこのセットを持ち込むには高度なロジスティックスとかなりの体力が必要です。
もしかしたらヘリをチャーターして極地に降り立つセレブたちの究極の遊びのインフラになるのかもしれません。
あるいは既存の都市空間からあえて脱出してその不便さや摩擦そのものを楽しむ、新しい形のスポーツコミュニティの象徴なのかもしれません。
テクノロジーで環境をコントロールするジャケットと環境の過酷さをあえて楽しみに行くスタジアムセット。
この両極端なアプローチは、私たちがスポーツという行為に効率的な勝利を求めているのか、それとも生の体験の強度を求めているのか、その揺らぎを映し出しているようでとても興味深く感じました。
まとめと次回予告
ということで、ナイキがデザインするプロダクトニュースについてと雑談をお届けしました。
ぜひ次回のバルーンチャンネルもお楽しみに。
本日ご紹介した情報は、ポッドキャスト概要欄に詳細を記載しています。
また、メールマガジンへの登録ページも記載しているので、ぜひご購読いただけると嬉しいです。
ではまた次回のバルーンチャンネルでお会いしましょう。
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